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- 深淵送り へ行く。
#author("2025-12-21T06:48:37+09:00","","")
#author("2025-12-21T07:53:17+09:00","","")
*深淵送り [#top]
//*&ruby(しんえん){深淵};&ruby(おく){送};り
//キーワード処理につきルビ振り不要でしょうかね?
[[DM25-RP4]]で登場した[[キーワード処理]]。
|アビスラブ=ジャシン帝 OR 水/闇/火文明 (5)|
|NEOクリーチャー:アビスロイヤル 9000|
|''S-NEO進化(墓地)'':バトルゾーンまたは墓地の、アビス・クリーチャー1体の上に重ねつつ出してもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体まで選び、深淵送りにする。(それを持ち主の深淵ゾーンに置く。この移動は妨げられない)|
|このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。|
|禁忌の昇淵 アビスベル R 闇文明 (4)|
|クリーチャー:アビスロイヤル/フュージョナー 7000|
|''スレイヤー''|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。それがすべてアビス・カードなら、自分の山札の上からもう3枚墓地に置いてもよい。|
|このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。|
|BGCOLOR(#cde):|c
|''超魂X''(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にカードが13枚以上あり、このクリーチャーの名前が《アビスラブ=ジャシン帝》であれば、相手のエレメントと手札をすべて深淵送りにする。|
指定のカードをあらゆる能力や効果を無視して[[深淵ゾーン]]に置くことを意味する。バトルゾーンのクリーチャーに限定した効果ではない。
**ルール [#rules]
***「深淵送り」の動作について [#u563b07a]
-総合ルール701.33b「この移動は妨げられない」に従って、以下の効果やルールが存在しないかのように指定のエレメントを構成するカードをまとめて深淵ゾーンに置く。
--[[置換効果]](離れる時、かわりに~)
--[[離れない]]
--総合ルール703.4f(ゴッドがバトルゾーンを離れる場合、そのうちの1枚のみがバトルゾーンを離れる。)
--[[リンク解除]]((これは[[置換効果]]ではない。なお[[龍魂回避]]は[[置換効果]]である。))(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのサイキック・セルのいずれか1枚を選んで超次元ゾーンに戻し、残りのカードを裏返す)
--[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の、[[置換効果]]ではない「離れる時」
---[[スター進化]]、[[G・リンク]]など本来なら部分的に移動するはずの[[エレメント]]でも、その処理を無視してまるごと深淵ゾーンに置く。
-クリーチャーを対象とした深淵送りについて、[[クロスギア]] / [[ウエポン]] / [[オーラ]]は、すべて通常の除去と同じ処理になる。
--[[クロス]]先のクリーチャーが離れても、その[[クロスギア]]はバトルゾーンに残る。
--[[装備]]先のクリーチャーが離れたら、瞬間的にその[[ウエポン]]はバトルゾーンに取り残され、即座に[[状況起因処理]]で[[超次元ゾーン]]に戻る。
--[[オーラ]]が付いているクリーチャーが離れる場合、付いていたオーラもその移動先のゾーンへ移動する。
-エレメントを対象とした深淵送りについて、[[封印]]関連は通常の除去と同じ処理になる。
--[[《Black Lotus》]]のようなクリーチャーではないエレメントが離れたら、瞬間的にそれに付いていた[[封印]]はバトルゾーンに取り残され、即座に[[状況起因処理]]で[[墓地]]に置かれる。
--封印されたクリーチャーは、あらゆる効果の影響を受けないため、深淵送りされない。付いている封印はエレメントではなく、その封印は外されない。
-「この移動は妨げられない」は、あくまでも「その効果を受けた場合は問答無用で深淵ゾーンに置く」ということしか意味しない。
--[[選んで>選ぶ]]深淵送りする効果で[[アンタッチャブル]]は深淵送りできない。[[可能ならこのクリーチャーを選ぶ]]で対象選択を曲げられる。
--[[《「GG」-001》]]により[[アタックトリガー]]をトリガーさせない効果が働けば何も深淵送りされない。
-深淵送りされたカードに関連する[[ゾーン変更誘発]]は、従来のゾーンに置かれた場合と同じく誘発する。現状対応している書式は「(○○ゾーンを)[[離れた時]]」と「''[[誘発型能力]]である''離れる時(([[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]、[[《英知ザクス・コット》]]))」のみ。(将来的には「深淵送りした時」「深淵ゾーンに置かれた時」も誘発書式に含まれうる。)
--正確には、[[《英知ザクス・コット》]]が離れる時、離れることに割り込んで深淵ゾーン以外のゾーンに上書き移動しようとする処理がどうなるかは、不明。
