- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
- 破壊 へ行く。
#author("2024-07-10T23:18:18+09:00","","")
#author("2024-07-11T00:18:58+09:00","","")
*&ruby(はかい){破壊}; [#q3dce1ef]
デュエル・マスターズ総合ゲームルール Ver.1.29より
>701.6.破壊する
>>701.6aカードを破壊するとは、それをバトルゾーンから墓地に置こうとすることです。
>>701.6b破壊されたカードはその結果として墓地に置かれます。
[[キーワード処理]]の1つ。
上述の通り、[[バトルゾーン]]にある[[カード]]を[[墓地]]に移動させようとすることである。
[[除去]]としては最もポピュラーな方法。
[[墓地]]に送られた[[カード]]は気軽に手出しできないので、破壊による[[除去]]は確実な妨害行動と言える。
ただし、[[墓地]]に送られた[[クリーチャー]]は、[[リアニメイト]]で[[バトルゾーン]]に戻されたり、[[サルベージ]]で[[手札]]に加えられることもある。[[闇]][[文明]]が主体の[[デッキ]]を相手にする場合は注意が必要である。
[[《デーモン・ハンド》]]や[[《めった切り・スクラッパー》]]など、[[クリーチャー]]を破壊する[[効果]]は一般的に[[闇]]や[[火]]に多く見られる。
その中でも主に火文明が持つ、一定のパワーやコスト以下のクリーチャーを破壊するものを、俗に[[火力]]と呼ぶ。
その他、[[タップ]]された[[クリーチャー]]を[[殴り返し]]するなどして相手[[クリーチャー]]を破壊することが可能。
もちろん、相手も自分の[[クリーチャー]]を破壊しようとしてくるので、あらかじめ[[ハンデス]]したり、[[ブロッカー]]を用意するなどして対策したい。
破壊は[[デュエル・マスターズ]]の基本的な[[ルール]]の1つなので、よく念頭に置くべきだろう。
''2022年4月8日のルール変更により、従前の「&color(red){クリーチャー};をバトルゾーンから墓地に置こうとすること」から「&color(red){カード};をバトルゾーンから墓地に置こうとすること」に変更された。''
**ルール [#bcba3019]
-バトルゾーンにあるカードが墓地に置かれたこと、あるいは置こうとすることが「破壊」である。
--進化クリーチャーの下のカードが墓地に置かれる場合は、特性を持たないカードが破壊された扱いとなる。ドラゴンが破壊されることを置換する「[[セイバー]]:ドラゴン」なら、進化クリーチャーの下にあるドラゴンがバトルゾーンから墓地に置かれる時、置換対象外の破壊なので効果を使うことができない。
-バトルゾーンから墓地以外に置かれようとしたカードが[[置換効果]]で墓地に置かれた場合は、結果的に「破壊」扱いになる。
-バトルゾーンにあるカードを墓地に置こうとするのが「破壊」というのであって、手札やマナゾーンなど、バトルゾーン以外のゾーンからカードを墓地に置こうとするのは破壊扱いにならない。
-[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]のような[[置換効果]]による[[耐性]]や、[[《不死身のブーストグレンオー》]]のような[[破壊されない]][[能力]]を持つものは[[バトルゾーン]]にとどまれる。
-[[バトル]]に負けた[[クリーチャー]]や、[[パワー低下]]で[[パワー]]が0になった[[クリーチャー]]は破壊される。これは[[ルール]]による処理であり、[[カード]]の[[効果]]ではない。
-[[バトル]]に負けて墓地に置かれる場合も「''破壊''」に該当するため、「墓地に置かれる(た)時」「破壊される(た)時」の能力の誘発に関係する。
--カードの下にあったり、封印として裏向きでバトルゾーンにあったカードがバトルゾーンから墓地に置かれた場合、クリーチャーとして破壊されたわけではないため「このクリーチャーが破壊された時」の能力は使えない。
-破壊という表現が使われていない場合でも、[[カード]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に移動しようとする行為は破壊として扱われる。
--[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]をはじめとした「カードを選び墓地に置く」タイプの[[カード指定除去]]でも破壊として扱う。
