#author("2024-02-22T08:37:59+09:00","","") #author("2024-07-14T12:23:24+09:00","","") *《&ruby(おんきょう){音響};の&ruby(せいれい){精霊};ルルフーラ》 [#top] |音響の精霊ルルフーラ VR 光/水文明 (5)| |クリーチャー:エンジェル・コマンド 5000| |ブロッカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または相手の呪文の効果または能力によってこのカードを手札から捨てた時、カードを2枚引く。| |自分は、光の呪文を唱えられなくする能力を無視する。| [[DMEX-06]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[エンジェル・コマンド]]。 5[[コスト]]2[[色]]で5000[[ブロッカー]]の肉体面に加え、[[cip]]または疑似[[マッドネス]]による2[[ドロー]]が付いている。 これだけならコモンにも有りそうなスペックだが、何と[[《卍 新世壊 卍》]]以来2例目となる[[呪文ロック]]を無効化する能力が付いている。全ての光の呪文に対するロックを無視できるようになるため、[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]などの呪文メタの多い環境では強気に動ける。 また、[[S・トリガー]]を使うことができない状況であっても、光の[[S・トリガー]]呪文であれば唱えることができるようになる。 -相手の[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]でロックされている時でも、シールドから手札に加わったカードが光の[[S・トリガー]]呪文であれば唱えることができる。 -[[《革命聖龍 ウルトラスター》]]や[[《煌メク聖壁 灰瞳》]]の[[シールド回収]]にも対応しているため、そちらと組み合わせれば[[【ブライゼシュート】]]のような大規模コンボも可能。 --特に[[《革命聖龍 ウルトラスター》]]の[[革命]]2は自身の能力で回収した[[シールド]]にも効果が及ぶため、このカードと絶大なシナジーがある。 あちらの能力で[[シールド回収]]し、その中のすべての光のカードが[[革命]]2で[[S・トリガー]]化。あちらの効果により回収した[[シールド]]の中の[[S・トリガー]]は使えないが、こちらの能力で[[S・トリガー]]であっても光の呪文であれば唱えることができるようになる。結果、あちらの能力で回収した[[シールド]]の中の光の呪文をすべて唱えることができる。 //ただ、これだけ優秀な[[能力]]の持ち主であっても[[呪文ロック]]無効化を活かせる[[デッキ]]が登場時の環境にないのが難点。 しかし、このカードが入る[[【ヘブンズ・ゲート】]]では、[[呪文メタ]]よりむしろ[[コスト踏み倒しメタ]]を何とかしたいのが正直なところ。 とはいえ、[[《洗脳センノー》]]のようなそもそも場に出すことすら許さないタイプのメタクリーチャーでなければ、強力な[[cip]]除去持ちのブロッカーで吹き飛ばしてやれば乗り越えられる。 少なくとも[[【ヘブンズ・ゲート】]]を運用するにあたって、「そもそも《ヘブンズ・ゲート》を唱えられない」という状況を突破できるようになったことには間違いない。 **ルール [#v353d129] -まぎらわしい[[テキスト]]だが[[マッドネス]]の条件に書かれている「[[能力]]」は[[呪文]]を指定している。そのため、[[クリーチャー]]などの[[能力]]によって捨てられた時は対象とならない。 --本来、呪文によるハンデス効果を指定するだけなら「能力」とは呼ばず「効果」だけである。[[呪文能力]]が[[ハンデス]]を発生させることはない。 -[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]などの[[打ち消し]]、[[《無限皇 ジャッキー》]]などの名目上[[コスト加重]]となっているものなど、[[唱える]]ことそのものを禁止しない[[呪文ロック]]には効果がない。 -[[《魔流毒》]]や[[《憎悪と怒りの獄門》]]の、「この呪文を[[唱えられない]]」というデメリットは[[効果]]ではない。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41556]]) そのため、このクリーチャーの能力でそれらのデメリットを無視することはできない。 ***カードデザインとの矛盾について [#ya810f9e] //これはこれで矛盾なので一部に限り復元。 このクリーチャーは、「呪文を唱えられなくする''[[能力]]''を無視する」という能力を持っている。 