#author("2025-09-29T08:40:24+09:00","","")
*効果ブレイク [#top]

カードの[[効果]]による[[ブレイク]]を指す俗語。

|神拳の超人 SR 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ジャイアント 8000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーは、クリーチャーを攻撃できない。|
|このクリーチャーがブロックされた時、相手のシールドを1枚ブレイクする。|

|獣達の挽歌 UC 自然文明 (4)|
|呪文|
|このターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべてのパワーは+4000され、「このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされた時、相手のシールドを1枚ブレイクする」を得る。|

|グシャット・シールド R 闇文明 (5)|
|呪文|
|相手のシールドをひとつブレイクする。|

通常のクリーチャーによる攻撃が、[[ブロッカー]]などに阻まれうるのに対し、効果ブレイクは、ブロッカーの影響を受けずにブレイクできる。

**ルール [#rules]
-以下の効果は効果ブレイクに際しても考慮される。
--[[追加ブレイク]]のようなブレイク数を増やす効果。[[追加ブレイク]]の数だけ効果ブレイクによるブレイクの枚数が増える。([[総合ルール]]701.14d、[[過去のよくある質問>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37975/]])
--[[ブレイク置換効果]]。効果ブレイクされるシールドは、[[ブレイク置換効果]]によってブレイクされるかわりに墓地に置かれたり、ブレイクされるかわりに山札破壊に置換されうる。
--能力テキストとして独立して記載されている[[ブレイクの前]]の効果。例えば、[[《テキサス・ストーム》]]で[[《芸魔王将 カクメイジン》]]を出し入れした場合、《テキサス・ストーム》のテキストにより、[[《芸魔王将 カクメイジン》]]がシールドをブレイクするが、その時に呪文を踏み倒せる。([[2023年9月15日公式FAQ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43801/]])

-現在の最新の公式FAQや[[総合ルール]]では、明示的な裁定やルールを確認できないが、過去の裁定から、クリーチャーが効果ブレイクする場合において、効果ブレイクするクリーチャーが[[W・ブレイカー]]のようにブレイク数を増やす[[ブレイカー]]能力を持っていても、効果ブレイクによるブレイクの枚数は増えないものと解される。
--[[マスター・W・ブレイカー]]や[[ドラゴン・W・ブレイカー]]のように、[[ブレイカー]]能力が内蔵する[[ブレイクの前]]の効果についても、上記を踏まえれば適用されないものと解されるが、一時期適用されるとした正式回答が出ていた時期もあるほか、これができることを前提にした[[デザイナーズコンボ]]も存在する。([[詳細>不明確な裁定一覧#b633bde8]])
---[[《ジョニー&ジョラゴン 〜Jの意志〜》]]が[[マスター・ブレイカー]]を用いないテキストで収録されていることも、この解釈を後押ししている。

**その他 [#others]
-一般に[[ブレイク]]は、「何度も攻撃して相手のシールドをすべてブレイクしてダイレクトアタック」という手段で勝つデッキにとっては、勝ちに近づく行為でありながらも、相手にリソースや[[S・トリガー]]を与えてしまう裏目の大きい行為でもある。したがって、特にビートダウン以外のデッキにおける、強制による効果ブレイクは時としてデメリットにもなりうる。
-テキストに「ブレイクする」と書かれていない「シールドを手札に加える」行為は「[[ブレイク]]」ではない。「シールドを手札に加える」は、[[S・トリガー]]の使用を認めないシールド回収に使われることが多いが、[[《憎悪と怒りの獄門》]]や[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]のような[[S・トリガー]]の使用を認める「シールドを手札に加える」については「疑似ブレイク」として呼ぶこともある。
--無論これらは、「ブレイク」ではないため、上に記載されているルールは適用されない。
-[[《神拳の超人》]]などのブロックされた時の効果ブレイクは[[ブロック貫通]]という俗称がある。

**参考 [#reference]
-[[ブレイク]]

&tag(用語集,効果ブレイク,ブレイク,単発的効果);