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#author("2025-10-04T01:32:36+09:00","","")
#author("2025-11-09T18:09:10+09:00","","")
*表向き [#d67aee40]
その[[カード]]が自分にも相手にも見える状態のこと。
[[公開ゾーン]]のカードは基本的に表向き、[[非公開ゾーン]]の[[カード]]は基本的に[[裏向き]]である。
このページでは主に『裏向きのカードを表向きにすること』について扱う。
-総合ルール109.2cの「&ruby(ひょうしゅつ){表出};」とは意味が違う。
--表出とは、表向きであることに加え、それが一番上として表れていることを指す。デュエマの用語としては「[[オブジェクト]]」ということに等しい。
----
『見る(見せる)』と同様、[[山札]]、[[手札]]、[[シールド]]、つまり元々非公開情報であるものは表向きにされうる。
[[カード]]を表向きにする[[効果]]は、表向きにした後に別のゾーンや別の山札の位置に置かれることが多い。
テキストにその指示がない場合、原則として解決後には''元通りの順番で裏向きに戻す''。
『好きな順番で』と書かれていない限り、表向きにしたカードの順番は変えられないので注意。
#region2(表向きにした後の処理のパターン){{
・開示後[[シャッフル]]する例
|エンペラー・キリコ SR 水文明 (8)|
|進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 13000|
|進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーをすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。その後、山札の上から、進化ではないクリーチャーが3体出るまでカードを''表向き''にする。その3体をバトルゾーンに出し、山札をシャッフルする。|
|T・ブレイカー|
・開示後破棄する例
|紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を''表向き''にしてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。|
|パワーアタッカー+1000|
・開示後指示が無い=元に戻す例
|ザ・ユニバース・ゲート R 火文明 (6)|
|呪文|
|自分の山札の上から3枚を''表向き''にする。その中にフェニックスがあれば、1体につき1ターン、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。|
※新テキストには[[注釈文]]で山札に戻すと書かれている
・表向きのままにする例
|アクア・マスター SR 水文明 (6)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 4000|
|このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のシールドをひとつ選び、''表向き''にする。(シールドゾーンにある間、そのシールドは表向きのままプレイする)|
}}
[[《アクア・マスター》]]や[[《捜索甲冑ゴロンガー》]]等、表向きにしてそのままにする能力も存在する。
このタイプの[[能力]]は[[カード]]を表向きにしたままゲームを続行するという意味で「[[プレイ]]」という語を使っているものが多い。
[[シールド・ゴー]]や[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]、[[《神聖で新生な霊樹》]]など[[ゾーン]]追加時に表向きにして置く[[能力]]の場合も、特に注釈は無いが表向きでゲームを続行する。
常にランダム性が求められる[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにする[[能力]]はほとんどないが、[[シールド]]の場合は[[S・トリガー]]の位置が重要になったり、[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]のように[[シールドゾーン]]での存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。
常にランダム性が求められる[[山札]]や[[手札]]の[[カード]]を表向きのままにする[[能力]]はほとんどないが、[[シールド]]の場合は[[S・トリガー]]の位置が重要になったり、[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]のように[[シールドゾーン]]での存在を明示することが戦略となったりするため、一度表向きにしたらそのままになるものがいくらか存在する。
表向きになった[[カード]]は公開情報となるため、本来なら「[[非公開ゾーン]]における[[カード]]の選択は[[テキスト]]上[[強制]]であっても[[任意]]となる((相手は[[非公開ゾーン]]に該当[[カード]]があるかどうか判別できないため))」という裁定が適用される[[ゾーン]]であっても、''表向きになっているカードによって処理が可能ならば結局[[強制]]になる''。
