#author("2024-08-04T23:01:51+09:00","","")
#author("2024-08-04T23:14:42+09:00","","")
*ハンデスコントロール [#pabdcde1]

[[コントロール]]の1つ。文字通りハンデスの連打によって相手をコントロールすること。または、そのようなデッキ。

[[《特攻人形ジェニー》]]や[[《ゴースト・タッチ》]]など、[[軽い]][[ハンデス]][[カード]]の多くは手札が1:1交換にしかならない、つまり自分の手札も消耗していくため、多くの場合[[水]]の[[ドローソース]]が積まれる。

さらに除去も兼ねることも多く、[[除去コントロール]]に一種のような型もある。バトルゾーンと手札を枯らせば相手は[[今引き]]勝負になるため、そこまでいけば非常に有利に戦える。

特にこれといった[[デッキタイプ]]を指すわけでは無く、様々な型がある。
代表的なものは[[【白青黒超次元】]]、[[【青黒ハンデス超次元】]]、[[【黒単コントロール】]]などがある。また、[[【アウゼス】]]や[[【デュランザメス】]]などそれらの[[デッキ]]を基盤にした[[デッキ]]も多い。
詳細はそれぞれの記事を参照のこと。

[[ビートダウン]]で[[ハンデス]]を行うデッキはあれどハンデスをコンセプトにしたビートダウンデッキはないため、ハンデスデッキと言えば普通はこちらを指す。

また、基本的にハンデスコントロ-ルは序盤からハンデスを連打し、手札を複数枚削って[[息切れ]]ないしそれに近い状態に持ち込みコントロールするデッキのことを言う。
序中盤ではハンデスせず終盤に「[[《ロスト・ソウル》]]などの[[オールハンデス]]で手札を消し飛ばすだけのデッキや、[[ピーピング]]&汎用妨害札として[[《解体人形ジェニー》]]などの[[ピーピングハンデス]]が突っ込んであるだけのデッキをハンデスコントロールと言う事はあまりない。
序中盤ではハンデスせず終盤に[[《ロスト・ソウル》]]などの[[オールハンデス]]で手札を消し飛ばすだけのデッキや、[[ピーピング]]&汎用妨害札として[[《解体人形ジェニー》]]などの[[ピーピングハンデス]]が突っ込んであるだけのデッキをハンデスコントロールと言う事はあまりない。
そもそもこれらは[[闇]]の[[コントロール]]ではよく見る要素のため含めてしまうと指すデッキタイプが曖昧になりすぎる。

**ハンデスコントロールの変遷 [#vdd257db]
初めて明確に組まれたのは[[戦国編]]の[[【フェルナンドVII世】]]である。[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]や[[《魔弾オープン・ブレイン》]]で持ってきた[[《ゴースト・タッチ》]]や[[《魔弾バレット・バイス》]]を連打し、[[墓地]]に貯まった[[呪文]]によって[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]を[[コスト軽減]]して[[召喚]]するというのが基本戦術だった。

[[神化編]]に入ると[[ナイト]]が一気に下火になったが、相変わらず上記のような[[デッキ]]は使い続けられた。

[[覚醒編]]では[[サイキック・クリーチャー]]を[[フィニッシャー]]にした[[【白青黒超次元】]]が一躍[[トップメタ]]に躍り出る。[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]で確保した[[《ゴースト・タッチ》]]や[[《アンラッキーダーツ》]]を連打し、[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]]で出した[[《時空の雷龍チャクラ》]]を[[覚醒]]させて止めを刺していた。

[[《時空の封殺ディアス Z》]]や[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]、[[《超時空ストーム G・XX》]]など、この時期の[[サイキック・クリーチャー]]には相性のいいものが多く、一時代を築くこととなった。

[[エピソード1]]に入ると2011年7月23日の[[殿堂入り]]で[[【白青黒超次元】]]は弱体化を余儀なくされるが、同時期に獲得した[[《特攻人形ジェニー》]]や[[《コアクアンのおつかい》]]を取り込み、新たな型として存続する。

逆に、そこから[[光]]の[[カード]]を抜き、より[[ハンデス]]と[[除去]]に特化した[[【青黒ハンデス超次元】]]も登場する。

一方で[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]のような高い[[カードパワー]]を持つ[[マッドネス]]、[[ハンデス]]を完封する[[《墓守の鐘ベルリン》]]、[[クリーチャー]]比率の少ない[[デッキ]]の[[山札]]を大量に削る[[《ヴォルグ・サンダー》]]など、[[メタ]][[カード]]もいくつか登場。かならずしもハンデスコン一強とは言えない[[環境]]となっていった。

[[エピソード1]]終盤、および[[エピソード2]]では従来の[[コスト論]]を上回る[[カードパワー]]を持つ[[ファッティ]]や[[サイキック・クリーチャー]]の[[メタ]][[カード]]が出現。

特に[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]を積み込んだ[[【ミラクルとミステリーの扉】]]の実力は圧倒的であり、従来の[[サイキック・クリーチャー]]を[[フィニッシャー]]にしたハンデスコンは急激な退潮を余儀なくされた。

その後は[[メタゲーム]]の片隅で細々と生き延びることとなったが、[[ドラゴン・サーガ]]に入ると、[[マナ武装]]にプッシュを受けて[[【黒単コントロール】]]が成立。[[《魔狼月下城の咆哮》]]による高い[[除去]]性能を武器に[[メタゲーム]]に影響を与えた。

**参考 [#o724e391]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ロック]]
-[[【フェルナンドVII世】]]
-[[【白青黒超次元】]]
-[[【黒単コントロール】]]