#author("2024-11-13T21:43:06+09:00","","")
#author("2024-11-17T09:12:34+09:00","","")
*【シールドプリズン】 [#Luna_Trigger]

[[デッキ]]の殆どを[[S・トリガー]]持ちの[[シールド追加]]で構成した[[ライブラリアウト]]デッキ。
【逆[[アポロ>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]】、【トリガーライブラリアウト】、【籠城】とも呼ばれる。
[[トリガーデッキ]]の一種であるが攻撃する機会は少なく、相手の山札が切れるまで半永久的に[[シールド追加]]と[[山札回復]]を行い、ライブラリアウトを狙う。
どれだけ攻撃されても果てしなく[[シールド]]が再生される光景の前に、相手は驚かされること請け合いである。

2022年2月に[[デュエマ妄想構築録 vol.44-1 ~火単許すまじ!シールド・プリズン!!~>https://corocoro.jp/special/323794/]]で公式がレシピを公開している。

その基盤が確立・周知されて以降は、ただ単に殴るだけの[[【トリガービート】]]が立ち位置をなくしてしまっている。しかし[[ブロック構築]]などでは極端な例では「[[《呪われし悪魔のミッシツ》]]は使用できないが[[《終止の時計 ザ・ミュート》]]は使用できる」の状況のように基盤カードの都合で[[【トリガービート】]]のほうが環境の立ち位置が良くなるケースはある。

|呪われし悪魔のミッシツ C 光文明 (6)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド/月光王国 3000|
|S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。 |

|聖闘の精霊龍 セイント・カイザー P(R) 光文明 (7)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/ハンター 7000|
|''ブロッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、表向きのままシールド化する。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ライブラ・シールド P(R) 光文明 (5)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|各プレイヤーは、自身の山札の上から1枚目をシールド化する。|

|【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】 UC 水文明 (7)|
|呪文:チームウェイブ|
|''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|次の自分のターンのはじめまで、相手のコスト5以下のクリーチャーは、攻撃もブロックもできない。|
|この呪文がどこからでも自分の墓地に置かれた時、自分の墓地をシャッフルし、山札の一番下に置いてもよい。|

似たような構築に[[【トリガービート】]]が挙げられるが、あちらが積極的に攻める[[デッキ]]であるのに対し、こちらはあまり攻めには回らず守りを固める[[デッキ]]であり、[[S・トリガー]]の割合もこちらの方が高い。
基本的に[[攻撃]]しない[[デッキ]]なので[[クリーチャー]]比率もそれほど高くする必要も無い。

ネタデッキにも思えるが、性質上、盤面制圧や[[ビートダウン]]に対して圧倒的に強く、試合の締めを[[ワンショット]]で終える[[ハンデス]]デッキにも手札0状態でありながら裏目を残す。
[[【5色グレンモルト】]]などを破った上で[[チャンピオンシップ]]における優勝報告も多数確認されており、見た目以上に厄介な[[地雷]]デッキである。
近年では[[シールド追加]]のS・トリガーも増え続けている為、デッキとしての将来性も望めるだろう。

また、[[《幸弓の精霊龍 ペガサレム》]]や[[《ハピネス・ベル》]]といった一時的なシールド追加もこのデッキでは比較的扱いやすい。
自分のターンの始めに[[S・トリガー]]を使えない状態で[[シールド回収]]を行っても、他のシールド追加を[[手打ち]]すれば修復できる為である。

[[S・トリガー]]では無いが、[[シノビ]]と組み合わせるケースもある。
中でも[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]は[[S・トリガー]]こそ無いが、[[山札回復]]と[[シールド追加]]を持つ[[シノビ]]であるため、採用率は高い。

