#author("2024-08-27T11:50:25+09:00","","")
#author("2024-10-14T01:15:09+09:00","","")
*サバイバー(種族) [#jd456263]

[[DM-05]]と[[DM-06]]、[[DMD-26]]に存在する[[特殊種族]]。サバイバーを表すマークは☣(生物災害、バイオハザードのマーク)。
//☣️
//↑これは絵文字

サバイバーの持つ固有の[[能力]]はこちら→[[サバイバー能力]]
[[デッキ]]としてのサバイバーはこちら→[[【サバイバー】]]

5つの[[文明]]全てに存在し、[[進化クリーチャー]]以外はサバイバーともう1つの[[種族]]を持っている。
サバイバーは味方同士で[[サバイバー能力]]を共有することができ、数が並ぶほど強力になっていくという特性を持つ。

**命名ルール [#ne020f10]
進化ではないクリーチャーは名前の最後にギリシア文字のα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)のいずれかが付く。
ただし、特殊パックで新規登場したものの一部(([[《究極男》]][[《鬼・牛次郎》]][[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]]))ではギリシャ文字がつかない。[[《威嚇するスマッシュ・ホーンαGR》]]は、名前の最後のギリシア文字の後ろに「GR」が付いている。

[[DM-05]]と[[DM-06]]のものは[[レアリティ]]によって決定される。
|([[コモン]])〜α(アルファ)|
|([[アンコモン]])〜β(ベータ)|
|([[レア]])〜γ(ガンマ)|
|([[ベリーレア]])〜δ(デルタ)|

-[[DMD-26]]で新規に収録されているカードには[[レアリティ]]が付いていないものの、[[デッキ]]内での役割に応じていずれかのギリシア文字が入っている。

-[[DMEX-18]]でも新たなサバイバーが登場。新規のもののギリシア文字はレアリティ順になっている。一方、再録されたものはレアリティの見直しが行われており、デュエプレ同様命名法則が若干崩れている。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では収録時点のカードパワーに応じてレアリティの見直しが行われたが、その場合もカード名はTCG版と同じものが使用されているため、レアリティと名前の文字が一致していないものも一部存在している。

-英語版ではギリシア文字の代わりに「Q」が付けられている。

進化クリーチャーは《〜・トゥレイト》(〜にはギリシア文字のカタカナ読み)となる
([[《バクエン変怪 <シグマ.鬼>》]]については[[鬼レクスターズ]]の[[命名ルール]]が優先されており、これに当てはまらない)。

種族欄に記載される際、多種族の場合はスラッシュで分割されるかわりに「 [サバイバー] 」と表記される。意味はスラッシュによる分割と変わらない。
単種族の場合は他の一般的種族と同様な角括弧なしの「サバイバー」表記で永らく統一されていたが、[[DMD-26]]に[[再録]]された[[《シータ・トゥレイト》]]では多種族サバイバー同様の「 [サバイバー] 」表記が用いられている。

**主なクリーチャー [#tb54b01f]
|ブレイズザウルスα(アルファ) C 火文明 (2)|
|クリーチャー:ロック・ビースト[サバイバー] 1000|
|SV−パワーアタッカー+1000|
|サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る)|

|シェル・ファクトリーγ(ガンマ) R 自然文明 (6)|
|クリーチャー:コロニー・ビートル[サバイバー] 2000|
|SV−このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札を見る。その中からサバイバーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る)|

|シグマ・トゥレイト R 火文明 (6)|
|クリーチャー:サバイバー 9000|
|進化−自分のサバイバー1体の上に置く。|
|クルー・ブレイカー:サバイバー|

サバイバー[[種族]]の最大の特徴は、仲間同士で[[能力]]を共有できるサバイバー能力である。サバイバーアイコン以下に書かれた[[能力]]を他のサバイバーにも与えることができる。

例えば、[[ブロッカー]]の[[《鉄壁の守護者ガリア・ゾールα》]]が[[バトルゾーン]]にいる状態で、[[スレイヤー]]の[[《ギガリングα》]]を出すと、サバイバー能力によってこれらの[[クリーチャー]]は[[ブロッカー]]と[[スレイヤー]]を両方持つようになる。

ここにさらに[[《ブレイドラッシュ・ワイバーンδ》]]を追加すると、[[W・ブレイカー]]も共有されて、[[ブロッカー]]と[[スレイヤー]]と[[W・ブレイカー]]を併せ持つサバイバーが3体並ぶことになる。このように、味方が並ぶほどにどんどん[[能力]]を共有し合って強化されていくのである。

