#author("2024-04-07T10:41:37+09:00","","")
#author("2024-05-06T21:57:15+09:00","","")
*【モルト「王」】 (デュエプレ) [#pf9dfb59]

[[DMPP-23]]に成立。

|二刀龍覇 グレンモルト「王」 VIC 火文明 (10)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000|
|ビクトリーアイコン|
|W・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時、自分の超次元ゾーンからコスト5以下の火のウエポン1枚を出してもよい。(このクリーチャーに装備する)|
|マナ武装 5:バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、自分の超次元ゾーンからコスト6以下の火のウエポン1枚を出してもよい。(このクリーチャーに装備する)|
|同じ名前のウエポンを2枚以上、このクリーチャーに装備することはできない。|

基本的に入るカードのバリエーションは少ないが、[[超次元ゾーン]]の取捨選択はその人の好み、自身の戦う環境の刺さりで千差万別。

**確定カード(超次元ゾーン) [#c72704db]
以下2枚は必ず入れる。

|[[《銀河剣 プロトハート》]]/[[《星龍解 ガイギンガ・ソウル》]]|これで2回攻撃を可能にして[[龍解]][[ワンショット]]|
|[[《無敵王剣 ギガハート》]]/[[《最強熱血 オウギンガ》]]|このクリーチャー面で何を出したいかで残り6枠を決める|

**選択カード(超次元ゾーン) [#rf69c2e4]
***ウエポンとして使う可能性があるもの [#jd8efe2d]
|[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]|[[cip]]で1バトル→[[殴り返し]]で2バトルしたら安全に《オウギンガ》と[[《勝利の覇闘 ガイラオウ》]]の2体に龍解できる|
|[[《将龍剣 ガイアール》]]|《ガイオウバーン》とセットで装備し、相手2体とバトル|
|[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]|他に、召喚酔いしていない自分のドラゴンがある場合には、そちらを1度目の攻撃にして、次に《グレンモルト「王」》を2度目の攻撃要員にすることで妨害を防ぐ|
|[[《熱血剣 グリージーホーン》]]|《バトライ刃》とシナジー。他に攻撃可能ドラゴンがいれば、1度目の攻撃をシールドをブレイクせずに済ませることができる|
|[[《爆熱剣 バトライ刃》]]|デッキに[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]も採用していたのなら必然的に超次元ゾーンに入ってくる|

#region2(その他マイナーな候補){{
|[[《銀河大剣 ガイハート》]]|《ガイギンガ》目的で採用しているとき、《ギガハート》《ガイハート》の二刀流も可能ではあるが、[[スピードアタッカー]]付与がダブって無駄が多い|

}}

***直接クリーチャーとして出して使うもの(使う場合があるもの) [#n965eedd]
|[[《古代王 ザウルピオ》]]|疑似「[[革命]]0」時、[[オールタップ]]などで延命されたとしても、デッキタイプによっては永久にこれを超えられずに敗北回避と特殊勝利の札となりうる&br;※[[《天命王 エバーラスト》]]の[[ダイヤモンド状態]]で貫通可能になるのは忘れないように|
|[[《恐・古代王 サウザールピオ》]]|《ザウルピオ》からパワー18000未満は[[殴り返し]]すらできないが、パワー18000以上には攻撃を許す。「[[革命]]0」達成前の[[タップキル]]が《ザウルピオ》よりされづらい&br;※同じく[[《天命王 エバーラスト》]]の[[ダイヤモンド状態]]で貫通可能|
|[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]|選ぶ除去対策|
|[[《星龍解 ガイギンガ・ソウル》]]|ラス盾から[[オールタップ]]されてもアンタップで貫通できる。ただし[[《DNA・スパーク》]]ではなく[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]][[《反撃のサイレント・スパーク》]]のメタカード&br;&color(red){''1枚目の《プロトハート》は装備で消費するため、この立ち回りをする場合には超次元ゾーンに2枚《プロトハート》を入れること''};|
|[[《天命王 エバーラスト》]]|相手が設置した《ザウルピオ》での詰み対策&br;選ばない除去のうち、[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を使われても離れない&br;[[《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》]]のリセットで破壊されない種族|
|[[《勝利の覇闘 ガイラオウ》]]|《ガイオウバーン》の裏面。[[ターン1]]でプレイヤーの攻撃をされる前にこのクリーチャーのバトルで攻撃の中断が狙える|
|[[《真・天命王 ネバーエンド》]]|シールド2つの[[シールド回収]]と引き換えに[[パワー低下]]以外に完全耐性。自分のドラゴンに[[フリーズ]]の[[アタックトリガー]]を疑似付与&br;[[《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》]]のリセットで破壊されない種族|
|>|BGCOLOR(white):|
|[[《超戦覇龍 ガイNEXT》]]|《オウギンガ》から出すのは微妙だが、デッキに[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]も採用していたのなら必然的に超次元ゾーンに入ってくる|
|[[《爆熱DX バトライ武神》]]|即座にアタックトリガーを使える&br;《オウギンガ》から出すのはオーバーキルに近いが、デッキに[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]も採用していたのなら必然的に超次元ゾーンに入ってくる|

