#author("2024-01-12T14:39:13+09:00","","")
#author("2024-03-18T17:14:51+09:00","","")
*【&ruby(ししおう){獅子王};ヴォルゼオス】 [#vd4a1183]

[[《Volzeos-Balamord》]]を構成する[[キング・セル]]の「タップインにならずチャージできる多色カード」という性質を活用し、テンポロスなく[[《獅子王の遺跡》]]を使う[[ビッグマナ]]の[[5色]][[デッキ]]。

当ページ名はカタカナで「ヴォルゼオス」と表記しているが[[《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》]]は全く関係ない。

|Volzeos-Balamord KGM 光/水/闇/火/自然文明 (9)|
|キング・クリーチャー:ディスペクター/ニュー・ワールド・ドラゴン 555555|
|自分の手札またはマナゾーンに3種のキング・セル《新世界王の権威》《新世界王の思想》《新世界王の闘気》が揃っていれば、合体させ、コストを支払ってこのキング・クリーチャーを召喚してもよい。|
|''エクストラEXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドのうち1つを墓地に置く)|
|''スピードアタッカー''|
|''ワールド・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、出たターンの間、ブロックされない。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|
|自分が「G・ストライク」を使った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、相手のクリーチャーを1体選んでタップしてもよい。|
|BGCOLOR(white):合体前⇒[[《新世界王の権威》]]、[[《新世界王の思想》]]、[[《新世界王の闘気》]]|

**主要カード [#x290e31f]
|[[《獅子王の遺跡》]]|>|コンセプト。[[S・トリガー]]。多色デッキの定番マナブースト。キング・セルのおかげで安定して3ターン目に大量ブースト可能|
|[[《Volzeos-Balamord》]]|>|コンセプト。[[キング・セル]]3種を手札とマナゾーンに揃えて降臨させる超大型フィニッシャー|
|[[《新世界王の権威》]]|[[白黒赤]]の[[キング・セル]]。|キング・セルは共通して[[G・ストライク]]を持ち、&br;''[[手札]]からマナゾーンへ置くと[[アンタップ]]する''|
|[[《新世界王の思想》]]|[[青赤緑]]の[[キング・セル]]。サイクル中で唯一[[水文明]]を持つ。|~|
|[[《新世界王の闘気》]]|[[白黒緑]]の[[キング・セル]]。[[自然]]を含むので2ターン目までに置きたい所。|~|

**候補リソース補充 [#b920n51s]
|[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|[[G・ストライク]]持ち2コストブースト|
|[[《地龍神の魔陣》]]|[[青緑]]の[[G・ストライク]]持ち2コストブースト。中盤以降もサーチカードとして活躍する|
|[[《フェアリー・ミラクル》]]|5色デッキ専用の[[マナ加速]]|
|[[《鎧亜 メフィスト-1》]]|[[cip]]で山札の上が[[多色]]なら[[マナ加速]]|
|[[《妖精 アジサイ-2》]]|[[《獅子王の遺跡》]]を引けない場合のサブプラン。4ターン目に[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]等の8コストディスペクターへ繋ぐ|
|[[《龍魂珠》]]|山札の上5枚から1枚選んで[[マナブースト]]を行う[[ササゲール]]2持ち|
|[[《魂晶 リゲル-2》]]|[[cip]]で[[マナ回収]]か[[墓地回収]]を行える[[マッハファイター]]|
|[[《電磁 アクアン-2》]]|[[G・ストライク]]。[[cip]]で最大3枚の手札補充|
|[[《Disノメノン》]]|[[リソース]]要員になる[[汎用>汎用性]][[マッハファイター]]|
|[[《Disメイデン》]]|1ドロー後手札を1枚[[マナ]]へ置ける初動兼ブロッカー。多色アンタップインで色事故を徹底的に防止|
|[[《Disゾロスター》]]|[[シールド]][[墓地]][[マナ]]1枚づつ追加|
|[[《天災 デドダム》]]|このカードをはじめとし、通常の[[【5色コントロール】]]に使用するようなカードを採用しても良い|

