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*【ビッグマナ】[#p03cf1c1]

[[ビッグマナ]]をコンセプトにした[[デッキ]]タイプの総称。

デュエマにおいて[[マナ]]は[[コスト]]として重要な役割を持っており、大きな[[マナ]]からはより強力な動きが可能となる。
この原理を利用して戦うのがこの[[デッキ]]タイプである。

-省略名は「''ビマナ''」。[[デッキ]]の性質を表す用語として[[デッキ]]タイトルの語頭につくこともありその場合は「ビマナ〜」となる。
後述の通り「[[ターボ]]」もほぼ同じ[[デッキタイプ]]を指して使われる。

-豊富な[[マナ]]を活かして、多くは多色の[[グッドスタッフ]][[デッキ]]となり、各[[文明]]からそれぞれ強力な[[カード]]を扱える。

**「ターボ」と「ビッグマナ」の関係性[#m0333db4]
[[ビッグマナ]]の同項目を参照のこと。

//隅付き括弧のページは、その用語の説明ではなく、その用語が該当するデッキのページです

**【ビッグマナ】の変遷 [#m0333db4]
*** [[覚醒編]]より以前〜[[エピソード1]]前期[#meda6d98]
「[[【ターボ】]]」と呼ばれていた時期。

***エピソード1期後期 [#meda6d98]
【ビッグマナ】と呼べる[[デッキ]]の原型は[[エピソード1]]で活躍した[[【Nエクス】]]である。当初は[[ビートダウン]]として組まれていたが、[[《ボルバルザーク・エクス》]]の[[能力]]の性質上、[[マナゾーン]]の[[カード]]の枚数が多いほど[[アドバンテージ]]を得られることから、大量に[[マナブースト]]を行う型が成立した。

研究が進むにつれ[[《セブンス・タワー》]]で[[マナブースト]]してから[[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]の[[能力]]で大量に[[マナゾーン]]から展開する「サルNエクス」が成立。[[【エンペラー・キリコ】]]や[[【紅蓮ゾルゲ】]]の後を継いで[[エピソード1環境]]から[[エピソード2]]初期まで[[メタゲーム]]上で暴れた。

有力な[[フィニッシャー]]である[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や、[[マナ回収]]と[[シールド追加]]で序盤の守りを担う[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]と[[《勝利のプリンプリン》]]はこの時期に登場した。

この辺りから[[エピソード2]]初期にかけて『''[[ターボ]]''』という名称から『''[[ビッグマナ]]''』へ名称が移り変わっていった。

***[[エピソード2]]期 [#b49fc86e]
[[エピソード2]]に入ると[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]や[[《「祝」の頂 ウェディング》]]などの強力な[[ゼニス]]が登場。それらを[[フィニッシャー]]にした[[【ターボゼニス】]]が出現。
きっちり[[マナコスト]]を払って[[ゼニス]]を[[召喚]]すればほぼゲームセットという豪快さから広く使われた。

この時期は[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]などの10マナ前後の強力な[[ファッティ]]が多数登場し、[[グッドスタッフ]]や[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の強さを急激に押し上げることとなった。

この時期に登場した[[フィニッシャー]]には[[呪文]]を封じる[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、[[cip]]で[[確定除去]]と[[ランデス]]を放つ[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]など。[[ゼニス]]では[[ドラゴン]]と[[コマンド]]を封殺する[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や、[[【カイザー「刃鬼」】]]の中核である[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]などを獲得した。

また、[[ガチンコ・ジャッジ]]で何度でも使用できる[[《ガチンコ・ルーレット》]]が登場したのもこの時期。[[ビッグマナ]]や[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の屋台骨を支える強力な[[マナブースト]]の手段として広く使われた。

晩期には[[《セブンス・タワー》]]と[[《ミラクルとミステリーの扉》]]は[[殿堂入り]]した。

***[[エピソード3]]期 [#t1136786]
[[墓地肥やし]]と相性がいい[[アウトレイジ]]に主力が移ったことで、[[メタゲーム]]の中心は[[【墓地ソース】]]や[[【獰猛ブラスター】]]となる。

新たな選択肢としては[[《フェアリー・シャワー》]]を獲得。[[手札]]と[[マナブースト]]を同時にこなせる柔軟性から[[必須カード]]として扱われる。また、[[DMD-13]]では[[《無敵剣 カツキングMAX》]]が登場した。

また、[[ビッグマナ]]の[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]となる[[《未知なる弾丸 リュウセイ》]]が登場。[[マナゾーン]]を枚数を縛る[[能力]]を持つことから対策を迫られるようになった。

晩期には[[《ガチンコ・ルーレット》]]が[[殿堂入り]]。これによって新たな[[マナブースト]]の手段を模索することなった。

***[[ドラゴン・サーガ]]期 [#k76a6289]
[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱える]][[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]が登場。これを搭載した[[ビッグマナ]]も現れた。

***[[革命編]]期 [#a6ad3641]
[[侵略]]の登場によって準備ができる前に殴り切られるなど苦境に立たされる。[[《調和と繁栄の罠》]]を《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で使い回すなど、露骨に【速攻】メタを張ることで対処するケースも見られるようになり、それだけ侵略を重く見る動きがあった。

***[[革命ファイナル]]期 [#p2c1779c]
[[《百族の長 プチョヘンザ》]]や[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]などパワーカードに恵まれ、1番手とまでは行かないまでも復権。特に前者は[[【レッドゾーン】]]を完封することができるカードパワーを持っている。終期には[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を獲得し、フィニッシュ性能が増した。