--珍しいものでは、[[《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]がある。《ジライヤ齋》と墓地のクリーチャーを入れ替えても、《ジライヤ齋》は破壊された扱いとなる。
#region2(2022年4月8日ルール改訂前){{
-以下2つは過去のルール
--クリーチャーではない、[[フィールド]]などがバトルゾーンから墓地に置かれても、「破壊」には当たらない。
--[[カードタイプ]]がクリーチャーだとしても、[[進化元]]や[[封印]]など「単なるカード」としてバトルゾーンから墓地に移動した場合も「破壊」ではない。
}}
***「破壊した」と「破壊された」について [#iaee2ad7]
-「破壊した」というテキストだと、結果としてバトルゾーンから墓地に置かれなくても参照される。「破壊」とは「結果として墓地に置かれる(701.6b)」だけであり、「バトルゾーンから墓地に置かれそうになる(701.6a)」だけでも破壊になる。
--2012年7月17日施行のルールによって、最新の裁定と同じく、クリーチャーが実際にバトルゾーンから墓地に置かれなくても「破壊したクリーチャー〜」の効果が使えるようになった。後述の[[《ヒラメキ・プログラム》]]も、この裁定と同一視され、結果的に破壊されなくても特性を参照できた。
//ウェブアーカイブで確認可能
---[[《炎槍と水剣の裁》]]で[[モヤシ]]などでクリーチャーが結果として墓地に置かれなくても、「破壊したクリーチャー」の数に含まれる。
-「破壊された」というテキストも、次以降の見出しの場面を除いて「破壊した」と同一視する。
#region2(旧裁定。一時期同一視しない時期があった。){{
-2012年7月17日〜2019年10月2日の間は同一視していたが、2019年10月2日発表の公式Q&Aにより、一時的に[[《ヒラメキ・プログラム》]]、[[《復活のメシア マジョラム》]]などは「''バトルゾーンから墓地に置かれたという事実が起こった''」場合のみ効果が発揮されるという裁定に悪化していた。前述の通り現在では改善されている。
--改善されたのは[[2021年10月22日の裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31642/]]以降の出来事。[[《ヒラメキ・プログラム》]]、[[《復活のメシア マジョラム》]]などは、その一文が破壊と破壊先の参照を同時に行っているため、''「破壊した」というテキストと同じく実際に破壊されなくてもそのカードの特性を参照できる''。
}}
***「時」がある「破壊された」とあるテキスト [#d053ff6a]
-「破壊された''時''」というテキストなら、「''バトルゾーンから墓地に置かれたという事実が起こった''」ことにしか反応しない。[[《飛行男》]]や[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]などの[[誘発型能力]]で、実際に破壊しないで破壊時の効果を連発するコンボをルールで禁じていると考えるとわかりやすい。
(ちなみに、[[《フラッシュ・アーマー》]]と[[《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》]]を組み合わせるなどの方法で、無限に自分のクリーチャーを破壊する機構を用意することはできてしまう。もちろん、このようにしてもルールによって「破壊された時」の効果は一度も使うことができない。)
***「時」がない「破壊された」とあるテキスト [#j501234d]
-1つの能力(■で始まる一文)で使われた「時」がない「破壊された」とあるテキストは「破壊したクリーチャー」と同じように扱う。繰り返しになるが、[[《ヒラメキ・プログラム》]]、[[《復活のメシア マジョラム》]]などが該当する。
-2つの能力にまたがる「破壊する」と「破壊された」が存在する[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]は、''「時」がある「破壊された」とあるテキストと同じく、実際に破壊されたクリーチャーのみをカウントする''。
-[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]のような「このターン破壊されたクリーチャー」を意味する指定も、1つの能力内で破壊を実施するものではないため、''「時」がある「破壊された」とあるテキストと同じく、実際に破壊されたクリーチャーのみをカウントする''。[[EXライフ]]などで、破壊を置き換えて墓地に置いたという結果が残せなかったら、このターン破壊されたクリーチャーとして数えることはできない。
