#author("2024-09-28T17:19:08+09:00","","")
#author("2024-09-28T19:24:02+09:00","","")
*《&ruby(りゅうはりゅう){龍覇龍}; デッドマン=&ruby(ジ・エンド){THE END};》 [#h4e10d71]

|龍覇龍 デッドマン=THE END SR 光/水/闇/火/自然文明 (8)|
|進化クリーチャー:ドラグナー・ドラゴン 8000|
|進化-クリーチャー|
|W・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時、このクリーチャーと名前に《龍魂》とあるカード以外の自分のカードをすべて破壊する。こうして破壊したドラグハート、ドラゴンまたはドラグナー1枚につき、自分の超次元ゾーンからコスト3以下のドラグハートをバトルゾーンに出してもよい。(その中のドラグハート・ウエポンはすべて、このクリーチャーに装備する)|

[[DMPP-24]]で登場した[[5色レインボー]]の[[進化]][[ドラグナー・ドラゴン]]。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[ゲームオリジナルカード]]。

入手することで[[《龍魂教会 ホワイティ》]][[《龍魂要塞 ブルニカ》]][[《龍魂宮殿 ブラックロ》]][[《龍魂城閣 レッドゥル》]][[《龍魂遺跡 グリーネ》]]/[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]が特典として付いてくる。

[[cip]]でこのクリーチャーと《龍魂》以外の自分のカードを[[強制]]でオブジェクトとして一斉に破壊、つまり[[リセット]]した後、巻き込んだカードのうち[[ドラグハート]]、[[ドラゴン]]、[[ドラグナー]]の数まで[[コスト]]3以下の[[ドラグハート]]を出せる。

運用においては重大な難点を多数抱えており、このカードを扱うのは容易ではない。

まず、[[マナ数]]0の[[5色レインボー]]でありながら、進化元が必要であり、コストも8と高め。同じ進化5色の[[《愛の無限オーケストラ》]]よりもコスト3重く、この時点でデッキ構築がかなり縛られる。一応、進化元はクリーチャーであればなんでもいいと、あちらと比べてかなり緩い。

しかも、[[ドラグハート]]、[[ドラゴン]]、[[ドラグナー]]がなければこのクリーチャーは自分の盤面をリセットする[[デメリット]]を持った[[W・ブレイカー]]でしかなくなるため、[[メインデッキ]]には少なくても[[ドラゴン]]と[[ドラグナー]]をそれなりの数投入することにため、この点でさらにデッキ構築が縛られる。

その上で[[ドラグハート]]、[[ドラゴン]]、[[ドラグナー]]をきちんとバトルゾーンに並べる必要があるため、プレイングにおいてもかなり手間がかかる。

では、そこまで苦労して得られるリターンが大きいかと言われればそれすらも怪しい。せっかく並べた[[ドラグハート]]、[[ドラゴン]]、[[ドラグナー]]も破壊されるわけだが、その犠牲の対価は1枚につき、コスト3以下のドラグハート1枚を出すだけと、リターンどころか下手をすれば逆に自分の盤面が弱くなりかねない。

さらには、盤面制限があるデュエプレではむやみにコスト3以下のドラグハートを並べても邪魔になるだけであり、実質的に[[フィニッシャー]]は[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]に限られる。
つまり、前述した苦労を乗り越えて取れるフィニッシュプランが《オール・オーバー・ザ・ワールド》の完成一択しかなく、これは《龍魂》5種が必要で[[超次元ゾーン]]の自由枠が3つしかないことを意味する。

《龍魂》カードが破壊対象に含んでくれないのも意外とデメリット。[[《龍魂遺跡 グリーネ》]]に限っては出した後に《オール・オーバー・ザ・ワールド》の後にもリソースが残るが、[[《龍覇 マリニャン》]]などで《グリーネ》を出しておき、《デッドマン=THE END》効果で場にある《グリーネ》の[[cip]]を再利用することもできない。

そして、このカードはほぼほぼ《オール・オーバー・ザ・ワールド》を出すためのカードであるにもかかわらず、《オール・オーバー・ザ・ワールド》が出るとそちらの能力でこのカードは吹き飛んでしまう。
あちらの効果を耐える耐性か、いっそこのクリーチャーも破壊してカウントに含めてくれた方がまだ使いやすかっただろう。