当然だが、[[マナ加速]]や[[手札補充]]も使えるのは使ってしまいたい。[[除去]]が扱えれば相手の[[メタ]]クリーチャーの行動を抑止しやすくなるので便利。
ただし、それらが積まれるようになると[[S・トリガー]]による連鎖的な[[シールド追加]]の可能性も下がってしまうので、本欄での説明は控えておく。
極力[[《護天!銀河MAX》]]や[[《剥楯!月光MAX》]]のような[[モード]]として他の役割も行えるカードを選ぶべきである。

中には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]型も存在する。[[S・トリガー]]や[[《頂上の精霊 ミラクルスZ》]]などの[[超次元]][[召喚]][[サイキック]]、[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]の[[ムゲンクライム]]など様々な角度から封印外しができる。

**主要カード [#main]
***シールド追加(全てS・トリガー) [#nb422d3b]
|クリーチャー||
|[[《偽りの名 ドルーシ》]]|[[cip]]で[[手札]]から表向きに[[シールド追加]]。&br;[[キャントリップ]]付きなので最優先で採用したい。|
|[[《呪われし悪魔のミッシツ》]]|[[cip]]で山札の上から[[シールド追加]]。3000以下の相手に対する[[殴り返し]]も担う。&br;淡泊だが、シールド追加の条件が無い点で優れる。|
|[[《予言者リク》]]|[[cip]]でシールドが2つ以下なら、山札からシールド追加。|
|[[《幸弓の精霊龍 ペガサレム》]]|[[cip]]で山札から[[シールド追加]]。&br;ただし、次のターンで1枚シールド回収する([[S・トリガー]]は使えない)。|
|[[《兵器として産み落とされたカタチ》]]|[[cip]]で山札から[[シールド追加]]する[[ブロッカー]]。&br;ただし、次のターンで1枚シールド回収する(S・トリガーは使えない)。|
|[[《「光魔の鎧」》]]|[[cip]]で[[手札]]から表向きに[[シールド追加]]するブロッカー。&br;手札が無いと動けないので、[[ハンデス]]に注意。|

|呪文||
|[[《偽衒学者の交渉》]]|お互いに任意で3ドロー+山札からシールド追加。&br;このデッキにとってはドローソースになる強化版《ライブラ・シールド》。&br;ドローさせても山札を削れるので痛くない。|
|[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]|[[切り札]]。呪文面で各プレイヤーの山札から[[シールド追加]]を行い、[[ライブラリアウト]]も促進。&br;クリーチャー面も相手1体を[[シールド化]]させる[[ブロッカー]]。[[呪文メタ]]などを消すのに役立つ。|
|[[《フェザン・ルーラー》]]|[[山札]]からシールド追加。|
|[[《ヘブンズ・ダブルテイル》]]|山札から[[シールド追加]]。相手クリーチャー2体の[[タップ]]も選択可能。|
|[[《ルクショップ・チェサイズ》]]|山札の上から2枚選んで[[シールド追加]]と[[手札補充]]。[[スーパー・S・トリガー]]はおまけ。|
|[[《魔城の死神エルガイザ/「ようこそ、我が魔城へ」》]]|呪文面が山札から[[シールド追加]]+[[オールタップ]]。|
|[[《AND・スパーク》]]|山札から[[シールド追加]]。シールドが2つ以下なら[[オールタップ]]も発生。|
|[[《DNA・スパーク》]]|オールタップ。シールドが2つ以下なら、山札から[[シールド追加]]も発生。|
|[[《極閃呪文「バリスパーク」》]]|オールタップ。2枚目以降のブレイクなら[[シールド追加]]か相手エレメントの[[シールド送り]]も発生。|
|[[《ハピネス・ベル》]]|山札から2枚の[[シールド追加]]。&br;ただし、次のターンで2つシールド回収する([[S・トリガー]]は使えない)。|
|[[《深緑の魔方陣》]]|[[自然]]の[[呪文]]。マナゾーンから[[シールド追加]]。|
|[[《調和と暴動の混乱》]]|山札からシールド追加。変則的な[[火力]]も内蔵。|
|[[《ダママ団の聖護Go!》]]|山札からシールド追加。[[攻撃誘導>可能であれば攻撃する]]も選択可能だが、余り味方がタップされないのでおまけ。|
|[[《神聖で新生な霊樹》]]|山札から表向きに[[シールド追加]]。[[マナ回収]]も可能。|
|[[《剥楯!月光MAX》]]|山札から[[シールド追加]]。[[除去]]と[[シールド回収]]も選択出来る。|
|[[《護天!銀河MAX》]]|[[手札]]から表向きに[[シールド追加]]。[[バウンス]]も選択出来る。|
|[[《虚無の守護者グリ・ラ/無情の光》]]|手札から[[シールド追加]]。クリーチャー面は[[cip]]で[[S・トリガー]]を[[墓地回収]]。|
|[[《斬撃と防衛の矛盾》]]|シールドが2つ以下なら、山札から[[シールド追加]]。3000以下の火力も選択出来る。|

