#author("2024-10-29T11:16:24+09:00","","")
#author("2024-10-30T09:19:06+09:00","","")
*青黒緑 [#sdd686d4]

[[自然]]とその[[敵対色]]である[[水]]、[[闇]]の[[3色]]の色構成のこと。また、そのカラーで組まれた[[デッキ]]の構成色のこと。
-[[MTG>Magic:The Gathering]]のように中心色を中央に表記する場合「黒緑青」となる。

「''アナカラー''」と俗称されることが多い。
例:[[【青黒緑デッドダムド】]]→【アナカラーデッドダムド】

[[自然]]の[[マナブースト]]と[[水]]の[[手札補充]]カードを扱えるため、デッキを潤滑に回すことが可能。それらで獲得した大量のリソースを、[[闇]]の[[除去]]や[[ハンデス]]などで無駄なく[[アドバンテージ]]に変換できるのが長所である。[[マッハファイター]]と[[選ばせ除去]]にも恵まれているため、[[アンタッチャブル]]にも強い。
ブーストによって足が早く、回収・ドローの粘りもあるため様々な相手に対応でき、[[ビートダウン]]も[[コントロール]]もできる。

また、この色構成だと自分の全てのゾーン([[山札]]、[[墓地]]、[[マナゾーン]]、[[シールド]])からカードを[[回収]]できる。よってテクニカルな動きが可能で、[[コンボデッキ]]でよく使われるカラーでもある([[【変換エンドレス】]]など)。

[[ターボ]]や大量[[墓地肥やし]]、[[墓地回収]]や[[マナ回収]]もできるため、[[山札圧縮]]や[[リソース]]の確保には事欠かず、ゲームを動かすうえで理にかなった方法論を持つカラー。

ただ、[[山札圧縮]]や[[リソース]]確保するカードに多く枠を取ってしまうと、全体の[[カードパワー]]が下がり気味になるため、そのあたりのバランスはしっかり考えるべきである。

[[コントロール]]力がそこそこ高いとはいえ、[[ロック]]に長ける[[光]]を持たないため、相手が手も足も出せない[[制圧]]状態に追い込むことは難しい。[[コントロール]][[デッキ]]を組む際にも、頃合いを見て[[ビートダウン]]に切り替えた方が安定することもあるだろう。

-手軽に[[エクストラウィン]]を獲得できる[[《水上第九院 シャコガイル》]]を使えば、[[ビートダウン]]に切り替えなくても安全に勝利することができる。
また、[[闇]]の強力なフィニッシャーである[[《CRYMAX ジャオウガ》]]と「盤面展開のしやすさ」「引き込みやすさ並びに出しやすさ」の両面で相性が良く、このカラーの定番フィニッシャーとなっている。

-[[ランデス]]を駆使して、相手のマナをひたすら空にして、安全に勝利する方法もある。[[【クイーンサイクル】>【クイーン・アマテラスループ】#QA4]]など[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]系列のデッキはこれを目指すものも少なくない。

-[[S・トリガー]]には逆転性の高いものが少なく、受け性能は後手に回りがち。[[光]]をタッチすると、このカラーに不足しがちな防御力を補う事ができる。[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]や[[《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]のように自然と組み込めるものも少なくない。また、[[S・トリガー]]の少なさを[[コスト踏み倒しメタ]]などの[[メタ]][[クリーチャー]]や[[リソース]]補充を兼ねる[[軽量級]][[ブロッカー]]で補うこともできる。

-俗称の「アナカラー」は、[[MTG>Magic:The Gathering]]のカード[[《アナボルバー》>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC/Anavolver]]が由来。後に、[[《狩るものヴォラシュ》>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%8B%A9%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%A5/Vorosh,_the_Hunter]]を語源とする「ヴォラシュカラー」、タルキール次元の1色とその敵対2色の組み合わせからなる氏族の一つ、「[[スゥルタイ群>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%BE%A4/The_Sultai_Brood]]」を語源とする「スゥルタイカラー」という俗称が登場した。[[デュエル・マスターズ]]のカードからは、[[《天災 デドダム》]]を語源とする「デドダムカラー」という俗称も存在する。いずれにせよ、色の組み合わせは俗称を使うより、色名で言った方が親切だろう。

***青黒緑デッキの変遷 [#s612b0ec]
[[勝舞編]]時代では[[【青黒緑コントロール】]]、[[【シノビドルゲーザ】]]や[[【サイバー・G・ホーガン】]]などが主流だった。

[[覚醒編]]〜[[エピソード1]]期頃には[[カードプール]]の増加(というより[[超次元呪文]]の登場)によって少ない[[文明]]でも多様な動きが取れるようになり、[[【青黒ハンデス超次元】]]や[[【黒緑超次元】]]など、[[青黒]]や[[黒緑]]の[[デッキ]]に押され気味になっている。
しかし、[[【ラムダビート】]]が[[闇]]の[[超次元]][[呪文]]や[[《解体人形ジェニー》]]を搭載するためにこの色で組まれることもあったり、2013年度にはトップメタであったアナカラー[[【シューゲイザーワンショット】]]が日本一を獲得したりしている。

