#author("2025-05-06T13:35:36+09:00","","") #author("2025-05-06T18:11:47+09:00","","") *イデア・フェニックス [#m92376ca] **概要 [#ubad86fb] [[フェニックス]]の祖先とされる[[上位存在]]。[[フレーバーテキスト]]にのみ登場する。 [[DMEX-08]]で初めて言及され、当時はそのフレーバーテキスト通り「誰も知らない」存在であった。その後も[[フェニックス]]関係のフレーバーテキストで度々言及されている。 **他のフェニックスとの関係 [#s67d8f54] -これまでに登場した[[フェニックス]]全ての共通祖先である(([[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 -イデア・フェニックスが持つ「不死の力」が他要素と混じり合うことでクリーチャーとしてのフェニックスが誕生する(([[《撃速 ザ・グナム》]] [[DMEX-13]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]は「龍」と「不死鳥」という2つの炎が交じり合って生まれた存在であり、その姿はイデア・フェニックスに最も近いと言われている(([[《ヤット・パウル》]] [[DMEX-17]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《暗黒王デス・フェニックス》]]および同一存在である[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]は「破壊のイデア」を起源とする(([[《ヴァーク・ゼルデ》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《暗黒王デス・フェニックス》]]および同一存在である[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]は「破壊のイデア」を起源とする(([[《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》]] [[DM22-EX2]]版[[フレーバーテキスト]]))(([[《ヴァーク・ゼルデ》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]は、人々の美に対する憧れがイデア・フェニックスの不死の力と混ざり、永遠の美となった存在である(([[《撃速 ザ・グナム》]] [[DMEX-13]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]と[[《超神星ヴァルカン・アンチャンス》]]は同一のイデア(氷のイデア)を起源とし、そのために同時に存在することはできない(([[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《超神星アレス・ヴァーミンガム》]]は「闘志のイデア」から生まれた(([[《超神星アレス・ヴァーミンガム》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --[[《闘流星ナイトスクリーマー》]]の魔結晶には「貪欲のイデア」が投影されている(([[《闘流星ナイトスクリーマー》]] [[DMPX-01]]版[[フレーバーテキスト]]))。 --イデアとの関連は不明ながら、何らかの概念的要素を司っていると明言されたフェニックスは以下の通り。 --イデアとの関連は不明ながら、固有の概念的要素を司っていると明言されたフェニックスは以下の通り。 ---[[《超神星ブラックホール・サナトス》]]は「絶望」を司る(([[《霊騎アルシェル》]][[DM-23]]版[[フレーバーテキスト]]))。 ---[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]は「希望」([[デュエプレ]]版では「生命」)を司る(([[《霊騎アルシェル》]][[DM-23]]版[[フレーバーテキスト]]))(([[《翡翠と紅玉の炸裂》]][[DMPP-08]]版[[フレーバーテキスト]]))。 ---[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]は「太陽」と「龍」を司る(([[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]][[DMPP-07]]版[[フレーバーテキスト]]))。 ---[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]は「深淵」を司る(([[《翡翠と紅玉の炸裂》]][[DMPP-08]]版[[フレーバーテキスト]]))。 ---[[《超神星プルート・デスブリンガー》]]は「凶兆」を司る(([[《魔皇アスティマート》]][[DMPP-08EX]]版[[フレーバーテキスト]]))。 ---[[《超天星バルガライゾウ》]]は「龍」を司る(([[《超天星バルガライゾウ》]][[DMPP-11]]版[[フレーバーテキスト]]))。 **背景ストーリーにおいて [#gd352c3d] -[[王来篇背景ストーリー]]では、[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]が起こした11の「世界滅亡のシナリオ」の中の1つで顕現する。 顕現した衝撃で、[[オリジナル・ハート>《黒月の古城 オリジナル・ハート》]]の力で[[G・リンク]]した9体の[[闇の七王]]を一瞬で消し飛ばした(([[《ザ・ストロング・ヴォイド》]] [[フレーバーテキスト]]))。 --「イデア・フェニックスそのものが顕現した」と思われる、[[王道篇]]までの時点で唯一の例。しかし、顕現した事以外は何も分かっておらず、姿も確認できない。 **「イデア」について [#ha9edd26] -「イデア」とは、物事の「原型」や「本質」を意味する言葉。古代ギリシャの哲学者プラトンが提唱した。 --「プラトンのイデア論」と検索するなどで情報は得られるが、「イデア」というものは、確かに存在はしているのだが我々の目に映るものはイデアからの想起でしかないというものという考え方。 ---「本物の真球は世界に存在しない」という主張はイデアの考え方に極めてよく似ている。現実世界にあるビー玉やパチンコ玉は、一見すると歪みのない球体に思えるが、真球そのものを基準に比較するとミリメートル、マイクロメートルのレベルの世界でわずかな歪みが存在している。