#author("2024-10-31T08:56:15+09:00","","")
#author("2024-11-19T14:44:27+09:00","","")
*&ruby(かくせい){覚醒}; [#s000dbf2]

[[サイキック・クリーチャー]]を[[コスト]]の大きい方に[[裏返す]][[能力語]]。
[[サイキック・クリーチャー]]を[[コスト]]の大きい方に[[裏返す]][[キーワード能力]]。
またそれとは別に、「覚醒する」という[[キーワード処理]]も存在する(後述)。

|時空の火焔ボルシャック・ドラゴン SR 火文明 (7)|
|サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。|
|W・ブレイカー|
|覚醒−このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。|

|勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス SR 火文明 (14)|
|サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーが各ターンはじめてタップされた時、アンタップする。|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。|
|T・ブレイカー|
|解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、コストの小さいほうに裏返す)|

[[サイキック・クリーチャー]]は覚醒する事で、[[能力]]や[[パワー]]が強化された上位の[[クリーチャー]]に変身する事ができる。また、[[能力]]だけでなく[[種族]]や[[文明]]が変更される事もある。

覚醒するためには[[サイキック・クリーチャー]]ごとに異なった条件を満たす必要があり、それほど苦労せずに満たせる簡単なものから、専用の[[デッキ]]を組まないと条件を満たす事が困難なものまで多様性に富む。
基本的には厳しい覚醒条件である程、覚醒後の[[スペック]]は高いように設定されている。

通常[[スペック]]の[[クリーチャー]]を媒介として、より強力な[[クリーチャー]]を登場させるという点では、[[進化]]や[[G・リンク]]と共通するものがある。それらが複数枚の[[カード]]を使用するのに対し、(普通の)覚醒は[[サイキック・クリーチャー]]1枚のみで完結している。
これは[[進化クリーチャー]]と[[G・リンク]]後の[[ゴッド]]が高[[スペック]]の代償としている物を、[[サイキック・クリーチャー]]は覚醒条件として別の形で支払っているためである。

両面[[カード]]である[[サイキック・クリーチャー]]のみが持つことができた特有の[[能力]]であり、また[[サイキック・クリーチャー]]の持つ強みの1つでもある。

-覚醒した[[サイキック・クリーチャー]]は[[召喚酔い]]が無くなる。ただし、[[《巨人の覚醒者セツダン》]]などの[[コスト]]の大きい面で直接[[バトルゾーン]]に出すことは覚醒ではないため、通常の[[クリーチャー]]と同じ様に[[召喚酔い]]する。
--「[[覚醒リンク]]」は「かくせいリンク」ではなく「サイキックリンク」と読むが、この場合も「([[キーワード処理]]として)覚醒した」と解釈されるため[[召喚酔い]]は消える。

-覚醒して[[召喚酔い]]が無くなった[[サイキック・クリーチャー]]が、同一ターン中に[[解除]]等、覚醒ではない[[裏返す]]処理を受けた場合、再び召喚酔いする(2015/7/15裁定変更)。以前は一度覚醒した[[サイキック・クリーチャー]]の[[召喚酔い]]が解けることはなかった。

-ほとんどの覚醒は[[強制効果>強制]]であり、条件を満たしていれば強制的に覚醒する。[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]/[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]等の覚醒前後で[[能力]]が大きく異なる[[サイキック・クリーチャー]]を使用する場合は注意したい。&br;なお、例外として[[《時空の賢者ランブル》]]は覚醒が[[任意]]。また[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]は覚醒するかしないか選べる。

-覚醒は基本的に[[誘発型能力]]である。したがって覚醒が誘発して解決が保留されている最中に、その[[サイキック・クリーチャー]]が[[進化サイキック・クリーチャー]]に進化した場合は覚醒条件が引き継がれる。また、[[退化]]しても引き継がれる。これを利用して[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]を即時に用意したり、[[《時空の脅威スヴァ》]]の覚醒条件を緩和させたりすることができる。[[《超時空ストーム G・XX》]]や[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]、[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]は覚醒引き継ぎを起こしやすい。

-覚醒、[[解除]]をした[[サイキック・クリーチャー]]は名前は違うが、同一クリーチャーとする。なので、「クリーチャーをバトルゾーンに出した時〜」という能力は発動しない。[[裏返す]]前にタップされていたら、裏返した後もタップしたままであり、アンタップされていたら裏返した後もアンタップされたままとなる。クロスギアがクロスされていたら、裏返した後のクリーチャーにそのまま引き継がれる。また、呪文の効果も裏返したクリーチャーに引き継がれる。