だが、[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]といった所謂[[呪文ロック]]は、''[[効果]]''という扱いである。 この矛盾については[[こちら>不明確な裁定一覧#s682e4ee]]及び[[こちら>《卍 新世壊 卍》#z55b1b6a]]に詳しいが、このテキストで無力化できる妨害としての[[呪文ロック]]カードは、登場時点で、そして[[DM23-EX3]]時点でのデュエル・マスターズに一切存在していない。 そのため、このテキストは「''効果''を無視する」の誤植であると考えられる。[[《卍 新世壊 卍》]]が同様のテキストから「効果」にエラッタされたこともこの説を裏付けている。 なお、仮に「能力を無視する」を文面通りの意味で解釈した場合、[[《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》]]の裁定から、「光の呪文」が対象に入る[[呪文ロック]]能力であれば、光以外が対象に含まれていようとも能力そのものを無力化する能力ということになる。 本来想定されていた能力テキストは以下のようなものと思われる。 |音響の精霊ルルフーラ VR 光/水文明 (5)| |クリーチャー:エンジェル・コマンド 5000| |''ブロッカー''| |このクリーチャーが出た時、または相手の%%%呪文の効果%%%によってこのカードを手札から捨てた時、カードを2枚引く。| |自分は、光の呪文を唱えられなくする%%%効果%%%を無視する。| //***カードデザインとの矛盾について [#d650c65d] //《ルルフーラ》がいて[[《煌メク聖壁 灰瞳》]]を出せば、手札に戻したシールドがS・トリガーを持っていたら、それが光以外でも使えるような記述が公式Q&Aにある。 //つまり、解釈としては、「光の(カードが持っている)『呪文を唱えられなくする能力』を無視する」ものらしい。 //だとすれば「『光の(カードを対象とする)呪文を唱えられなくする能力』を無視する」わけではないことになる。 //ただ、その裁定がカードデザインとして一致しているかは謎が残る。 //なぜなら、「光の(カードが持っている)『呪文を唱えられなくする能力』を無視する」ことしかできないのであれば、相手が[[《奇天烈 シャッフ》]]などで光の呪文に[[呪文ロック]]を発動させた場合、それは「呪文を唱えられなくする''効果''」に過ぎず、《ルルフーラ》がいても光の呪文は唱えられないままということを意味するからである。 //それだけではなく、光文明のカードが発生源である[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]に関しても「呪文を唱えられなくする''効果''」であると解釈すれば、《ルルフーラ》では《チャフ》が効いている間は光文明の呪文を唱えることができないままである可能性すらあるのだ。 //流石に[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]すら無視できないとなると使用用途が謎になるため、「『光の(カードを対象とする)呪文を唱えられなくする効果』を無視する」と「光の(カードが持っている)『呪文を唱えられなくする能力』を無視する」の2つが適応されていると思われるが真相は不明である。 //なお、光のカードの''能力''を無視するのであれば、[[《聖霊王アルカディアス》]]などがいても自分は光以外の呪文を唱えることができる。 //↑以上をコメントアウト。これは単に「『光の(カードを対象とする)呪文を唱えられなくする能力』であれば、光以外が対象に含まれていても能力まるごと無効化出来る」とシンプルに説明できる。 **環境において [#m1ee0292] 登場からしばらくは大方の予想通り、[[【ヘブンズ・ゲート】]]の主流カードとして使われた。 だが少なくとも[[王来篇]]頃には強力な[[cip]]や[[常在型能力]]を持つ[[ブロッカー]]が増え、呪文抜きだと2枚ドローしかできないこのカードはあまり採用されなくなった。 今後は[[《ギガボルバ》]]のような呪文メタの登場に左右されると思われる。 **他のカード・デッキとの相性 [#t4cea810] -[[コスト]]5以下のクリーチャーなので[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]でのリアニメイト範囲内となり、[[多色]][[ブロッカー]]なので[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]の[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[能力]][[付与]]でサポートできる。そうしたことから[[【5色ドギラゴン閃】]]とも好相性。疑似マッドネス枠として[[1枚積み]]しておくのも悪くはない。