#author("2024-02-26T06:02:25+09:00","","")
#author("2024-03-27T05:31:29+09:00","","")
*《&ruby(やみがいあ){闇鎧亜};ジャック・アルカディアス》 [#g4d9e777]

|闇鎧亜ジャック・アルカディアス P 闇/火文明 (4)|
|クリーチャー:スピリット・クォーツ/ロスト・クルセイダー 1000|
|''S・トリガー''(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)|
|''スレイヤー''(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|
|このクリーチャーが出た時、相手のコスト4以下のカードを1枚破壊する。|

[[DMBD-01]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[スピリット・クォーツ]]/[[ロスト・クルセイダー]]。

[[S・トリガー]]と[[スレイヤー]]を持ち、[[cip]][[能力]]により、[[バトルゾーン]]にある相手の[[コスト]]4以下の[[カード]]を1枚[[破壊]]する。

4コストというのは躊躇なく[[手打ち]]を狙えるサイズで、3、4ターン目には何も考えず汎用性の高い[[カード指定除去]]を放てる。相手の行動の起点となるクリーチャーをどかしつつ、おまけに[[スレイヤー]]で後続のアタッカーに睨みを利かせられる。

[[多色]]や[[単色]]の違いや、[[S・トリガー]]の有無、[[cip]]を使い切っても後続アタッカーとして使えるなど、意外とユーティリティは広い。特に[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]で[[リアニメイト]]できるのは地味ながら強力で、《ドギラゴン剣》に続く連鎖を邪魔するメタクリーチャーを破壊できる。

[[【5色ドギラゴン剣】]]では相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]が残り1枚という状況でこれと[[《オリオティス・ジャッジ》]]を使えば、相手に望まぬ[[禁断解放]]をさせた上で[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を即座に除去し、[[特殊敗北]]に追い込むことができる。

**環境において [#xb96cfaa]
[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【緑単ループ】]]や[[【白緑メタリカ】]]の[[《ベイB ジャック》]]をメタるカードとして注目された。

使いやすさが見直されると、[[【赤黒ドギラゴン剣】]]や[[【青黒赤ドギラゴン剣】]]でぽつぽつ採用されていく事に。小型のブロッカーによる守りを除去で蹴散らし、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]などで殴り切るという戦術が当時の[[黒赤]]系の[[【ドギラゴン剣】]]における勝ちパターンの1つであった。

比較対象は[[全体除去]]持ちの[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]や[[《温泉 湯あたり地獄》]]など。3[[コスト]]より上の[[クリーチャー]]も狙えるのは《湯あたり地獄》にない長所である。

[[双極篇環境]]ではパワー1000であっても[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]に入る[[ウィニー]]を殴り返すのには十分だったため、アタッカーになれる点での評価が比較的高くなった。同じく[[実質コスト]]が4の[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]とは[[シールド]]を[[ブレイク]]する必要がない点で[[除去]]としては差別化可能。[[カード指定除去]]に関しても、[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]を[[墓地送り]]にできることが特に評価された。

[[超天篇環境]]前半では[[軽量級]]ないし[[中量級]]による[[殴り返し]]合戦が常だが、ここに来てスレイヤーのおかげで相手の殴り返しにある程度強く出られるという個性が光るようになった。[[【青黒緑デッドダムド】]]の[[侵略]]元の多くが射程圏内に入る上に、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]に即侵略できる[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]さえも[[マッハファイター]]による[[コスト踏み倒しメタ]][[除去]]のために侵略を待つプレイングがあり、そうして場面で返り討ちにできた。

[[十王篇]]においては[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]と[[《U・S・A・BRELLA》]]の両方を早期に除去できる札として注目が上がった。

ところが[[王来篇環境]]ではより軽い[[《メッチャ映えタタキ》]]や[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]が優先されることが増加。[[S・トリガー]]もより[[カードパワー]]の高いものが優先されるようになったことも相まって、総じて他との比較で「帯に短し襷に長し」というべき評価が増えた。一応[[DMRP-19]]期には、場が整っていればマナ拘束や中途半端な重さを克服できる[[【ゼロ・ルピアループ】]]で汎用除去として使われる場合がある。