ただし、共有できるのは、アイコンで示された[[サバイバー能力]]だけである。サバイバーアイコンが付いていない[[《シグマ・トゥレイト》]]の[[クルー・ブレイカー]]や[[《キング・ムーγ》]]の[[W・ブレイカー]]は共有できない。

同様に[[《ビックリ・イリュージョン》]]を唱えて[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]を「サバイバー」に変えた場合も、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の[[シールド焼却]]を他のサバイバーが得ることはできないので注意。

[[基本セット]]時代の[[DM-05]]に登場した古いシステムではあるが、なかなかアクが強く、[[闘魂編]]では[[メタゲーム]]で活躍することもあった。

その後は[[背景ストーリー]]での全滅を契機として、およそ10年にわたって[[再録]]がないなど、長らく不遇な時代を過ごした。
しかし、[[DMX-12]]においてサバイバーを含む特殊種族を全て併せ持つ、[[《究極男》]]が登場。例外的な存在とはいえ、10年越しのサバイバーの復活に往年のファンは驚いた。

[[革命編]]期に発売された[[DMD-26]]では、とうとう[[【サバイバー】]]が取り上げられた。少数ながら強力な新規サバイバーが登場し、再録も果たした。
以降のサバイバーの登場は[[BBP]]を中心に行われるようになっている。

味方が増えれば増えるほど強力になっていく性質から[[コンボ]]性が強いが、大量展開に長けており強力な[[デッキ]]を組むことも可能である。

いかにも[[デュエマ]]らしいトリッキーな動きを楽しみたい人にはおすすめの[[種族]]だろう。

-[[《ビックリ・イリュージョン》]]などで[[種族]]を「サバイバー」に変えても、アイコンのついていない[[能力]]を他のサバイバーと共有することはできない。

-前述の通り、サバイバーのみ[[種族]]が"[]"で囲われて区分される。[[基本セット]]ではまだ1体の[[クリーチャー]]が複数の[[種族]]を有するという概念がなかったためだと思われる。

-サバイバーを持つ[[クリーチャー]]のイラストには、サバイバーであることを示す『球』が描かれている。また、[[背景ストーリー]]に合わせてか、実はほとんどのサバイバーは人間型タイプの[[種族]]を避けて構成されている。(例えば、[[ダークロード]]や[[ヒューマノイド]]、[[ドラゴノイド]]、[[サイバーロード]]、[[リキッド・ピープル]]、[[ビーストフォーク]]のサバイバーはいない)
--ただし、例外として[[DMX-12]]で登場した[[《究極男》]]は人型をしており、サバイバーのマークが入った球体も持っていない。また、[[DMD-26]]では[[サイバーロード]]の[[《電磁星樹アマリンα》]]が登場。このクリーチャーはサバイバーに取り込まれてサバイバー化したようだ。
--[[DMEX-15]]で登場した[[《鬼・牛次郎》]]は「人間型」を通り越して「[[人間>邪藩 牛次郎]]」である。
--[[DMEX-18]]では後天的にサバイバーに取り込まれたクリーチャーのサイクルが登場、うち2体は人間型であり、1体は同じ種族に人間型が存在する。

-[[DMD-26]]では、[[背景ストーリー]]上でのサバイバーの活躍が描かれている。
--時系列は[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]の後日談になっている。元々過酷な環境に適応していたサバイバーは、[[闘魂編>闘魂編背景ストーリー]]後も全滅を免れ休眠状態で生き残っていたことが明らかとなる。アウトレイジとオラクルの戦争が終わった後の世界で、[[《電磁星樹アマリンα》]]が戯れに動かした[[12のプログラム]]のうちのひとつ「O.V.E.R.Evo.」によって復活し、急速な進化を遂げた。
--その後の[[DMEX-08]]では、サバイバーは一大勢力となっており、アウトレイジ・オラクル連合と数百万年に渡る戦いを繰り広げている。戦いのさなか、並行世界である[[超天篇>超天篇背景ストーリー]]に呼応して到来した[[GR]]の力を支配しようとするが、[[アウトレイジ犬]]と[[アウトレイジ猫]]が[[超GR]]を支配したため失敗に終わる。彼らの戦いは、[[GR]]のような新たな力を求めてのものであり、力が目覚めるたびに行われているようである。([[《シザー・アイGR》]][[《フウセンアワダケβ》]]等参照)。
---因みに軽く「数百万年」と触れられているが、[[エピソード2>エピソード2背景ストーリー]]から[[エピソード3>エピソード3背景ストーリー]]までが''1万年''、[[《月と破壊と魔王と天使》]]が戦い続けた期間が''20万年''であり、他と比べても類を見ない凄まじい時間が流れている。
--[[DMEX-18]]の一部カードでは[[DMD-26]]と[[DMEX-08]]の中間、すなわち[[GR]]争奪戦決着以前の様子が描かれた。この時点でアウトレイジの中にもサバイバー化してしまった者が登場するなど徐々に連合軍が押されていた様子だったが、[[《サファイア・ミスティ》]]が12のプログラムに干渉したことで新たな進化は防がれた。この結果サバイバーの際限なき強化が止まったことで潮目が変わり、最終的に[[DMEX-08]]におけるGR争奪戦の終戦につながる((時系列などの情報は[[2022年2月19日付公開のデュエチューブの動画>https://youtu.be/fgz6CV1RIJw]]にて明言されている。))。