***山札回復 [#mc045b04]
-[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]で山札回復[[cip]]を奪われるとライブラリアウトが大幅に遠のくので、呪文が好まれる。理由が無ければ防御札になる[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]安定。

|呪文||
|[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]|コスト5以下の[[攻撃]]と[[ブロック]]を封じる。墓地に置かれると[[山札回復]]。|
|[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]|呪文面で[[マナ加速]]と山札回復。クリーチャー面も貴重なアタッカー。|
|[[《神の試練》]]☒|そもそも山札が無くても負けない状態を作ることができるドローソース。このデッキだと条件はやや厳しめ|

|クリーチャー||
|[[《缶隊長 サーディン》]]|[[cip]]で山札回復。S・トリガー[[ブロッカー]]としても。|
|[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]|~|
|[[《ポクチンちん》]]|[[cip]]で山札回復。コスト踏み倒しメタも内蔵。|
|[[《緑知銀 グィムショウ》]]|cipで相手の[[墓地]]をリセット。墓地に置かれると[[山札回復]]。|
|[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]|1マナのブロッカー。墓地に置かれると[[山札回復]]。|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|[[ニンジャ・ストライク]]7。cipで[[シールド追加]]&[[山札回復]]。&br;ただし、このデッキではマナが溜まるまで時間が掛かるのに注意。|

**サポートカード [#hf5e0f15]
|クリーチャー||
|[[《超光喜 エルボロム》]]|ブロッカー。cipと[[アタックトリガー]]で1ドローしながら手札からシールド追加。&br;[[ハイパー化]]すればシールド追加されたターンの終わりにS・トリガーを手札から踏み倒し。|
|[[《音響の精霊ルルフーラ》]]|ブロッカー。光呪文に対する[[ロック]]を無効化。[[cip]]または疑似[[マッドネス]]による2[[ドロー]]も。|
|[[《霊騎コルテオ/プロテクション・サークル》]]|呪文面で[[手札]]から[[シールド追加]]。このデッキなら[[キャントリップ]]も狙いやすい。&br;クリーチャー面は複数体[[タップ]]するS・トリガー。|
|[[《油殿の精霊龍 オイルマーネ》]]|各ターン始めてのシールド追加時に、さらに追加でシールドを増やす。&br;[[cip]]で山札からシールド追加。味方全員に[[エスケープ]]付与も。|
|[[《ホワイト・スワン》]]|cipで各プレイヤーの山札から2枚のシールド追加。シールドが5枚以上で[[パンプアップ]]。|
|[[《天武の精霊ライトニング・キッド》]]|[[シールド・プラス]]と[[シールド・フォース]]で相手の攻撃を誘発。|
|[[《緑知銀 ダッカル》]]|[[cip]]や呪文使用時に、表向きで[[シールド・プラス]]。[[無色]]メタ効果も。|
|[[《「慈愛の衛生姫」》]]|各ターン、始めてのシールド追加時に[[シールド・プラス]]。&br;[[ギャラクシールド]]で2マナ。|
|[[《「機械の番犬」》]]|各ターン、始めてのシールド追加時に[[キャントリップ]]。|
|[[《青守銀 アドマニ》]]|[[準バニラ]]だが、[[シールド追加]]を行えばタダ|
|[[《赤攻銀 イザヤック》]]|~|
|[[《赤攻銀 アサラーム》]]|cipでシールドを倍増。[[光]]以外のS・トリガーが使えなくなる[[デメリット]]に注意。|
|[[《超神龍ラディオ・ヤエサル》]]|[[マナ進化V]]。cipで[[スーパー・シールド・プラス]]。|
|[[《「正義星帝」 <ダンテ.Star>》]]|大型進化フィニッシャー。味方の攻撃時にシールド追加。|
|[[《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]|cipで山札からシールド追加。シールド追加時に[[GR召喚]]。&br;呪文面は《グィムショウ》や《ワカメチャ》の山札回復のタネに。|
|[[《MAX・ザ・ジョニー》]]|ブレイク数に応じてシールド追加する[[パワード・ブレイカー]]。シールドが10枚以上で[[エクストラウィン]]。|
|[[《スゴ腕プロミキサー》]]|構成を調整すれば《ホワイト・スワン》確定[[リクルート]]になる[[S・トリガー]][[ヨビニオン]]|