***[[深淵ゾーン]]の性質について [#ee597c4b]
-深淵ゾーンは[[公開ゾーン]]である(400.2a)。[[裏向き]]のカードが深淵ゾーンに置かれた場合、両プレイヤーはその表面を確認できる。([[公式FAQ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47946/]])
--公式FAQでは「表面を確認できる」としか書かれていないが、後述の[[《禁断 ~封印されしX~》]]の裁定を踏まえると、[[墓地]]のように「どちらの面で置かれているかという情報を保持しないゾーン」という解釈がより正確と思われる。
--裏向きのカードが深淵ゾーンに置かれるケースとして、具体的には手札や[[デッキ進化GV]]の[[進化元]]ごと[[深淵送り]]するケースなどが該当する。
--裏向きのカードが深淵ゾーンに置かれるケースとして、具体的には手札や[[デッキ進化GV]]の[[進化元]]ごと深淵送りするケースなどが該当する。
--閲覧可能なだけではなく、理論上は移動を伴わないなら「深淵ゾーンにカードが13枚以上あれば」などの形でアクセスもできる。
-深淵送りされたカード、および深淵ゾーンの性質は、総合ルール410.4.『'''そのゲーム中深淵ゾーン以外のゾーンに移動しません。'''』と定義されている。([[公式FAQ1>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47946/]]、[[2>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47941/]])
--[[サイキック]]や[[ドラグハート]]は[[超次元ゾーン]]に戻らない。
--[[GRクリーチャー]]は[[超GRゾーン]]に戻らない。
--[[《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》]]の[[離れた時]]などのカードの効果を受けず、手札に戻せない。([[公式FAQ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47941/]])
[[《禁断のドキンダム》]]は公式Q&Aには記載が見つからないが、これだけ例外的に墓地に戻れるというのは不自然なため、[[常在型能力]]は不発になると思われる。
---デュエル・マスターズの絶対法則「カードの効果はルールに勝つ」は無視される。
--例外として、[[パートナー]]が深淵ゾーンから[[パートナーゾーン]]に戻ることは妨げられない。
-深淵ゾーンは[[ゾーン]]の一種であるため、深淵ゾーンに置かれたカードに何らかの常在型能力があれば、その能力は適用される。
--具体的には[[《禁断 ~封印されしX~》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]や[[《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の[[特殊敗北]]効果が該当する。どちらの面で深淵ゾーンに置かれたとしてもそれらの持つ[[特殊敗北]]効果により、その持ち主は[[特殊敗北]]する。([[公式FAQ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47937/]])
---[[《復活の儀》]]の裏面には「このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。」が記載されているが、現在のカードの範疇では[[零龍星雲]]や[[零龍の儀]]をバトルゾーンから深淵ゾーンに送る方法が存在しない。
しかし、クリーチャーとなった[[《零龍》]]を[[深淵送り]]することは可能で、この場合には[[特殊敗北]]する。
今後、バトルゾーンに対する[[カード指定除去]]の[[深淵送り]]が登場した場合は、[[零龍卍誕]]前に[[《復活の儀》]]として深淵ゾーンに送ることで即座にゲームが決着する。
しかし、クリーチャーとなった[[《零龍》]]を深淵送りすることは可能で、この場合には[[特殊敗北]]する。
今後、バトルゾーンに対する[[カード指定除去]]の深淵送りが登場した場合は、[[零龍卍誕]]前に[[《復活の儀》]]として深淵ゾーンに送ることで即座にゲームが決着する。
**深淵送りできる効果を持つカード [#e42436cd]
-相手のクリーチャー1体
--[[《アビスラブ=ジャシン帝》]]
-相手のエレメントと手札をすべて
--[[《禁忌の昇淵 アビスベル》]]※発動条件付き
ゲーム体験の側面では[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]に対して有利な裁定が出されている事から、背景ストーリーの側面では[[《アビスラブ=ジャシン帝》]]のみが持つ究極の破壊として開発されたモノであることから、安易にこの[[キーワード処理]]持ちが登場することはないと思われる。
また、仮定として汎用的に配られる場合には、[[《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》]]の登場時と同じく、事前に裁定変更が出されてゲーム体験を損なわないよう対策がされる事だろう。
//というのも、もし変更無しに深淵送り版の《堕ちるかな》が登場するなら「[[《星龍の記憶》]]が1枚のカードの帳尻合わせで殺された」と同じく、「[[《禁断 ~封印されしX~》]]や[[《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》]]や[[《滅亡の起源 零無》]]が1枚のカードの存在のためにデッキの採用がプレミレベルになるほどに殺された」という批判は避けられない。
//
