#author("2023-11-28T21:56:31+09:00","","") #author("2024-11-04T11:12:18+09:00","","") *《&ruby(そうしんりゅう){蒼神龍};スペル・サモニオン》 [#v58f6951] |蒼神龍スペル・サモニオン VR 水文明 (7)| |クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/オリジン 7000| |このクリーチャーが攻撃する時、各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが両方呪文で、コストが異なる場合、コストの大きい呪文を表向きにしたプレイヤーがコストを支払わずに唱えてもよい。表向きにしたカードが両方クリーチャーで、パワーが異なる場合、パワーの大きいクリーチャーを表向きにしたプレイヤーがコストを支払わずに召喚してもよい。| |W・ブレイカー| [[DM-33]]で登場した[[ポセイディア・ドラゴン]]/[[オリジン]]。 [[アタックトリガー]]で両[[プレイヤー]]に[[山札の上]]を公開させ、両方[[呪文]]なら[[コスト]]の高い側が、両方[[クリーチャー]]なら[[パワー]]の高い側がそれぞれ[[表向き]]にした[[カード]]を[[プレイ]]できるという[[能力]]を持つ。 両者の[[カードタイプ]]が違う場合・[[クリーチャー]]や[[呪文]]以外の場合・[[コスト]]や[[パワー]]が同じ場合は何も起こらない。 他の[[コスト踏み倒し]]と比較した場合、よくある[[コスト]]上限や[[文明]]・[[進化]]の縛りは一切ない上に[[クリーチャー]]と[[呪文]]両方に対応しているため、自由度が非常に高い。反面、条件に相手の[[山札の上]]も含まれているため、あまりにも高い不発の可能性を孕んでいる。更には、単に不発になるかもしれないだけでなく、相手に大規模な[[コスト踏み倒し]]を許す恐れすらある。 これらから、他の[[コスト踏み倒し]]とは一線を画すようなギャンブル性の高さが挙げられる。元来、この手の[[コスト踏み倒し]]にはギャンブル性がつきものだが、この[[カード]]の場合はそれ以外の要因でさらに高まってしまっているのだ。総じてハイリスク・ハイリターンの一言に尽きる。 また、[[アタックトリガー]]しか持たないゆえの即効性のなさも気になるところ。 このように確実性が著しく低いため、実際に使うには自分・相手の[[山札操作]]がほぼ必須となる。元よりこの手の[[コスト踏み倒し]]と[[山札操作]]は相性がいいが、それに加えてこの[[カード]]の場合は相手の[[山札の上]]も重要という特異さがあるからだ。ただしこのことが運用上の手間の大きさにも繋がってしまっている。 一応、単に[[ファッティ]]の[[コスト踏み倒し]]をするなら、それらの採用率を高めつつ相手のみの[[山札操作]]を行うだけでもある程度の活躍が期待できる。しかしそのような場合は下準備の不要な[[【連ドラ】]]や[[【ミステリー・キューブ】]]などで事足りるため、それらの劣化版にしかならない。 一方でそれらにない利点として、[[クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]]が「[[召喚]]」であることが挙げられる。よって「手間はかかるものの[[召喚]]限定の[[cip]]の発動が可能」といった、独自の強みを活かす必要がある。狙うならやはり、その中でも特に強烈な[[cip]]を持つ[[ゼニス]]や[[《正体不明》]]、[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]、[[《夢の変形 デュエランド》]]などか。 これらを踏まえるとやはり[[山札操作]]が重要となる。ただし自分だけでなく相手の[[山札の上]]にも干渉する必要があるため、通常の[[コスト踏み倒し]]系[[デッキ]]とは異なる[[山札操作]]が要求される。例えば[[《ガード・ビジョン》]]や[[《ラグーン・マーメイド》]]のようなプレイヤーを問わないものだったり、[[《コーライル》]]や[[《封魔アドラク》]]といった妨害を兼ねているものが挙げられる。 [[コスト踏み倒し]]の扱いづらさは[[呪文]]の場合にむしろ顕著で、というのも[[カードプール]]の増加に伴い、[[文明]]は問うものの[[コスト]]は問わないようなケースが増えつつあるからだ。そのため、自由度の高さを活かして[[インビンシブル呪文]]のような超重量級を採用する場合でも、その内の1枚に限定すればより手軽な[[カード]]が他に存在する場合が少なくない。