|呪文||
|[[《理想と平和の決断》]]|[[光]]と[[水]]指定の最大2[[手札補充]]と1[[シールド追加]]、[[コスト]]3以下指定の[[シールド送り]]による[[エレメント]][[除去]]の3つから重複可能で2つ選ぶ。&br;革命2で[[S・トリガー]]化。|
|[[《百威と族絆の決断》]]|相手の最小パワーを全て[[マナ送り]]、山札からシールド追加&マナブースト、&br;コスト5以下[[エレメント]]踏み倒し&それを[[ブロッカー]]化する、の3つから重複可能で2つ選ぶ。&br;相手が相手のマナゾーンの枚数より大型のクリーチャーを出していたら[[S・トリガー]]化。|
|[[《トライガード・チャージャー》]]|[[シールド回収]]と[[シールド追加]]を担う[[チャージャー]]。序盤の動きを速めるなら。|
|[[《ドレミ団の光魂Go!》]]|S・トリガー。オールタップか、1ドロー&光が水のコスト5以下呪文踏み倒しから選べる。|
|[[《目的不明の作戦》]]※|S・トリガー。[[コスト]]7以下の[[呪文]]を[[墓地]]から[[踏み倒し]]。|
|[[《ポジトロン・サイン》]]※|S・トリガー。他のS・トリガー呪文を山札の上4枚から踏み倒し。|
|[[《アポカリプス・デイ》]]|S・トリガー。場のクリーチャーが敵味方問わず6体以上いれば全破壊。&br;果てしない[[シールド追加]]に対抗すべく、場を並べてきた相手に刺さる。|
|[[《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]|呪文面が3[[バウンス]]のS・トリガー。クリーチャー数の差が付きやすいのでクリーチャー面も踏み倒しやすい|
|[[《サイバー・ブレイン》]]|S・トリガーの[[手札補充]]。《「光魔の鎧」》など[[手札]]からシールド追加を行う際に事前に使いたい。|
|[[《ガールズ・ジャーニー》]]|S・トリガーの[[手札補充]]。此方は[[マナ基盤]]に優れる強みがある。|
|[[《龍脈術 水霊の計》]]|S・トリガーの[[手札補充]]。除去も可能だが、[[手打ち]]は不可能に近い。|

