#author("2024-11-09T05:15:43+09:00","","")
#author("2024-11-09T05:18:41+09:00","","")
*フェニックス [#top]

[[DM-12]]で登場した[[種族]]。

属する[[クリーチャー]]のほとんどが[[進化クリーチャー]]であり、またその大部分が[[進化V]]や[[進化GV]]によって複数の[[進化元]]を要求するという、超[[大型>ファッティ]]の[[種族]]。その分ド派手な[[能力]]を持ち、[[レアリティ]]も高くなる傾向にある。

[[進化元]]の重さや[[汎用性]]の低さから、一部を除けば[[環境]]での活躍は乏しいが、デザイン人気は高く、[[デュエル・マスターズ]]の花形[[種族]]の1つであり、[[背景ストーリー]]上でも重要な存在。

姿かたち及び命名ルールは型(後述)によって異なり、不死鳥型は漢字の冠詞の後に「〜・フェニックス」、惑星型は、小型の「〜彗星アステロイド・〜」、大型の「超神星(惑星や天体に関連する言葉)・〜」などが代表的。
[[エキスパンション]]や[[サイクル]]によってまちまちであり、これに当てはまらないものも多い。

|暗黒王デス・フェニックス SR 闇/火文明 (4)|
|進化クリーチャー:フェニックス 9000|
|進化V−自分のドラゴン・ゾンビ1体とファイアー・バード1体を重ねた上に置く。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに自身の墓地に置く。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|

|超神星プルート・デスブリンガー SR 闇文明 (4)|
|進化クリーチャー:フェニックス 13000|
|進化GV−自分のデスパペット、グランド・デビル、ティラノ・ドレイクのいずれか3体を重ねた上に置く。|
|メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選んで墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|T・ブレイカー|

ほぼ全てが実質[[進化元]]を2体以上要求するため、運用は[[究極進化]]にも並ぶ難しさを誇る。しかし、その分性能は[[オーバーキル]]気味なものが多く、派手で強烈な[[能力]]を持っている。必然的に、[[デッキ]]に投入される場合[[コンセプト]]の中心に位置することになる。

[[フィニッシャー]]に位置する[[種族]]だけあってサポートカードも豊富で、いかにフェニックスの運用性・性能を高めていくかが構築のカギとなる。特に[[DMX-21]]で登場した[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]により、長年ネックとなっていた場に大量の[[進化元]]を要求する点がある程度改善された。これは単純に出しやすくなっただけでなく、[[除去]]された時の[[ディスアドバンテージ]]を大幅に軽減できるようになった。

[[聖拳編]]や[[不死鳥編]]の頃に比べると、[[召喚]]の難易度は大分下がっている。大型[[種族]]ならではの派手さを求めるならば、フェニックスを[[コンセプト]]にした[[デッキ]]を組んでみるのもいいだろう。

また、[[戦国編]]からは、素で[[バトルゾーン]]以外の場所から[[進化元]]を要求するフェニックスが登場しており、出しにくさを改善するばかりでなく奇襲性を得た例もある。性能・運用性共に良好であり、様々な[[デッキ]]への投入が検討できる。こうした経緯もあって、[[コンセプト]][[デッキ]]以外でもフェニックスを見る機会は増えつつあるようだ。

-初の[[エクストラウィン]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]である[[《究極銀河ユニバース》]]はこの[[種族]]である。フェニックスの持てる能力の強烈さが良く分かる1例である。

-[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]や[[《森の歌い手ケロディナンス》]]など、[[デッキ]]に大量にフェニックスを入れることを前提に強力な効果を発揮する[[カード]]もあり、それらを中心とした「フェニックスを出すことを[[コンセプト]]にしていないフェニックス[[デッキ]]」が存在する。そのため、[[フィニッシャー]]としてではなく[[コンボ]]のパーツとして採用されることもしばしば。中には色基盤等の役割を主とし、そもそも[[デッキ]]構成上出すことが出来ない者が投入されることもある。

