#author("2024-09-12T20:30:43+09:00","","")
#author("2024-09-12T20:38:52+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・デスブルーム){荒廃と豊穣の決断};》 [#top] 

|荒廃と豊穣の決断 VR 闇/自然文明 (5)|
|呪文|
|自分のマナゾーンと墓地に合計8枚以上カードがあれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|▶自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。|
|▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する。|
|▶闇または自然の、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。|

[[DM23-RP1]]で登場した[[闇]]/[[自然]]の[[呪文]]。

自分の[[マナ]]と[[墓地]]に合計8枚以上[[カード]]があれば2[[コスト軽減]]される[[パーフェクト呪文]]。
2枚[[墓地肥やし]]と墓地からの[[マナブースト]]、全体[[パワー低下]]-1000、闇または自然の[[コスト]]3以下の[[クリーチャー]]1体のマナからの[[踏み倒し]]の3つの[[モード]]から2回選んで[[効果]]を使える。

[[名目コスト]]は5だが、3[[ターン]]目に呪文のマナブーストを使った後5マナに到達したとすると、その時点でマナと墓地にカードが6枚ある計算になる。
その状態で5マナ支払って[[唱える]]よりは、あと2枚の墓地肥やしを何とかして行った上で3マナで唱えたい。[[《天災 デドダム》]]から繋いだ場合にも同様のことが言える。

[[《フェアリー・Re:ライフ》]]から3ターン目に[[《キユリのASMラジオ》]]など適当な呪文を唱えた場合は、4ターン目にすでにカードが7枚ある。実際には《ASMラジオ》から踏み倒したクリーチャーが墓地肥やしを行っているなどの理由で8枚以上カードが溜まっていることもザラだろう。やはり基本はコスト3で唱え、名目コストの方は相手が[[墓地リセット]]を使ってきた時の保険と見なせそうである。

3つのモードの内、目玉となるのはコスト踏み倒しだろう。自身を3マナで唱えられるのにもかかわらず、コスト3以下のクリーチャーを2体出せるというのは決まれば強力。[[文明]]の制限はあるが[[進化クリーチャー]]も踏み倒すことができ、[[《絶望神サガ》]]など[[コンボ]]するクリーチャーも少なくない。

マナゾーンからという指定があるのが少し厄介で、ゲーム序盤は低コストのクリーチャーは[[マナチャージ]]したくないので、[[リソース]]が潤沢になってきた中盤以降に唱えると良いだろう。

-墓地からマナへのカードの移動のモードがコスト踏み倒しのモードより上にあるため、それ経由で踏み倒せる。ただし、踏み倒しモード2回選択で扱えるように、基本は唱える時点で2体の踏み倒し先をマナに確保しておきたい。

墓地肥やしとマナブーストのモードは[[《神秘の石柱》]]のカードを置くゾーンを入れ替えたような効果。

事前に別のカードを使って墓地のカードを増やしていればその中からマナに置くカードを選べるため、あちらより少しだけ好きなカードをマナに用意しやすい。特定のカードをマナに用意する目的や、踏み倒しのモードの下準備で使うのが良いだろう。
また、このマナ加速は[[アンタップイン]]なので、コスト軽減をした上で選択を重複させることで実質1マナで唱えることができる。墓地肥やし付きの[[《再誕の社》]]のように扱えるだろう。

-コスト軽減抜きに、手打ち5マナ2ブースト呪文として使っても実用範囲内とはいえ、それ一本の運用なら[[手札補充]]と[[パワー低下]]が合わさった[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]がライバルになり得る。
また、シンプルに3ターン目のマナ加速として使えた[[《神秘の石柱》]]に比べ、こちらは3マナで唱えるためには「マナゾーンと墓地で合計8枚以上=潤沢な状態である」必要があり、初動としては考えられない。

[[パワー低下]]のモードはかなり貧弱と言わざるを得ない。

[[《ローズ・キャッスル》]]の変遷を見ても分かる通り、-1000は変化量が少なすぎて環境によって使い勝手が左右される。2回重複させても-2000と[[ウィニー]]しか破壊できない。仮に容易に3ターン目に唱えられる軽減条件なら[[《異端流し オニカマス》]]対策に使えただろう。
一応[[《極楽鳥》]]や[[《桜風妖精ステップル》]]は射程距離に入るため、[[【青黒緑オービーメイカー】]]への牽制にはなるか。[[【我我我ブランド】]]にも間に合えば2回選択で[[全体除去]]として使えるかもしれない。

-パワー低下と踏み倒しを選択した状態でパワー低下によって[[コスト踏み倒しメタ]]を除去することができれば、メタの影響を受けずに踏み倒しを行える。
しかし、パワー1000のメタクリーチャーは登場時点では[[《キャディ・ビートル》]]程度しかなく非実用的。実際にこの[[プレイング]]をしてメタクリーチャーを破壊しつつコスト踏み倒しする場面は、他のカードでさらにパワー低下でもしていない限り起こらないだろう。

