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- 《魔天降臨》 へ行く。
#author("2024-08-10T18:33:30+09:00","","")
#author("2024-08-15T11:33:49+09:00","","")
*《&ruby(まてんこうりん){魔天降臨};》 [#k3ee0136]
|魔天降臨 R 闇文明 (6)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|各プレイヤーは、自身のマナゾーンのカードと手札をまるごと入れ替え、その後、マナゾーンのカードをすべてタップする。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|
[[DM-10]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。
各[[プレイヤー]]の[[マナゾーン]]と[[手札]]をすべて[[入れ替える]]豪快な[[能力]]を持つ。
状況次第で相手の[[マナ]]を一気に[[ランデス]]できる可能性があるため、勝負を決めるだけのポテンシャルを秘めている。
基本的に[[マナゾーン]]にはその時点で不要な[[カード]]から埋めていくので、それを[[手札]]と入れ替えることで相手の計算を狂わせることが可能。
[[ハンデス]]との相性が非常によく、あらかじめ[[手札]]を削っておけば相手の[[マナ]]を大幅に減らすことができる。
自分も被害を受けることには変わりないが、[[手札]]を何枚かキープしておけば相手との[[マナ]]差をつけることができる。
特に[[《ロスト・ソウル》]]から繋ぐと凶悪で、一度反撃の手段を失った上で何も出来なくなるという絶望的な状況になる。[[《特攻人形ジェニー》]]や[[《ゴースト・タッチ》]]を連打した後に撃ち込んでもよい。
[[自然]]の[[カード]]を使わずに[[マナ回収]]ができるのも注目すべき。[[《S級宇宙 アダムスキー》]]などのフィニッシュ用のカードを終盤に[[マナゾーン]]から拾えるのはありがたい。
[[S・トリガー]]を持つのである程度[[ビートダウン]]の対策にもなる。序盤に[[トリガー]]した場合、相手は[[カード]]を[[プレイ]]しているので[[手札]]は少ない場合が多く、自分は[[シールド]]を[[ブレイク]]されているので[[手札]]は増えている。よって擬似的に[[マナブースト]]と[[ランデス]]したことになり、その後は強力な[[カード]]を使いやすくなる。
ただし、自分の[[ターン]]が来る前に殴り切られては意味がないので仮想敵を見据えて採用したい。
一見すると限定的な状況でしか使えないように思えるが、実際のところ[[ゲーム]]で相手の[[手札]]が1枚程度以下になるのはザラであり、それは終盤に近付くにつれて顕著になる。「相手の[[手札]]が2枚以下で、自分の[[手札]]がそれより2枚ほど多い状況」ならば、この[[呪文]]の[[効果]]は十分にある。
基本的にこの[[カード]]は、相手が[[除去]]や[[ハンデス]]を受けてジリ貧になっている一方で自分は盤面や[[手札]]が整い[[チャージ]]して[[マナ]]を伸ばしているという状況でこそ役に立つ。それが来る前にはたとえ[[S・トリガー]]で[[唱え>唱える]]ても逆転の契機にはなりづらい。
言い換えると3[[ターン]]目から4[[ターン]]目で決着をつける[[デッキ]]には効果が薄いので、[[環境]]の速度を見て採用するか否かを決めるべきであろう。
[[シノビ]]や[[マッドネス]]など、[[手札]]に何らかの戦略をため込む[[カード]]、[[デッキ]]にも有効。総じて中級者以上向きの、[[プレイング]]が肝要な[[カード]]である。
//-「同時に」とあるので、[[マナゾーン]]及び[[手札]]が空になるタイミングは存在しない。[[《黙示聖霊ラグナシア》]]などを扱う際には注意しよう。
//8・27事務局確認済
**環境において [#b406d473]
[[聖拳編]]の[[DM-10]]で登場した[[マナゾーン]]の[[カード]]をまとめて入れ替える[[サイクル]]の1つ。
登場した時期は古いが、現在のような評価を得るまでには時間を要した。
古くは[[【除去ボルバル】]]に使われることもあったが、当時としては「癖の強い[[マナ回収]]」という認識がメインで、大規模ランデスとしてはまだ運用法が未成熟であった。
[[戦国編]]では[[《邪眼皇ロマノフI世》]]との相性のよさから[[【ロマノフサイン】]]に採用された。[[《ソウル・アドバンテージ》]]を唱えてからこの[[カード]]で[[ランデス]]するのがフィニッシュパターンの1つであった。両者はともに[[《邪眼皇ロマノフI世》]]の[[cip]]で落とせるためピン挿しでも十分に機能した。