[[革命編環境]]では[[【超次元デッドゾーン】]]のようなメタ格に進出したタイプのデッキも見られるが、[[革命ファイナル環境]]以降では[[《タイム3 シド》]]などの強力な[[呪文]]メタによって環境落ちしたり、[[《テック団の波壊Go!》]]と[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の獲得によって再び環境に戻ったりしている。

[[ジョー編]]では、[[新章デュエル・マスターズ環境]]で[[【青黒緑シャコガイル】]]、[[超天篇環境]]で[[【青黒緑デッドダムド】]]などが登場し、環境に大きなインパクトを残した色になった。特に[[《天災 デドダム》]]と[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]の獲得は大きく、青黒緑のデッキや、それに[[光]]・[[火]]のいずれかを[[タッチ]]したデッキが多く環境に台頭し、往年の[[白青黒]]にも劣らないリソース確保力を誇る色として認知されるようになった。2色が共通する[[《地龍神の魔陣》]]、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の登場もこの色のパワーを底上げしており、[[【青黒緑デッドダムド】]]や[[【青黒緑退化】]]のように[[殿堂入り]]カードを生み出したデッキも少なくない。

[[ウィン編]]になっても躍進は止まらず、[[【青黒緑オービーメイカー】]]や[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]などが[[ゴッド・オブ・アビス環境]]に台頭。結果、相性の良い[[《ダンディ・ナスオ》]]や[[《生命と大地と轟破の決断》]]は[[プレミアム殿堂]]入りするに至った。

[[アビス・レボリューション環境]]では、前半一強だった[[【絶望神サガループ】]]に対抗すべく[[《とこしえの超人》]]などメタクリーチャーを大量搭載した[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]などが環境に残っていた。
[[《絶望神サガ》]]殿堂後、[[《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]、[[《飛翔龍 5000VT》]]、[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]、[[《アーテル・ゴルギーニ》]]を獲得し、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]による4ターンキルを実現した[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]は14週間環境トップを維持し続け、結果[[《幻緑の双月/母なる星域》]]は[[殿堂]]入りした。
その後は[[【青赤マジック】]]や[[【黒緑アビス】]]の2強による[[《天災 デドダム》]] が遅いと言われるほどの高速環境に押され、青黒緑基盤は一旦は鳴りを潜める事になった。
その後は[[【青赤マジック】]]や[[【黒緑アビス】]]の2強による「3ターン目の[[《天災 デドダム》]] が遅い」と一部に言われるほどの高速環境に押され、青黒緑基盤は一旦は鳴りを潜める事になった。

[[王道篇]]に入り[[【青赤マジック】]]や[[【黒緑アビス】]]の規制後も[[【白黒赤ファイアー・バード】]]などの支配する高速環境は続いたが、[[《ヨビニオン・マルル》]]の登場により成立した[[【青黒緑マルル】]]が環境に登場。青黒緑基盤は再び環境トップに返り咲いた。
[[王道篇]]に入り[[【青赤マジック】]]や[[【黒緑アビス】]]の規制後も[[【白黒赤ファイアー・バード】]]などの支配する高速環境は続いたが、[[《ヨビニオン・マルル》]]の登場により成立した[[【青黒緑マルル】]]が環境に登場。青黒緑基盤は再び環境に返り咲いた。

**青黒緑のカード [#c7d3a64a]
#taglist(青黒緑^3色-用語集)

//ゲームオリジナルカード
#taglist(青黒緑 (デュエプレ)-青黒緑)

[[勝太編]]までは、主に[[コンボ]]に使える[[《偽りの名 スネーク》]]くらいしか活躍が見込めるカードがなかった。
[[ジョー編]]からは、[[汎用性]]の高さがウリの[[《天災 デドダム》]]と[[《Disジルコン》]]、[[カードパワー]]が高い[[《SSS級天災 デッドダムド》]]と[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]が登場。

王来篇では敵対色で構成される[[ディスペクター]]のうち、「縫合」の名称を持つカードがこの色を担当しており、能力の傾向としては[[山札]]に関する[[能力]]が多い。

[[【5色コントロール】]]では、[[《フェアリー・シャワー》]]や[[《ドンドン水撒くナウ》]]、[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]と文明がダブることが多く、それらと[[マナ基盤]]の補完をしにくいのが難点。そのため、[[《フェアリー・シャワー》]]から[[枠>スペース]]を奪える[[《天災 デドダム》]]以外が投入されることはほとんどない。

**参考 [#uc8fe373]
-[[用語集]]
-[[デッキカラー]]
-[[多色]]
-[[ドロー]]
-[[マナブースト]]
-[[リアニメイト]]
-[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」>DMBD-10]]
-[[DM23-BD3 「開発部セレクションデッキ 水闇自然ハンデス」>DM23-BD3]]

-[[友好色]](「弧」)
--[[白青緑]]
--[[白青黒]]
--[[青黒赤]]
--[[黒赤緑]]
--[[白赤緑]]
-[[敵対色]]([[対抗色]]、「楔」)
--[[白黒赤]]
--[[青赤緑]]
--[[白黒緑]]
--[[白青赤]]
--''青黒緑''

&tag(用語集,水文明,闇文明,自然文明,青黒緑,3色,多色,敵対色);