#author("2023-10-16T20:56:48+09:00","","") #author("2023-10-16T21:00:05+09:00","","") *エピソード&ruby(スリー){3};&ruby(はいけい){背景};ストーリー [#j1386b2f] #contents ***''PREV'' [#wfe63370] -[[エピソード2背景ストーリー]] **該当弾 [#w74467e9] [[DMR-09 「エピソード3 レイジVSゴッド」>DMR-09]] [[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」>DMR-10]] [[DMR-11 「エピソード3 ウルトラVマスター」>DMR-11]] [[DMR-12 「エピソード3 オメガ∞マックス」>DMR-12]] 以下は後年、新たに設定が明かされた弾。 -[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]] -[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]] -[[DMEX-12 「最強戦略!ドラリンパック」>DMEX-12]] -[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]] -[[DMBD-17 「20th クロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」>DMBD-17]] -[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]] **概要 [#a5570372] このシリーズは、[[ハンター]]に出自のある[[アウトレイジ]]を主人公サイドとし、敵方の[[オラクル]]との対決構造が築き上げられている。 基本セットから続く物語はこのシリーズで決着が付いているが、[[DMD-26]]版の[[《飛散する斧 プロメテウス》]]の[[フレーバーテキスト]]から察するにエピソード3以降も平和になっていない様子が窺え、その不安は[[DMEX-08]]で語られた何百万年も続く戦乱という形で的中した。 *[[DMR-09 「エピソード3 レイジVSゴッド」>DMR-09]] [#q130b6f9] [[鬼羅丸>《超絶奇跡 鬼羅丸》]]と[[シャングリラ>《「無情」の極 シャングリラ》]]の戦いによって[[ゼニス]]が消滅して1万年。 パンドラスペースの消失から時がたち、世界から[[ハンター]]と[[エイリアン]]はほとんどいなくなり、[[鬼丸>《黄金世代 鬼丸「爆」》]]と[[修羅丸>《真実の名 修羅丸》]]の名は伝説へ、シャングリラと鬼羅丸の戦いは[[オラクル]]教団の教義として神話となっていた。 世界は「神の使徒」を名乗る[[オラクル]]たちが支配していた。 [[オラクル]]教団の目的は、世界を平和にすること。そのために、すべての[[クリーチャー]]の心をひとつにすることを目論んでいる。 [[オラクル]]は[[ゼロ>無色]]の神である[[オラクリオン]]を生み出し、その力を借りて様々な奇跡を起こした。 [[オラクル]]教団が生み出した[[神々>オラクリオン]]は、過去に[[ゴッド]]と呼ばれた[[種族]]とは違った。だが、その力はまさに[[神>ゴッド]]と呼ぶにふさわしいものであった。 「[[ゼロの神>オラクリオン]]の使徒」である[[オラクル]]によって、世界は争いのない平和で平定に保たれた世界に見えた。 しかし、ゼロの力を悪用し世界を支配する低俗な輩と考える者も少なくなかった。彼らの力は絶対的な停滞と圧倒的な破壊に裏打ちされていたからである。 その裏付けとして、イザナイの一部は教義に従わせるために、最初は恐怖が必要と考え凶悪な[[アースイーター]]を世界に放っていた。 また、[[オラクル]]の教義では、停滞は平和と同じ意味で使われる。その為、世界を平和にしたが同時に退屈ももたらした。 それでも、[[オラクル]]によって世界は復興した為、[[オラクル]]を信奉する信者が増え続けていた。 これまで様々な種族を取り込んできた[[グランド・デビル]]、ゼロをいち早く取り込んだ[[スノーフェアリー]]、炎の化身である[[フレイム・コマンド]]、他[[アースイーター]]や[[アーク・セラフィム]]がその一例である。 信者の中には、[[オラクリオン]]の為に自らの命を犠牲にする者もいた。