単純に[[ワンショット]]失敗時の保険となる[[《オリオティス・ジャッジ》]]や[[《アイド・ワイズ・シャッター》>《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]といった[[S・トリガー]]を相手の[[《アルカディアス・モモキング》]]などにロックさせない役割も持てる。 //***[[染色]]との組み合わせ [#j3fd1698] //このカードの登場で、あらゆる呪文で「自身を唱えられなくする能力」を[[無視]]することが可能になった。 //[[マナゾーン]]や[[山札]]にあるカードをすべての文明を持つ状態にすれば、光を持つ呪文となるので[[《音響の精霊ルルフーラ》]]の効果範囲に入れることができる。 //-クリーチャーを破壊せずに[[《魔流毒》]]を唱える //-自分のシールドの個数が相手以上のときに[[《憎悪と怒りの獄門》]]を唱える //-[[追加ターン]]中に[[《無双と竜機の伝説》]]を唱える //といった遊びを探してみるのも面白い。 //《ゲンムエンペラー》の裁定より、唱えられないデメリットは効果ではない **元ネタ関連 [#me7c44ed] -元になったのは相手の呪文を封じる能力を持つ[[《音精 ラフルル》]](「ラフルル」→「ルルフーラ」)。コストや能力、文明が一致している。但しその能力は反転しており、リメイクや調整版というよりは完全な別物。 --しかしこちらの種族は[[エンジェル・ドラゴン]]ではない。四つ足の姿は[[革命編]]以降の[[エンジェル・コマンド・ドラゴン]]を思わせるが、あくまでも種族は[[エンジェル・コマンド]]。これは[[ドラゴン]]を持つことで[[革命チェンジ]]のチェンジ元として暴れた[[《音精 ラフルル》]]とは対照的である。 **関連カード [#e377a0c1] -[[《音精 ラフルル》]] -[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]] -[[《卍 新世壊 卍》]] **[[フレーバーテキスト]] [#tdd27fa2] -[[DMEX-06]]&br;'''多くの[[呪文]]を封じてきた力が、今、反転する。''' **収録セット [#tf27bc6c] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[NAKAMURA 8]] --[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](27/98) **参考 [#i7917225] -[[エンジェル・コマンド]] -[[ブロッカー]] -[[cip]] -[[マッドネス]] -[[ドロー]] -[[光]] -[[呪文]] -[[唱える]] -[[無視]] ---- [[公式Q&A]] 1つ目の能力について >Q.相手のクリーチャーまたはオレガ・オーラの能力によって''《音響の精霊ルルフーラ》''が捨てられた時、カードを引くことができますか? A.いいえ。カードが引けるのは呪文の効果によって手札から捨てられたときのみです。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32028/]] 2つ目の能力について >Q.''《音響の精霊ルルフーラ》''がいる時に、[[《煌メク聖壁 灰瞳》]]を出しました。手札に戻したシールドがS・トリガーを持っていたら使えますか? A.はい。使えます。[[《煌メク聖壁 灰瞳》]]によってS・トリガーを使えなくする効果は''《音響の精霊ルルフーラ》''の能力で無視されます。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32029/]] >Q.自分の[[《卍 新世壊 卍》]]と、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]がバトルゾーンにある状況です。自分は1ターン中に魔導具呪文やドルスザク呪文を4枚以上唱えられますか?&br;類似例:''《音響の精霊ルルフーラ》'' Aはい、唱えられます。[[《卍 新世壊 卍》]]がバトルゾーンにあれば、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]の「呪文を3枚までしか唱えられない」という能力を無視して唱えることが可能です。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40432]](2021.10.22) &tag(クリーチャー,光文明,水文明,白青,2色,多色,コスト5,エンジェル・コマンド,コマンド,パワー5000,ブロッカー,cip,マッドネス,出た時または捨てられた時,ドロー,呪文サポート,無視,唱えられなくする効果を無視する,VR,ベリーレア,NAKAMURA 8);