2022年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂によって[[【ゼロ・ルピアループ】]]が環境から姿を消すと、[[【青魔導具】]]対策として[[【ダークネスコントロール】]]で使われるケースも一部で見られるようになった。最速で[[《卍 新世壊 卍》]]を[[除去]]するというよりは、[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]による[[スーサイド]]→[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]による[[リアニメイト]]で再利用を続けることで[[【青魔導具】]]を縛るための札として活躍している。この点は軽量カード指定除去呪文では真似できない。[[【青魔導具】]]対面では中盤以降にハメれば良いので、2枚程度など枚数を抑えた採用がメイン。

[[DMEX-19]]期になると様々なデッキが[[オリジナル]]環境に舞い込んだため、[[汎用性]]と[[軽さ>軽い]]のバランスの良いS・トリガーカード指定除去ということで[[【青黒赤緑邪王門】]]を中心に色の合うデッキに投入されるケースが目立つようになった。

[[ゴッド・オブ・アビス]]期になると需要は落ち着いたが、依然として好みに合わせて[[【ライオネル.Star】]]や[[【青魔導具】]]などの[[非クリーチャー]]対策として使われることがある。[[【4色万軍投】]]のような除去を積む枠を見つけやすいリソース系デッキにも採用されることがあり、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]で砕くことができるため無駄がない。

**ルール [#e9eee34c]
-[[カード指定除去]]は[[強制]]。&br;一応相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]や[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]などのような[[バトルゾーン]]を[[離れない]][[マナコスト]]無しの[[カード]]を対象に取れば事実上[[除去]]をキャンセルできる。

**その他 [#c8218c12]

-上述の通り当初の評価は低かったが、登場時点でもカードタイプ違いの[[下位種]]である[[《トーチング・パニッシュ》]]と比べるとコストパフォーマンスは優良であった。[[スレイヤー]]、[[S・トリガー]]が1コスト(パワー1000)分の査定であり、《トーチング・パニッシュ》が3コスト(パワー3000)分であると考えると、このクリーチャーの4コスト2色(5コスト単色と同じ基準パワーになる)は[[コスト論]]的にパワー1000のクリーチャーが付いている分だけオーバーしていることになる。

-[[フレーバーテキスト]]によれば、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]と[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]との間に産まれた王子。しかし、[[父>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と相打ちとなり、共に天に召された。
--上記にある通り夫妻の息子なのだが、[[種族]]に[[エンジェル・コマンド]]は無い。仮に持っていたとすると、[[火]]の[[コマンド]]として[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]解除を手伝ったり、[[光]]を持たない[[エンジェル・コマンド]]として[[《ウェディング・ゲート》]]で[[バトルゾーン]]の[[カード]]を最大2枚[[破壊]]する[[カード指定除去]]に加え、[[《偽りの星夜 ブーケトス》]]が[[バトルゾーン]]にあれば[[スレイヤーブロッカー]]に化けるなどと悪用されていたことだろう。
--代わりのように[[スピリット・クォーツ]]を[[種族]]に持つ。当然両親とも[[スピリット・クォーツ]]ではない上、イラスト・命名ルール共にスピリット・クォーツ要素は皆無。
---その両親と同じ時期に登場し、同コスト同[[文明]]で名前・能力も似た[[スピリット・クォーツ]]である[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]]が存在する。これについては、当時[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]と共にデッキに採用されていた縁から、[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]]をアルカディアス化した[[クリーチャー]]であるためと[[デュエチューブ]]で語られた。(([[参考>https://youtu.be/3l27qa0_1U8?t=658]]))
--息子だが夫妻と異なり闇堕ちした後の姿で初登場となった。後に[[ゲームオリジナルカード]]にて、[[闇堕ちする前と思われる姿>《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]が登場し、TCG版にも逆輸入されている。

-アニメ『[[キングMAX>デュエル・マスターズ キングMAX]]』では第4話の回想で[[鬼札 アバク]]が王来学園で行われたデュエマ大会で使用。
-アニメ『[[キングMAX>デュエル・マスターズ キングMAX]]』では第4話の回想で[[鬼札 アバク]]が王来学園で行われたデュエマ大会で使用し、カードのみの登場だった。