--[[《ユニバース・ラピア》]]の登場により、[[山札]]、[[マナゾーン]]、[[墓地]]そして[[バトルゾーン]]の[[カード]]すべてにフェニックスを与えることが可能となり、[[デッキ]]の大半をフェニックスで埋める必要は無くなった。故に実質的「死に札」であった彼らを抜くor減らすことが可能となったため、[[デッキ]]構築の幅が大きく広がった。そのため、「フェニックスが入っていないフェニックスデッキ」なるものが生まれることになった。

//-不死鳥型のフェニックスは主に[[火]]単色、もしくはその[[友好色]]の[[闇]]か[[自然]]で構成される。例外である[[《星狼凰マスター・オブ・デスティニー》]]のみ[[火]]を含まない[[闇]]と[[自然]]で構成されている。惑星型は[[サイクル]]での登場が多いこともあって全[[文明]]に存在している。

//-[[イラスト]]は、不死鳥型は読んで字のごとく「不死鳥」のような鳥型をしたものが殆どであり、[[進化]]玉が背景に2つ重なって設置されている。型が変わっても翼らしきもの、翼に位置するものが確認できる。&br;惑星型はどことなく抽象的なイラストで、上半身は明確に描かれていることが多いが下半身は扇状になっており、足といったものは確認できず宙に浮いている。大半は体に[[進化元]]と同数の巨大な球体をもっており、[[進化]]玉も別々に設置され、イラストと一体化して体の一部となり尾を引いている。[[DM-19]]の[[スーパーレア]]陣など、中には代わりに巨大な球体を持っているものもおり、この場合[[進化]]玉がかさなって設置されている。

**フェニックスの変遷 [#dc038890]
フェニックスが初登場したのは[[DM-12]]。当初は[[ナーガ]]、[[セイント・ペガサス]]、[[スターノイド]]と並ぶ[[五大王]]固有の[[種族]]として登場。ただしこの中でフェニックスだけは[[《暗黒王デス・フェニックス》]]・[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]と共用の種族になっており、さらに[[DM-13]]にて『第6の王』[[《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]が加わる。
この時点ではいずれも鳥の姿をかたどり、[[火]][[文明]]を持っていた。また[[五大王]]と共通の特徴である[[進化V]]を持っており、うち片方の[[進化元]]は[[ファイアー・バード]]であるという共通点があった。

[[不死鳥編]]では、[[DM-19]]で[[ハイブリッド種族]]を[[進化元]]とする[[進化GV]]持ちのフェニックスが各[[文明]]に登場。その後も[[進化GV]]をメインとして点々と登場する。また、これらのフェニックスの目玉能力として[[メテオバーン]]が登場。
[[聖拳編]]のフェニックスとは別の[[種族]]とも言えるほどに特徴が異なっており、特に惑星をモチーフとしたカードイラスト・名前から、この[[不死鳥編]]で登場したものを『''惑星型''』、そして先の[[聖拳編]]で登場したものを『''不死鳥型''』と呼んで区別するケースが生まれた。
-[[《ヒートウェイブ・ドラグーン》]]、[[《封魔ザミジール》]]の[[フレーバーテキスト]]を見るに、惑星型のフェニックスは本当に惑星が[[クリーチャー]]と化した姿であるようだ。

これ以降もフェニックスはたびたび登場し、そのたびに『不死鳥型か惑星型か』は考察の材料となった。
なお、初登場からこのあたりまでフェニックスは''(大型)進化クリーチャー専用の種族であった''。ここまでで唯一の通常[[進化]]である[[《究極銀河ユニバース》]]も、そもそもの[[進化元]]としてフェニックスを要求するため、『大型』の一部としてみなされていた。