**候補ディスペクター [#p4e89705]
|[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]| [[フィニッシャー]]・[[マナ]]基盤及び呪文封じ。このデッキでは[[【青黒退化】]]にすら間に合ってしまう|
|[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]|[[ジャストダイバー]]。[[手札補充]]と全体除去を行い、クリーチャーを4体破壊することで[[追加ターン]]を得る|
|[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]|大型[[マッハファイター]]。[[攻撃時>アタックトリガー]]にマナの枚数以下になるように[[マナゾーン]]と[[墓地]]からクリーチャーを踏み倒す。&br;[[タップ]]されていれば自分は[[攻撃されない]]|
|[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]|使うカードのコストをそれが持つ文明1つにつき1軽減。攻撃終わりにマナを5枚まで回復して手札・墓地から呪文かクリーチャーを1枚使用できる|
|[[《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]|[[cip]]と[[EXライフ]]消費時に9000以下破壊、選ばれた時に[[オールハンデス]]。[[《Volzeos-Balamord》]]と相性の良いダイレクトアタック要員|
|[[《滅印連結 ヴァルハルザーク》]]|敵獣タップ効果で[[《Volzeos-Balamord》]]の攻撃先を作り、[[シールド追加]]で守りを固める|
|[[《覚醒連結 XXDDZ》]]|味方を[[スピードアタッカー]]&[[スレイヤー]]化&br;[[攻撃]]時に[[呪文ロック]]|
|[[《飢限電融 ファタル・エレガンス》]]|cipで相手2体を[[バウンス]]。相手のクリーチャーが出るたびに[[マナブースト]]|
|[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]|[[墓地]]と[[マナゾーン]]を有効活用できる優秀な1枚。貴重な墓地利用手段|
|[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]|[[《獅子王の遺跡》]]や[[《地龍神の魔陣》]]を再利用しつつアドバンテージを稼ぐ|
|[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]|召喚時に大量[[ドロー]]&[[ハンデス]]。ダイレクト以外での敗北防止効果も山札消費の激しいこのデッキには非常に有り難い|
|[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]|[[cip]]で相手のクリーチャー1体を[[バウンス]]しそのコスト以下のクリーチャーを[[リアニメイト]]。cip全般を封殺する[[常在型能力]]|
**候補アタック・チャンス [#lffef5a8]
|[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]|[[《Volzeos-Balamord》]]に再び[[アンブロッカブル]]を与えつつ[[効果バトル]]。[[《Disノメノン》]]を引きずり出してダイレクトアタックをより確実化する|
|[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]|[[【青黒退化】]]や、[[《アルカディアス・モモキング》]]含むメタ対策。手撃ち圏内且つドロー効果も有り難い|
|[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]|マナと手札を補充しつつ、[[マナゾーン]]の枚数分[[パワー低下]]を放つ|
|[[《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》]]|[[シールド追加]]と[[マナ加速]]と[[墓地肥やし]]、もしくは[[ディスペクター]]か[[ディスタス]]増殖|
|[[《混成秘伝デュアルスタック》]]|[[G・ストライク]]持ち、3体[[フリーズ]]で保険をかける|