-[[ドラゴン・サーガ]]から続く並行世界では存在したかどうか不明。
-DS世界とも違う新章世界では[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の滅びの可能性を顕現させる力により、まさかの復活。「地中に封印されていた」との記述があるので、恐らく新章世界でも存在はしていたのだろう。

-デザインの元ネタは[[Magic:The Gathering]]の[[スリヴァー]]。
サバイバーとほぼそのまま同じ[[能力]]を持ち、場のスリヴァーと[[能力]]を共有しどんどん強力になっていく。漫画「[[デュエル・マスターズ]]」が初期にマジックを題材にしていたときに主人公・[[切札 勝舞]]が愛用していた[[クリーチャー]]群でもある。

-漫画の題材が[[デュエル・マスターズ]]に移行してからサバイバーを使用したのは、悪名高き[[邪藩 牛次郎]]である。また、牛次郎もマジック時代はスリヴァーを使用している。
--この他には「覇王伝ガチ」にて熱烈な虫の愛好家である[[牙虫寺]]が[[大虎>赤星 大虎]]との[[デュエル]]で使用した。得意の大量展開で追い詰めるも、[[革命0トリガー]]の[[《革命の裁門》]]で凌がれ、[[《革命魔王 キラー・ザ・キル》]]の[[全体除去]]と[[コスト踏み倒し]]の前に敗れた。

-[[ウェーブストライカー]]などのように、このギミックにも根強い愛好家が見られる。

-サバイバー(Survivor)とは生存者という意味。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、初出の[[DMPP-09]]において[[《電磁星樹アマリンα》]]のみが登場し、その後の[[DMPP-09EX]]にて本格登場した。
--種族の区切りがサバイバー特有の[]ではなく、他の多種族と同じく/になっている。
--後天的にサバイバーに変化したという設定の[[《電磁星樹アマリンα》]]を除いてこの[[種族]]の[[クリーチャー]]のボイスには一切CVが割り当てられておらず、代わりに鳴き声といった効果音が設定されている。
[[エンジェル・コマンド]]である[[《雲上の精霊オービスγ》]]や「トゥレイト」の名を持つ[[進化クリーチャー]]も含めてこの点は徹底されており、人型クリーチャーが存在しないという背景ストーリー上の設定を遵守した結果と思われる。
--先述の通り、レアリティは名前に合わせたものではなく、能力を基準に見直されている。また、「δ」のサバイバーは(元々2体しかいなかったこともあってか)登場していない。

**裁定の変遷 [#q8bbafdc]
***[[DM-05]]〜[[DM-06]] [#d531883a]
この時期の[[キーワード能力]]は以下の通り。
|サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上の能力を得る)|

***[[DMD-26]]〜[[DM22-EX1]] [#j2ed5e0c]
|サバイバー(自分のサバイバーすべてに、上のSV能力を与える)|

「バトルゾーンにある間」という部分の削除と同時に、「自分の''他の''」が「自分の」になった。

このテキストに準拠するため、''サバイバーアイコンの付いた能力行は、単なる参照先でクリーチャー自身が持っているわけではない裁定が下された。''
このため、[[《ヘブンズ・ゲート》]]を唱えても[[《奇石 アゾールα》]]を出すことができない([[公式Q&A(2022.2.18)>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40849/]])など、やや違和感のある現象が起こる。
どうやら昔のカードは「自分の他のサバイバーも同じ能力を得る」という補足が書かれていたが、[[DMD-26]]以降の新しいカードは「自分のサバイバーに共通の能力を与える」という補足に書き換わったため、二重に能力を持たないよう(([[《威嚇するスマッシュ・ホーンαGR》]]で考えると、もし+1000が参照先ではなく自身の能力なら、SVアイコンが書かれた行で+1000が計算され、次の能力行にある付与によりもう一度+1000を獲得してしまい、単独でも累計+2000になってしまうことになってしまう。))裁定変更が起こったのだと考えられる。