#region2(その他マイナーな候補){{
|[[《熱血龍 ガイシュカク》]]|[[ターン1]]のブロックメタ|
|[[《熱血龍 GENJI「天」》]]|自分のクリーチャーに[[ブロッカー破壊]]の[[アタックトリガー]]を疑似付与|
|[[《最終龍理 Q.E.D.+》]]&br;または[[《龍素記号nb ライプニッツ》]]|シールド0になりながらブロッカーで耐えようとする相手に刺さるアンブロッカブル|
|[[《天命讃華 ネバーラスト》]]|選ばない除去のうち、[[《アポカリプス・デイ》]]を使われても離れない|
|[[《我臥牙 ヴェロキボアロス》]]|即座にアタックトリガーを使える|

}}

***[[サイキック・クリーチャー]]([[All Division]]で[[《超次元リュウセイ・ホール》]]を入れる場合のみ) [#g4472de6]
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|置きブースト|
|[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]|置きドロー|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|システムクリーチャーメタ|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手にマナ[[タップイン]]で強引に1ターンを得る|

**メインデッキのカード [#j6dc7b9f]

|[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]|この2種を4枚未満にする意味は特に思いつかないため、残り32枚が個人差となる|
|[[《怒英雄 ガイムソウ》]]|~|

***マナ加速 [#w74317ff]
//|[[《メンデルスゾーン》]]|十分なドラゴンを積めないため下火|

|>|BGCOLOR(white):コスト3以下|
|[[《フェアリーの火の子祭》]]|最も有力な繰り返し加速札 [[《爆霊魔 タイガニトロ》]]で失速しないためにも必須だろう|
|[[《フェアリー・ライフ》]]|緑単色、コスト2、S・トリガー|
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|2ターン目の初動かつデッキの火の比率を落とさない|
|[[《翔天と天恵の声援》]]|3ターン目の初動かつデッキの火の比率を落とさない|
|[[《メテオ・チャージャー》]]|[[ブロッカー破壊]]|
|[[《地掘類蛇蝎目 ディグルピオン》]]|[[《メンデルスゾーン》]]軸にしたい場合に仕方なく採用|
|>|BGCOLOR(white):コスト4以上|
|[[《爆剣・チャージャー》]]|コスト5、火のマナ数を稼ぎながらクリーチャーをサーチ|
|[[《ライフプラン・チャージャー》]]|コスト4、色としては弱いが手頃なコストが魅力|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|コスト5、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]対策|
|[[《焦土と開拓の天変》]]|コスト5、マナブーストと擬似ランデス|

***受け札 [#xf62d527]
|[[《モエル 鬼スナイパー》]]|小型除去|
|[[《天守閣 龍王武陣》]]|除去&サーチ|
|[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]|最大2回のカード指定コスト火力|
|[[《無双龍聖イージスブースト》]]|環境が速攻に傾いたら|
|[[《グローバル・ナビゲーション》]]|マナ送り除去=相手の《ギガハート》耐性を貫通&マナ回収|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]|モードで6000火力かオールタップ|
|[[《無法のレイジクリスタル》]]|相手の6000以上を1体バウンス→6000以下を1体破壊|
|[[《革命の鉄拳》]]|自分の山札から上4枚を参照して[[火力]]を使う[[革命0トリガー]]|

***補完 [#c35b486c]
|[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|《ガイムソウ》と非常に相性が良い|
|[[《暴龍事変 ガイグレン》]]|5枚目以降の《グレンモルト「王」》的な爆弾|
|[[《熱血提督 ザーク・タイザー》]]|[[提督]]|
|[[《ガチンコ・ジョーカー》]]|《ガイムソウ》が[[マナ武装]]5だった時代、これを入れても致命的な[[濁り]]にはならず、ミラーの後手捲りや《ヴィルヘルム》のマナ基盤に使えた|
|[[《龍世界 ドラゴ大王》]]|[[【神聖牙 UK パンク】>【神聖牙 UK パンク】 (デュエプレ)]]と[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]キラー|
|[[《希望の絆 鬼修羅》]]|《ガイムソウ》とそこそこ相性が良い これを経由すれば《ガイムソウ》で《ドラゴ大王》などが[[自壊]]しない|
|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|色は弱いが、召喚して出せれば特定の相手を完封|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|【モルト「王」】ミラーにおいて相手の龍解を1ターン遅らせるなどに|
|[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]|汎用性が高い|
//|[[《爆速 ココッチ》]]|環境全体が小型除去をおろそかにしている場合、実質2加速として使える|
//|[[《コッコ・ルピア》]]|同上|

**解説 [#f51c92a7]
引いたカードで色を作ってマナを伸ばして大型を出す以外の説明はないが、採用カードのバランスで「ちゃんと多色を置くタイミングはあるか」「手札が枯渇しないか」「[[手札事故]]を防ぐ手立てはあるか」など、意外と繊細である。

試合が始まってからはデッキの配分を変えることはできないため、最も大切なのはデッキ構築の時点かもしれない。

[[ドラゴン]]と[[ドラグハート]]を多様する都合上[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]、[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]は天敵、十分注意したい。