[[エピソード2]]以降、[[マナ]]を大幅に増やし[[手札]]が枯渇しやすくなる[[デッキ]]([[【ターボゼニス】]]、[[【連ドラ】]]など)が推奨されるようになったため、[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]として猛威を振るうようになった。特に、自分の[[手札]]をキープしつつ能動的に[[ハンデス]]が可能な、[[【オール・イエス】]]や[[【青黒ハンデス超次元】]]、[[【黒単コントロール】]]などの[[エンドカード>フィニッシャー]]としてしばしば採用される。
特に[[【オール・イエス】]]では3枚以上積んでは[[《王機聖者ミル・アーマ》]]で早撃ちするという使い方がされた。[[《至宝 オール・イエス》]]を使うメインプランでガンガン攻めれば相手は対策札で手札を消耗し、このカードが刺さったためである。
[[ドラゴン・サーガ環境]]では[[【暴発ミルザム】]]や[[ゴッド・ノヴァOMG]]など、[[S・トリガー]]を積極的に活用する[[デッキ]]での採用も目立つ。[[ドラゴン・サーガ]]に登場した[[マナ武装]]という[[マナ]]参照[[能力]]にも刺さる。この[[カード]]は[[マナ]]の枚数そのものをごっそり減らせるだけでなく[[色]]の数を一気に変えるため、用途は更に広がった。
[[革命編環境]]においては[[【天門ループ】]]における単純な[[マナ回収]]兼[[ループ]]に入れない時の[[ワンショット]]プランに使う[[フィニッシャー]]として利用された。[[【黒単ヘルボロフ】]]でも貴重な詰め要員として使われた。
この頃になると[[絶版]]で入手困難かつ相手の[[マナ]]を奪い去るという[[効果]]が好まれなかったのか、2015年6月15日付けで[[殿堂入り]]となった。[[【暴発ミルザム】]]型の[[【ヘブンズ・ゲート】]]の[[エンドカード>フィニッシャー]]として機能している点、[[殿堂入り]]とほぼ同時期に新規収録された[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]に対する対抗手段として有用性がある点なども、開発者の立場で考えるとやはり好まれなかったのかもしれない。ただ、[[フィニッシャー]]運用がメインであり1回唱えれば十分な上に、[[《「黒幕」》]]との組み合わせ以外には3枚以上積む合理的な理由も元から無かったため、名誉を与えるという意味合いの強い[[殿堂入り]]とも言える。
後に【暴発ミルザム】は核である[[《奇跡の精霊ミルザム》]]が[[プレミアム殿堂入り]]して消滅、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]も[[殿堂入り]]している。
その後も[[【白青黒超次元】]]や[[【白青黒GRハンデス】]]などの[[フィニッシャー]]として使われたが、[[DMBD-18]]期辺りから[[オリジナル]][[環境]]で[[《ソーシャル・マニフェストII世》]]でアクセスする前提で投入されるケースも見られるようになった。
[[王来篇]]からは[[【5色コントロール】]]に投入されているケースもあり、シリーズ終盤には[[《ソーシャル・マニフェストII世》]]とセットで使う型が[[【5色ザーディクリカ】]]の型として主流化。そのフィニッシャーとして[[チャンピオンシップ]]で見かけない方が珍しい存在となった。
オリジナルでは[[【白青黒ギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】#c1f4c5ad]]にも採用される場合がある。
2022年10月頃の環境ではそこまでしなくても勝てる環境であることから[[【5色ザーディクリカ】]]でも不採用がざらになった。
[[アビス・レボリューション環境]]でも、今引きからリソースを回復できるデッキがそれなりに多く、オールランデスが往年より決まりにくいことから、あまり見かけない。極稀に[[【黒単アビスロイヤル】]]や[[【黒緑アビスロイヤル】]]に使われる場合もあるが、この2つのデッキは大抵そこまでしなくても自慢の基盤を押し付けるだけで大体勝てるのが悩ましい。
[[DM24-EX1]]期には[[【白黒メカ】]]に《魔天降臨》を投入した型が79名参加CSで準優勝した。相手の手札が空の状態で唱えれば相手のマナが0になってターンを返しても安全であるというのが《魔天降臨》の特徴だが、特に[[ハンデス]]の入っていないこのデッキでの役割は不明。