[[DMX-21]]でフェニックスを持つ[[呪文]][[《フェニックス・ライフ》]]((しかも後述のフェニックス枠仕様))、[[非進化]]や[[クリーチャー]]以外にもフェニックスを[[種族追加]]できる[[《ユニバース・ラピア》]]が登場。
これらの[[カード]]も『[[クリーチャー]]ではなく[[呪文]]』『種族追加であり素でもっているわけではない』という例外的な立ち位置にあり、『フェニックス=進化クリーチャー』という図式は保たれていた。

[[DMRP-15]]で初の[[非進化]][[フェニックス]]である[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が登場。
その後、[[王来篇]]で復刻された種族の1つとして、[[フェニックス]]にも単純な[[進化クリーチャー]]や[[非進化]][[クリーチャー]]が増えていく事になる。ただし、そのほとんどは[[聖拳編]]や[[不死鳥編]]のフェニックスを元ネタとしている。
また一方で、[[《暗黒破壊神デス・フェニックス》]]や[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]のように複数進化の特徴を持ったフェニックスも細々と新規登場を続けている。もっとも、進化条件自体は軟化傾向にある。

-[[DMEX-08]]の[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]で、2種のフェニックスには共通祖先「[[イデア・フェニックス]]」がいたことが示唆された。
--さらに後年「[[イデア・フェニックス]]」の不死の力は人々の「美」への憧れと結合し、[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]となったことが明らかとなった。
--また、姿は[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]がもっとも近いらしい。

-『大型』『進化』が特徴であるフェニックスの例外となるカードは以下の通り。
--単一の[[進化元]]から[[進化]]出来る
#taglist(フェニックス^進化クリーチャー-進化V-進化GV)

--そもそも[[進化クリーチャー]]ではない
#taglist(フェニックス^クリーチャー-進化クリーチャー)

**枠について [#ga4b7826]
一部のフェニックスはイラストの枠が鳥の姿をかたどった特別な形状になっている。
[[不死鳥編]]の以降の大型フェニックスがこの仕様になっているものが目立つものの、この仕様になっていないフェニックスも存在する。

***枠を与えられる条件の考察 [#h2590974]
-[[不死鳥編]]以降は基本的に「初出が[[不死鳥編]]以降かつ、[[メテオバーン]]を持つこと」が特別枠を与えられる条件のようである。以下が考察材料となる。
--[[不死鳥編のエキスパンション>不死鳥編]]における特別枠の使われ方 (彗星サイクル中唯一メテオバーンを持つ[[《ルクサス》>《光彗星アステロイド・ルクサス》]]のみ特別枠であることなどが示唆的)。
---[[《超神星ブラックホール・サナトス》]]、[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]がこの原則に従わない。[[メテオバーン]]を持たないにもかかわらず特別枠である。なお、この2体から作られた[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]は特別枠ではない([[フルフレーム]]のためそもそも枠が使用されていない)。
--[[DMX-21]]で、後述する[[《暗黒王デス・フェニックス》]]が敢えて通常枠に戻されたこと。
--その一方で、[[DMX-22]]で[[《双流星キリン・レガシー》]]が特別枠へ変更されたこと。
//--[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]がフェニックス用の特別枠ではなく、[[キングマスターカード]]の仕様になっていること。
//第三世代はそもそも特別枠がない

-一方、[[戦国編]]〜[[エピソード1]]頃まで、以上の原則に従わずに特別枠 / 通常枠が決定されていた感がある。
--[[DMC-53]][[再録]]の[[《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]や[[DMC-55]][[再録]]の彗星サイクルの一部、およびこれらに続いて[[再録]]された[[《龍炎凰インフィニティ・フェニックス》]]、[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]、[[《暗黒王デス・フェニックス》]]に、[[メテオバーン]]がないにもかかわらず特別枠が用いられていた。
--[[戦国編]]で登場した[[《JK神星シャバダバドゥー》]]に、[[メテオバーン]]がないにもかかわらず特別枠が用いられていた。

