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#author("2025-10-09T13:49:19+09:00","","")
*能力横取り [#g1bd1af3]

相手のカードが持つ[[能力]]を自分のものであるかのように使う能力の俗称。
初出は[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]。

|The邪悪 寄成ギョウ SR 水/闇/自然文明 (11)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000|
|''T・ブレイカー''|
|相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使う。|
|相手のターンのはじめに、クリーチャーを1体、相手の墓地から選んでもよい。そうしたら、相手はそれをタップして出す。|

本来「[[能力]]」はすべての[[カードタイプ]]に対して用いられる用語だが、[[呪文]]の場合はその呪文そのものを横取りして[[唱える]]ことが一般的であるため、別個で[[呪文横取り]]と呼称される。

[[DM25-EX2]]までの時点で、この能力の持ち主はすべてが[[クリーチャー]]であり、また横取りできる能力も専ら相手[[エレメント]]の[[cip]]である。そのため、「cip横取り」と言われることもある。
横取りした能力は、その横取り能力の持ち主である[[エレメント]]が持つ[[能力]]として扱われる。

[[相手依存]]ではあるものの、相手が使用した、あるいは本来使用するはずだった能力の恩恵を自分が得るという性質上、相手に[[アドバンテージ]]差を埋めさせない/開かせない能力として機能することが多い。そのため、[[フィニッシャー]]適性が比較的高くなりがちな傾向がある。

上述の特性のためかこの能力の持ち主は[[コスト]]7以上の[[重量級]]であることが多く、そうでないものもランダム性が強い、[[pig]]や[[シビルカウント]]など発動条件が厳しいといった使用難易度の高い調整がされている。

**能力横取りを持つカード [#n7f9bba7]
大きく分けて「相手が実際に能力を発動することによって誘発し、その誘発した能力を自分が使う」タイプと、「相手のカードを選び、それが持っている能力を自分が使う」タイプに分けられる。

***相手の能力の発動に反応し、その能力を横取りするタイプ [#hb322332]
-[[《The邪悪 寄成ギョウ》]](相手は能力を使用できない、置換効果)
-[[《アカシック・ゼット》]](相手は能力を使用できる、ターン中1回のみ)
-[[《魔誕の斬将オルゲイト》]](相手は能力を使用できる、相手ターン中のみ)

***相手のカードが持つ能力を選んで使用するタイプ [#h077eec2]
-[[《パック・リーマン》]](相手のバトルゾーンにあるクリーチャー)
-[[《クリス=タブラ=ラーサ》]](相手の墓地またはバトルゾーンにあるクリーチャー)
-[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]](相手の墓地にあるカード((実際に横取りできる能力はcipのみ)))
-[[《~神核の六起源~》]](相手のバトルゾーンにあるクリーチャー)
-[[《水神 ミヅハノメノカミ》]](相手の山札を表向きにし続け、最初にめくれたクリーチャー)

**余談 [#ka20f328]
実際に相手のクリーチャーを自分のクリーチャーであるかのように扱うことが出来る能力として、[[友情ララバイ]]が挙げられる。
ただし、この能力は[[《自称辞書》]]の[[フレーバーテキスト]]にのみ登場する架空の[[キーワード能力]]であり、実際にはこの能力は存在しないし当然所有者も存在しない。

**参考 [#z96696a2]
-[[用語集]]
-[[cip]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[置換効果]]
-[[相手依存]]
-[[呪文横取り]]
-[[友情ララバイ]]

&tag(用語集,能力横取り,コスト踏み倒し,相手依存,俗語,カードの使い方に関する俗語);