***「[[破壊されない]]」について [#yc8b17aa]
-「[[破壊されない]]」というのは「[[離れない]]」効果の一種で、バトルゾーンから墓地に置かれることはないが、墓地に置こうとすることはできる。そのため、墓地に置かれはしないものの、「破壊されないクリーチャー」を破壊することはできる。
--[[《邪魂転生》]]で「破壊されない」クリーチャーを破壊して、ドローすることができる。もちろん、墓地には置かれない。
--自分の[[《神羅スカル・ムーン》]]の置換効果で、相手の「破壊されない」クリーチャーは破壊''できない''。相手の場に「破壊されない」を持つ[[クリーチャー]]しかいない場合、[[《神羅スカル・ムーン》]]を生き残らせることができない。(2021年9月24日裁定変更)
**701.23. (封印を)外す [#bd0ce7a9]
>701.23a 封印を外すとは、封印をバトルゾーンから別のゾーンへ移動することです。
>701.23 b コマンドがバトルゾーンに出た時の状況起因処理によって封印を外す場合、その封印は墓地に置かれます。
「封印を外す」という行為は、特に指定がない場合は「封印を破壊する」と全く同じ意味となった。
必ずしも外した封印が墓地に置かれる必要はないため、[[《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》]]が、「封印の破壊」以外の方法で(例えば[[《インフェル星樹》]]の[[マナ送り]]で)封印がすべてなくなった場合にも誘発できる。
**その他 [#g8921c93]
-[[ハンデス]]や[[ランデス]]は俗に[[手札破壊]]や[[マナ破壊]]と呼ばれることがあるが、[[バトルゾーン]]以外のカードが[[墓地]]に移動しても、破壊という扱いにはならない。[[pig]]能力も誘発しないので、注意が必要。
よって、[[バトルゾーン]]以外の[[ゾーン]]から[[クリーチャー]]を[[墓地]]に送っても、[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]で[[ドロー]]することはできない。
--『デュエル・マスターズ 入門デュエマ 革命スタート完全ガイド』では手札破壊などと区別して「敵獣破壊」と表現されている。
-[[バトル]]に基づく破壊を、俗に戦闘破壊という。
-[[Magic:The Gathering]]では、パーマネントが戦場から墓地に置かれることを「[[死亡>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%AD%BB%E4%BA%A1]]」というキーワード処理で定義してある。
-[[サイキック・セル]]と[[進化元]]は単体では[[クリーチャー]]として扱われない。そのため、見かけ上は[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]から[[墓地]]に送られた場合でも、クリーチャーが破壊されたとはみなされない場合がある。例えば、[[カード指定除去]]で[[進化元]]が抜き取られて[[墓地]]に置かれた場合、[[進化元]]は[[クリーチャー]]として破壊されたことにはならない。詳しくは「[[カード指定除去]]」や「[[墓地送り]]」を参照のこと。
-[[闘魂編]]の[[DMC-13]]まで「持ち主の墓地に置く。」という表現だったが、[[聖拳編]]以降は「破壊」に置き換わった。[[再録]]されたものも「[[破壊]]」という言葉に置き換えられる。現在では、「クリーチャーを墓地に置く」と表現されているものも「破壊」と同義と見なすと、正式回答が出ている。
--かつては、[[再録]]されず[[テキスト]]が変わっていないものについては、元のテキストのまま解釈することになっていた。例えば[[《闇侯爵ハウクス》]]の[[pig]][[能力]]は「[[破壊]]されたとき」ではなく、「墓地に置かれた時」のテキスト通りに解釈された。この場合、[[破壊]]としては扱われない墓地送り([[進化元]]や[[封印]]として[[カード指定除去]]された場合)でも[[能力]]が使えるということになっていたが、現在の裁定ではこのルールは消滅した。
--混乱を防ぐためか[[DMEX-08]]では「墓地に置かれる時」「墓地に置かれた時」が「破壊される時」「破壊された時」に置き換えられている。
--[[DMSD-20]]、[[DMSD-21]]発売に伴う総合ルールのアップデートで、クリーチャー以外の「バトルゾーンから持ち主の墓地に置く」効果すべてがルール上破壊に該当することになった。
