#author("2024-11-08T01:19:53+09:00","","")
#author("2024-11-08T01:27:36+09:00","","")
*《&ruby(ちょうじげん){超次元};バイス・ホール》 [#f25343ed]

|超次元バイス・ホール UC 闇文明 (6)|
|呪文|
|相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。|
|次のうちいずれかひとつを選ぶ。|
|►自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。|
|►コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。|

[[DM-37]]で登場した[[闇]]の[[超次元]][[呪文]]。

[[《マインド・リセット》]]が内蔵されており、相手の[[呪文]]を落としつつ[[サイキック・クリーチャー]]を呼ぶことができる。出した[[サイキック・クリーチャー]]が呪文により[[除去]]されにくくなっている他、仮に呪文が無く[[ハンデス]]が出来ずとも相手の[[手札]]の状況に合わせて的確な[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出せる。

特筆すべきは出せる[[サイキック・クリーチャー]]の範囲の広さである。
定番の6コスト[[サイキック・クリーチャー]]の他、[[闇]]ならば10[[コスト]]まで出すことができ、[[《時空の封殺ディアス Z》]]や[[《時空の邪眼ロマノフZ》]]を出す際には重宝される。
また[[《時空の喧嘩屋キル》]]を2体出したり、[[マナ回収]]の[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]や[[マナブースト]]の[[《魂の大番長「四つ牙」》]]を出すことも可能であり、かなり器用な動きができる。現代では[[《エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANG PARADE!》]]の構成パーツ、[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]]など優秀な小型も増加しており、相手の盤面や[[手札]]に合わせて様々な動きが可能。

総じて、二つの[[効果]]が上手くかみ合っており、対応力が非常に高い[[超次元]][[呪文]]である。[[コスト]]が6と若干重いが、[[コスト]]10の[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出す呪文としては最も軽く、[[《邪眼教皇ロマノフII世》]]や[[《聖霊左神ジャスティス》]]など多くのクリーチャーによって踏み倒せる範囲であり、それほど不便はしないだろう。

環境においては、[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]を最も[[軽い]][[コスト]]で出せる[[超次元]][[呪文]]であることが評価され大いに活躍した。[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]の[[クリーチャー]]限定[[アンタッチャブル]](=[[呪文]]には選ばれる)と、この[[カード]]の効果が上手く噛み合っているためである。また、相手に先んじてこの呪文を唱えることで相手の[[超次元]][[呪文]]を[[ハンデス]]出来る事が、[[超次元]]を中心とした環境では非常に有利に働いたことも大きい。
しかしその強力さ故に、2011年6月24日に、同年7月23日から施行される[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]とともに指定された。


[[闇]]入りの[[【超次元コントロール】]]を中心に様々な[[デッキ]]で利用されていたが、2014年3月15日にて[[プレミアム殿堂]]に指定されることが決まった。[[殿堂入り]]を経由しない[[プレミアム殿堂]][[カード]]としては[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]、[[《フューチャー・スラッシュ》]]、[[《アクア・パトロール》]]に続き4枚目である。これに伴って[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]は解除された。

内蔵されている[[《マインド・リセット》]]の方は呪文が無ければ腐る事からあまり評価が高くなく[[《ゴースト・タッチ》]]に枠を押しのけられがちな呪文であったにもかかわらず、こちらがプレミアム殿堂入りにまでなったのも「呼んだ[[サイキック・クリーチャー]]に対する[[除去]]呪文をあらかじめ排除出来る」という[[シナジー]]、「[[超次元]]環境では超次元呪文が多く採用されるため腐りにくかった」という環境によるものであり、カードの性能は単純な[[コスト論]]では測れない好例と言えるだろう。

[[DMEX-17]]でこちらの[[調整版]]のような性能を持つ[[《超次元ジェニー・ホール》]]が登場。[[ハンデス]]効果が相手に選ばせるものとなり、それが出来ない時自分が2枚[[ドロー]]となっている。
[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出せる範囲が《バイス・ホール》と全く同じであったこちらがあまり活躍しなかったこと、また[[サイキック]]の優位性の低下を踏まえてか、2022年7月1日付で[[殿堂入り]]に降格。これにより実に10年ぶりに[[殿堂レギュレーション]]でかつての相方であった[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]やそれとほぼ同型再販に近い[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]との共演が叶うこととなった。

その後の実績は皆無に等しかったため、2024年3月11日付で[[殿堂解除]]。
また、[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]、[[プレミアム殿堂コンビ]]、[[殿堂解除]]とデュエマにおける全ての規制を経験している。これは[[《爆熱DX バトライ武神》]]に続いて2枚目。


