#author("2024-06-04T18:31:20+09:00","","")
#author("2024-07-08T11:26:41+09:00","","")
*【ダークネスコントロール】 [#d5a1e66f]

**概要 [#caeb2d92]

【アナカラーダークネス】とも呼ばれる、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]や[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]などの汎用除去やハンデスで相手を[[コントロール]]し、[[《S級宇宙 アダムスキー》]]の[[ブレイク]][[置換効果]]によって相手の[[山札]]を削って[[ライブラリアウト]]させる[[デッキ]]。[[【青黒緑デッドダムド】]]を[[【アダムスキーライブラリアウト】]]に寄せ、[[メタ]][[クリーチャー]]を増やし[[コントロール]]気味にしたような構成になる。パーツ自体は[[DMRP-17]]の時点で揃っていたが、本格的に使われるようになったのは[[DMEX-15]]期のことである。
[[火文明]]を投入したものは【4色ダークネス】、【4色アダムスキー】等と呼ばれている。

|絶望と反魂と滅殺の決断 SR 闇文明 (5)|
|呪文|
|この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の下に置く。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|►相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。|
|►コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地から出す。|
|►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。|

|S級宇宙 アダムスキー SR 水文明 (7)|
|進化クリーチャー:マジック・コマンド/S級侵略者 7000|
|進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置く。|
|S級侵略[宇宙]:水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、バトルゾーンまたは自分の手札にあるこのカードをその上に重ねてもよい)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーはブロックされない。|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、かわりに相手の山札の上から2枚を、持ち主の墓地に置く。|

**主要カード [#t0372e70]
|[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]|デッキの核。|
|[[《S級宇宙 アダムスキー》]]|[[フィニッシャー]]。|
|[[《SSS級天災 デッドダムド》]]|手軽に出せる盤面[[除去]]。|
|[[《禁断機関 VV-8》]]※|[[追加ターン]]によって確実な勝利をもたらす。|
|[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]|《デッドダムド》の最も有力な[[侵略]]元。デッキ内の色々なカードと[[シナジー]]がある。|
|[[《天災 デドダム》]]|デッキパワーを底上げする汎用カード。|

**候補カード [#je8f6089]
|[[《とこしえの超人》]]|お馴染み[[超GR]]、[[超次元]]メタ。|
|[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]|最速[[侵略]]元&[[メタ]]除去|
|[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]|[[除去]]+[[GR召喚]]|
|[[《乱罪 ダイパ殺デー》]]|[[セルフハンデス]]+[[GR召喚]]|
|[[《幽鬼ブチャカティ》]]|[[ハンデス]]+[[GR召喚]]+[[ブロッカー]]|
|[[《魂晶 リゲル-2》]]|《黒決断》に対応する、[[除去]]兼[[回収]]札。|
|[[《超次元エクストラ・ホール》]]|[[墓地利用メタ]]兼[[サイキック]]リクルーター|
|[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|墓地メタと[[ライブラリアウト]]対策。|
|[[《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》]]|[[受け札>防御札]]。上面を[[踏み倒しメタ]]としても。|
|[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|[[踏み倒し]]に反応して場に出て、&br;[[ドロー]]と[[攻撃制限]]を行う[[コマンド・ドラゴン]]。|
|[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|初動[[マナブースト]]。&br;[[受け札>防御札]]である分[[《フェアリー・ライフ》]]より優先。|
|[[《地龍神の魔陣》]]|初動[[マナブースト]]兼[[サーチ]]札。&br;[[G・ストライク]]でもある万能札だが、[[多色]]のため枚数は要調整。|
|[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]|5マナ下における《黒決断》以外の強力な動きとして。|
|[[《ドンドン水撒くナウ》]]|受け札兼《アダムスキー》を[[マナ回収]]。|
|[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]|[[受け札>防御札]]兼[[ドローソース]]。&br;主に《ジェイシーエイ》とセットで採用される。|
|[[《神の試練》]]※|[[リソース]]系[[重量級]][[マナドライブ]]で[[追加ターン]]獲得をアシスト|
|[[《神の試練》]]☒|[[リソース]]系[[重量級]][[マナドライブ]]で[[追加ターン]]獲得をアシスト|
|[[《魔天降臨》]]※|終盤《アダムスキー》で山札を削り切れない場合に、&br;マナと手札の交換による[[ランデス]]で確実にターンを得る。|