総じて、マナゾーンの扱いに長けた万能呪文である。
中盤でこの呪文を何度も唱えられれば、デッキの回転力を大いに向上させられるだろう。

**他のカード・デッキとの相性 [#kb41c9d5]
-[[《フェアリー・ライフ》]]→[[《ブラッディ・クロス》]]や[[《フェアリー・ライフ》]]→[[《ダーク・ライフ》]]から繋ぐと3ターン目に唱えられる。

-マナゾーンの枚数を見るカードと相性が良い。例えば《荒廃と豊穣の決断》→[[《セブンス・タワー》]]と使ってアンタップマナを残しつつ素早く10マナ以上に到達したり、《荒廃と豊穣の決断》→[[《幻緑の双月/母なる星域》]]で踏み倒し範囲を拡大したりできる。マナゾーンと墓地に合計8枚以上カードがある状態からさらにマナ加速する意味を見出してくれる。

-同弾の[[《グ:ルナグーシ》]]は墓地の枚数を最低5枚にキープできるため相性が良い。マナゾーンにカードが3枚以上あればこのカードをコスト軽減して唱えられる。

**環境において [#z31c5b81]
[[青黒緑]]基盤の[[デッキ]]に使われることがあるが、[[メタカード]]に弱いため採用は稀。

**その他 [#x6432d1a]
-自身を唱えるコストと同コストのクリーチャー2体を踏み倒せるという部分だけ抜き出して見ると[[《生命と大地と轟破の決断》]]によく似ている。[[文明]]が同じなら[[下位種]]と呼べた効果である。

--[[マナ加速]]に関しては[[墓地]]から好きなカードを選んだ上に、アンタップインで置ける点であちらを上回っている。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DMRP-22]]以降に登場した、[[友好色]]または[[敵対色]]2色な[[パーフェクト呪文]][[サイクル]](数字は登場順)。条件付きで自身の[[マナコスト]]を軽くするまたは変更・免除できる能力を持つ。
[[DMRP-22]]以降に登場した、[[友好色]]または[[敵対色]]2色な[[パーフェクト呪文]][[サイクル]](数字は登場順)。条件付きで自身の[[マナコスト]]を[[コスト軽減]]するまたは免除(=[[S・トリガー]]付与)、あるいは[[代替コスト]]で唱えることができる能力も持つ。
+[[《闘争と成長の決断》]]
+[[《邪杯と魔術の決断》]]
+[[《熱線と照射の決断》]]
+''《荒廃と豊穣の決断》''
+[[《幻想と伝承の決断》]]
+[[《禁呪と聖句の決断》]]
+[[《氷柱と炎弧の決断》]]
+[[《百威と族絆の決断》]]
+[[《理想と平和の決断》]]
+[[《鬼火と魍魎の決断》]]

**関連カード [#card]
-[[《生命と大地と轟破の決断》]]
-[[《再誕の社》]]
-[[《神秘の石柱》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]([[シークレットカード]])

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-RP1]]&br;'''その花は、滅びゆく[[大地>マナ]]に咲くという。'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」>DM23-RP1]](8/74)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[コスト軽減]]
-[[モード]]
-[[墓地肥やし]]
-[[マナブースト]]
-[[パワー低下]]
-[[コスト踏み倒し]]

-[[パーフェクト呪文]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.自分のマナゾーンと墓地に合計8枚カードがあり、その中に''《荒廃と豊穣の決断》''が含まれている状況です。&br;自分がその''《荒廃と豊穣の決断》''を唱える場合、支払うコストは2少なくなりますか?
A.はい、支払うコストは2少なくなります。カードの使用を宣言した時点で、''《荒廃と豊穣の決断》''を含めた墓地のカードの枚数が8枚あるためです。
#region2(([[総合ルール]] [[601.1a>総合ルール本文#rule601_1a]])){{
:601.1a |プレイヤーは、使用する条件の変更も含め、カードを使うことを宣言します。マナコストを増減させる効果がある場合は、この時点で適用する効果を決定します。使用条件を変更する効果や、マナコストを増減させる効果によって、その使うカード自身がゾーンを移動する必要がある場合、その効果は使用できません。また、効果の適用に必要な処理を実行できない場合や、別の効果を先に適用することによって効果の適用に必要な処理を実行できなくなる場合も、その効果は使用できません。&br;例 : 《"逆悪襲"ブランド》のG・G・Gを適用したい場合、カードの使用を宣言した時点で、《"逆悪襲"ブランド》も含めた手札の枚数が1枚以下である必要があります。&br;例2: 自分のクリーチャーがいない状況でフシギバースを適用することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43065]](2023.4.21)

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