**その他候補カード [#o5f647d3]
|[[《新世界王の創造》]]|[[白青赤]]の[[キング・セル]]。|
|[[《新世界王の破壊》]]|[[青黒緑]]の[[キング・セル]]。|
|[[《新世界秩序》]]|[[ドラゴン]]以外に[[バウンス]]を放ち、[[墓地]]と[[マナゾーン]]から好きな数の[[ドラゴン]]を[[コスト踏み倒し]]した上に[[スピードアタッカー]]と[[ブロッカー]]も付与する。 |
|[[《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》]]|[[GR召喚]]とドローでリソースを確保しつつ、ブレイク置換効果で守りを堅固にする|
|[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|[[速攻]]と[[コスト踏み倒し]]対策。&br;コスト10以上のコストを4軽減する中型獣|
|[[《最終龍覇 グレンモルト》]]|万能フィニッシャー|
|[[《姫様宣言プリンプリン》]]|[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出す大型獣|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|山札回復兼防御用[[シノビ]]。埋まった盾から追加でG・ストライクが発動する事もザラ|
|[[《無敵剣 カツキングMAX》]]|[[除去]]、[[マナ召喚]]|
|[[《地封龍 ギャイア》]]|[[cip]]持ちの着地ロックと自軍マナ召喚。ブースト力の凄まじいこのデッキにおいて着地は容易|
|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|[[ドラゴン]]と[[コマンド]]の着地ロック。召喚時に全バウンス|
|[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]|[[ディスペクター]]御用達の軽減持ち[[S・トリガー]][[ブロッカー]] |
|[[《猛菌 キューティ-2》]]|[[cip]]で[[プリン効果]]を放つ[[S・トリガー獣]]|
|[[《無頼 ミランダ-2》]]|[[cip]]でアンタップクリーチャーを[[マナ送り]]にする[[S・トリガー獣]]|
|[[《獣軍隊 ヤドック》]]|[[【グルメ墓地ソース】>【墓地ソース】]]や[[ササゲール]]等の対策。後者は[[水文明]]と[[バウンス]]持ち|
|[[《ツネキン☆ゲームス》]]|~|
|[[《とこしえの超人》]]|[[G・ストライク]]。相手のカードを[[手札]]からしか出せないようにする|
|[[《S・S・S》]]|[[G・ストライク]]で捌き切れない攻撃を止める|
|[[《T・T・T》]]|実質3[[ドロー]]の効果一択となる3[[コスト]]呪文|
|[[《調和と繁栄の罠》]]|こちらは事前の攻撃対策も可能。勿論[[S・トリガー]]|
|[[《蒼龍の大地》]]|[[S・トリガー]]。マナの枚数未満のコストを持つクリーチャーを[[マナゾーン]]から踏み倒す。[[《Volzeos-Balamord》]]は踏み倒せないため注意|
|[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]|G・ストライクの刺さりにくいウィニーの連続攻撃を咎めつつ、消費の激しい山札を回復させられる。対象を取らないため、[[《禁断のモモキングダム》]]にも有効|
|[[《フェアリー・ギフト》]]※| [[《Volzeos-Balamord》]]等を早出し|
|[[《鬼寄せの術》]]|~|
|[[《マンハッタンの心絵》]]|[[除去]]、大量展開メタ。変身すると[[cip]]は[[腐る]]|
|[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]|[[ブロッカー]]&[[ジャストダイバー]][[コマンド]]・''[[ドラゴン]]'' &br;[[cip]]で[[墓地]]のコスト4以下の[[呪文]]を詠唱 [[手札]]から[[呪文]]を唱えた時墓地から再詠唱|

***[[伝説呪文サイクル]] [#y8b2805f]
n枚目以降のアンタップイン多色が欲しいなら。[[《Volzeos-Balamord》]]を構成する[[キング・セル]]は[[水]]のみ他より少なく、[[自然]]は他のカードで補えることが殆どのため[[水]]入りの優先度が高い。

||>|>|>|>|CENTER:||c
|~カード名|~光|~水|~闇|~火|~自然|~効果など|h
|[[《ウェイブの伝説》]]||○|||○|青と緑の2色 唱えたら相手依存の除去([[バウンス]]か[[マナ送り]])|
|[[《銀河の伝説》]]|○|○||||唱えたら[[《ディープ・オペレーション》]]と同じ効果|
|[[《零の伝説》]]||○|○|||唱えたら山札の一番上を操作しつつ墓地肥やし|
|[[《美孔麗の伝説》]]||○||○||唱えたら[[キャントリップ]]付き[[《ニンプウ・タイフーン》]]の効果|
|[[《暴拳の伝説》]]|○||||○|唱えたら[[オールタップ]]と+3000の[[パンプアップ]]|
|[[《不死樹の伝説》]]|||○||○|唱えたら1枚多く墓地が肥える[[《ダーク・ライフ》]]のような効果|
|[[《切札の伝説》]]||||○|○|唱えたら[[ブロッカー破壊]]かコスト2以下の[[カード指定除去]]の[[モード]]|
|[[《月光の伝説》]]|○||○|||唱えたら[[《ファンタズム・クラッチ》]]と同じ効果|
|[[《ボンバーの伝説》]]|○|||○||唱えたら味方に[[スピードアタッカー]]と[[自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする]][[能力]]を[[付与]]|
|[[《鬼札の伝説》]]|||○|○||唱えたら[[シールド]]を犠牲に[[《デビル・メディスン》]]の効果|