**ルール [#we9deb60]
-[[S・トリガー]]は[[手札]]から[[使用>プレイ]]されるため、他に[[解決]]が保留されている[[S・トリガー]]がある時にこの[[カード]]を[[唱えた>唱える]]場合、それらは[[マナゾーン]]に移動してしまい[[使用>プレイ]]不可能となる。
--かつては[[《「黒幕」》]]によってお互いの[[シールド]]をすべて[[ブレイク]]した際、[[ターン・プレイヤー]]優先の原則によって相手より先に[[S・トリガー]]で[[唱える]]ことで相手の[[S・トリガー]]をすべて[[マナゾーン]]送りにするような攻めの[[コンボ]]としての意味合いが強かった。
しかし[[2017年3月25日ルール改訂]]による複数[[ブレイク]]の同時[[ブレイク]]化に伴い、相手の[[攻撃]]によって他の[[S・トリガー]]と同時に[[トリガー]]する場合が増えたことで、処理順を誤ると使えたはずの[[S・トリガー]]を無駄にしてしまう[[デメリット]]が目立つようになった。そのため[[S・トリガー]]での使用は必ず最後に処理することが推奨される。
-[[マナゾーン]]から[[手札]]へ[[カード]]を[[回収]]する際は相手に[[カード]]を確認させるのがマナーとして求められる。[[手札]]に[[回収]]する直前までの間は[[マナゾーン]]にある[[カード]]は公開情報であるためである。
**他のカード・デッキとの相性 [#wd0a65b2]
-[[《リアリティ・ヴォイド》]]で[[マナ]]を置けない状態にしてからこれを使った場合、相手の[[マナ]]はすべて[[手札]]に戻ることになる。その後に[[《ロスト・ソウル》]]か[[《ギガクローズ》]]が使えればほぼ勝ちであろう。(→[[【魔天リアリティ】]])
-相手の[[マナ]]が減って使えない場合がほとんどではあろうが、[[マナ]]が[[手札]]となるため、相手の[[マナ]]を確認しておくことで今後の展開を予想しやすくなる。例えば[[【カウンターマッドネス】]]などの[[手札]]を溜め込む[[デッキ]]を相手に使った後、[[《超次元ムシャ・ホール》]]などで[[ビートダウン]]されては元も子もなくなる。むやみやたらに使える[[カード]]ではないことを忘れてはいけない。
-[[【ライベルモットループ】]]においては純粋な[[マナ回収]]という性質があり、[[ループ]]の途中に[[暴発]]して使うのがメジャーな使い方。
**再録について [#d2c27bb8]
-[[DMC-34]]で1度[[再録]]されるも、それ以降は[[絶版]]。[[環境]]への台頭も加わったことで、[[ノーマル]]ながらも[[シングルカード]]価格は飛び抜けて高い。
-[[DMX-22]]では待望の再録を果たした。[[ホイル]]加工がなされ、[[Dramatic Card]]のように大きく「魔天」と文字が描かれている。
--待望の再録を果たしたものの、[[ホイル]]仕様であるため封入率はかなり低く、相変わらず入手は容易ではない。[[シングルカード]]価格も高め。[[ランデス]]・[[ハンデス]]を併せ持つ[[効果]]が好まれなかったこと、そしてショップのことを考えての苦肉の策なのだろう。今までほとんど[[再録]]されなかったのも、そういった事情があったからだと思われる。
-[[DMX-22]]で再録された際には[[カード]][[テキスト]]の大幅な改訂が行われ、[[手札]]と[[マナ]]の入れ替えのタイミングが分かりやすくなった。また、「まるごと」という言葉が[[テキスト]]中に初登場した。旧[[テキスト]]は以下のとおり。
|各プレイヤーは自分自身のマナゾーンにあるカードをすべてそれぞれの手札に戻し、同時に、自分自身の手札をすべてタップしてそれぞれのマナゾーンに置く。|
--この[[テキスト]]変更により、[[《大喰の超人》]]の「マナゾーンのカードをタップした時」の能力が[[誘発]]するようになった。
また、[[《幻獣妖精ユキゴン》]]の[[置換効果]]が適用された後にタップされるようになったため、[[多色]][[カード]]を[[アンタップ]]状態で残すことができなくなった。
-[[DM22-EX1]]の[[フレーバーテキスト]]にある「封じられし古の支配者たちが復活した時に降臨し戦う神」は[[未カード化のクリーチャー>フレーバーテキストが初出のカード]]である。((ソース[[https://youtu.be/TvXf-arLyh4?t=677]]))
**その他 [#vc0dba1b]
-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では第12話で[[斬札 ウィン]]が[[団長>《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》]]戦で使用。