一応、[[スーパー龍解]]をするために自動的に盤面を整理してくれるのは噛み合っている。

このカードを用いて各種《龍魂》を一気に出すと、[[cip]]がほとんど無駄になってしまうのは[[ネタカード]]として芸術点が高い。

|[[《龍魂教会 ホワイティ》]]|相手が[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などを出していれば話は別だが、基本的に[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]の「龍解した時」のリセットで[[フリーズ]]したクリーチャーを除去するので無意味になってしまう。|
|[[《龍魂要塞 ブルニカ》]]|自分の手札は「龍解した時」でリセットされてしまい引く意味がない。|
|[[《龍魂宮殿 ブラックロ》]]|相手の[[手札]]も[[墓地]]も「龍解した時」でリセットされてしまい移動に意味がない。それどころか[[提督]][[マッドネス]]を捨てようとしたらバトルゾーンに出てから[[スーパー龍解]]で除去になるため[[手札補充]]は解決されリセットの威力を軽減されてしまう。相手が[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を捨てたらアンタップ状態の《オール・オーバー・ザ・ワールド》が[[バウンス]]で解体されてしまう。百害あって一利なしである。|
|[[《龍魂城閣 レッドゥル》]]|自分が召喚酔いしている[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]などを出していれば話は別だが、基本的に「龍解した時」でリセットされて付与対象がいなくなってしまう。|
|[[《龍魂遺跡 グリーネ》]]|これのみ「龍解した時」のリセットの影響を受けないゾーンなので、そのままアドバンテージが残る。ただしこのカードを出した後にさらにマナブーストが必要かは微妙なところである。|

《オール・オーバー・ザ・ワールド》は[[《破壊神サガ》]]と[[【世紀末HDM】>【世紀末HDM】 (デュエプレ)]]を足して2で割ったようなデッキになるが、そもそもこちら側の手札と盤面を失いながら除去されにくい[[ワールド・ブレイカー]]が残るだけと、手間に対して勝利までの道筋のリターンが釣り合っていない。ゆえにこのカードを使う理由に乏しくなっている。

「多数の味方を犠牲に超次元ゾーンからフィニッシャーを出す」というのは[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]→[[《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》]]と似ているが、後から登場したにもかかわらずこちらの方がフィニッシュ力で劣ってしまっている。
あちらは《ザビ・ミラ》《ガロウズ・デビルドラゴン》に[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]を追加することで、ある程度のブロッカーや[[S・トリガー]]を無力化した上でそのまま[[ワンショット]]が可能であるが、こちらは《THE END》→ 《オール・オーバー・ザ・ワールド》と出しても原則[[リーサル]]にすら届かない。

入手することで手に入る5枚のカードは有用なため、そちらとの引換券と見るのが良いだろう。

-全体[[カード指定除去]]のため、[[《禁断〜封印されしX〜》]]を即座に[[禁断解放]]できる数少ないカード。やろうと思えば《オール・オーバー・ザ・ワールド》も同時に作れるため、今まで難しかったジャスキル打点の作成が比較的容易になった。
--処理順は《オール・オーバー・ザ・ワールド》の[[リセット]]→[[禁断解放]]のため、[[禁断解放]]後に[[リセット]]で相手に付けた[[封印]]を外しつつ[[特殊敗北]]……という悲惨な事にはならない。
--[[P'S封印]]の[[特性]]は無視されるため、破壊した封印に[[ドラゴン]]や[[ドラグナー]]があっても、その分は[[ドラグハート]]の踏み倒し枚数には含まれない。

**バグについて [#k26e31fe]
実装直後から現在まで様々なバグが発見されている。

-[[ドラゴン]]または[[ドラグナー]]を破壊して出し直すと、同じターンにその[[クリーチャー]]を《THE END》で破壊しても破壊した数にカウントされない。
--ただし、その[[クリーチャー]]が何らかの効果で場を離れなかった場合のみカウントされる。
-[[呪文]]の効果で種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]を破壊して出し直し、同じターンにその[[クリーチャー]]を《THE END》で破壊しようとしたが何らかの効果で場を離れなかった場合、既に[[ドラゴン]]ではないがカウントされる。

-[[cip]]の破壊中に[[《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》]]などの[[置換効果]]で《THE END》が場を離れると、[[ドラグハート]]を1枚も出せなくなるバグがあった。
--こちらはVer.3.8.2で修正された。
-[[《G・アイニー》]]の効果で[[《真・天命王 ネバーエンド》]]を破壊し、《ネバーエンド》を《THE END》に進化させると、何故か[[侍流ジェネレート]]が誘発する意味不明なバグがあった。
--時期は不明だが、現在は発生しなくなっている。