//批判が生まれないとすれば、[[アドバンス]]がわずか4マナ程度の呪文で幕引きしても全然バランスブレイカーではないほどに魔境化している状態だろうか。
//少なくとも[[《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》]]で裁定変更が行われた最近では、流石に4マナ呪文(+α)で幕引きが許されるゲームでは現在ではない。
//
//他には、[[エクストラEXライフ]]の登場に合わせて、[[《Volzeos-Balamord》]]が[[カード指定除去]]一発で簡単に解体するゲーム体験にならないよう裁定変更がなされたなどが実例としてある。
**その他 [#others]
-このキーワード処理が登場する前、いわゆる「追放領域」や「ゲームから除外する」の代用として[[超次元送り]]が用いられていた。新たなゾーンを増やさないための措置かと予想されていたが、この深淵送りによって結局『深淵ゾーン』という新ゾーンが登場することになった。
[[パンドラ・シフト]]など自分からカードを[[超次元ゾーン]]に送ったり、超次元呪文なしで超次元ゾーンからカードを出す手段が増えてきており、安易にカードを回収できない手段としてデザインされた可能性がある。
--余談だが、破壊でもバウンスでもないクリーチャーの処理という面では、[[革命編]]、[[革命ファイナル]]にて猛威を振るった[[封印]]を彷彿とさせる。
--新ゾーンを誕生させるというきっかけは[[松本しげのぶ]]氏の「ジャシン帝は『究極の破壊』をする」というオーダーであり、そのフレーバーを再現するためには普通の[[破壊]]では表現し難く“かなり思い切って”新ゾーンを導入かつその除去は一切の抵抗を許さないデザインにしたと述べられた。やはり新ゾーンはよっぽどの理由がない限り増やさない方針だとうかがえる。
---広範囲に破壊を振り撒く[[《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》]]に対して、範囲は狭いが究極の除去、破壊の方法として[[《アビスラブ=ジャシン帝》]]が持つ能力として開発された旨が紹介されている。>[[デュエチューブ開発秘話動画>https://www.youtube.com/watch?v=4CSEUU73wjM]]
-デュエマでは類の見ない挙動であり、「離れた時の能力が誘発しないのでは?」「裁定的な[[選ぶ]]には当たらないのではないか?((他ゲームでは、「破壊する」と「生け贄に捧げる」を区別するというものがある。デュエマでも[[《偽りの嘘 ネメシス》]]は自分の[[《堕魔 ドゥポイズ》]]の破壊では選べるが、相手の[[選ばせ除去]]では選べないというふうに、生け贄に相当するようなニッチなルールはある。))」「[[最終P'S封印]]と何が違うのか?」と憶測が多かった。
--深淵送りが登場する前、デュエプレ限定に[[最終P'S封印]]があったが、類似点はあれど別の処理と見るほうが理解しやすい。
-2025/12/15のデュエチューブでの先行ルール説明動画 https://youtu.be/zZMDECj0mmE
-[[サイキック]]などを[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]を出しながら[[山札送り]]し、超次元ゾーンに帰るのを[[置換効果]]で山札に戻してシャッフルする[[無限ループ]]、[[《若き大長老 アプル》]]を出しながら[[サイキック]]などを[[マナ送り]]し超次元ゾーンに帰るのを離れないといった強引に意図しないゾーンに居座らせようとする処理には、101.1.「カードの効果はルールに勝つ」が無視されていた。深淵ゾーンの残留はその101.1.に勝つということはすなわち410.4.は非常に強力に作用するルールである。
-深淵ゾーンは[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[最終P'S封印]]されたカードの置き場所に近い概念だが、以下の共通点と差異がある。
--[[サイキック]]などの自動的に適切なゾーンに帰る[[状況起因処理]]が働かないのは同じ。
--ゲーム中、そこにカードがあるということはどちらでも公開情報である。
--[[裏向き]]のまま送られたカードの中身は、深淵ゾーンでは確認可能。[[最終P'S封印]]では確認不可能。
--[[深淵送り]]は「離れた時」の能力が発動可能。[[最終P'S封印]]では発動不可能(([[最終P'S封印]]は先に[[封印]]でルール的な存在を無視した後、バトルゾーンの[[上限枚数]]の枠から除外するという2ステップで構成されているので能力による耐性や「離れた時」を貫通するメカニズムである。))。
--深淵送りは「離れた時」の能力が発動可能。[[最終P'S封印]]では発動不可能(([[最終P'S封印]]は先に[[封印]]でルール的な存在を無視した後、バトルゾーンの[[上限枚数]]の枠から除外するという2ステップで構成されているので能力による耐性や「離れた時」を貫通するメカニズムである。))。
--こちらは「ゾーン」であるが、あちらは「ゾーンではない」。
---ゾーンの名称のため、「このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。」は処理される。
**参考 [#reference]
-[[キーワード処理]]
-[[確定除去]]
-[[《鬼槍の一撃》]]の「クリーチャーがバトルゾーンを[[離れない]]効果を[[無視]]する」
-[[深淵ゾーン]]
-[[最終P'S封印]]
-[[超次元送り]]
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