どれほど精巧に作ろうとも真の真球は存在が不可能だが、我々は真球とは何であるかを知っているし、真球に限りなく近いもの、あるいは真球と呼んで差し支えないものを手に取ることができる。 ---「真球」を「イデア・フェニックス」、「真球に最も近いもの」を「[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]」に置き換えれば良い。 『'''その姿はイデア・フェニックスに最も近い'''』としたうえで、イデア・フェニックスと同一かと問われればノーであるということ。 -[[《式神ヒズラシィ》]]など、「イデア・フェニックス」ではなく「イデア」について語られている[[フレーバーテキスト]]がいくつか存在する。 [[《式神デイズ》]]の[[フレーバーテキスト]]では「イデア」と同時に「不死鳥」についても触れられており、これらの「イデア」はイデア・フェニックスを指していると思われる。 -[[《イデア・パラドックス》]]の[[フレーバーテキスト]]によるとイデアは認識したときにはすでにイデアではないとある、要するに、認識するまではイデアとして存在しているが、認識した瞬間、またはその前にはすでに別のものに変わっているということである。 --プラトンのイデアは、「イデア」は確かに存在するものと定義してあり、誰かによってイデアが認知されたとしてそのイデアが形を変えたり姿を消したりするとは定義されていない。なので「誰もその定義を知らない・定めることができないが、[[フェニックス]]全ての共通祖先であるというおぼろげな枠組みだけは確かである」ということが「イデア・フェニックス」という用語の本質と考えることができる。 //別のものに変わった"それ"が[[種族]]としての[[フェニックス]]なのだと考えることもできる。その場合「イデア・フェニックスそのものはカード化しない」ともとれるが、認識しようとし続けることが大事である旨と、[[《式神デイズ》]]の「イデアに目くらましをされつつも、確実にイデアへと手を伸ばし続ける」という記述から、「いつかはカード化する」ともとれる。 ---[[デュエチューブ]]の[[解説動画>https://youtu.be/lds_6IUFRlY?si=vZdwR6jwciOqJpgx&t=619]]でこれについて言及されており、イデア・フェニックスは「何らかの絶大な出来事が起こらない限り」、カード化されることはないだろうとのコメントが読み上げられている。また([[《イデア・パラドックス》]]にあるように)、仮に自分のイデア・フェニックスを想像したとしても、それは「自分の想像力のイデア」が顕現した[[フェニックス]]でしかなく、形を持った時点でイデアではないとも語られている。%%頭が痛くなる話である。%% --また、超獣世界における''『太陽』''という言葉は[[ボルシャック]]またはイデア・フェニックスの力を表す比喩や象徴である場合が多いとも[[語られている>https://youtu.be/lds_6IUFRlY?si=3w0JBpatmkLlQ_8y&t=938]]。太陽を司る[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]がイデア・フェニックスに最も近い姿を持つことや、その《アポロヌス・ドラゲリオン》の装飾と酷似した[[《ボルシャックの古代神殿》]]の存在など、形なき存在であるはずのイデア・フェニックスにとって太陽というモチーフは浅からぬ結びつきがあるようだ。 -[[開発主任K>川崎大輔]]によれば[[フェニックス]]という[[種族]]の本質は「''破壊と再生を繰り返す永遠性''」であるという。同じイデア・フェニックスから生まれたフェニックス同士が戦うのは[[視点の違い>《イデア・パラドックス》]]という要因に加え、永遠性のために破壊と再生のフェニックスが対で存在しなければならないためのようだ。(([[川崎大輔]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1461954736978989064]])) --この永遠性の結果として、再生より先に破壊が起こる必要があるため破壊側の[[フェニックス]]の方が「イデア」の本質に関係なく「イデア」に近くなってしまうという。実際、最もイデア・フェニックスに近い姿を持つとされる[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]は超獣世界を窮地に追い込んだ破壊の[[フェニックス]]であり、イデア・フェニックスから生まれた[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]も「劇を世界滅亡で終幕させる」という破壊の役目を持つ。 **その他 [#d768cc0e] -[[ドルマゲドンX>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の影響が強いドラゴン・サーガ世界はイデア・フェニックスの影響が弱く、一方でイデア・フェニックスの影響が強いエピソード世界は[[禁断]]の影響が弱いことから、この両者が[[パラレル存在]]の関係にある可能性が仄めかされている。(([[川崎大輔]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1263486211085045762]])) ただし、影響する世界線が異なるだけという可能性も同時に指摘されており、両者の間に何らかの関連があるのかは不明のままとなっている。 -あらゆるフェニックスの起源という壮大なスケールや実体のつかめない超越性から[[上位存在]]ではないかと長年囁かれてきたが、[[デュエチューブ]]の[[解説動画>https://youtu.be/lds_6IUFRlY?si=Rg17XPV8KXkAqtYH&t=266]]にて正式に[[上位存在]]であると明言された。 また、''五文明が分かれる前の[[仙界]]の時代から存在していた''ことも明らかになった。もっとも、[[仙界]]から生まれた[[五大王]]の中に[[フェニックス]]が3体もいた事を考えれば自然な帰結とも言える。 --イデア・フェニックスが[[クリーチャー]]なのか、それとも別の何かなのかは[[王道篇]]までの時点で一切不明だが、上位存在であると分類されたことでれっきとした個の「クリーチャー」である可能性が高まったと言える。 **参考 [#r5b1d3c5] -[[用語集]] -[[フレーバーテキストが初出のカード]] -[[フェニックス]] -[[《イデア・パラドックス》]] &tag(用語集,背景ストーリー,背景ストーリー:人物,上位存在);