-ギミックの元ネタはおそらく、本家Magic:The Gatheringの「反転/Flip」。あちらは上下逆にするのに対し、こちらは裏表逆にする行為を指す。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#ldc2f8e9]
|時空の雷龍チャクラ PS 光文明 (7)|
|サイキック・クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5500|
|ブロッカー|
|相手プレイヤーを攻撃できない。|
|ホーリー・フィールド|
|(HF)覚醒:自分のターン開始時、このクリーチャーを《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》のほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):覚醒後⇒[[《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》]]|

|時空の尖塔ルナ・アレグル PS 水文明 (7)|
|サイキック・クリーチャー:サイバー・ムーン 5000|
|自分のターン終了時、カードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。|
|覚醒:自分のターン開始時、自分の墓地に呪文が6枚以上あれば、自分の墓地からすべての呪文を山札に戻してシャッフルする。その後、このクリーチャーを《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》のほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):覚醒後⇒[[《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》]]|

[[DMPP-13]]にて登場した。

TCGとの差異は以下の通り。
-[[ループ覚醒]]以外の覚醒能力でも、覚醒先が「コストの大きいほう」ではなく、コストの大きい方のクリーチャー名を明記した記載になっている。
--これにより、覚醒引き継ぎがルール上できない。
-カードを裏返す以外の処理を行った後で覚醒する能力が誘発後、解決される前にその能力の発生元が除去もしくは進化した場合、覚醒は勿論、「カードを裏返す以外の処理」も解決されない。
--例えば、[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]が2体ある状態で自分のターン開始時を迎え、最初に誘発した《ディアボロス Z》の能力で2体目の《ディアボロス Z》を山札送りした場合、待機している2体目の《ディアボロス Z》の能力を山札回復や間接的なマナ回収を目的として解決することができない。
--該当するカードは以下の通り。
---[[《時空の尖塔ルナ・アレグル》]]
---[[《時空の賢者ランブル》]]
---[[《時空の神風ストーム・カイザー XX》]]
---[[《時空の邪眼ロマノフZ》]]
---[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]
---[[《超時空ストームG・XX》]]
---[[《時空のジキル ザビ・ガンマン》]]
---[[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]

**参考 [#p932f675]
-[[用語集]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[解除]]
-[[裏返す]]
-[[覚醒リンク]]
--[[V覚醒リンク]]
--[[GP覚醒リンク]]
-[[ループ覚醒]]
-[[龍解]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.出たターンに''覚醒''したクリーチャーや、[[覚醒リンク]]したクリーチャーは、そのターン中攻撃できますか?&br;類似例:[[《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》]]の「[[GP覚醒リンク]]」
A.はい、''覚醒''や[[覚醒リンク]]したクリーチャーは、そのターン中に召喚酔いしていたかに関わらず攻撃できます。
#region2(([[総合ルール]] [[804.6.>総合ルール本文#rule804_6]])){{
:804.6. |覚醒したサイキック・クリーチャーは召喚酔いに影響されません。
::804.6a |一度覚醒したサイキック・クリーチャーが覚醒以外の効果によって再度裏返っても、それがターンのはじめからバトルゾーンにある自分のにあったのであれば新たに召喚酔いに影響されません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43933]](2023.10.20)

#region2(同一裁定(2020.8.21)){{
>Q.バトルゾーンに出したサイキック・クリーチャーがそのターン中に「''覚醒''」した場合、そのクリーチャーは召喚酔いしていますか?
A.いいえ、召喚酔いしておらず、すぐに攻撃できます。&br;「''覚醒''」したサイキック・クリーチャーは召喚酔いの影響を受けません。ただし、同じターン中に「解除」などで覚醒前の面に戻った場合、召喚酔いの影響を受け、攻撃できなくなります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38704]]
}}
#region2(同一裁定(過去のよくある質問より)){{
>Q.''覚醒''したクリーチャーは召喚酔いがなくなりますか?
A.はい、''覚醒''したクリーチャーは召喚酔いがなくなります。ただし、なんらかの方法で''覚醒''した後のクリーチャーを直接バトルゾーン出しても、召喚酔いの影響は受けたままであることに注意してください。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/36089/]]
}}

&tag(用語集,能力,能力語,覚醒);
&tag(用語集,能力,キーワード能力,覚醒);

*&ruby(かくせい){覚醒};する(キーワード処理) [#pb6a7e38]
|魔刻の覚醒者 G・オルゼキア P 闇文明 (14)|
|サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド 12000|
|このクリーチャーが''覚醒した''時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。|
|T・ブレイカー|
|BGCOLOR(white):覚醒前⇒[[《時空の斬将オルゼキア》]]|
「両面カードであるサイキック・クリーチャーを裏返し、もう一方の面が見えるようにすること」を意味するキーワード処理。

-[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]では上の通りに定義されているが、コストの大きい面から小さい面に裏返すことを「覚醒する」と称するカードはない。
--[[ループ覚醒]]は裏返す前と裏返した後のコストが同じである。

-サイキック・クリーチャーを裏返すには、必ず覚醒させる必要はない。覚醒せずに裏返るサイキック・クリーチャーには[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]]や[[《時空の鼓動 ブラックX》]]、覚醒を経ずに無理やり裏返す能力を持つカードには[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]が存在する。
--これらのカードの能力でサイキック・クリーチャーを裏返すことによって、「覚醒した時」の能力は発動しない。

&tag(用語集,キーワード処理);