**[[火文明]]を含む場合の候補カード [#no568vi9]
|[[《ドンドン火噴くナウ》]]|[[受け札>防御札]]兼[[リソース]]拡張要員。[[色基盤>マナ基盤]]としても使える。|
|[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]|大半の[[メタ]][[クリーチャー]]はこれで倒す。&br;《シ蔑》→《黒決断》と使い回し、しつこく[[《卍 新世壊 卍》]]を除去することで[[【青魔導具】]]を機能不全にする。|
|[[《“魔神轟怒”万軍投》]]|[[重量級]][[マナドライブ]]で[[リソース]]確保。&br;相手の[[《とこしえ》>《とこしえの超人》]]が存在しないところで撃たなければならないためタイミングはシビア|
|[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]|《アダムスキー》に代わる[[フィニッシャー]]。|

**候補GR [#sd664de2]
|[[《天啓 CX-20》]]|[[ドローソース]]|
|[[《サザン・エー》]]|~|
|[[《クリスマIII》]]|[[マナ回収]]で、マナに落ちた[[リソース]]カードを拾う。|
|[[《カット 丙-二式》]]|[[ピーピングハンデス]]|
|[[《回収 TE-10》]]|《エクストラ》や《シ蔑ザンド》を使い回す。|
|[[《ソゲキ 丙-一式》]]|[[セルフハンデス]]|
|[[《ロッキーロック》]]|超GR[[圧縮>山札圧縮]]。《シ蔑ザンド》を使ってもクリーチャーが残る。|
|[[《全能ゼンノー》]]|相手の足止め。このデッキの場合、[[GRクリーチャー]]を場に残しにくく&br;[[cip]]や[[pig]]を持たないこのクリーチャーの優先順位は低い。|
|[[《スカップIII》]]|[[《異端流し オニカマス》]]など《デッドダムド》では届かないクリーチャーの除去に。|
|[[《ポクタマたま》]]|[[墓地利用メタ]]。|

**候補超次元 [#ma8e7418]
|[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]|[[呪文]]メタ。|
|[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]|後半に《ヴェルデ》と合わせ、[[スピードアタッカー]]を作れる。|
|[[《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》]]|定番小型除去|
|[[《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>》]]|[[ブロッカー]]|
|[[《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》]]|~|
|[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]|~|
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[【ドギラゴン閃】]]の[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]対策|
|[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|[[覚醒]]させることで除去されづらい侵略元に|
|[[《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》]]|《ジェイシーエイ》から呼び出せる侵略元。|

**このデッキの回し方 [#o49c48d3]
[[《天災 デドダム》]]等のマナブーストや、[[《乱罪 ダイパ殺デー》]]によるハンデス、[[《とこしえの超人》]]による妨害から[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]へ繋げ、その圧倒的な対応力でコントロールしつつ、リソース差を広げていく。[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]+[[《SSS級天災 デッドダムド》]]や[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]で盤面をとり、最終的に複数体並んだ[[コマンド]]達を[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に侵略させ、[[ライブラリアウト]]に持ち込む。

**環境において [#o56v76b1]
[[DMRP-17]]後期に非公式のオンライン対戦ツールで結果を残したのを皮切りに環境に登場。当初は[[光文明]]以外の4色で組まれ、当時のトップであった[[【5色グレンモルト】]]に対して有利をつけられるデッキとしてじわじわと注目されることで環境入りを果たした。[[DMRP-18]]期になると、登場した[[《アルカディアス・モモキング》]]に手を焼くことが増え、やや立場が後退することとなるも、その地力の高さから完全に環境に定着した。
[[DMRP-19]]期になると、[[火文明]]をカットし、空いた枠に[[《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》]]等を入れ、[[青黒緑]]のみで組んだ型が主流となったり、[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]による連続[[エクストラターン]]に寄せた亜種が登場したりと構築に変化が見られた。
その後、[[DMRP-20]]において[[《地龍神の魔陣》]]や[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]を獲得したことで安定性が上昇。
さらに2022年1月1日の[[殿堂入り]]によって、不利対面であった[[【ジョー星ゼロルピア】>【ゼロ・ルピアループ】]]が環境から姿を消したことで[[アドバンス]]環境における立場が飛躍的に向上した。[[DMPCD-01]]・[[DMPCD-02]]期になるとあまりにこのデッキタイプが増えたため、相手の方にも[[マッドネス]]の採用が一定数見られるようになった。