***超次元の候補 [#y91813af]
|[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]|《呪われし悪魔のミッシツ》から[[侵略]]するT・ブレイカー。[[cip]]で大型を[[フリーズ]]。|
|[[《頂上の精霊 ミラクルスZ》]]|擬似[[モヤシ]][[ブロッカー]]の[[コマンド]]。デッキの純度を落とさない[[封印]]外し要員。|
|[[《13番目の計画》]]|山札を増やして[[ライブラリアウト]]防止。|
***超GRゾーンの候補 [#tf1227ce]
|[[《カブXII》]]|[[火力]]に強い|
|[[《ドドド・ドーピードープ》]]|殴れる高パワーGR獣|
|[[《暗黒の騎士ザガーンGR》]]|~|
|[[《ヘルエグリゴリ-零式》]]|~|
|[[《白皇鎧の意志 ベアスケス》]]|[[マナドライブ]]で離れた時に[[シールド追加]]|
|[[《バツトラの父》]]|相手クリーチャーの[[攻撃]][[中止]]|
|[[《防護の意志 ランジェス》]]|[[ブロッカー]]|
|[[《捕縛の意志 フェルメル》]]|条件付きの[[cip]]で相手を[[タップ]]|
|[[《ブレイン・テンタクル》]]|ブロッカー。手札交換から《クリック》や《グィムショウ》誘発も狙える|
|[[《続召の意志 マーチス》]]|マナドライブ達成時cipでGR召喚|
|[[《防羅の意志 ベンリーニ》]]|マナドライブ達成時cipで自壊キャントリップ+手札をシールド化。《ハイオリーダ》と相性抜群|
|[[《天啓 CX-20》]] |マナドライブでリソースを稼ぐ。色が合わない場合もある|
|[[《サザン・エー》]]|~|
|[[《クリスマIII》]]|~|
|[[《回収 TE-10》]]|~|
***その他 [#i48181da]
|[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]|[[全体除去]]を放ちながら[[封印]]で一気に[[山札]]を削る。3回[[除去]]されると[[特殊敗北]]するので[[禁断爆発]]のタイミングには注意。|
**このデッキの戦い方・弱点 [#Jack_in_the_Shield]
序盤は[[多色]]カードをマナゾーンに置いて、中盤以降の[[手打ち]]に備えておこう。
[[光]]を含まないカードが採用しにくいため、[[マナ基盤]]となる多色カードの優先度は高い。
カードの使用は相手の[[ブレイク]]まで待つ事が多い為、多色の[[マナ>マナゾーン]][[タップイン]]が[[デメリット]]になりにくい。
マナが溜まったら[[シールド追加]]を[[手打ち]]していく。
[[ライブラリアウト]]を狙う型では[[《偽衒学者の交渉》]][[《ライブラ・シールド》>《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]][[《ホワイト・スワン》]]等、双方に[[シールド追加]]させて相手の[[山札]]を削れるカードを特に積極的に回して[[ライブラリアウト]]を早めたい。
並んだクリーチャーでチマチマ攻めていく[[【トリガービート】]]寄りの型ではシールド追加はさせない方が良いため、ここはトレードオフ。

その性質上、[[コスト]]が高い[[カード]]が多く積まれるためすぐには動けない。また、妨害手段や攻撃手段も貧弱で、相手のしたい行動をほとんど素通ししてしまう。
このためそもそも[[ブレイク]]する気がない[[エクストラウィン]]狙いの[[コンボデッキ]]に極度に弱い。
[[ライブラリアウト]]狙いに対しては[[山札回復]]手段があるためデッキ相性次第。
[[シールド追加]]の[[S・トリガー]]への依存度が高過ぎるため、[[《ギガボルバ》]]や[[シールド焼却]]などの[[S・トリガー]][[メタ]]や[[コスト踏み倒しメタ]]、[[呪文メタ]]、シールド追加メタなどにも極端に弱い。また、当然だが相手が[[山札回復]]を採用している場合も詰めきるのに時間がかかる。これらが積極的に採用されやすい[[コントロール]]にもやや不利。