**環境において [#cef34d60]
***[[DMPP-23]]期 [#x9c8c579]

[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]と[[《怒英雄 ガイムソウ》]]の[[マナ武装]]達成条件がゆるくなったのもあり、[[火自然>赤緑]]のみの[[【準赤単】]]形以外に[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]と[[《ガチンコ・ジョーカー》]]を入れた[[闇火自然>黒赤緑]]形、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]と[[《超次元リュウセイ・ホール》]]を入れた[[水火自然>青赤緑]]形もあり、ミラーマッチ対策として[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]や[[《無法のレイジクリスタル》]]の採用も多かった。

[[DMPS-12]]発売後は、それに合わせて[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]を採用されることが多くなり、[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]、[[《怒英雄 ガイムソウ》]]4枚ずつ、自然単色8~10枚([[《フェアリーの火の子祭》]]、[[《フェアリー・ライフ》]]4枚ずつ+α)、[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]4枚、残り自由枠の【準赤単】形がメジャーになった。

***[[DMPP-24]]期 [#yffcfb17]

火の[[S・トリガー]]呪文が[[マナ武装]]の[[濁り]]にならず、【速攻】系の打点形成には十分に時間稼ぎが可能というデッキの優位性があったが、[[DMPP-24]]で成立した[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]には[[《爆熱天守 バトライ閣》]]からの連続攻撃にはこのデッキで採用する防御札では全く信頼できない。

頭数では突破を許さない[[《終末の時計 ザ・クロック》]]、[[龍マナ武装]]による攻撃後のアンタップ以外は止めることができる[[《DNA・スパーク》]]、[[All Division]]限定だが[[龍マナ武装]]および[[《闘将銀河城 ハートバーン》]][[龍解]]の攻撃もロックする[[《調和と繁栄の罠》]]が主流になったのも対[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]性能が評価されてのことであり、紹介したメタカードはいずれも【モルト「王」】には基本的に採用できない。

【モルト「王」】で採用率の高かった、火の[[オールタップ]]である[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]は、ちょうどこの[[DMPP-24]]で[[New Division]]対象外となり、[[ワンショット]]ストッパー札を失っている。

[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]] VS 純正【モルト「王」】の場合、【モルトNEXT】側が[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]からのジャスキルを狙ってきた場合、多数の[[S・トリガー]]で合計3回攻撃のいずれか1回を止めれば十分勝機がある。返しのターンで[[《怒英雄 ガイムソウ》]]から[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]か[[《暴龍事変 ガイグレン》]]からの[[ワンショット]]は【モルトNEXT】には止められない。

相手側が素出し[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]から[[《爆熱天守 バトライ閣》]]で溜めるターンを作れば、キルターンはイーブンに持ち込める。
もっとも、[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]で[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]を出し《ガイムソウ》カウンターをケアする。《ガイムソウ》→《モルトNEXT》経由で召喚酔いを消し、2回攻撃で[[《爆熱剣 バトライ刃》]]から回答札を探されるなど、[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]側の選択肢は広い。

「防御力が高め」という長所はメタゲーム上では優位性として働きづらく、「[[《最強熱血 オウギンガ》]]の突破力が凄まじい」という長所すら[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]対策と同じ対策が通用すると、環境からの逆風が尋常ではない。

追い打ちをかけるように2024/02/22から[[《怒英雄 ガイムソウ》]]が弱体化。出す手段はそれにかなり依存していたため、ダメージは小さくない。

多くは[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]に単品で[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]が入るぐらいで、[[《爆剣・チャージャー》]]などを採用した純正【モルト「王」】はほとんど環境から消えてしまった。

同弾後期に[[《怒英雄 ガイムソウ》]]がナーフされ【モルトNEXT】すらもそこまで数がいなくなった。([[参考:BATTLE ARENA 2024 SPRINGのデッキ使用率分布>https://twitter.com/dmps_info/status/1771843692480856520]])

***[[DMPP-25]]期 [#h31c318d]

【レッドゾーン】との[[ダメージレース]]を意識して[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]や【トリガーロージア】といった受けデッキの増加で、貫通力の高いデッキの需要が発生し、環境に復活。[[《革命の鉄拳》]]という使いやすい新規防御札も獲得している。

「[[破壊]]」で打点を減らして受ける[[S・トリガー]]は今弾で[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]が登場しているが、[[《無敵王剣 ギガハート》]]を装備したクリーチャーは攻撃中に破壊されなくなるため、一度走り出せば黒単系への[[リーサル]]は[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]以上かもしれない。

対【ヘブンズ・ゲート】には[[《暴龍事変 ガイグレン》]]、対【トリガーロージア】には[[《支配のオラクルジュエル》]]で除去させないプレイングの[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と、[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]以外のゲームエンドカードを採用しやすいのが利点。

[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]を標準搭載している【5色デッドマン】が流行してからは衰退した。

**参考 [#vc0312a8]
-[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]
-[[デッキ集 (デュエプレ)]]
-[[【モルト「王」】]] (TCG版)

&tag(デッキ集 (デュエプレ));