団長のデッキは[[手札]]消費が激しい[[速攻]]であったため[[マナ]]を0にされ、[[シールド]][[ブレイク]]で[[手札]]が増えていたウィンは大幅な[[マナブースト]]に成功した。
-漫画『デュエル・マスターズ LOST ~追憶の水晶~』第7話で[[斬札 ウィン]]が切り札として使用。
-漫画『[[Duel Masters LOST ~追憶の水晶~]]』第7話で[[斬札 ウィン]]が切り札として使用。
[[クリスタ]]の[[水晶マナ]]を0にし、[[クリスターナル・Κ]]を封じた。
**関連カード [#z8ce806d]
-[[《天動の化身》]]
-[[《マテン龍樹》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#o4bf5d21]
-[[DMX-22]]&br;'''魔天の力で世界がひっくり返る。'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''蒼狼の一族は5柱の神を呼び出した。そのうち1柱は、封じられし古の支配者たちが復活した時に降臨し戦う神だった。'''
**収録セット [#e6ee6297]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]](27/110)
--[[DMC-34 「コロコロ・ドリーム・パック2(エターナル・レガシー)」>DMC-34]](13/55)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](97b/???)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超24/超50)
**参考 [#ed43e6c4]
-[[S・トリガー]]
-[[マナ回収]]
-[[手札]]
-[[タップ]]
-[[マナゾーン]]
-[[ハンデス]]
-[[ランデス]]
-[[入れ替える]]
-[[殿堂入り]]
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公式Q&A
>Q.[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]と[[《最高学府 インテリエイル》]]がいる時、''《魔天降臨》''を唱えてマナゾーンのカードと手札のカードを入れ換えました。2体の効果がトリガーしていますが、先に[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]で''《魔天降臨》''をもう一度唱え、再びマナゾーンのカードと手札のカードを入れ換えました。その後[[《最高学府 インテリエイル》]]の効果を使って今手札にある呪文と、マナゾーンにある一度は手札に加わった呪文を唱えることはできますか?
A.先に''《魔天降臨》''を唱えてカードがマナゾーンにいってしまうと使えなくなります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32417]]
>Q.[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]と[[《最高学府 インテリエイル》]]がいる時、''《魔天降臨》''を唱えてマナゾーンの呪文を一度手札に加え、元々持っていた手札と一緒にマナゾーンに置きました。2体の効果がトリガーしていますが、先に[[《最高学府 インテリエイル》]]で元々マナゾーンに置いてあった呪文を唱えて墓地に置き、その後[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]の効果で、''《魔天降臨》''を唱えて同じことをして、今度は元々手札にあった呪文をマナゾーンから唱えて、手札とマナゾーンにある全ての呪文を唱えることはできますか?
A.[[《最高学府 インテリエイル》]]の効果で手札から呪文を唱えるので、[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]の効果がトリガーするため、全てを二回唱える事ができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32415]]
&tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト6,S・トリガー,マナ交換,手札交換,マナタップイン,入れ替える,終音「ん」,R,レア,殿堂入り,Akifumi Yamamoto);