**超次元ゾーン [#ac4100b2]
***候補[[サイキック・クリーチャー]] [#m1cf69a6]
|[[《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》]]/&br;[[《灼熱のリュウセイ・ボルケーノ》]]/&br;[[《大地のリュウセイ・ガイア》]]|足止め、[[コスト火力]]、マナ利用|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手の[[マナ]]を[[タップイン]]|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[スピードアタッカー]]、出たターン限定の[[アンタップキラー]]|
|[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]|[[耐性]]付き大型[[ブロッカー]]|
|[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]|[[耐性]]付き[[置きドロー]]|
|[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]|選ばれると全[[ランデス]]|
|[[《時空のガガ・シリウス》]]|[[メインデッキ]]を食わない巨大[[ブロッカー]]|

***候補[[ドラグハート]] [#g1288ec0]
|[[《始原塊 ジュダイナ》]]|[[《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]などの[[ドラゴン]][[ディスペクター]]を[[マナ召喚]]|
|[[《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》]]|[[《最終龍覇 グレンモルト》]]を[[スレイヤー]][[ブロッカー]]に|
|[[《将龍剣 ガイアール》]]|[[効果バトル]]が出来る。後者には[[パンプアップ]]もある|
|[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]|~|
|[[《銀河大剣 ガイハート》]]|[[龍解]]すると決定力の高い[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]に|

**超GRゾーン [#m619cf08]
|[[《天啓 CX-20》]]|[[手札補充]]|
|[[《サザン・エー》]]|~|
|[[《クリスマIII》]]|[[マナブースト]]と[[マナ回収]]を兼ねる|
|[[《回収 TE-10》]]|呪文回収。[[《地龍神の魔陣》]]などを使い回す|
|[[《全能ゼンノー》]]|[[超GR]]ではお馴染みの足止め手段|
|[[《カット 丙-二式》]]|[[ピーピングハンデス]]|

**このデッキの回し方 [#m0cd0601]
2ターン目に[[《フェアリー・Re:ライフ》]]や[[《地龍神の魔陣》]]でブーストし、3ターン目に[[《獅子王の遺跡》]]を唱えて[[マナ武装]]含め3枚[[マナブースト]]する。

この時、1ターン目には普通の多色カード、2ターン目と3ターン目に手札から[[キング・セル]]を置くことで[[《獅子王の遺跡》]]で[[山札]]から[[マナ]]に落ちる1枚目のカードが単色だったとしても[[多色マナ武装]]が達成できる。

4ターン前後で8マナまで到達できるので、各種大型獣でコントロールしつつ手札及びマナゾーンにキング・セルを揃え、[[《Volzeos-Balamord》]]を召喚しフィニッシュする。

ダイレクトアタックに失敗した場合でも、[[《Volzeos-Balamord》]]の[[G・ストライク]]補助で相手の攻撃を捌きつつ反撃の機会を冷静に窺おう。

[[《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》]]獲得後は、先に[[《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》]]を含めて2、3枚ブレイクして敢えて手札を与えることで[[《Volzeos-Balamord》]]による[[オールハンデス]]の威力を上げるという[[プレイング]]もできるようになった。[[《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》]]の大量展開ロック能力のおかげでブレイクを入れてからターンを返しても反撃されるリスクが小さい。
**長所 [#k4196a92]
何といっても大量の[[G・ストライク]]と安定したブースト力が魅力。
主要カードの[[キング・セル]]と2コスト初動カードを4枚積みにするだけで20枚のG・ストライクを確保でき、デッキの基盤を成すパーツの大半が防御札を兼ねている。
結果メインデッキの6割程度が防御札となることがざら。その上[[EXライフ]]や[[《滅印連結 ヴァルハルザーク》]]等でシールドを次々と補充できるため、気付いたらほぼ全てのシールドがG・ストライクで埋まっていた、という事も多々ある。生半可な速攻やビートダウンを受け付けず、高速突破は[[【我我我ブランド】]]でも難しい。
[[《Volzeos-Balamord》]]降臨後はG・ストライク使用時にマナブーストと敵獣タップが可能となり、更に防御面が強化される。