現に例えば[[《インビンシブル・フォートレス》]]は[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]、[[《インビンシブル・アビス》]]は[[《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》]]でそれぞれ[[唱え>唱える]]られる。このような[[呪文]]は1枚でも絶大な効力を発揮するものも少なくないため、より一層この[[カード]]で[[唱える]]利点が少なくなってしまう。 差別化を図るのなら、「この[[カード]]1枚で[[クリーチャー]]にも対応している点」、そして「[[呪文]]に一切の縛りがない点」を活かす必要がある。要するに[[クリーチャー]]や複数の超重量[[呪文]]を採用し、他にはない多様さを活かす必要があるということ。 総じて、とても面白い[[能力]]だがクセが強く、上級者向けの[[カード]]と言える。 そのあまりにも不安定な[[アタックトリガー]]のため、最大限に活かすには[[山札操作]]がほぼ必須。しかしながら自由度は類を見ない程に高く、それを踏まえ多様な選択肢を活かす必要がある。使いこなす難易度と同時にその独自性も非常に高い、プレイヤーの腕が試される1枚と言えよう。 -[[表向き]]にされた[[カード]]を[[プレイ]]できなかった、あるいはしなかった場合は、[[山札]]の一番上にとどまる。 -先述の通り、[[クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]]は「バトルゾーンに出す」ではなく「召喚」である。そのため[[ゼニス]]などが持つ[[召喚]]限定の[[cip]]を誘発させることができる一方で、[[《聖霊王アルファディオス》]]などの「[[召喚]]に対する制約」を受けてしまう。ただし[[《異端流し オニカマス》]]といった一部の[[コスト踏み倒しメタ]]には引っかからないため、メリットかどうかはケースバイケースといったところ。 -[[《天雷王機ジョバンニX世》]]が現役の頃は[[《ガード・ビジョン》]]2枚で毎[[ターン]]ほぼ確実にコスト踏み倒しできた。 //1枚でも出来ないことはないが、[[山札の上]]を記憶するのに気を取られてそのまま負けてしまっては本末転倒。この[[カード]]を[[フィニッシャー]]に[[《偶発と弾幕の要塞》]]や[[《ブラッディ・クロス》]]を用いた[[コントロール]][[デッキ]]を作ってみるのも面白いかもしれない。 -相手の[[山札の上]]が[[呪文]]と[[クリーチャー]]のいずれかでなければ、こちらの[[山札の上]]の[[カードタイプ]]に関わらず不発となってしまう。[[カードタイプ]]を指定する[[能力]]は[[カードプール]]の増加による特定の[[カードタイプ]]の採用率の変化の影響を大きく受けるが、この[[カード]]も類に漏れない。とはいえ、[[デュエル・マスターズ]]誕生時から存在する主要なものを指定しているため、比較すると影響は少ない部類と言える。 -[[デュエル・マスターズ公式HP]]のQ&Aコーナーのこの[[カード]]のルール解説の記事には、「[[クリーチャー]]のほうが[[コスト]]が大きい」と二度書かれているが、&color(red){コストを参照するのはあくまで呪文であって、クリーチャーの場合は''実際に参照するのはパワーである''。};参照する値が違っており紛らわしいので、間違えないようにしたい。 -[[ツインパクト]]は一部例外を除き[[クリーチャー]]でも[[呪文]]でもあるため相性が良い。ただし[[コスト]]は[[クリーチャー]]と[[呪文]]それぞれのものとなっており、[[呪文]]として比較する際に[[クリーチャー]]側の[[コスト]]を参照するといったことは''できない''ので注意。また、[[テキスト]]で「[[唱え>唱える]]」「[[召喚]]」と指定されているため、例えば[[呪文]]側の[[コスト]]を比較して勝ったのに[[クリーチャー]]側を使う、といったことも''できない''。 --[[ツインパクト]]同士で比較する際は、まず初めに[[呪文]]側の[[コスト]]と[[クリーチャー]]としての[[パワー]]の2種類の比較の両方を行う。この結果によって処理が変わってくる。&br;両方で上回った場合、どちらか好きな方を使うことができる。本来は両方とも使える権利があるが、[[呪文]]を使ってしまうと元の場所から移動してしまうため、[[クリーチャー]]として参照することができなくなる。そのため、実際にはどちらかしか使うことができない。この点は[[ツインパクト]]の[[カード]]を使う際の基本的なルールと同様である。