反面、[[シールド追加]]を持つ[[S・トリガー]]が豊富に積まれているため、[[S・トリガー]]に対するケア手段を持たない[[ビートダウン]]相手には殆ど間違いなく勝つことができる。[[【白黒赤ファイアー・バード】]]ですら[[《コッコ・武・ルピア》]]や[[《鎧機天 シロフェシー》]]を積まない限り大体受け切れると聞けばその凄さが分かるだろう。しかし逆に言えば[[メタ]]や[[山札回復]]で身動きが取れなくなるため、[[《コッコ・武・ルピア》]]や[[《鎧機天 シロフェシー》]]を[[1枚積み]]しただけの[[【白黒赤ファイアー・バード】]]にあっさり踏み潰されるなど、[[銀の弾丸]]一つで簡単に相性を捻じ曲げられやすい。
このように相性差が極端に激しいデッキであるため、大会で使用するにあたってはまず環境を精査することが必須となる。

また、注意点として[[《護天!銀河MAX》]]などで表向きの[[シールド追加]]を行う際、[[山札回復]]用のカードを置かないように注意しなければならない。
相手がそのシールドを[[ブレイク]]してくれなくなると、此方のライブラリアウトを防ぐカードが失われてしまうからである。

デッキの性質上、制限時間ギリギリの長期戦になりやすい。相手の[[投了]]も期待しづらく、道連れ狙いで時間切れによる[[両者敗北]]を狙われることさえある。[[競技ルール>デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]により故意の遅延は禁止されているが、いちゃもんの余地を減らすためにも自分の手番は早く終わらせることを心掛けたい。

**環境において [#p714f72b]
それまで知る人ぞ知るデッキで、にわかに信じがたい動きをする上に使用者が少ない事から、実在そのものが疑われていた。[[アドバンス]]を中心に何度か上位入賞報告はされたが、実態が[[【トリガービート】]]であったり完全な[[ライブラリアウト]]構築ではなかったりした。

だがしかし『[[全国大会2023>公式大会]]』開始前にカードショップ経営者筋の動画で【逆アポロ】なる名称の型が宣伝され、上位入賞はしなかったが実際に『全国大会2023』で使われたことを機に徐々に知名度が上がり、オリジナル、アドバンス共に、【逆アポロ】の上位入賞の報告が度々されている。

環境進出初期のアドバンスでは[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]や[[《熊田すず》]]などを採用した[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]型が主流の1つであった。当時は[[《頂上の精霊 ミラクルスZ》]]や[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]を[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に侵略させる型もあった。

[[DM23-BD7]]で[[《偽衒学者の交渉》]]を獲得。[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]と合わせて[[S・トリガー]]だけで強制[[シールド追加]]を8枚積み出来るようになり[[ライブラリアウト]]プランが強化された。

[[DM24-RP1]]で[[《百威と族絆の決断》]]を獲得。

2024年7月上旬には、[[《ホワイト・スワン》]]を4枚採用した[[【超光喜 エルボロム】]]折衷型を3面採用したチームが170チーム参加のオリジナルのチャンピオンシップを優勝している。中旬にはコンセプト的に同様の型だが、[[《超光喜 エルボロム》]]の採用を見送った代わりに[[《機怪人形ガチャック2》]]や[[《理想と平和の決断》]]が採用され、フィニッシャーに[[《MAX・ザ・ジョニー》]]が投入されるなど細部が異なる型が個人戦で結果を出した(オリジナル、59人参加、準優勝)。これらの型は[[《ホワイト・スワン》]]を軸とするため【白青黒スワン】と呼ばれる。