一見すると頭を抱えたくなる程に多色率が高いものの、キング・セルは手札からチャージするとアンタップする特性により事実上単色カードとしてカウントする事ができる。多色主体のデッキでありながら事故を起こす確率が低く、手札に持ってさえいれば3ターン目にマナ武装4達成済みの[[《獅子王の遺跡》]]が高確率で決まる。

[[《Volzeos-Balamord》]]は手札とマナゾーンの両方にあるキング・セルを参照して召喚できるため、[[《獅子王の遺跡》]]が事実上のサーチ役も兼ねている。
そして相手の[[ハンデス]]にはセルをマナに置いて対抗可能。

[[《Volzeos-Balamord》]]の攻撃時オールハンデスにより[[ニンジャ・ストライク]]や[[革命0トリガー]]による防御を許さない。[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]や[[【青黒緑退化】]]などの[[中速]][[コンボデッキ]]、[[【ヘブンズ・ゲート】]]系統のような[[クリーチャーコントロール]]にもオールハンデスが刺さる。

また全文明を持つディスペクターであるため、[[王来篇]]で登場したあらゆる[[アタック・チャンス]]呪文に対応している。

デッキが[[5色]]であるためにあらゆるカードを[[文明]]の縛りなく採用することが可能であり、[[グッドスタッフ]]のようなパワーカード満載のデッキを組み上げることも可能。

-[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]は[[《獅子王の遺跡》]]や[[《妖精 アジサイ-2》]]により最速4ターン目に着地可能。これは本来速度で追い付けなかった[[【青黒退化】]]にすら間に合ってしまう速度であり、先攻を取った場合は逆に詰みに追い込む事も十分に有り得る。

-[[《滅印連結 ヴァルハルザーク》]]は相手を寝かせて[[《Volzeos-Balamord》]]の攻撃先を作り、オールハンデスと合わせて場と手札を壊滅させる。更にシールド回復効果でG・ストライクを補充できる。

-ワンショットキル狙いの場合は[[《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]が光る。相手のカウンター除去札やG・ストライク等で選ばれるとオールハンデスを放つため、[[ワールド・ブレイカー]]によって相手に大量の手札を与えてしまう[[《Volzeos-Balamord》]]の弱点を補完可能。

-[[《地龍神の魔陣》]]は2コスト初動となる上に中盤以降も[[《堕呪 ゴンパドゥ》]]に匹敵するサーチ役として活躍可能で終始腐りにくい。

**短所 [#be89e496]
良くも悪くも主な防御手段は[[G・ストライク]]であるため、[[《Volzeos-Balamord》]]着地前の大量ブレイクや[[【青魔導具】]]の[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]と[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]の[[コンボ]]など[[ターン]]をまたいで[[シールド]]を[[ブレイク]]されるのに弱い。また、[[アンタッチャブル]]や[[ジャストダイバー]]にも無力。

呪文メタも辛い。主なブースト手段が呪文に集中しているため、[[《音奏 プーンギ》]]や[[《黙示 シャマリ-1》]]等を出されると失速を余儀なくされる。

[[《Volzeos-Balamord》]]の項でも語られている通り、強力な[[能力]]を満載する反面[[バトルゾーン]]に触れる[[能力]]は持ち合わせていない。また[[ワールド・ブレイカー]]は強烈であるが最大の弱点でもあり、折角捨てさせた[[手札]]を再び回復させてしまう。2体並べるなど、構築や[[プレイング]]による対策は必須。

[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]など軽量[[カード指定除去]]1枚で《ヴォルゼオス》が1回分の除去を受けてしまう点は忘れてはならない。

[[《とこしえの超人》]]を出されると[[《Volzeos-Balamord》]]召喚時にマナゾーンのキング・セルを使用できなくなる。キープしておくのもひとつの手だが、このデッキは手札の維持が苦手であり、息切れが怖い。
また[[《ベイB セガーレ》]]を出された場合、使用するキング・セルが[[保留状態]]になった時点で9マナ残っていなければ[[効果]]の対象となってしまう点に注意。