&br;[[呪文]]側と[[クリーチャー]]側のどちらかが同じ値となった場合でも、もう片方で勝ったプレイヤーはそちらを使うことができる。&br;一方で、[[呪文]]側と[[クリーチャー]]側で勝ったプレイヤーが''それぞれ異なった場合、それぞれが勝った方を使うことができる''。この場合だけやや特殊なので注意。 -両[[プレイヤー]]が[[山札の上]]の[[カード]]を比べて勝敗を決めるという[[能力]]は、後の[[ガチンコ・ジャッジ]]に通ずるものがある。 -[[呪文]]に影響する[[能力]]を含むこと、[[種族]]、名前に含まれる「スペル」から、[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]がモチーフだと思われる。また、「サモニオン」は「[[召喚]]」を表す「summon」から取られたのだろう。 -[[《蒼狼スペルギア・ファントム》]]とイラストの構図が似ている。[[アタックトリガー]]で2種類の[[カードタイプ]]に干渉する[[能力]]を持つ点でも一致している。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#l5ed4f9b] |蒼神龍スペル・サモニオン VR 水文明 (7)| |クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/オリジン 7000| |攻撃する時、各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を表向きにする。それらのカードが同じカードタイプなら、自分の公開したカードを使う。その後、使わなかったカードを持ち主の手札に加える。| |W・ブレイカー| [[DMPP-12]]で実装。[[アタックトリガー]]が改変を受けた。 TCG版では[[クリーチャー]]を[[無料>コスト踏み倒し]]で[[召喚]]するか[[呪文]]を[[無料>コスト踏み倒し]]で[[唱える]]ことしかできなかったが、[[クリーチャー]]や[[呪文]]に限らず[[クロスギア]]や[[城]]のほか、将来デュエプレに実装されるであろうあらゆる[[カードタイプ]]が[[コスト踏み倒し]]の対象になった。 また捲れた[[カード]]の[[マナコスト]]や[[パワー]]を問わずに[[コスト踏み倒し]]できるようになった。 さらに、TCG版では相手の[[カード]]の[[コスト踏み倒し]]を許してしまう恐れもあったが、こちらでは《サモニオン》の持ち主だけが[[コスト踏み倒し]]できるようになった。 総じてギャンブル性が弱まり、比較的高確率かつ安全に自分の[[カード]]を踏み倒せるようになっている。 一方で、TCG版ではそのままにしていた捲れた[[カード]]は[[手札]]に加えるようになった。つまり自分は失敗しても最低限の[[手札補充]]はできるようになったが、相手が確定で[[手札補充]]できるようにもなってしまった。 前者は嬉しいものの後者は致命的で、これは返しの[[ターン]]での相手の択を増やしてしまうことになり、現状基本的に[[デメリット]]にしかならない。失敗時の保険を得た代償として考えても釣り合わない程の[[ディスアドバンテージ]]である。そのため、失敗時の危険性やギャンブル性が減ってはいるが、できることなら悠長に構えず素早く勝負を決したいところ。 ただ[[手札補充]]が強制であることから、将来の[[カードプール]]によってはなんらかの[[ライブラリアウト]]系[[デッキ]]の核となる可能性もあるかもしれない。 [[カード]]を[[使う]]のは強制になってしまった。基本的に問題となる場面はそうないと思われるが、留意しておくといいだろう。 -デュエプレで初となる、「カードを使う」能力を持つカードである。 --本来なら「コストを支払わずに使う」という[[テキスト]]である必要がある。[[マナコスト]]は言及がない限りカードをプレイする際に必須であり、単に「使う」だと[[ギャラクシールド]]や[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]の通り、マナコストに関しては言及されていないことになる。そうすると必然的にプレイする際に付随してマナコストを支払う必要性があり、結果、この記述は「コストを支払ってプレイする」意味合いになるので、[[アタックトリガー]]の最中のタイミングでマナを支払うことになってしまう((デュエプレの仕様上でも、例えば[[O・ドライブ]]を持つ呪文は[[メインステップ]]以外のタイミングでマナを支払うことができる。))。デュエプレ独自の記述方法といったわけではなく、他の[[カード]]ではしっかり「コストを支払わずに」の記述があるため、単なるミスであると考えられる。 -[[カードタイプ]]の参照の際、[[特殊タイプ]]は含まない点に注意が必要。 --例えばデュエプレのカードリストでは「カードタイプ:[[進化クリーチャー]]」といった表記法だが、これは後にTCG版で登場した[[《ルナ・デイブレイクΣ》]]と同様に「[[進化]]という[[特殊タイプ]]を持つ、[[カードタイプ]]は[[クリーチャー]]のカード」として扱われる。そのため例として「クリーチャーと進化クリーチャー」が表向きになった場合、条件を満たしているので自分はカードを使うことになる。 //-相手が[[《五元の精霊プラチナム》]]の能力でゲームに負けない状態で、山札が0枚の時にこのクリーチャーで攻撃すると、相手は山札ではなく''マナゾーンを参照する''バグがある。 //サモニオンだけのバグではないのでCO -TCG版と比べ[[フレーバーテキスト]]が追加され、[[DMPP-12]]での[[水]][[文明]]の様子が描かれている。 --「海底都市''ホ''ムー・アムリタ」は[[2009年月刊コロコロコミック7月号付録である「デュエル・マスターズ 神VS5大文明ワールド激戦MAPポスター」>https://corocoro.jp/299055/]]に描かれた「海底都市ムー・アメリタ」の誤植と見られる。 しかしなんと2023年10月時点のデュエプレ公式サイトのカードリストでは、このカードのフレーバーテキストにはしっかりと「海底都市ムー・ア''ム''リタ」と書かれている。まさかの三者三様、一体どれが正しいのだろうか…。 **関連カード [#ibc9cee8] -[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]] **[[フレーバーテキスト]] [#y8894856] -[[DMPP-12]]&br;'''[[古>オリジン]]の水の軍は、[[アーク]]の力で[[サイバーロード]]を乗っ取り、[[水]][[文明]]の誇る海底都市ホムー・アムリタを強襲。瞬く間に[[グレートメカオー]]を制圧し、[[オリジン]]の拠点に塗り替えてしまった。''' **収録セット [#j504cdcb] ***[[デュエル・マスターズ]] [#a5d85f8d] -illus.[[Norikatsu Miyoshi]] --[[DM-33 「神化編 第2弾 太陽の龍王(ライジング・ドラゴン)」>DM-33]](2/55) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ped3a4dd] -CV:[[夏谷美希]] -illus.[[Norikatsu Miyoshi]] --[[DMPP-12 「太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-」>DMPP-12]] **参考 [#xe481b86] -[[ポセイディア・ドラゴン]] -[[オリジン]] -[[アタックトリガー]] -[[山札の上]] -[[表向き]] -[[呪文]] -[[コスト]] -[[コスト踏み倒し]] -[[唱える]] -[[クリーチャー]] -[[パワー]] -[[召喚]] -[[W・ブレイカー]] &tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト7,ポセイディア・ドラゴン,ドラゴン,オリジン,パワー7000,アタックトリガー,異なるコスト,呪文サポート,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (召喚扱い),W・ブレイカー,・,終音「ん」,VR,ベリーレア,Norikatsu Miyoshi,クリーチャー (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),ポセイディア・ドラゴン (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),オリジン (デュエプレ),パワー7000 (デュエプレ),アタックトリガー (デュエプレ),同じカードタイプ (デュエプレ),使う (デュエプレ),コスト踏み倒し (デュエプレ),手札補充 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),・ (デュエプレ),終音「ん」 (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),Norikatsu 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