***[[DM23-EX2]] [#r3932d5c]
|''サバイバー''(自分の他のサバイバーすべてに、上のSV能力を与える)|

[[再録]]された[[《育ち盛りのホーンα》]]などで、再び「自分の他の」に戻った。

戻す前では、類似能力である[[超サバイバー]]を持つ[[《予言者ギャラシβ》]]や[[《瞬速のアタカマイトβ》]]が、''バトルゾーン以外にある限り、自身すら付与能力を持っていない''というバグが発生してしまうため、自身に対しては付与ではなく自前の能力として扱うという裁定変更の布石と思われた。
その予想に違わず、2023年10月20日に裁定変更の発表がなされ、[[《予言者ギャラシβ》]]は自身単独で[[ギャラクシールド]]や[[ギャラクシーGO]]できるようになった。

**サバイバー一覧 [#x9f8d7d7]
-光
--[[《鉄壁の守護者ガリア・ゾールα》]]
--[[《奇石 アゾールα》]]
--[[《宣凶師ラッセルズβ》]]
--[[《戦空の伝道士バルスβ》]]
--[[《聖域の守護者フォボス・エレインγ》]]
--[[《雲上の精霊オービスγ》]]
--[[《予言者ギャラシβ》]]

-水
--[[《プロメフィウスα》]]
--[[《流星魚α》]]
--[[《サイバー・B・フィッシュα》]]
--[[《ツインヘッド・タートルβ》]]
--[[《トリトーンβ》]]
--[[《キング・ムーγ》]]
--[[《ロータス・ミントγ》]]
--[[《鬼・牛次郎》]]
--[[《ゼータ・トゥレイト》]]

-闇
--[[《ギガリングα》]]
--[[《暗黒鎧 ギガリンα》]]
--[[《ダーク・ティアラγ》]]
--[[《死縛虫グレイブ・ワームγ》]]
--[[《究極男》]]
--[[《イプシロン・トゥレイト》]]

-火
--[[《ブレイズザウルスα》]]
--[[《無礼な刃 ラッシュα》]]
--[[《スフィンティラノスβ》]]
--[[《スラッシュレイド・ワイバーンβ》]]([[ゲームオリジナルカード]])
--[[《ブレイドラッシュ・ワイバーンδ》]]
--[[《シグマ・トゥレイト》]]
--[[《バクエン変怪 <シグマ.鬼>》]]

-自然
--[[《モリノオウジャダケα》]]
--[[《威嚇するスマッシュ・ホーンα》]]
--[[《威嚇するスマッシュ・ホーンαGR》]]
--[[《育ち盛りのホーンα》]]
--[[《フウセンアワダケβ》]]
--[[《猛毒モクレンβ》]]
--[[《シェル・ファクトリーγ》]]
--[[《シェル・ブリゲードγ》]]
--[[《オメガ・ゴライアスδ》]]
--[[《シータ・トゥレイト》]]

-多色
--[[《電磁星樹アマリンα》]](光/水文明)
--[[《瞬速のアタカマイトβ》]](光/水/自然文明)
--[[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]](水/自然文明)

**サバイバーを進化元とするカード [#c4c6b884]
-[[《シータ・トゥレイト》]]
-[[《シグマ・トゥレイト》]]
-[[《ゼータ・トゥレイト》]]
-[[《イプシロン・トゥレイト》]]

**サバイバーに関連する能力を持つサバイバーでないカード [#a5877e66]
//単に「サバイバー関連能力カード」とするとサバイバー全員含めることもできてしまいキリがないためこのような書き方にしています。
-[[《スリヴァーの女王》]]
-[[《筋肉スリヴァー》]]
-[[《漂流大陸の復活》]]

*サバイバー(能力) [#g15fb637]

能力の文頭にアイコンが付いていない方の能力。[[常在型能力]]で、サバイバーアイコンの能力を与える効果を生成する。
詳細は「[[サバイバー能力]]」のページを参照。

**参考 [#wbc03558]
-[[《ブレイズザウルスα》]]
-[[《シェル・ファクトリーγ》]]
-[[《シグマ・トゥレイト》]]
-[[種族リスト]]
-[[【サバイバー】]] (TCG版)
-[[【サバイバー】 (デュエプレ)]]
-[[サバイバー能力]]
-[[超サバイバー]]

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