[[オラクリオン]]を作り出すために多数の信者が犠牲となったことは、[[ゾロスター]]によって教団の最高機密とされていた。 自らの手で新たな神、[[オラクリオン]]を生み出した[[オラクル]]教団だが、[[オラクル]]の最高指導者は自らが神になることを求めた。 そして、[[オラクル]]の最上位である[[ヨミ>《神人類 ヨミ》]]は[[ゴッド]]にゼロの魂を吹き込み、[[ゴッド]]を真の神「[[ゴッド・ノヴァ]]」として生まれ変わらせ、[[神人類>《神人類 ヨミ》]]と呼ばれるようになった。 一方で、[[オラクル]]の築いた都市に住まないはぐれものもいた。 彼らは[[アウトレイジ]]と呼ばれ、体の一部を武器に変化させて戦うこれまでの常識に縛られない戦い方をする者達だった。[[オラクル]]教団上層部は、反乱分子として以上にその秘密を恐れている。 彼らは自らの信念と衝動にしたがって[[支配からの開放>《支配からの開放》]]を目指し反逆の道を歩み続けていた。 [[オラクル]]の支配が続く中、人里離れた山奥で自由の拳を極める男がいた。後に[[ドロン・ゴー]]を身につけオラクルの支配を終わらせる漢、その名は[[カツドン>《自由の拳 カツドン・ヤング》]]! [[オラクリオン]]の光臨によって更なる信者を得た教団だったが、ある時を境にそのバランスは崩れることとなる。 ある日突如として、体全体を変形させることができる[[アウトレイジ]]たちが現れた。無法者ぞろいの[[アウトレイジ]]の中でも、群を抜いた無法者、人は彼らを「[[エグザイル>エグザイル・クリーチャー]]」と呼んだ。 「エグザイル」の出現によって、[[アウトレイジ]]は決起し、[[オラクル]]による平和は打ち壊されたのだ。 瞬く間にエグザイルたちは、反[[オラクル]]勢力である[[アウトレイジ]]の象徴となった。まるで、[[アンノウン]]に反抗した[[鬼丸>《黄金世代 鬼丸「爆」》]]のように。 平和を求める[[オラクル]]と、自由に生きたい[[アウトレイジ]]。今までの戦争とは違うその戦いがついにはじまった。 その一方、[[ゼニス]]が世界から消滅したことで、[[トライストーン]]は己の存在意義を考え始めた。それがあんな事件につながるとは、この時誰も予想はしなかった……。 *[[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」>DMR-10]] [#nd46396b] 教団との戦いを通して、[[アウトレイジ]]たちの結束は次第に固まっていった。 戦いの中で[[オラクル]]教団はより多くのエネルギーを欲するようになり、[[スノーフェアリー]]たちと手を組もうとした。だが妖精たちは、[[アウトレイジ]]の求める自由のために、[[アウトレイジ]]達と協力することを決めた。 戦いも佳境に入り、[[アウトレイジ]]達は[[オラクル]]の本拠地、ヴァルハラ・ゴッドに雪崩込む。 彼らの猛撃を前に次第に追い込まれていく[[オラクル]]。そして遂に、[[カツキング>《武闘将軍 カツキング》]]、[[グローバル>《獣音鼓笛 グローバル》]]、[[ブリティッシュ>《地獄魔槍 ブリティッシュ》]]、[[ミケランジェロ>《宇宙美刃 ミケランジェロ》]]、[[ロビンフッド>《絶超合金 ロビンフッド》]]ら5人のエグザイルの力によって、神人類である[[ヨミ>《神人類 ヨミ》]]は失墜、その後継者である[[イズモ>《イズモ》]]も姿を消した。オラクルの指導者であった彼らの消滅。それは、オラクル教団の事実上の崩壊そのものであった。だが、幸運なことにその終撃に、[[ヨミ>《神人類 ヨミ》]]は自分の理想を実現するために足らないものに気がつくことができたのだった。だが、それを愛弟子の[[イズモ>《イズモ》]]に伝えられなかったのは不幸であった。 「退屈なオラクルたちは倒したことだし... オレとお前で楽しい喧嘩でもおっぱじめるか!」 「フハハハ、我と貴様との喧嘩は100勝100敗。この戦いで決着させてやろうぞ。」 一時は結束が固まったかに見えた[[アウトレイジ]]だったが、そこは無法者。倒すべき敵のいなくなった彼らは、お互いの強さを確かめ合うように元のように[[アウトレイジ]]同士の闘いを楽しみ始めた。その結果、強い者であるカツキング率いる[[アウトレイジ]]とブリティッシュ率いる[[アウトレイジ]]が残った。 一方で、[[ヨミ>《神人類 ヨミ》]]と[[イズモ>《イズモ》]]失った教団。そこに残された信者や最後まで彼らと共に戦った使い魔たちは散り散りとなっていたが、次第にゼロを信仰するものと教団を信仰するものに分裂していった。