#author("2024-07-14T18:25:49+09:00","","")
#author("2024-08-30T11:38:20+09:00","","")
*単色速攻 [#s7b04b00]

//デッキ名というより用語に近かったので【単色速攻】から変更しました

文明を1つに絞ったデッキで[[速攻]]すること。
特定の単色で組んだ[[【速攻】]]デッキ、もしくはそれによる[[速攻]]戦略を「○単速攻」(○には色が入る)と呼ぶが、それの一般化である。

[[単色]]のメリットとして、[[色事故]]とは無縁で必ず1ターン目に[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]などコスト1をプレイするマナを準備できる。また[[多色]]カードを使用しないため、[[タップイン]]も存在しない。この展開のスムーズさは[[速攻]]とよく合致している。

また[[《鬼切丸》]][[《クラウド・メイフライ》]][[《暗黒秘宝ザマル》]]をはじめ、各種[[マナ武装]]持ちなど、[[単色]][[デッキ]]で力を発揮する[[カード]]を活用することができる。

さらに、[[一撃奪取]][[サイクル]]の登場により、[[自然]]ではない[[単色]]デッキでも4[[コスト]]の[[クリーチャー]]を入れやすくなった。[[《早撃人形マグナム》]]や[[《サイレンス トパーズ》]]などが出しやすくなったことで、単色デッキの平均[[カードパワー]]は上昇したといえる。

しかし欠点もいくつかある。
まず、単一の[[文明]]だけでは、その[[文明]]の弱点を補い切れないことが多々ある。例えば[[【赤単速攻】]]は[[手札補充]]が苦手なため、すぐに[[手札]]が尽きてしまうが、[[水]]を加えた[[【ガネージャビート】]]ならば、[[手札]]を確保しながら[[ビートダウン]]し続けることができる。

汎用性の観点から実際は文明メタというのは影が薄いものの、他の色を加えられないのは特定の[[文明]]に対する[[メタ]]に非常に弱い。例えば[[《剛厳の使徒シュライバー》]]や[[《結界するブロークン・ホーン》]]などの影響をもろに受けてしまう。単色かつ速攻ではこれらに対する対策が非常に少ない。

上2つの複合で、文明メタではなく汎用的なカードで単色速攻の旨味を殺されてしまう場合もある。例えばパワー1000程度の小型クリーチャーが長所の[[【白単速攻】]]が[[ブロッカー]]と[[《ローズ・キャッスル》]]で行動不能になってしまう、[[《武家類武士目 ステージュラ》]]や[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]をフィニッシャーとする[[【緑単速攻】]]が[[《制御の翼 オリオティス》]]でそれらをバトルゾーンに残せないといったもの。
その場合も当然単色だけで対策の対策を組み込むのはデッキの完成度を下げることになりやすい。

2つ以上の[[文明]]で組まれた[[【赤緑速攻】]]や[[【黒緑速攻】]]等に比べると性能は一長一短。好みや[[環境]]に合わせてうまく使い分けたいところである。

-主力は1〜3コストのカードになる([[《デュアルショック・ドラゴン》]]などの例外もある)。[[【緑単速攻】]]では[[《フェアリー・ギフト》]]や[[《フェアリー・ライフ》]]の存在から4コストのカードも多くなる。
--[[革命編]]では[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]や[[《超音速 ターボ3》]]といった5〜6コストのクリーチャーをたくさん積んだ[[【レッドゾーン】]]というタイプの[[速攻]]も産まれたが、やはり《デュアルショック》同様その肝は踏み倒しである。ただし[[《一撃奪取 トップギア》]]から[[《轟速 ザ・レッド》]]に繋いでいくなど全体的に従来の[[速攻]]では重いクリーチャーを主軸に組む点は異質と言える。

-かつては[[速攻]]で[[3色]]以上を使うデッキはほぼあり得ないため、実質的には2色の[[速攻]]に対する用語であったが、[[侵略]]や[[革命チェンジ]]などが登場してからは3色以上で速攻が組まれるようになっている。

-[[単色]]で組まれるため、文明指定の[[S・バック]]なら確実に使用することができる。例えば[[【赤単速攻】]]では[[《デュアルショック・ドラゴン》]]、[[【緑単速攻】]]では[[《天真妖精オチャッピィ》]]を運用しやすい。

-[[火]]が入らない場合は基本的に[[スピードアタッカー]]を用意できないため、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]や[[《ブレードグレンオー・マックス》]]のような[[マナ進化]]、[[《死神術士デスマーチ》]]や[[《死神竜凰ドルゲドス》]]のような[[墓地進化]]が使われることも多い。

-高コストでも[[S・トリガー]]を持つ[[除去]]手段であれば投入されることは多い([[《アクア・サーファー》]]、[[《めった切り・スクラッパー》]]、[[《デーモン・ハンド》]]など)。

-[[クロスギア]]は動きが遅くなりがちになるため基本的に採用されない。[[城]]も[[【青単速攻】]]で[[《海底鬼面城》]]が投入されるくらいである。

**参考 [#d4b01f8f]
-[[光]]:[[【白単速攻】]]
-[[水]]:[[【青単速攻】]]
-[[闇]]:[[【黒単速攻】>【黒単ビートダウン】]]
-[[火]]:[[【赤単速攻】]]
-[[自然]]:[[【緑単速攻】]]
-[[単色]]
-[[速攻]]
-[[一撃奪取]]
-[[ウィニー]]

&tag(用語集,単色,速攻,ビートダウン);