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龍覇龍 デッドマン=THE END SR 光/水/闇/火/自然文明 (8) |
進化クリーチャー:ドラグナー・ドラゴン 8000 |
進化-クリーチャー |
W・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、このクリーチャーと名前に《龍魂》とあるカード以外の自分のカードをすべて破壊する。こうして破壊したドラグハート、ドラゴンまたはドラグナー1枚につき、自分の超次元ゾーンからコスト3以下のドラグハートをバトルゾーンに出してもよい。(その中のドラグハート・ウエポンはすべて、このクリーチャーに装備する) |
DMPP-24で登場した5色レインボーの進化ドラグナー・ドラゴン。
デュエル・マスターズ プレイスのゲームオリジナルカード。
入手することで《龍魂教会 ホワイティ》《龍魂要塞 ブルニカ》《龍魂宮殿 ブラックロ》《龍魂城閣 レッドゥル》《龍魂遺跡 グリーネ》/《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》が特典として付いてくる。
cipでこのクリーチャーと《龍魂》以外の自分のカードを強制でオブジェクトとして一斉に破壊、つまりリセットした後、巻き込んだカードのうちドラグハート、ドラゴン、ドラグナーの数までコスト3以下のドラグハートを出せる。
運用においては重大な難点を多数抱えており、このカードを扱うのは容易ではない。
まず、マナ数0の5色レインボーでありながら、進化元が必要であり、コストも8と高め。同じ進化5色の《愛の無限オーケストラ》よりもコスト3重く、この時点でデッキ構築がかなり縛られる。一応、進化元はクリーチャーであればなんでもいいと、あちらと比べてかなり緩い。
しかも、ドラグハート、ドラゴン、ドラグナーがなければこのクリーチャーは自分の盤面をリセットするデメリットを持ったW・ブレイカーでしかなくなるため、メインデッキには少なくてもドラゴンとドラグナーをそれなりの数投入することにため、この点でさらにデッキ構築が縛られる。
その上でドラグハート、ドラゴン、ドラグナーをきちんとバトルゾーンに並べる必要があるため、プレイングにおいてもかなり手間がかかる。
では、そこまで苦労して得られるリターンが大きいかと言われればそれすらも怪しい。せっかく並べたドラグハート、ドラゴン、ドラグナーも破壊されるわけだが、その犠牲の対価は1枚につき、コスト3以下のドラグハート1枚を出すだけと、リターンどころか下手をすれば逆に自分の盤面が弱くなりかねない。
さらには、盤面制限があるデュエプレではむやみにコスト3以下のドラグハートを並べても邪魔になるだけであり、実質的にフィニッシャーは《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》に限られる。
つまり、前述した苦労を乗り越えて取れるフィニッシュプランが《オール・オーバー・ザ・ワールド》の完成一択しかなく、これは《龍魂》5種が必要で超次元ゾーンの自由枠が3つしかないことを意味する。
《龍魂》カードが破壊対象に含んでくれないのも意外とデメリット。《龍魂遺跡 グリーネ》に限っては出した後に《オール・オーバー・ザ・ワールド》の後にもリソースが残るが、《龍覇 マリニャン》などで《グリーネ》を出しておき、《デッドマン=THE END》効果で場にある《グリーネ》のcipを再利用することもできない。
そして、このカードはほぼほぼ《オール・オーバー・ザ・ワールド》を出すためのカードであるにもかかわらず、《オール・オーバー・ザ・ワールド》が出るとそちらの能力でこのカードは吹き飛んでしまう。
あちらの効果を耐える耐性か、いっそこのクリーチャーも破壊してカウントに含めてくれた方がまだ使いやすかっただろう。
一応、スーパー龍解をするために自動的に盤面を整理してくれるのは噛み合っている。
このカードを用いて各種《龍魂》を一気に出すと、cipがほとんど無駄になってしまうのはネタカードとして芸術点が高い。
《龍魂教会 ホワイティ》 | 相手が《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などを出していれば話は別だが、基本的に《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》の「龍解した時」のリセットでフリーズしたクリーチャーを除去するので無意味になってしまう。 |
《龍魂要塞 ブルニカ》 | 自分の手札は「龍解した時」でリセットされてしまい引く意味がない。 |
《龍魂宮殿 ブラックロ》 | 相手の手札も墓地も「龍解した時」でリセットされてしまい移動に意味がない。それどころか提督マッドネスを捨てようとしたらバトルゾーンに出てからスーパー龍解で除去になるため手札補充は解決されリセットの威力を軽減されてしまう。相手が《疾封怒闘 キューブリック》を捨てたらアンタップ状態の《オール・オーバー・ザ・ワールド》がバウンスで解体されてしまう。百害あって一利なしである。 |
《龍魂城閣 レッドゥル》 | 自分が召喚酔いしている《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》などを出していれば話は別だが、基本的に「龍解した時」でリセットされて付与対象がいなくなってしまう。 |
《龍魂遺跡 グリーネ》 | これのみ「龍解した時」のリセットの影響を受けないゾーンなので、そのままアドバンテージが残る。ただしこのカードを出した後にさらにマナブーストが必要かは微妙なところである。 |
《オール・オーバー・ザ・ワールド》は《破壊神サガ》と【世紀末HDM】を足して2で割ったようなデッキになるが、そもそもこちら側の手札と盤面を失いながら除去されにくいワールド・ブレイカーが残るだけと、手間に対して勝利までの道筋のリターンが釣り合っていない。ゆえにこのカードを使う理由に乏しくなっている。
「多数の味方を犠牲に超次元ゾーンからフィニッシャーを出す」というのは《復活の祈祷師ザビ・ミラ》→《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》と似ているが、後から登場したにもかかわらずこちらの方がフィニッシュ力で劣ってしまっている。
あちらは《ザビ・ミラ》《ガロウズ・デビルドラゴン》に《時空の戦猫シンカイヤヌス》を追加することで、ある程度のブロッカーやS・トリガーを無力化した上でそのままワンショットが可能であるが、こちらは《THE END》→ 《オール・オーバー・ザ・ワールド》と出しても原則リーサルにすら届かない。
入手することで手に入る5枚のカードは有用なため、そちらとの引換券と見るのが良いだろう。
実装直後から現在まで様々なバグが発見されている。
ログ |
【2月22日更新】
◆対応済みの不具合
●《龍覇龍 デッドマン=THE END》の「バトルゾーンに出た時」の効果などのクリーチャーを破壊してその数を参照する効果のカウントの対象に、「破壊されない」もしくは「バトルゾーンを離れない」効果を持つクリーチャーが含まれる。
本来なら、破壊されないや離れない状態のクリーチャーを用いて《龍覇龍 デッドマン=THE END》、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》など「こうして破壊した数」を見る効果に巻き込んだらカウントに含むのが正しいのではないか。