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荒廃と豊穣の決断 VR 闇/自然文明 (5) |
呪文 |
自分のマナゾーンと墓地に合計8枚以上カードがあれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。 |
▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する。 |
▶闇または自然の、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。 |
自分のマナと墓地に合計8枚以上カードがあれば2コスト軽減されるパーフェクト呪文。
2枚墓地肥やしと墓地からのマナブースト、全体パワー低下-1000、闇または自然のコスト3以下のクリーチャー1体のマナからの踏み倒しの3つのモードから2回選んで効果を使える。
名目コストは5だが、3ターン目に呪文のマナブーストを使った後5マナに到達したとすると、その時点でマナと墓地にカードが6枚ある計算になる。
その状態で5マナ支払って唱えるよりは、あと2枚の墓地肥やしを何とかして行った上で3マナで唱えたい。《天災 デドダム》から繋いだ場合にも同様のことが言える。
《フェアリー・Re:ライフ》から3ターン目に《キユリのASMラジオ》など適当な呪文を唱えた場合は、4ターン目にすでにカードが7枚ある。実際には《ASMラジオ》から踏み倒したクリーチャーが墓地肥やしを行っているなどの理由で8枚以上カードが溜まっていることもザラだろう。やはり基本はコスト3で唱え、名目コストの方は相手が墓地リセットを使ってきた時の保険と見なせそうである。
3つのモードの内、目玉となるのはコスト踏み倒しだろう。自身を3マナで唱えられるのにもかかわらず、コスト3以下のクリーチャーを2体出せるというのは決まれば強力。文明の制限はあるが進化クリーチャーも踏み倒すことができ、《絶望神サガ》などコンボするクリーチャーも少なくない。
マナゾーンからという指定があるのが少し厄介で、ゲーム序盤は低コストのクリーチャーはマナチャージしたくないので、リソースが潤沢になってきた中盤以降に唱えると良いだろう。
墓地肥やしとマナブーストのモードは《神秘の石柱》のカードを置くゾーンを入れ替えたような効果。
事前に別のカードを使って墓地のカードを増やしていればその中からマナに置くカードを選べるため、あちらより少しだけ好きなカードをマナに用意しやすい。特定のカードをマナに用意する目的や、踏み倒しのモードの下準備で使うのが良いだろう。
また、このマナ加速はアンタップインなので、コスト軽減をした上で選択を重複させることで実質1マナで唱えることができる。墓地肥やし付きの《再誕の社》のように扱えるだろう。
パワー低下のモードはかなり貧弱と言わざるを得ない。
《ローズ・キャッスル》の変遷を見ても分かる通り、-1000は変化量が少なすぎて環境によって使い勝手が左右される。2回重複させても-2000とウィニーしか破壊できない。仮に容易に3ターン目に唱えられる軽減条件なら《異端流し オニカマス》対策に使えただろう。
一応《極楽鳥》や《桜風妖精ステップル》は射程距離に入るため、【青黒緑オービーメイカー】への牽制にはなるか。【我我我ブランド】にも間に合えば2回選択で全体除去として使えるかもしれない。
総じて、マナゾーンの扱いに長けた万能呪文である。
中盤でこの呪文を何度も唱えられれば、デッキの回転力を大いに向上させられるだろう。
青黒緑基盤のデッキに使われることがあるが、メタカードに弱いため採用は稀。
DMRP-22以降に登場した、友好色または敵対色2色なパーフェクト呪文サイクル(数字は登場順)。条件付きで自身のマナコストをコスト軽減するまたは免除(=S・トリガー付与)、あるいは代替コストで唱えることができる能力も持つ。
Q.自分のマナゾーンと墓地に合計8枚カードがあり、その中に《荒廃と豊穣の決断》が含まれている状況です。
自分がその《荒廃と豊穣の決断》を唱える場合、支払うコストは2少なくなりますか?
A.はい、支払うコストは2少なくなります。カードの使用を宣言した時点で、《荒廃と豊穣の決断》を含めた墓地のカードの枚数が8枚あるためです。
(総合ルール 601.1a) 引用元(2023.4.21)