***[[種族追加]]に関係するバグ [#xe5083b4]
-Ver.3.8.0ごろの情報。Ver.3.8.2アップデートで解消が案内されているものもあるため要検証

#region2(ログ){{
-現状、夥しい数のバグが存在する。[[コンボデッキ]]を制作する際は注意。
--[[エレメント]](([[クリーチャー]]、[[クロスギア]]、[[ウエポン]]))の効果で種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]を破壊した場合、その[[エレメント]]の左側にいる[[クリーチャー]]しかカウントされない。
---ただし、その[[エレメント]]が何らかの効果で場を離れなかった場合のみ右側の[[クリーチャー]]もカウントされる。
--[[エレメント]]の効果で種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]が何らかの効果で場にとどまる場合、その[[エレメント]]の左右どちら側にいても破壊した数にカウントされない。
---ただし、その[[エレメント]]が何らかの効果で場を離れなかった場合のみカウントされる。
--[[呪文]]または[[エレメント]]の効果で種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]が何らかの[[置換効果]]で墓地以外のゾーンか[[クリーチャーの下]]に移動した場合、破壊した数にカウントされない。
--[[サイキック・クリーチャー]]が[[解除]]で場にとどまる場合、覚醒前が[[ドラゴン]]ではない[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]と[[《蒼炎の覚醒者サイキック・NEX》]]のみ破壊した数にカウントされない。
---[[リンク解除]]の[[《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》]]などはカウントされる。
--かつては[[呪文]]、[[エレメント]]問わず種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]はそもそも破壊した数にカウントされなかった。現在は修正済み。
--このような複雑怪奇な現象が起こっている原因として、[[破壊]]に成功したカードは[[破壊]]した瞬間の[[種族]]を、[[破壊]]に失敗したカードは[[破壊]]処理が終了した後の[[種族]]を参照しているからという説がある。
}}

-Ver.3.8.2で確認されたバグ
--種族に[[ドラゴン]]を追加した[[クリーチャー]]が場を離れ、[[cip]]の破壊中に再び場に出る(([[《剛撃無双グリーン・バルト》]]の効果で先に[[破壊置換効果]]でマナゾーンに置かれたクリーチャーを出すなど))と、場に出たクリーチャーの分がカウントされなくなるバグがある。
ただし、種族に[[ドラゴン]]を追加する[[エレメント]]が何らかの効果で[[ドラグハート]]を出すタイミングまでに場に残った場合のみカウントされる。

***誤裁定 [#i11967e1]
【2月22日更新】

◆対応済みの不具合

●《龍覇龍 デッドマン=THE END》の「バトルゾーンに出た時」の効果などのクリーチャーを破壊してその数を参照する効果のカウントの対象に、「破壊されない」もしくは「バトルゾーンを離れない」効果を持つクリーチャーが含まれる。

本来なら、[[破壊されない]]や[[離れない]]状態のクリーチャーを用いて《龍覇龍 デッドマン=THE END》、[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]など「こうして破壊した数」を見る効果に巻き込んだらカウントに含むのが正しいのではないか。
-やはり誤裁定だったようで、2月29日に確認している不具合欄に記述が移された。

**その他 [#vce16562]
-TCGで[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]のみが持っていた[[ドラグナー・ドラゴン]]の種族を持っている。冠詞も「龍覇龍」が同じ。
--[[cip]]がコスト3以下のドラグハートに関係している以外は全くの別物カードだが、ある意味デュエプレ用に逆リメイク(いわゆる「デメイク」)したクリーチャーであるといえる。総合的に評価すると、[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]より使いづらい。

-紙に存在したカードを、ゲーム内で手に入れさせるために新たに作られた[[ゲームオリジナルカード]]には[[《超次元ギャラクシー・ホール》]]などがあった。そちらも付属カード抜きで見たそれそのものの性能は控えめという共通点がある。
--同じパターンの[[《龍覇 ワルボロフ》]]は[[トップメタ]]で活躍した時期がある。あちらは本体カードの性能が高い点や付属カードがあまり使われない点で《デッドマン=THE END》や《ギャラクシー・ホール》とは対照的。

-余りにも使いづらいカードだが、[[《怒英雄 ガイムソウ》]]弱体化の際にも能力調整されることはなかった。[[ソース:https://dmps.takaratomy.co.jp/news/8633]]
上述した夥しいバグの原因からして、単純に破壊した数だけ踏み倒せるように強化すればバグも収まり一石二鳥となる状況だったため、「そこまでして使いづらさを維持したいのか」とネタにされた。
--設定を優先したという理由も考えられるが、[[メインストーリー]]の[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]は一般クリーチャーの魂も素材にしているため微妙なところである。

**関連カード [#p14f262c]
-[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m838fac7]
-[[DMPP-24]]&br;'''サァ、最後の仕上げと行こうカ。――龍覇龍 デッドマン=THE END'''

**収録セット [#fa092764]
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#t5dl9b75]
-CV:[[デッドマン(押目祥樹)>Deadman]]
-illus.[[IWAO]]
--[[DMPP-24 「龍魂超決戦 -NEXTREME SAGA-」>DMPP-24]]

**参考 [#he4008f0]
-[[5色レインボー]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[ドラグナー・ドラゴン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[破壊]]
-[[スーサイド]]
-[[ドラグハート]]
-[[ドラゴン]]
-[[ドラグナー]]
-[[超次元ゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]

-[[ゲームオリジナルカード]]

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