**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#r5631ecc]
TCGでの2022年4月8日ルール改定以前のルールに基づいて破壊する。そのため、「破壊」で参照できるのはバトルゾーンのクリーチャーを墓地に置こうとする行為のみである。
-[[《龍神メタル》>《破壊龍神》]]や[[《獅子幻獣砲》]](再録版)の能力など、バトルゾーンのクロスギアを墓地に移動させる能力は「クロスギアを墓地に置く」テキストとなっている。
--下記の通り、[[カード指定除去]]が登場した現在も「クロスギアを墓地に置く」のテキストとなっており、変更されていない。
-[[《偽りの王 モーツァルト》]]の「[[ドラゴン]]以外をすべて破壊する」能力でバトルゾーンにある非ドラゴン[[クロスギア]]を墓地に置くことはできないのが公式の見解である。
--バグで登場からしばらくはクロスギアを破壊できてしまった。アップデートでクロスギアは破壊対象から外され、さらにアップデートで「ドラゴン以外のクリーチャーをすべて破壊する」と能力の文章の時点でクロスギアが対象外であると明示された。
-しかし[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]などのカードタイプを問わない[[カード指定除去]]の場合は「カードを〇枚を破壊する」のようなテキストとなっている。
--憶測だが2022年4月8日以前に実装のカードは「墓地に置く」、以降に実装のカードは「破壊する」のテキストで表記しただけと思われる。
--現状クリーチャー以外の破壊に反応するカードはない為、「墓地に置く」=「破壊する」の解釈で問題ない。
**参考 [#hc3837c5]
-[[用語集]]
-[[クリーチャー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[墓地]]
-[[除去]]
-[[墓地送り]]
-[[pig]]
-[[ブロッカー破壊]]
-[[マナ破壊]]
-[[手札破壊]]
-[[キーワード処理]]
----
[[公式Q&A]]
>Q.自分の[[《Code:1059》]]をバトルゾーンから墓地に置いた時、[[《黒神龍グールジェネレイド》]]の「ドラゴンが破壊された時」の能力はトリガーしますか?&br;類似例:[[《ダーク・ルピア》]]
A.はい、トリガーします。オーラが墓地に置かれても、それは''破壊''されたことになります。[[《Code:1059》]]はドラゴンですので、それが''破壊''されたことにより[[《黒神龍グールジェネレイド》]]の能力がトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41120]](2022.4.8)
>Q.自分の[[《ダーク・ルピア》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分の封印が1つ、墓地に置かれました。そのカードがドラゴンである[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]だったのですが、ドラゴンが''破壊''されたとして、[[《ダーク・ルピア》]]の「自分のドラゴンが破壊された時」の能力で相手のクリーチャーを1体破壊できますか?
A.いいえ、破壊できません。バトルゾーンから墓地に置かれた封印は''破壊''されたことになりますが、裏向きのカードは特性を参照できません。表面がドラゴンだったとしても、その特性を確認できないので、[[《ダーク・ルピア》]]の能力はトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41121]](2022.4.8)
>Q.自分は[[《ヴィオラの黒像》]]を出し、相手の「EXライフ」がある[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を''破壊''しようとしました。結果的に置換効果で[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]はバトルゾーンに残ったのですが、この場合、自分は[[《ヴィオラの黒像》]]の効果で墓地からクリーチャーを出せますか?
A.はい、出せます。「''破壊''したクリーチャー」とは、''破壊''しようとしたクリーチャーを指します。そのクリーチャーが結果的に''破壊''されたかどうかは問いません。この場合、コスト6以下のクリーチャーを墓地から出せます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42529]](2022.12.16)
&tag(用語集,キーワード処理,破壊,墓地,除去);
&tag(用語集,キーワード処理,破壊,墓地送り,墓地,除去);