【モルト「王」】 (デュエプレ)DMPP-23に成立。
基本的に入るカードのバリエーションは少ないが、超次元ゾーンの取捨選択はその人の好み、自身の戦う環境の刺さりで千差万別。 確定カード(超次元ゾーン)以下2枚は必ず入れる。
選択カード(超次元ゾーン)ウエポンとして使う可能性があるもの
直接クリーチャーとして出して使うもの(使う場合があるもの)
サイキック・クリーチャー(All Divisionで《超次元リュウセイ・ホール》を入れる場合のみ)
メインデッキのカード
マナ加速
受け札
補完
解説引いたカードで色を作ってマナを伸ばして大型を出す以外の説明はないが、採用カードのバランスで「ちゃんと多色を置くタイミングはあるか」「手札が枯渇しないか」「手札事故を防ぐ手立てはあるか」など、意外と繊細である。 試合が始まってからはデッキの配分を変えることはできないため、最も大切なのはデッキ構築の時点かもしれない。 ドラゴンとドラグハートを多様する都合上《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》は天敵、十分注意したい。 環境においてDMPP-23期《二刀龍覇 グレンモルト「王」》と《怒英雄 ガイムソウ》のマナ武装達成条件がゆるくなったのもあり、火自然のみの【準赤単】形以外に《偽りの王 ヴィルヘルム》と《ガチンコ・ジョーカー》を入れた闇火自然形、《ドンドン吸い込むナウ》と《超次元リュウセイ・ホール》を入れた水火自然形もあり、ミラーマッチ対策として《ボルメテウス・ホワイト・フレア》や《無法のレイジクリスタル》の採用も多かった。 DMPS-12発売後は、それに合わせて《英雄奥義 バーニング銀河》を採用されることが多くなり、《二刀龍覇 グレンモルト「王」》、《怒英雄 ガイムソウ》4枚ずつ、自然単色8~10枚(《フェアリーの火の子祭》、《フェアリー・ライフ》4枚ずつ+α)、《偽りの王 ヴィルヘルム》4枚、残り自由枠の【準赤単】形がメジャーになった。 DMPP-24期火のS・トリガー呪文がマナ武装の濁りにならず、【速攻】系の打点形成には十分に時間稼ぎが可能というデッキの優位性があったが、DMPP-24で成立した【モルトNEXT】には《爆熱天守 バトライ閣》からの連続攻撃にはこのデッキで採用する防御札では全く信頼できない。 頭数では突破を許さない《終末の時計 ザ・クロック》、龍マナ武装による攻撃後のアンタップ以外は止めることができる《DNA・スパーク》、All Division限定だが龍マナ武装および《闘将銀河城 ハートバーン》龍解の攻撃もロックする《調和と繁栄の罠》が主流になったのも対【モルトNEXT】性能が評価されてのことであり、紹介したメタカードはいずれも【モルト「王」】には基本的に採用できない。 【モルト「王」】で採用率の高かった、火のオールタップである《ボルメテウス・ホワイト・フレア》は、ちょうどこのDMPP-24でNew Division対象外となり、ワンショットストッパー札を失っている。 【モルトNEXT】 VS 純正【モルト「王」】の場合、【モルトNEXT】側が《闘将銀河城 ハートバーン》からのジャスキルを狙ってきた場合、多数のS・トリガーで合計3回攻撃のいずれか1回を止めれば十分勝機がある。返しのターンで《怒英雄 ガイムソウ》から《二刀龍覇 グレンモルト「王」》か《暴龍事変 ガイグレン》からのワンショットは【モルトNEXT】には止められない。 相手側が素出し《超戦龍覇 モルトNEXT》から《爆熱天守 バトライ閣》で溜めるターンを作れば、キルターンはイーブンに持ち込める。 「防御力が高め」という長所はメタゲーム上では優位性として働きづらく、「《最強熱血 オウギンガ》の突破力が凄まじい」という長所すら【モルトNEXT】対策と同じ対策が通用すると、環境からの逆風が尋常ではない。 追い打ちをかけるように2024/02/22から《怒英雄 ガイムソウ》が弱体化。出す手段はそれにかなり依存していたため、ダメージは小さくない。 多くは【モルトNEXT】に単品で《二刀龍覇 グレンモルト「王」》が入るぐらいで、《爆剣・チャージャー》などを採用した純正【モルト「王」】はほとんど環境から消えてしまった。 同弾後期に《怒英雄 ガイムソウ》がナーフされ【モルトNEXT】すらもそこまで数がいなくなった。(参考:BATTLE ARENA 2024 SPRINGのデッキ使用率分布) DMPP-25期【レッドゾーン】とのダメージレースを意識して【ヘブンズ・ゲート】や【トリガーロージア】といった受けデッキの増加で、貫通力の高いデッキの需要が発生し、環境に復活。《革命の鉄拳》という使いやすい新規防御札も獲得している。 「破壊」で打点を減らして受けるS・トリガーは今弾で《凶殺皇 デス・ハンズ》が登場しているが、《無敵王剣 ギガハート》を装備したクリーチャーは攻撃中に破壊されなくなるため、一度走り出せば黒単系へのリーサルは【モルトNEXT】以上かもしれない。 対【ヘブンズ・ゲート】には《暴龍事変 ガイグレン》、対【トリガーロージア】には《支配のオラクルジュエル》で除去させないプレイングの《龍世界 ドラゴ大王》と、《二刀龍覇 グレンモルト「王」》以外のゲームエンドカードを採用しやすいのが利点。 《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を標準搭載している【5色デッドマン】が流行してからは衰退した。 DMPP-26期ウィニーにめっぽう強い《メガ・マグマ・ドラゴン》と、重さと引き換えにマナ武装の条件やランダム要素なく《轟く侵略 レッドゾーン》等を焼ける《イフリート・ハンド》を獲得。 環境の変化もあり、また見かけるようになった。しばらくすると、デッキの強みが発揮されるのは《無敵王剣 ギガハート》を装備しながらドラゴンの攻撃が2回通って《最強熱血 オウギンガ》に龍解してからが本番だが、《二刀龍覇 グレンモルト「王」》の2回攻撃で4ブレイクしてもS・トリガーで遮られないというのはレアケースで、ターン中1回目の攻撃から確実に《不敗のダイハード・リュウセイ》など後続展開のチャンスがある《爆熱天守 バトライ閣》利用【モルトNEXT】にシェアを奪われた。 《無敵王剣 ギガハート》を装備したクリーチャーは攻撃中の破壊耐性を得るが、《凶殺皇 デス・ハンズ》《地獄門デス・ゲート》《魔狼月下城の咆哮》しか受け札がないのは黒単のみで、《終末の時計 ザ・クロック》《古龍遺跡エウル=ブッカ》《ドンドン吸い込むナウ》には耐性が無いため対面するデッキタイプで貫通力にムラがあるのもネック。 参考
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