[[DMEX-18]]末期には、[[《13番目の計画》]]で[[メインデッキ]]を50枚に増やしたことで[[《S級宇宙 アダムスキー》]]だけでなく[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]や[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]などの様々な[[フィニッシャー]]を搭載できるようになった型が主流化。
しかし、その圧倒的パワーと速度で[[アドバンス]]にも台頭した[[【JO退化】]]に苦戦を強いられ、環境での立ち位置は苦しいものとなる。事実、『全国大会2019』のアドバンス構築戦ではこのデッキタイプの使用者は1人もいなかった。

その後[[プレミアム殿堂コンビ]]により、天敵の[[【JO退化】]]が消滅。更に同時期の[[DMBD-21]]・[[DMBD-22]]の発売で[[【ドルマゲドンX】]]や[[【青黒闇王ゼーロ】]]が流行すると、それらに強いこのデッキは環境での勢力を再び伸ばした。

//デッキ成立当初は[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を[[4枚積み]]する型が殆どであったが、遅くとも[[DMBD-21]]・[[DMBD-22]]期になると、そちらを1枚から2枚に減らした型が主流化。侵略元の比率も[[メインデッキ]]の1割強から2割弱へと下がり、[[コマンド]]戦術への依存度が着実に下がっている。最速で唱えると高いマナ要求値がのしかかる[[《地龍神の魔陣》]]を1枚に減らすか不採用とした型も目立つようになった。

ゴッド・オブ・アビス環境では【青黒緑ジ・ウォッチ】と呼ばれる、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]を使って[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]をコスト軽減で呼び出す動きに寄せた型が一定数上位入賞している。

王道篇環境では、[[青黒緑]]基盤の[[コントロール]]としてそもそも[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]で砕く[[コスト]]に恵まれない上にフィニッシュ速度が遅いことから、アドバンスでも苦境に立たされている。
**長所 [#o72d0213]
従来の[[【青黒緑デッドダムド】]]と比べると、
・フィニッシュ手段が[[ライブラリアウト]]のため、裏目を気にしながら殴る必要があまり無い。
・[[GRクリーチャー]]の連打によって圧倒的なリソース差を生み出すことができる。
・[[火文明]]を投入する型ならば、[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]のおかげで[[【青魔導具】]]にも有利が付く。
などといった点で異なる。

豊富な除去による盤面制圧力、[[ハンデス]]やメタによる妨害力、[[手札補充]]の連打によるリソース確保能力、[[《魔天降臨》]]や[[《禁断機関 VV-8》]]による詰め性能など全てが高水準であり、コントロール性能が非常に高い。
特にリソース差を作ることに秀でており、一度ペースを握り長期戦に持ち込むことができれば常に優位に立ち回ることができる。

//また、[[【オカルトアンダケイン】]]や[[【連ドラグナー】]]とは違い、メタクリーチャーを除去する手段が多く、対策しにくい。
**短所 [#j623c9b8]
主に[[受け]]を[[G・ストライク]]のみに頼る傾向が強いため、[[【我我我ブランド】]]などの[[【速攻】]]は基本的に厳しい。
//[[【5色グレンモルト】]]対面は基本的には有利であるものの、多色デッキの宿命といった所か[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]を序盤に出されると絶望的に失速する。また、[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]と[[《とこしえの超人》]]の2枚を組み合わせられることでも不利な状況となる。

また、[[ハンデス]]に耐性のある[[コンボデッキ]]も不得手。
[[ハンデス]]の殆どが単発の[[セルフハンデス]]のため、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]1枚でハンデスを大方無力化されてしまう[[【青黒退化】]]や、こちらが[[カード指定除去]]を入れていなければ[[《卍 新世壊 卍》]]でリソースがほぼ途切れない[[【青魔導具】]]が特に不利と言える。
**参考 [#af8cee3b]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集 (分類)]]
-[[デッキ集/ライブラリアウト]]

&tag(デッキ集,ライブラリアウトデッキ);