#author("2023-11-09T10:09:00+09:00","","") #author("2024-03-02T04:22:43+09:00","","") *【ゾンビパルテノンループ】 [#dcc74963] [[《ゾンビポンの助》]]、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]、[[《アクア・ティーチャー》]]のコンボと[[山札回復]]札で毎ターン[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]を使い回す[[ループ]]デッキ。[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]に依存しないため[[オリジナル]]でも使用可能。 [[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]と[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]が登場した2020年7月時点で構築が可能になっていた。 しかし、下記にもあるように''2021年4月に[[召喚]]と[[出せない]]の裁定変更により元々の挙動がとれなくなったことによって消滅した''。 ここではループのメインパーツを占める水文明に、有用な[[スノーフェアリー]]が多い白緑をタッチした構築を紹介する。 **主要カード [#c7d81424] |[[《ゾンビポンの助》]]|ループパーツ| |[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]|~| |[[《アクア・ティーチャー》]]|~| |[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]|[[フィニッシャー]]。相手を毎ターンロックすることができる| |[[《アクア忍者 ライヤ》]]|手札を減らさずに、バトルゾーン[[着地]]回数を稼ぐ| **その他有力カード [#g6312abd] |[[《ダンディ・ナスオ》]]☒|2マナで1枚[[マナゾーン]]や[[墓地]]にサーチ| |[[《陰陽の舞》]]※|[[マナ爆誕]]0で5枚目の《ゾンビポンの助》として機能。水の[[マナ基盤]]になれないのが難点| |[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]|墓地に送られた時[[山札回復]]を行う1コスト[[ブロッカー]]| |[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]|墓地に送られた時[[山札回復]]を行う[[プリン効果]]持ち[[S・トリガー]]| |[[《堕呪 ゴンパドゥ》]]|[[キーカード]]を持ってくる| |[[《*/弐幻サンドロニア/*》]]|~| |[[《シークレット・クロックタワー》]]|~| |[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|~| |[[《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》]]|~| |[[《海底鬼面城》]]※|~| |[[《十・二・神・騎》]]|~| |[[《神出鬼没 ピットデル》]]|[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]らを[[ディスカード]]できる| |[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|クリーチャー面はオマケ/0[[マナ]]で動ける[[コスト踏み倒し]]系統への対策| |[[《生命と大地と轟破の決断》]]☒|マナゾーンをリソースに展開| |[[《セイレーン・コンチェルト》]]※|実質ノーコストの[[マナ回収]]| **[[スノーフェアリー]]候補[#y7c0a873] 《アクア忍者 ライヤ》や、《アクア・ティーチャー》を出すための[[マナ基盤]]として使える[[水]]文明のカードを優先したい。裏を返せば、《ライヤ》に依存しきらない構築に寄せれば寄せるだけ、スノーフェアリー側の構築の自由度は段違いに上がる。 |[[《霞み妖精ジャスミン》]]|初動マナブースト。召喚回数稼ぎのためにも| |[[《再生妖精スズラン》]]|初動マナブースト。手札の状況に関係なくマナゾーンから出して召喚回数を稼げる| |[[《珊瑚妖精キユリ》]]|水を含む2コストの[[スノーフェアリー]]。コスト軽減能力の恩恵はこのデッキにほぼない| |[[《虹色妖精ポミリン/レイニー・アトラス》]]|[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]を[[サーチ]]できるが、その他の主要カードを持って来れない| |[[《眼鏡妖精コモリ》]]|安定して[[アンタップイン]]の[[マナブースト]]ができる| |[[《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》]]|実質0[[マナ]]で[[クリーチャー]]が出た回数を稼げる/[[汎用>汎用性]][[除去]]。[[《ティーチャー》>《アクア・ティーチャー》]]の[[能力]]を[[ループ]]させれば[[手札]][[コスト]]にも困らない| |[[《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》]]|実質0[[マナ]]で[[クリーチャー]]が出た回数を稼げる/[[汎用>汎用性]][[除去]]。[[《ティーチャー》>《アクア・ティーチャー》]]の[[能力]]を[[ループ]]させれば[[手札]][[コスト]]にも困らない| //|[[]]|| **概要 [#eb062174] 当時の「[[召喚]]」のルールを利用したループ。 まず、当時の裁定を含めた下記の3つのルールを抑えておきたい。 -[[《ゾンビポンの助》]]はコスト0の無色なので、コストを支払わずに召喚できる。 -[[《ゾンビポンの助》]]はカードに能力が書かれていない[[バニラ]]である。[[注釈文]]が書かれているが、これは能力ではない。 -[[召喚]]は、バトルゾーンに出せない状態でもクリーチャーを召喚宣言することはでき、この場合「召喚は成立したがバトルゾーンには出ない」という扱いになっていた。