-また[[エピソード1]]で[[第二世代枠>カード枠(第二世代)]]が出てからしばらくの間、度々フェニックスが[[再録]]されたもののいずれも通常枠だった。第二世代枠用の特別枠が用意できていなかったためでは、と推測されている。
--[[エピソード1]]以降[[再録]]された[[《超天星バルガライゾウ》]]、[[《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》]]、[[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]が通常枠になっていた。
--[[DMX-21]]での[[《超神星グランドクロス・アブソリュートキュア》]]、[[《究極銀河ユニバース》]]の[[第一世代枠>カード枠(第一世代)]]仕様の特別枠収録([[再録]])、[[《暗黒王デス・フェニックス》]]の通常枠[[再録]]で一旦[[不死鳥編]]頃の原則に立ち返り、[[DMX-22]]の[[《双流星キリン・レガシー》]]で第二世代枠仕様の特別枠が登場することになった。

-[[第三世代枠>カード枠(第三世代)]]においては、[[王道篇]]までの時点で特別枠のカードは登場していない。
これは[[革命編]]以降に[[スーパーレア]]以上のカードが[[フルフレーム]]になったことに伴い、多くのフェニックスがフルフレームになったことも理由の一つとして考えられる。ただし、[[ベリーレア]]の[[《超天星バルガライゾウ》]]は何度も再録されているものの、全て通常枠での再録である。

**関連カード [#card]
***フェニックスに関連する効果を持つカード [#d009e7a2]
''太字''は[[クリーチャー]]でないフェニックスも参照可能。
-[[《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]
-[[《光彗星アステロイド・ルクサス》]]
-''[[《森の歌い手ケロディナンス》]]''
-[[《ロッポ・ロッポ》]]
-[[《封魔アウグルン》]]
-[[《ブラッサム・シャワー》]]
-[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]
-''[[《究極銀河ユニバース》]]''
-[[《連龍毒》]]
-[[《鋼流星ペングカイザー》]]
-[[《黒神龍ドボルザーク》]]
-[[《龍炎凰インフィニティ・フェニックス》]]
-[[《滅亡の光》]]
-[[《ネイチャー・グレンニャー》]]
-[[《パッピ・ラッピー》]] 

-[[《魔鳥機フェニコーラー》]] ([[ゲームオリジナルカード]])
-[[《ヘリオライズ・ドラゴン》]] ([[ゲームオリジナルカード]])
-[[《戦攻闘竜アルドロン》]]  ([[ゲームオリジナルカード]])
--いずれも[[デュエル・マスターズ プレイス]]オリジナルカード。《アルドロン》以外の2種については、文面上[[クリーチャー]]でないフェニックスも参照可能であるように思われるが、同作には現状、フェニックスを[[サブタイプ]]に持つ[[クリーチャー]]以外のカードは存在しない。

-[[《セレスティアル・アーク》]]
-[[《闘流星ナイトスクリーマー》]]

-[[《ユニバース・ラピア》]]

***進化フェニックスに関連する効果を持つカード [#r61c382c]
-[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]

**フェニックスを進化元とするカード [#k975438e]
-[[《究極銀河ユニバース》]]

**主なフェニックス [#qfeca543]
-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]
-[[《暗黒王デス・フェニックス》]]
-[[《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]

-[[《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》]]
-[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]
-[[《超神星プルート・デスブリンガー》]]
-[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]
-[[《究極銀河ユニバース》]]

-[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]

-[[《超天星バルガライゾウ》]]

-[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]

-[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]

-[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]

-[[《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》]]

各種専用デッキを参照すると良い。

**参考 [#reference]
-[[種族リスト]]
-[[【ザ・ユニバース・ゲート】]]
-[[【ユニバースエクストラウィン】]]
-[[【ケロディナンスライブラリアウト】]]

&tag(種族,光文明,水文明,闇文明,火文明,自然文明,フェニックス);