単色速攻文明を1つに絞ったデッキで速攻すること。 単色のメリットとして、色事故とは無縁で必ず1ターン目に《凶戦士ブレイズ・クロー》などコスト1をプレイするマナを準備できる。また多色カードを使用しないため、タップインも存在しない。この展開のスムーズさは速攻とよく合致している。 また《鬼切丸》《クラウド・メイフライ》《暗黒秘宝ザマル》をはじめ、各種マナ武装持ちなど、単色デッキで力を発揮するカードを活用することができる。 さらに、一撃奪取サイクルの登場により、自然ではない単色デッキでも4コストのクリーチャーを入れやすくなった。《早撃人形マグナム》や《サイレンス トパーズ》などが出しやすくなったことで、単色デッキの平均カードパワーは上昇したといえる。 しかし欠点もいくつかある。 汎用性の観点から実際は文明メタというのは影が薄いものの、他の色を加えられないのは特定の文明に対するメタに非常に弱い。例えば《剛厳の使徒シュライバー》や《結界するブロークン・ホーン》などの影響をもろに受けてしまう。単色かつ速攻ではこれらに対する対策が非常に少ない。 上2つの複合で、文明メタではなく汎用的なカードで単色速攻の旨味を殺されてしまう場合もある。例えばパワー1000程度の小型クリーチャーが長所の【白単速攻】がブロッカーと《ローズ・キャッスル》で行動不能になってしまう、《武家類武士目 ステージュラ》や《十番龍 オービーメイカー Par100》をフィニッシャーとする【緑単速攻】が《制御の翼 オリオティス》でそれらをバトルゾーンに残せないといったもの。 2つ以上の文明で組まれた【赤緑速攻】や【黒緑速攻】等に比べると性能は一長一短。好みや環境に合わせてうまく使い分けたいところである。
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