-[[デュエチューブ]]でのこの改訂の公式発表の際に《バイス・ホール》は「かつて全国大会予選の直前にこのカードを奪い合う争奪戦があったと云う」と説明されたが、これは[[《超次元ガード・ホール》]]の話。公認大会参加賞パックに先行収録された《ガード・ホール》も件の予選では使えたためであり、《バイス・ホール》に奪い合いは起こらない筈である。

-代表的な呼び出し先には以下がある。

**コスト10以下の闇サイキック・クリーチャー [#z17af3c5]
|[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]|定番。上述の通り最高の相性を誇る|
|[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]|クリーチャーアンタッチャブルと呪文ハンデスが噛み合っているブロッカー。|
|[[《時空の封殺ディアス Z》]]|[[殲滅返霊]]持ちの[[フィニッシャー]]|
|[[《時空の邪眼ロマノフZ》]]|[[覚醒]]すると[[墓地]]から[[呪文]]を撃てる|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[スピードアタッカー]]の[[アンタップキラー]]|
|[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[タップ]]された敵獣を[[破壊]]|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手マナを[[タップイン]]|
|[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]|毎ターン小型を[[リアニメイト]]|
|[[《激相撲!ツッパリキシ》]]|[[パンプアップ]]|
|[[《サンダー・ティーガー》]]|パワー低下|
|[[《時空の脅威スヴァ》]]|[[ブロッカー]]|
|[[《シルバー・ヴォルグ》]]|~|
|[[《時空の鼓動 ブラックX》]]|~|
|[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]|パワー13000の[[ドラゴン]]|
|[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]|相手1体のパワーを-9000させる[[進化サイキック・クリーチャー]]|
|[[《ヴォルグ・サンダー》]]☒|[[墓地肥やし]]か[[ライブラリアウト]]促進|
|[[《勝利のヴォルグ・サンダー》]]|相手の[[コスト踏み倒し]]で[[ハンデス]]|
|[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]]|[[スピードアタッカー]]|
|[[《鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》]]|[[アタックトリガー]]で1枚[[ハンデス]]|
|[[《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》]]|[[可能であればブロックする]][[デメリット]]を[[付与]]|

**コスト6以下のサイキック・クリーチャー [#o56b8836]
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|定番。2体撒けば計4打点に|
|[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|その名の通り[[アンタッチャブル]]|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|相手[[クリーチャー]]1体の[[攻撃]]、[[ブロック]]を封じる|
|[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|ターン終了時に[[マナ回収]]|
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|ターンのはじめに[[マナブースト]]|
|[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]|キルと同時に出して即[[覚醒]]の[[コンボ]]が可能|
|[[《流星のフォーエバー・カイザー》]]|[[サイキック・クリーチャー]]の[[攻撃]]を封じる|
|[[《時空の鬼若コーシロウ》]]|[[覚醒]]すると[[マナゾーン]]から踏み倒し|
|[[《ブーストグレンオー》]]|相手[[クリーチャー]]を破壊。|
|[[《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》]]|3回目の攻撃時にアンタップ|
|[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]|相手1体を[[フリーズ]]させる[[進化サイキック・クリーチャー]]|
|[[《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》]]|[[マッハファイター]]|
|[[《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》]]|[[ブロッカー]]|

----
-5[[コスト]][[超次元]][[呪文]]を見ていると勘違いしやすいが、合計[[コスト]]が6以下になるように''2体まで''しか選べない。2[[コスト]]の[[サイキック・クリーチャー]]を3体出すことはできない。

-この[[呪文]]を使い[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]→[[《時空の喧嘩屋キル》]]の順番で[[サイキック・クリーチャー]]を出すことで(逆ではヤヌスが覚醒しないので注意)、疑似[[スピードアタッカー]]を2体用意できる。キルが[[バトルゾーン]]に出たことでシンカイヤヌスが[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]に[[覚醒]]、[[召喚酔い]]が解除されたのちヤヌスグレンオーの[[能力]]で自分の[[クリーチャー]]1体を[[スピードアタッカー]]にできるためである。この[[コンボ]]は[[キルヤヌス]]と呼ばれ、この[[呪文]]が入ったデッキではしばしば利用されていた。

-[[《邪神M・ロマノフ》]]の[[能力]]で[[唱える]]ことが可能。[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]などを1[[ターン]]でも早く出したい場合には悪くない選択肢である。