そんな中イズモはヨミを倒したエグザイルが憎く、復讐の為に力を蓄え、死を覆す力を持つ[[《不死帝 ブルース》]]の力を求めていた。 そんな中、教団の維持を求める信者たちを導く[[オラクル]]たちがあらわれた。彼らは自らにマントラという新たな位階を与え、教団の再興を目指した。 マントラは散り散りになった使い魔たちにファミリアという新たな位階を与え、信者の下の階級とした。 また、教義を維持するために封殺の力を持つカルマが生み出された。 マントラ派の台頭により、[[オラクル]]は[[オラクリオン]]を信じるものと、マントラに付き従うものとに二分された。 そんな中、[[オラクリオン]]を信仰とする[[オラクル]]たちはオラクル教団に伝わる裏教義に触れた。オラクルの裏教義、そしてゴスペルの伝承が伝えているもの・・・そこには[[アウトレイジ]]の秘密、アウトレイジと[[ゴールデン・エイジ]]のつながりが書かれていた。カルマはそれに対抗するためにマントラが生み出したものだった。 カルマの始祖、[[《魔壊業皇 デストピア》]]は裏オラクル九皇円卓会議にて[[アウトレイジ]]を「闘いを求める邪なる者」とし、ブリティッシュを新たなゼロの礎とすることを決定、教団の再構築を図った。 裏教義に触れたオラクルはそれに従い闇の魔城「ブリティッシュ・パピリオン」を目指した。[[《不死帝 ブルース》]]もついに、[[《地獄魔槍 ブリティッシュ》]]の軍門に降った。さらに、ブリティッシュの元には、マントラに追い出された[[オラクル]]たちも集結していった。 そしてオラクル教団はその力で、[[紫電>《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]や[[ロマノフ>《邪眼皇ロマノフI世》]]、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]などといったかつて活躍した英雄をオラクリオンやゴッド・ノヴァとして[[次々と>《邪眼右神ニューオーダー》]][[生まれ変わら>《紫電左神ヴィタリック》]][[せる>《神青輝 P・サファイア》]]。 アウトレイジ側も負けじと対抗し、戦いはさらに激化していく。 そんな中さらなる力を手に入れたブリティッシュに対抗すべく、カツキングは仲間の協力を受けながらも伝説のレイジクリスタルを探し、発見する。その正体は、過去の英雄たちが残した友情の証であった。世界を襲った危機を救ったのはいつだって英雄の友情の力だった。 例えば[[アンノウン]]や[[ゼニス]]に立ち向かうため、元々敵同士であった[[エイリアン]]と友情を結んだ[[ハンター]]、古の[[ゴッド]]に立ち向かい世界を救った[[NEX]]。彼の力を支えたのもルピアとの友情の力だった。英雄の姿が失われても彼らの友情は永遠に不滅。その不滅の友情が結晶になったのがレイジクリスタルなのだ。 カツキングはレイジ・クリスタルにアツい友情を持つエグザイルとして認められ、真の[[ドロン・ゴー]]の力を得て、[[《無敵剣 カツキングMAX》]]へと変化を遂げる。友情の力を持つアウトレイジに友情の力を増幅する秘宝が組み合わさり、今、まさに、かつて無い強大な力が生み出される。 カツキングはレイジクリスタルにアツい友情を持つエグザイルとして認められ、真の[[ドロン・ゴー]]の力を得て、[[《無敵剣 カツキングMAX》]]へと変化を遂げる。友情の力を持つアウトレイジに友情の力を増幅する秘宝が組み合わさり、今、まさに、かつて無い強大な力が生み出される。 アウトレイジの力の源は友情。彼らは自分の力を友に分け与え、共に成長することができる。カツキングがレイジクリスタルによってパワーアップすると、共鳴するかのように、仲間のアウトレイジをパワーアップしたのだった。ハンターの友情の力は今もなお受け継がれている。そう、アウトレイジの力の源流はハンターにあるのだ。 こうして友情の力に選ばれしカツキングたちは無敵の力を得て、友を護るべく、次の戦いに挑む……。 *[[DMR-11 「エピソード3 ウルトラVマスター」>DMR-11]] [#e041e5ca] オラクリオンを信奉する派閥は、裏教義に従ってブリティッシュをオラクリオンへと変化させた。[[オラクリオンとなったブリティッシュ>《神聖牙 UK パンク》]]は、その力でオラクル全体の力を強化していくのだった。また、教団の中核を担うこととなったマントラたちは、信者の数を増やしていった。