-書籍『デュエル・マスターズ 十王篇フルコンプリートBOOK2』で再録されており、[[《下町のナポレたん》]]と対になっている。

**関連カード [#wca8fa8c]
-[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]]
-[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]
-[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]
-[[《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]

-[[《最終決戦だ!鬼丸ボーイ/超次元オニシュラ・ホール》]]
-[[《トーチング・パニッシュ》]]
-[[《富士山ン <ジャック.Star>》]]

**イラストに描かれているクリーチャー [#ufee8a60]
-[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]](P69/Y19)

**[[フレーバーテキスト]] [#m36a8534]
-[[DMBD-01]]&br;'''[[王>《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]の凶刃は王子にも襲いかかり、[[王>《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]と王子は相討ちに。愛する息子の死を前にして[[王妃>《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]はついに正気を取り戻す。''' 
-[[DMSD-21]]&br;'''[[S・トリガー]]が発動したら逆転のチャンス! 相手の[[攻撃]]をしのいで反撃するのだ!!'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P69/Y19)&br;'''[[十王篇]]クライマックス! [[モモキング>《勝熱百覇 モモキングReVo》]]を返り討ちにし、すべてを奪え! [[エンド・ジャオウガ>《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]!!'''

**収録セット [#i509d8d1]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[touge369]]
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]](8/16)
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](52/98)
--[[DMSD-15 「キングマスタースタートデッキ 鬼札の鬼タイム」>DMSD-15]](8/14)
--[[DMSD-21 「キングマスタースタートデッキ アバクの鬼レクスターズ」>DMSD-21]](6/15)
-illus.[[IWAO]]
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P69/Y19)

**参考 [#j81f37fc]
-[[スピリット・クォーツ]]  
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[S・トリガー]]
-[[スレイヤー]]
-[[cip]]
-[[コスト]]
-[[破壊]]
-[[墓地送り]]
-[[カード指定除去]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.''《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》''の能力で、バトルゾーンにあるカードを選ぶとはどういうことですか?
A.クリーチャーの他にD2フィールド、ドラグハート・ウェポンなど、バトルゾーンに存在するカードであれば選ぶことが出来ます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31577/]]

>Q.''《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》''の能力で、バトルゾーンにあるコスト4の進化クリーチャーを選びました。どうなりますか?
Aこの場合進化クリーチャーの一番上のカードのみ選ばれたことになりますので、一番上のカードだけが墓地に行き、進化元として下にあったカードは適正なものが残ります。バトルゾーンにあるクリーチャーが墓地に置かれたため、これは破壊として扱われます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31578/]]

>Q.''《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》''の能力で、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下に進化元としてあるコスト4のクリーチャーを選ぶことは出来ますか?
Aはい。そのカードは墓地に送られますが、進化クリーチャーは進化元なしでバトルゾーンに残り続けます。クリーチャーの下に重ねられているカードが直接墓地に置かれる場合は、破壊として扱われません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31579/]]

>Q.''《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》''の能力で、バトルゾーンにあるNEO進化クリーチャーの下に進化元としてあるコスト4のクリーチャーを選ぶとどうなりますか?
A進化元のクリーチャーは墓地に送られ、下にカードがなくなったためNEO進化クリーチャーは通常のクリーチャーに戻ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31580/]]

>Q.''《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》''の「出た時」の能力で、呪文側のコストが4の[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]を破壊できますか?
A.いいえ、破壊できません。バトルゾーンにクリーチャーとして存在しているツインパクトカードを選ぶ場合、クリーチャー側のコストを参照します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40189]](2021.9.24)

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト4,スピリット・クォーツ,ロスト・クルセイダー,パワー1000,S・トリガー,S・トリガー獣,スレイヤー,cip,火力,単体火力,コスト火力,コスト4以下,除去,単体除去,カード指定除去,破壊,単体破壊,・,P,レアリティなし,touge369,IWAO,十王篇ブロック,王来MAXブロック);