※当時のルール。2021年4月以降は出せない状態ではクリーチャーを召喚することはできなくなった。 +最速2ターン目に[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を展開する。次のターンに[[《アクア・ティーチャー》]]と適当なクリーチャーを2体出し、自分のクリーチャーをバトルゾーンに出せない状態にする。 --ここで出すクリーチャーは、[[cip]]で自身を[[バウンス]]でき、1枚で完結する[[《アクア忍者 ライヤ》]]が最適だが、ターンの終わりにマナゾーンに戻る[[《再生妖精スズラン》]]や2枚目以降の[[《ゾンビポンの助》]]でも代用可能。 +[[スノーフェアリー]]5枚、[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]、[[《神出鬼没 ピットデル》]]、[[山札回復]]用カードが手札にそろうまで[[《ゾンビポンの助》]]を何度も[[召喚]]し、[[《アクア・ティーチャー》]]の効果でドローし続ける。 召喚した[[《ゾンビポンの助》]]はバトルゾーンに出せずに手札に戻るが、[[《アクア・ティーチャー》]]の[[召喚した時]]能力はトリガーする。 +手札にそろえた[[スノーフェアリー]]5体の[[ディスカード]]を代替コストに、[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]を唱える。これにより相手に強力な[[ロック]]をかける。 +[[《神出鬼没 ピットデル》]]で[[山札回復]]用カードを手札から墓地に捨て、[[墓地]]の[[スノーフェアリー]]ごと山札に戻す。 +一度相手にターンを返す。 --この際、相手に[[《ブラッディ・クロス》]]を唱えられると[[ライブラリアウト]]する危険性があるため、なるべく山札は4枚以上残しておくことを推奨する。 +2.に戻る。これを相手の山札が切れるまで行う。 [[山札回復]]を担える水文明のカードには[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]と[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]の2種類がある。 前者はループ始動のパーツとなり、後者はデッキの防御力を強化できる。環境に合わせて枚数を調整すると良いだろう。 また、[[《アクア・ティーチャー》]]と[[《アクア忍者 ライヤ》]]の3体を召喚する必要があることから、[[マナ基盤]]は水が重要になるため、デッキに投入するカードは[[スノーフェアリー]]も[[水]]を持つカードを入れるのが望ましい。 [[カード指定除去]]を警戒する場合は5マナ貯まるまで手札に[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を溜め込んでも良い。 その場合[[ハンデス]]には注意。 **弱点 [#v93398ba] 現実的な確率では最速3ターン目にロックを始動できるものの、手札[[要求値]]が高く、4ターン目でも動けないこともザラにある。その局面にメタカードが間に合ってしまうケースも多い。 受けも強くないため[[【ドギラゴン閃】]]などの3ターンキルを目指す[[【速攻】]]には弱い。 [[アドバンス]]では、[[【オカルトアンダケイン】]]などの墓地利用デッキは、[[《零龍》]]や[[《百万超邪 クロスファイア》]]、[[《暗黒鎧 ザロスト》]]などマナを必要としないクリーチャーを用いてロックを貫通してくるため天敵である。 他にも弱点は多く、下記の通り対策カードは充実している。 **対策カード [#r64d00c7] ***各種軽量ハンデス [#z3f42cd7] 手札[[要求値]]が高いコンボであるため、序盤にキーカードを捨てさせることで優位に立ち回れる。 主要パーツは軒並み低コストであるため、[[ピーピングハンデス]]ができる[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]が有用。 ***各種[[カード指定除去]]カード [#pa32e1f7] [[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]をどかす。 コスト2と軽いため、[[《種デスティニー》>《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》]]ら軽量カードでも十分対応できる。 ***[[呪文]][[ロック]]・数字メタ [#p8aceb68] [[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]の詠唱を止め、ロックを防ぐ。 [[《ミラクルストップ》]]や[[《奇天烈 シャッフ》]]など中域コストのものが多いが、決まれば勝率をグンと上げることができる。 ***[[《「敬虔なる警官」》]] [#u4e784bc] [[《アクア・ティーチャー》]]らの召喚を1ターン止めるロックカード。 [[《アクア・ティーチャー》]]を先に出されていても[[バウンス]]できる。 **その他 [#ja9a8b00] //-2021年3月に、とある有志が開催した[[リモートデュエマ]]大会([[チャンピオンシップ]]の[[リモートデュエマカップ]]ではない)で優勝を果たし、最速3ターン目からロックが成立することから、ネット上で話題となった。 -ドローや手札交換、マナブーストを充実させて安定感を高め、スノーフェアリーを初動、召喚回数稼ぎに最大限利用した型もある。 //-かつてのルールでは、「[[召喚した時]]」というのは、「召喚してバトルゾーンに出した時」と同義であり、バトルゾーンに出せない状態にあるクリーチャーは召喚することもできないため、このデッキは成立しなかった。このデッキの誕生によって、多くのプレイヤーが現在の召喚のルールを改めて見直すいい機会になったと言える。 -2021年4月14日の召喚に関する裁定変更によって「[[召喚]]は成立したが[[出ない>出せない]]」という現象が実現できなくなり、デッキ消滅となった。 **参考 [#s7420446] -[[ループ]] -[[召喚]] &tag(デッキ集,ループデッキ,裁定変更);