例えば、相手が[[呪文]]を唱えたことにより[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の能力がトリガーした時、この[[能力]]で自分の[[シールド]]を見た場合、見た[[シールド]]の中に仮に[[呪文]]があっても唱えないという選択ができる。しかし表向きの[[呪文]]があれば、[[シールド]]の中に呪文がある事は明らかであるため唱えなければならない。
-[[シールド]]を表向きにすると、[[シールドゾーン]]にある[[シールド]]のまま公開され、[[山札]]を表向きにするのなら、[[山札]]であるまま公開される。なので「[[山札]]の最後の1枚が表向きになったからといって、「[[山札がないので負け>ライブラリアウト]]」ということは起こらない((その後の[[カード]]の処理の結果によって[[山札切れ>ライブラリアウト]]が起こり得るだけであって、[[山札切れ>ライブラリアウト]]との直接の関係は無い。))。
-表向きにしている間、それらのカードは[[ゾーン]]を移動するわけではなく、元のゾーンに属した状態のまま表向きとなっている。
なかでもよくある勘違いとして、「[[山札]]を表向きにした際に[[裏向き]]のカードがなくなった場合はそのまま[[ライブラリアウト]]してしまう」というものがあるが、実際には山札に属しているままなのでそのようなことにはならない。ただし一般的にそのような処理を行う[[効果]]はその中からカードを手札に加えるなどして移動させるものが大半であり、当然ながらそれらの結果によっては[[ライブラリアウト]]が起こり得る。
--一方で山札の場合に限っては他にも「山札から[[踏み倒す]]効果で山札を表向き(あるいは[[見る]]状態)にしている際、なんらかの効果で山札を参照する場合は、表向き(あるいは[[見る]]状態)のそれらのカードを参照できない」といったルールが存在する。
これは総合ルール605.4によって規定されており、2つの例も併記されている。以下にその例を引用する。
例:《聖霊左神ジャスティス》の効果で山札の上5枚を見て、その中から《エナジー・Re:ラ
イト》を唱えた場合、効果で見ている5枚は《エナジー・Re:ライト》の効果の影響を受けな
いため、山札の上から6、7枚目の2枚を引きます。
例:《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の「ファイナル革命」で山札の上4枚を表向きにし、その
中から《魔帝連結 ガイゼキアール》を出す場合、出る《魔帝連結 ガイゼキアール》の「EX
ライフ」でシールド化するのは、見ている4枚の下にある5枚目のカードです。
要するに、表向き(あるいは[[見る]]状態)にしているカードの下から山札を参照することになる。
これらのルールは紛らわしいが通常のデュエルでも起こり得る状況なので、しっかり把握しておきたい。
-[[山札]]のカードを表向きのままにして[[ゲーム]]を続けるカードとしては[[《ラグーン・マーメイド》]]が存在する。ただしこの[[能力]]は山札の一番上に来ているカードだけを表向きにするもので、山札内でカードが移動した場合は一番上のみが表向きになりそれ以外が[[裏向き]]になるように変更する。
--何かを[[踏み倒す]]効果ではないため、総合ルール605.4の対象外であり、このカードのせいで[[山札の上]]が参照されなくなるといったことはない。
-[[山札]]の[[カード]]を表向きのままにして[[ゲーム]]を続ける[[カード]]には[[《ラグーン・マーメイド》]]が存在する。ただしこの[[能力]]は[[山札]]の一番上に来ているカードだけを表向きにするもので、一番上以外に移動したカードは裏向きにする。
-[[手札]]のカードを表向きのままにして[[ゲーム]]を続けるカードとしては[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]が存在する。ただしこの[[能力]]の対象は相手のみ。
--以前は[[《ゴースト・タッチ》]]などの「手札を見ないで選ぶ効果」であっても見て選ぶ裁定だったが後に変更され、現在では一時的に見ない状態にして選ぶことになっている。
-「表向きにする」ではなく「[[見る]]」の場合は相手に見せる必要はない。
--[[シールド]]以外だとその他の違いは基本的に一切ないが、[[情報アドバンテージ]]の観点からするとその唯一の違いは大きい。
[[シールド]]に限っては[[《煌龍 サッヴァーク》]]などのように「[[シールドゾーン]]で表向きのカード」を参照するものが存在するため、[[プレイ]]上でも大きな違いを持つ。
---以前は[[《巡霊者メスタポ》]]などが持つ「[[見る]]」を参照する効果に「表向き」は参照されない裁定であった。しかし裁定変更され、現在では「表向き」も参照されるようになった。
-2010年8月21日発売の[[DMC-64]]収録[[カード]]から、[[山札]]を表向きにする[[能力]]は「(すべての[[プレイヤー]]に)見せる」と、分かりやすい[[テキスト]]に変更された。
**参考 [#qd41b125]
-[[用語集]]
-[[裏向き]]
-[[裏返す]]
-[[連鎖]]
-[[ガチンコ・ジャッジ]]
-[[シールド・ゴー]]
-[[裁きの紋章]]
-[[ギャラクシールド]]
-[[プレイ]]
-[[《エンペラー・キリコ》]]
-[[《紅神龍バルガゲイザー》]]
-[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]
-[[《アクア・マスター》]]
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