***[[新章デュエル・マスターズ]]期 [#u34a0d1b]
「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では入賞デッキ中の使用率4位と、[[殿堂レギュレーション]]改訂の影響はあろうが、前シリーズのカードプール拡充のおかげかデッキとしてのシェアを高めた。

***[[双極篇]]期 [#u34a0d1b]
[[双極篇]]では[[マナブースト]]、[[マナ回収]]を中心にかなり強化を受けたが、同じく強化を受けた[[ビートダウン]]・[[速攻]]に圧倒され環境上位には進出できずにいる。

***[[超天篇]]期 [#k6ab178a]
シリーズ前半では[[【5色蒼龍】]]が環境入りして一時的に復権したが、環境後半に[[ミッツァイル・マスターズ]]が到来したことにより再び失墜した。逆に[[ビッグマナ]]にまで[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]が取り入れられることもあった。

***[[十王篇]]期 [#v97f83aa]
[[DMRP-13]]にて、序盤でも終盤でも腐りにくい[[《ウマキン☆プロジェクト》]]や[[《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》]]、新たなフィニッシャーとなる[[《大樹王 ギガンディダノス》]]などを獲得するが、緊急事態宣言によって大会を行うことができなかった。その後の[[DMBD-13]]で[[《超次元リュウセイ・ホール》]]や[[《姫様宣言プリンプリン》]]などを獲得するも、同時発売の[[DMBD-14]]によって成立した[[【連ドラグナー】]]が環境で暴れまわったため、結果を残すことが難しかった。その後、12/18の[[殿堂レギュレーション]]改定の影響で環境から理不尽な速度の[[ビート>ビートダウン]]デッキが減り、また、[[【カリヤドネループ】]]などの[[ループ]]デッキが消滅したことで[[【5色蒼龍】]][[【青黒緑シャコガイル】]]などが活躍した。「[[デドダム>《天災 デドダム》]][[獅子王>《獅子王の遺跡》]]基盤」という言葉が生まれたのもこの頃である。2021年1月にはじまった[[オリジナル]]環境でも結果を残した。十王篇の終わり頃には[[【オカルトアンダケイン】]]を意識して[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]や[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]などのメタクリーチャーを積んだ[[【5色グレンモルト】]]が[[アドバンス]]環境で多く見られた。

***[[王来篇]]期 [#ya5cbb15]
[[DMRP-17]]で[[《とこしえの超人》]]や大量の3色レインボーが登場。この頃の[[【5色グレンモルト】]]は、多色を多く積むためデッキビルディングが難しい[[《獅子王の遺跡》]]より、色確保を3色カードに任せて[[《フェアリー・ミラクル》]]と[[《天災 デドダム》]]でマナブーストする型が主流。[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を多く積むため[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]や[[《襲来、鬼札王国!》]]、[[《ドラゴンズ・サイン》]]などクリーチャー踏み倒し呪文が沢山入っている。

[[DMRP-18]]で登場した[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]は[[cip]]で[[墓地]]の[[カード]]をすべて[[マナゾーン]]に置き、1ターンに1度[[マナ召喚]]できるようにするというビッグマナの申し子ともいうべき性能を誇る。[[ディスタス]]の[[ササゲール]]によって素早く[[召喚]]することもでき[[【4色ロマノグリラ天門】]]や[[【5色ディスペクター】]]などが組まれるようになった。

[[DMEX-17]]では[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]が登場し10コスト以上の[[ファッティ]]の運用が格段に容易くなった。[[【カイザー「刃鬼」】]]などが強化されたほか、[[【ガイアッシュ覇道】>【クラッシュ“覇道”】]]や【青黒緑ジ・ウォッチ】などのデッキを生み出した。

[[DMRP-20]]では[[《Volzeos-Balamord》]]およびそれを構成する[[キング・セル]]が登場。[[《天災 デドダム》]]から[[《獅子王の遺跡》]]に繋ぐいわゆる「デドダム獅子王基盤」が格段に利用しやすくなり、それを利用した[[【5色ディスペクター】]]が組まれることもあった。


***[[王来MAX]]期 [#jc28ab47]
このシリーズでは[[【JO退化】]]、[[【我我我ブランド】]]、[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]といった[[【速攻】]]が環境に進出し、それらを受けられるデッキとしての個性が強まった。

[[【5色ガイアハザード退化】]]のような早期にコンボを始動するデッキにして実態としてはビッグマナと呼べる特殊なデッキも生まれた。

***[[ゴッド・オブ・アビス]]期 [#j6add2c8]
前2シリーズほど【ビッグマナ】の多い環境ではなくなった。

[[【絶望神サガループ】]]が登場するとそちらが環境を支配したが、【ビッグマナ】側は[[墓地利用メタ]]や[[大量展開メタ]]などのメタカードを駆使してある程度環境に残った。

***[[アビス・レボリューション]]期 [#c0d68f68]
このシリーズでは一時期[[【メクレイド刃鬼】]]が流行していた。後は[[【獰猛キーナリー】]]などの重めの[[青黒緑]]基盤デッキが【ビッグマナ】に近いゲーム運びをしていたぐらいで、全体的に過剰なマナブーストを行うデッキが少なくなった。

***[[王道篇]]期 [#o95f579c]
シリーズ開始からビッグマナの立ち位置が悪い状況が続いたが、[[【青黒緑マルル】]]がトップメタの一角に立ち、幾分か【ビッグマナ】が救済された。
**参考 [#p4520cd5]
-[[用語集]]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[ターボ]]
-[[ビッグマナ]]
-[[マナブースト]]
-[[優秀なマナブースト一覧]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]