そしてオラクルでありながら神々を超える力を持った[[教皇>《マントラ教皇 バラモン》]]を誕生させたのだった。 信義の男、ブルースは最後までオラクルの支配に抵抗したがUKパンクに飲み込まれてしまった。そして彼の配下であったデスパペットもオラクルとなっていった。 [[ブリティッシュ>《地獄魔槍 ブリティッシュ》]]の[[オラクリオン化>《神聖牙 UK パンク》]]。この事変を受けて、[[アウトレイジ]]の実力者たちによる[[無法頂上会談>《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》]]が開催されることとなった。無法者のトップを一堂に集めるのは至難であった。だが、会議が始まった瞬間、カツキングは一言叫び飛び出した。「今からオレがブリティッシュと決闘をしに行く! 決闘をすればあいつの考えもわかるはずだ! オレたちはいつだってそうしてきただろ!?」 腐れ縁のブリティッシュ、その危機を察知したカツキングは、ブリティッシュ・パピリオンに突入。そこでUKパンクと化したブリティッシュを発見する。カツキングはブリティッシュを助けるべく[[レイジクリスタルの力を解放した>《無法伝説 カツマスター》]]。 カツマスターがブリティッシュを救うべく戦い始めたその刹那、オメガとして復活したゴッド・ノヴァがブリティッシュ・パピリオン目指して進軍してきた。二人の友情をまもるべく、一人の男が食い止める。その名は、[[テスタ・ロッサ]]。 「意味も無く闘いを求め、[[ヨミ様>《神人類 ヨミ》]]を討ったお前たちが邪なる心でなくてなんなのだ? お前たちなど、[[新たなゼロ>ゴッド・ノヴァOMG]]を生み出す礎となって消え去ってしまえ! それだけが私の願いだ。」 「俺たちは意味なく闘いを求めてなんかいない! 相手を知るために俺たちは闘うんだ! 仲間が、友がいるから俺達は闘う! 闘うんだ! 俺たちの闘いは聖も邪も超えているんだ!」 彼を助けるため、[[アリス>《電脳決壊の魔女 アリス》]]は自身の命を削りその能力のすべてを開放した。 //(テスタとアリスの子がカツキングである。2人は時空を、超次元を超えてやってきたのである) //そーすはよ テスタ・ロッサのためにアリスが開放した力は世界を知識の渦に巻き込み、そして、アウトレイジとオラクルの秘密、そしてこの騒動の[[「黒幕」>《「黒幕」》]]の正体までもがあらわとなってしまった。 オラクル教団の分裂、ブリティッシュのオラクリオン化、教皇の誕生―これらは「黒幕」と呼ばれる少年が大きく関わっていた。「黒幕」の目的は平和ではなく、アウトレイジを殲滅することだった。 ゴッド・ノヴァオメガを率いるオラクル。「黒幕」と呼ばれるその男をテスタ・ロッサは知っていた。その身を犠牲に「黒幕」を追い払ったテスタだったが、「黒幕」はまた戻ってくると感じていた。 //[[《 ジャッキー》>《無限皇 ジャッキー》]]と[[《ブルース》>《不死帝 ブルース》]]のプライドをかけた戦いを邪魔したのも[[《「黒幕」》]]だった。その《「黒幕」》を倒すために命を賭けた[[《テスタ》>《紅き血の テスタ・ロッサ》]]の恩義に報いるべく、《ブルース》は[[《クロスファイア》>《百万超邪 クロスファイア》]]を復活させたのだった。 カツキングとブリティッシュの闘いが終わった後、彼らの誇りを護ったテスタの[[仲間>《侵入する電脳者 アリス》]][[たち>《百万超邪 クロスファイア》]]を、[[ブルース>《不死帝 ブルース》]]はその身を犠牲にして蘇らせた。 真のゴッド・ノヴァ、それは[[オラクルジュエル>《支配のオラクルジュエル》]]に封じられし新世界の終末の神々、オメガ。無感情であるゼロの力に聖邪の感情を込めることで、オメガが生み出される。それを復活させることができるのは、聖と邪、ふたつの心を併せ持った方ただひとり。それは「黒幕」―死んだと思われていたイズモだった。 イズモはヨミを守るために闘い、深い傷を負ったが、ヨミを討たれた恨みをバネに瀕死の状況を乗り越えた。アウトレイジへの復讐を誓ったイズモは教団崩壊後も力を蓄え傷を癒しつつ、裏からオラクルとブリティッシュ一派を操り、アウトレイジの同士討ちを狙った。一方で、自身の手でヨミの仇を取るべく、オラクルの秘宝「オラクルジュエル」を手に入れた。 オラクルジュエルの力は[[イズモの眠れる力を呼び覚まし>《オラクルDJ》]]、オメガによってイズモ自身も神人類を超えた[[超人類>《超神類 イズモ》]]へと生まれ変わった。正邪の神を従えたイズモは、新たな世界を作るため、そして、師の仇を取る為に、アウトレイジの逆襲を開始した。 *[[DMR-12 「エピソード3 オメガ∞マックス」>DMR-12]] [#e4f5b397] [[オラクリオン]]への崇拝を、それを使役する自身への崇拝と取り違えた[[《策士のイザナイ ゾロスター》]]は、「カノン」の廃位以来封じられていたオラクリオン化の儀式を行った。産み出された[[《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》]]は、神ではなく、人でもなかった。 [[聖と邪、ふたつの神>ゴッド・ノヴァOMG]]を従えて復活したイズモは、カツマスターへ、そして、アウトレイジへの復讐を開始した。圧倒的な力を持つオメガには、さしものカツマスターも対抗できず、レイジクリスタルを奪われてしまう。イズモがふたつの宝石を手に入れたその瞬間、宝石はその真の力を開放し、[[ゴッド>《極限右神 オメガ》]][[・ノヴァ>《極大左神 マックス》]]となり、イズモとリンクした。そして、神を超える無法の神、[[G・イズモ>《無法神類 G・イズモ》]]が誕生したのだった。 無法神類となったイズモを助ける為に、ヨミは[[ゴッド・ノヴァとオラクリオンをクロスする存在>《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》]]として復活した。ヨミとイズモの復活により、教団内部で争う理由を失ったマントラは、自然と一つにまとまっていった。 再降臨を遂げたヨミだったが、その代償に心を失っていた。クロスオーバーと化したヨミは、オラクルもアウトレイジも問わず世界を破壊し続けた。師の復讐を終えたイズモが、神世界の創造に取りかかったのだ。手を触れることすらできないクロスオーバー・ヨミには、誰も対抗することができなかった。 一方、レイジクリスタルとオラクルジュエルがエネルギーを解放してゴッド・ノヴァとなった影響で、[[神の如き力をもつアウトレイジ>《神々の地 ディオニソス》]]が次々とあらわれていった。イズモにレイジクリスタルを奪われたカツドンは、仲間のアウトレイジたち、そして[[エ>《愛友情 ニケ・M》]][[グ>《学友情 ロビー・R》]][[ザ>《豚乱舞 ブータン・ジャクソン》]][[イ>《神撃の カツドン DASH》]][[ル>《猛友情 五郎丸・G》]]の力を結集し、G・イズモへの反撃を開始する。 G・イズモに再び戦いを挑んだ[[カツドン>《神撃の カツドン DASH》]]は、仲間たちと力を合わせ、G・イズモとレイジクリスタル、オラクルジュエルとのリンクを断ち切ることに[[成功>《代打の消耗 テンメンジャン》]]。神の力を失ったイズモの前で、カツドンは二つの宝石をその身に宿し、[[カツムゲン>《絶頂神話 カツムゲン》]]へとドロン・ゴーを果たした。 カツムゲンとG・イズモ、クロスオーバー・ヨミのぶつかり合いはあまりにも激しく、世界を一度散り散りにするだけの力があった。アウトレイジたちの声援の中、死闘の末にカツムゲンはようやくイズモを打ち負かした。イズモが最期の一撃を受けるその瞬間、かばったのはヨミだった。 オラクル教団崩壊時にヨミが知ったこと。それは仲間を愛する心はアウトレイジもオラクルも変わらないということだった。クロスオーバーして心を失ったヨミだったが、その記憶とイズモを思う気持ちだけは失っていなかった。イズモの代わりにカツムゲンの一撃を受けたヨミの体は、粉々に砕け散った。 「[[《イズモ》>《無法神類 G・イズモ》]]... [[お前の不器用な師匠>《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》]]に免じて、今日のところは勘弁しといたるで」 最後に《イズモ》をかばったヨミを見て、オラクルにも仲間を愛する心があることを知ったカツムゲンは、《イズモ》に手をのばした。その[[和解の言葉>《秘拳カツドン破》]]が、世界を再び美しい姿へと戻していった。こうして、オラクル教団とアウトレイジの戦いは決着した。互いに仲間として相手のやり方を認め、なにより、オラクルたちも自由を求めるようになった。そして、それが平和を世界にもたらしたのだ。 パンドラスペースからの侵略ではじまった物語は一旦の終焉を迎えた。物語は[[まったく別の世界に移っていく……。>ドラゴン・サーガ]] ***''NEXT'' [#u64fd07a] -[[ドラゴン・サーガ背景ストーリー]] **参考 [#jef40bd3] -[[背景ストーリー]] -[[エピソード3]] &tag(エピソード3,背景ストーリー,エピソードシリーズ);