短所というほどでも無いが、[[キング・セル]]は[[手札]]以外から[[マナゾーン]]に置かれた時は通常通り[[タップ]]して[[マナゾーン]]に置かれる。よって[[《獅子王の遺跡》]]で[[ブースト]]した[[マナ]]からさらに別の[[カード]]へ繋げるという動き方は困難。
また、[[水文明]]を含むキング・セルは[[《新世界王の思想》]]のみであるため[[水文明]]は意図して枚数を増やすなど、構築段階で[[キング・セル]]に頼らないスキルは必要。

[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]・[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]を採用しない場合は[[山札]]の過剰消費にも注意。

[[多色]][[デッキ]]の宿命として[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]は天敵。また[[ランデス]]でマナゾーンの[[キング・セル]]を潰される事にも弱い。特に[[《天使と悪魔の墳墓》]]は[[マナ]]がかなり伸び、[[キング・セル]]を積極的に[[チャージ]]するこの[[デッキ]]では引っかかりやすいので注意。

**環境において [#a08cb77e]
DMRP-20発売から[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わず様々な型がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしたが、[[リソース]]系[[ディスタス]]で[[アドバンテージ]]を稼いで[[呪文ロック]]持ちを立てながら[[ワンショット]]することは大筋で変わらない。[[《神徒 メイプル-1》]]を採用した[[ハンデス]]型、[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]をリソース確保手段に利用した型なども結果を残した。

[[《モモキング -始丸-》]]からの[[《大長老 ウェイヨウ》]]で[[墓地]]に落とした大量の多色[[カード]]を[[マナ]]に変換し[[《Volzeos-Balamord》]]に繋げる【ウェイヨウバラモルド】が2021年末のオリジナルCSにおいて3位入賞を果たした。
[[手札交換]]・[[サーチ]]・[[墓地肥やし]]のための[[《モモキング -始丸-》]]や[[《無法頂上会談》>《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》]]、全体的に低速なこの型を支える[[カウンター]]札として[[《百鬼の邪王門》]][[《一王二命三眼槍》]][[《バサラ》]]が採用されていた。

遅くとも[[DMEX-18]]期になると[[《獅子王の遺跡》]]を基盤からカットして[[《フェアリー・ミラクル》]]を基盤の中心とした型が主流化。単に【5色バラモルド】と呼ばれたりする。
この頃の[[アドバンス]]では[[《“魔神轟怒”万軍投》]]や[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]、[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]で[[重量級]][[マナドライブ]]を吐き出して[[アドバンテージ]]を取る型が流行。
[[オリジナル]]では[[革命ファイナル]]で登場した[[ファイナル革命]]持ちと組み合わせた型が流行した。

[[DM23-RP2]]期には、[[《マンハッタンの心絵》]]、[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]、[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]といった[[【絶望神サガループ】]]対策を後ろ盾に、何件かオリジナルでチャンピオンシップ上位入賞を果たしている。

[[DM23-BD1]]で[[《Disコットン&Disケラサス》]]を獲得。以降、[[《獅子王の遺跡》]]の採用を2枚や3枚に減らしたり、あるいは採用自体を見送った型が徐々に見かけられるように。

2023年10月上旬には、3コスト以下の初動が[[《フェアリー・ミラクル》]]2枚、[[《天災 デドダム》]]4枚、[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]3枚、[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]1枚のみで、[[《獅子王の遺跡》]]をカットした基盤の型がオリジナルで4位入賞。この型は[[《覚醒連結 XXDDZ》]]や[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]による呪文ロック、[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]による打点増強、ブロッカー対策をフィニッシュ方法とするものであった。

2024年3月11日[[殿堂レギュレーション]]改訂により[[【5色ザーディクリカ】]]が大幅弱体化し、同じ[[【5色コントロール】]]として立場が相対的に向上。直後のチャンピオンシップでも入賞が散見された。
**参考 [#jf1111d3]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]
-[[5色]]
-[[ディスペクター]]
-[[ビッグマナ]]
-[[《獅子王の遺跡》]]
-[[《Volzeos-Balamord》]]
-[[【5色コントロール】]]
-[[【5色ディスペクター】]]

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