-一発で[[プレミアム殿堂]]となった原因として、[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]のほぼ[[同型再販]]として、のちに[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]のリリースが控えていたことが挙げられる。[[同型再販]]が出るたびに[[プレミアム殿堂コンビ]]をいちいち設定するのは、あまり望ましくないとの判断であったのだろう。

-[[プレミアム殿堂]]に指定される以前は、[[《「呪」の頂 サスペンス》]]や[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]で相手の《バイス・ホール》を唱えれば一応[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]を出すことができた。

-[[殿堂解除]]されたカードでは初となる単体で[[ハンデス]]出来るカードである。
--単体でなければ[[cip]]でハンデスが可能な[[《龍魂宮殿 ブラックロ》]]を出せる[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]が[[殿堂解除]]されていた。

-[[覚醒編]]の[[超次元]][[呪文]]では[[プロモーション・カード]]以外での[[再録]]がなく、年を重ねるにつれ複数枚入手するのが難しくなっていった。[[殿堂入り]]に降格した為、今後の再録に期待される。

-イラストに描かれているのは[[《時空の封殺ディアス Z》]]。[[効果]]の範囲から[[《時空の封殺ディアス Z》]]を呼び出すために作られた[[カード]]だということが見て取れる。[[イラストレーター]]も同じ[[Yuichi Maekawa]]氏。

-漫画「SX」では[[アダム]]が[[勝舞>切札 勝舞]]戦で使用。勝舞の[[手札]]を1枚捨てさせ、[[《時空の封殺ディアス Z》]]を呼び出したが、次のターン、勝舞が前のターンに[[《レッピ・アイニー》]]の能力で手札に加えていた[[《超次元ストーム・ホール》]]を唱えられ、[[《時空の神風ストーム・カイザー XX》]]を呼び出された。何故捨てさせなかったのだろうか。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#b1a24a25]

|超次元バイス・ホール VIC 闇文明 (6)|
|呪文|
|ビクトリーアイコン|
|相手の手札から最もコストが大きい呪文1枚を捨てさせる。(複数あるならランダムに1枚)|
|次のうちいずれかひとつを選ぶ。|
|►自分の超次元ゾーンからサイキック・クリーチャーを2枚まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。|
|►自分の超次元ゾーンからコスト10以下の闇のサイキック・クリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。|

[[DMPB-04]]で実装。[[ビクトリー]]になった。それに伴い[[ビクトリーアイコン]]を獲得した。
入手することで[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]/[[《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]]が特典として付いてくる。

[[ピーピング]]は削除され、呪文[[ハンデス]]は最大コストのカードを自動で捨てさせるようになった。

-[[シークレット版>シークレットカード]]では[[ダピコ(デュエマサンタ)>ダピコ]]が描かれており、発動時に彼女のボイスが流れる。

-[[New Division]]では、登場と入れ替わりにコスト6の[[《魂の大番長「四つ牙」》]]が使えなくなったが、コスト6の[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]と[[《舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ》]]が使えるようになった。
また、[[《時空の喧嘩屋キル》]]の使用期限延長、さらに[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]が復活したため、[[キルヤヌス]]が可能である。
--[[All Division]]では問題なく、[[《魂の大番長「四つ牙」》]]や[[《時空のガガ・シリウス》]]といった文明不問でコスト6以下の中型1体も出すことができる。

**関連カード [#waad511d]
-[[《時空の封殺ディアス Z》]]
-[[《マインド・リセット》]]
-[[《超次元ジェニー・ホール》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#n29106d4]
-[[DMPB-04]]&br;'''禁じられし超次元の秘技が、いま解き放たれる。'''
-[[DMPB-04]]([[Sec>シークレットカード]])&br;'''デュエマのお届けだ!'''

**収録セット [#w95d66ab]
***[[デュエル・マスターズ]] [#ja2296d4]
-illus.[[Yuichi Maekawa]]
--[[DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」>DM-37]](29/55)
--[[プロモーション・カード]](P19/Y10)([[アルトアート]])

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#t8f189c1]
-illus.[[Yuichi Maekawa]]
--[[DMPB-04 「LEGEND OF PLAY'S 2024」>DMPB-04]]
-CV:[[河野ひより]]
-illus.[[kaNoi]]
--[[DMPB-04 「LEGEND OF PLAY'S 2024」>DMPB-04]]([[シークレット>シークレットカード]])

**参考 [#o9139a58]
-[[ピーピング]]
-[[呪文]]
-[[ハンデス]]
-[[モード]]
-[[超次元ゾーン]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[コスト]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[闇]]
-[[殿堂解除]]

-[[超次元]]

-[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]→[[プレミアム殿堂]]→[[殿堂入り]]

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