[[DM24-EX1]]発売前最終週末には、【逆アポロ】に[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]と[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]で能動的に動くプランを加えた【逆逆アポロ】なる構築も確認された(38人参加、アドバンス、優勝)。
【逆アポロ】自体が流行中の[[【ブラックXENARCH】>【零龍ギャスカ】#xenarch]][[【赤黒バイク】]][[【青赤マジック】]]に有利で、さらに[[ミラーマッチ]]で差を付けるために採用したとのこと。[[ミラーマッチ]]だけ見るなら[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]はリンク前を1枚ずつ出しても十分間に合うため、《ザビ・ミラ》は純粋な[[コンボパーツ]]、または[[自然]][[マナ基盤]]を引けなかった時に[[《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》]]を出すための保険である。
ループルートは[[《聖斬のコード アシッド》]]を無限に出し入れするものと、残り山札を3枚にして[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]と《ブライゼナーガ》で強制[[シールド追加]]を繰り返すものの2種類あり、後者だけでも十分な気はするが[[要求値]]の高さが気になって当日の朝に[[《聖斬のコード アシッド》]]を入れたらしい。

[[DM24-EX1]]期にはオリジナルで[[《悪魔聖霊フンボルト》]]を1枚積みした型が結果を出した(64人参加、優勝)。また、この頃には[[《百威と族絆の決断》]]や[[《Dの爆撃 ランチャー・ゲバラベース》]]、[[《調和と繁栄の罠》]]が投入された[[白青緑]]が開拓された。シールド追加や[[《百威と族絆の決断》]]でのエレメント呼び出し機構を[[《光霊姫アレフティナ》]]でのフィニッシュに活かした型も散見される。頃合いを見て[[《CRYMAX ジャオウガ》]]+αで雑殴りする型も。

『[[超CSⅦ in横浜>超CS]]』(オリジナルでの3人1チーム戦)では【白青黒スワン】括りで予選突破のベスト128の384人中10人が使用と予選実績9位。

[[DM24-RP3]]で[[《アクア・ギャクテンポインター》]]、[[《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》]]を獲得。【シールドプリズン】なら呪文統一にしてもデッキとして成立するため《ギャクテンポインター》[[ループ]]や[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]踏み倒しを[[フィニッシャー]]に据えた型が開発されていたが、《ギャクテンポインター》の[[エラッタ]]により前提から崩壊した。

[[《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》]]は主に[[2ブロック構築>ブロック構築]]用だが、一部ではオリジナルに単純な除去として入る。無限に耐久してマナチャージを繰り返すこのデッキにおいては[[コスト]]5など安いものである。

[[DM24-EX2]]で[[《スゴ腕プロミキサー》]]を獲得。単純に[[《ホワイト・スワン》]]の嵩増しになる。[[《スゴ腕プロミキサー》]]を3枚投入した型が早速[[DM24-EX2]]発売日のオリジナルの151人参加のチャンピオンシップを優勝。

『[[DMGP2024-2nd>公認グランプリ]]』Day1の[[アドバンス]]部門では【逆アポロ】括りで予選突破のベスト128進出者が2人。

このデッキの存在は型落ちしたカードがこのデッキへの対策として再び脚光を浴びるきっかけにもなっており、[[【青黒緑マルル】]]に[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]が入るようになったり、[[アドバンス]]の[[【白黒赤ファイアー・バード】]]に[[《ハイドラ・ギルザウルス》]]が入るようになったり[[【白赤緑ドリームボルシャック】>【赤緑ボルシャック】#rfndream]]に[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が入るようになったりが、その好例である。

[[DM24-BD4]]で[[《魔城の死神エルガイザ/「ようこそ、我が魔城へ」》]]を獲得。呪文面が無条件で盾追加+オールタップという強化版[[《AND・スパーク》]]。クリーチャー面が[[《スゴ腕プロミキサー》]]を妨害してしまう事だけ欠点。
**参考 [#reference]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[トリガーデッキ]]
-[[デッキ集/ライブラリアウト]]
-[[シールド追加]]
-[[地雷]]
-[[《呪われし悪魔のミッシツ》]]
-[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]
-[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]
-[[【トリガービート】]]
-[[【トリガーロージア】 (デュエプレ)]]

&tag(デッキ集,S・トリガーデッキ);