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#author("2022-11-04T03:15:28+09:00","","")
#author("2024-05-11T00:50:02+09:00","","")
*&ruby(ワン){1};ターンキル [#v210a450]
+[[ゲーム]]が始まって1[[ターン]]目に勝利することを指す。
+転じて、起動から1ターンでとどめを刺す、いわゆる[[1ショットキル]]の同義語として用いられる。厳密にはその使い方だと誤用である。
[[デュエル・マスターズ]]の[[ルール]]上、[[カード]]の[[プレイ]]には[[マナコスト]]が必要であり、勝負を決めるだけの[[アドバンテージ]]を得るためには[[マナゾーン]]にそれだけ多くの[[カード]]が必要となる。
1[[ターン]]目に使える[[マナ]]は[[手札]]から[[チャージ]]した1枚分であることが多い。よって、[[デッキ]]に1コストのカードまたは[[代替コスト]]でマナがなくても使えるカードを入れない限り、1[[ターン]]目に[[チャージ]]以外に何もすることができない。
本来の意味での1ターンキルの方法は、[[《ラッキー・ダーツ》]]を用いたものが最も有名である。[[《ラッキー・ダーツ》]]からの[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《ミラクルとミステリーの扉》]]で[[《龍仙ロマネスク》]]を出してマナを増やして勝利するというもので、増えたマナの使い方はいろいろ考えられるが、大型クリーチャーを出して[[スピードアタッカー]]化したり[[進化]]したりするパターンが多い。
また、[[《“轟轟轟”ブランド》]]は手札がこのカード1枚のみの場合、コストを支払わずに出せる。そのうえカードを1枚引けるため、後続の《“轟轟轟”ブランド》を何体か出すことができるため、わずか1ターンで即死打点を生み出すことができた。
過去に[[殿堂レギュレーション]]で使用できた1ターンキルには以下のようなものがある。
#region2(){{
-[[《ラッキー・ダーツ》]]を用いて何らかの呪文を唱える。
--[[《ゴッド・ブリンガー》]]で[[神帝]]や[[ヘヴィ・デス・メタル]]、[[マッド・ロック・チェスター]]などの[[ゴッド]]を並べて殴り切る。
--[[《ラッキー・ダーツ》]]を2枚使用し、[[《ラッキー・ダーツ》]]からの[[《逆転のオーロラ》]]→2枚目の[[《ラッキー・ダーツ》]]からの[[《憎悪と怒りの獄門》]]→3コスト以下の[[スピードアタッカー]]を出す。
--[[《運 命》]]か[[《王牙秘伝ゴールデン・ビクトリー》]]を踏み倒し、勝利に直結する大型[[スピードアタッカー]]を複数場に出す。
--[[《勝利のガイアール・カイザー》]]を出せる[[超次元呪文]]を引き当て、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]に[[革命チェンジ]]し、[[ファイナル革命]]で[[スピードアタッカー]]を複数用意する。
--[[《禁断〜封印されしX〜》]]を採用して[[《オールデリート》]]を引き当て、《禁断》の[[封印]]とシールドを吹き飛ばし[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]でダイレクトアタック。&br;ただし、相手も《封印されしX》を使っている場合、相手の《封印されしX》の[[禁断解放]]が、[[ターン・プレイヤー]]である自分の《ドキンダムX》の[[禁断解放]]時[[能力]]の後に[[解決]]されるためうまくいかない。(>詳しくは[[誘発型能力]]を参照)
--[[《煌銀河最終形態 ギラングレイル》]]を引き当て[[《“魔神轟怒”ブランド》]]2体と火のクリーチャー3体を呼び出し、その[[スピードアタッカー]]能力と[[超天フィーバー]]による[[アンタップ]]で即死打点を作り出す。
-[[《ニクジール・ブッシャー》]]や[[《神出鬼没 ピットデル》]]で手札を1枚まで削り、[[《“轟轟轟”ブランド》]]を3体以上並べる。
-[[《セイレーン・コンチェルト》]]と1コストの呪文、[[《シンクロ・スパイラル》]]のような[[代替コスト]]呪文を駆使して呪文を5回唱え、[[《次元の嵐 スコーラー》]]を含む[[G・ゼロ]]クリーチャーを大量召喚、そのまま[[追加ターン]]にワンショット。
//具体的な1ターンキルの方法については、現実的に不可能である以上、詳しく書く必要はないでしょう。キーカードを列挙する程度の記述で十分と考えます。
}}
ただしいずれにせよ、確率が極めて低い「机上の空論」で、実用性はほとんどない。あくまで「理論上は可能」というだけである。
-基本的には「先攻1ターンキル」より「後攻1ターンキル」の方が決めやすい。[[後攻]]は[[先攻]]時より1枚[[手札]]が増える他、何らかの方法で先攻の相手がこちらの[[シールド]]を[[ブレイク]]してきた場合[[S・トリガー]]などを利用しての1ターンキルも行える可能性があるためである。
-王来MAXまでの[[カードプール]]で最も実現性の高い1ターンキルは[[《ラッキー・ダーツ》]]を用いたものだろう。[[光]]のマナ1つのみという少ない要求値でゲームを終わらせる呪文を唱えられる可能性があるからである。
--[[殿堂ゼロデュエル]]では《ラッキー・ダーツ》が4枚使えるので、先述の《ラッキー・ダーツ》→《オールデリート》のコンボも比較的高確率で狙える。(→[[【ダーツデリート】]])
//-歴史上、最も1ターンキルが「机上の空論」から「実現可能」に近づいたのは、[[《龍仙ロマネスク》]]と現在は[[殿堂入り]]している[[《ラッキー・ダーツ》]]が4枚ずつ使えていた頃である。デッキ構築によっては「ごく稀に本当に成功する」程度まで確率を高めることが可能であったが、結局は1ターンキルのみを狙うよりも普通に3ターン以内にどうにかするように組んだ方が勝率ははるかに高く、「机上の空論」から抜け出しきれなかった。
-「3ターンキル」などは3ターン目にゲームに勝利するという本来の意味で用いられることが多く、[[速攻]]ならデッキ構成によっては割合現実的に実現できる。4ターンキルはザラ。
-ちなみに、1ターンで自滅する方法もある。[[《ラッキー・ダーツ》]]で[[《インビンシブル・テクノロジー》]]や[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]を当てて[[山札]]を鷲掴みにすればよい。
--「[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]」ルール改定前の[[殿堂ゼロデュエル]]限定となるが、0ターン(ゲーム開始前)敗北は可能だった。[[《禁断〜封印されしX〜》]]と[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]をフル投入することで[[封印]]のためにすべての山札を使い切れる。
---因みに両プレイヤーがこの方法でライブラリアウトを起こすと、[[ジャンケン]]で先攻と後攻を決めて[[ターン・プレイヤー]]と非ターン・プレイヤーを明確にする前に両者が敗北条件を満たすため、ターン・プレイヤーが先に敗北するという現象は起こらず、両者敗北という判定になる。
-1ターンキルと[[1ショットキル]]が混同された理由は、「遊戯王OCG」で1ターンキルが[[1ショットキル]]の意味で使用されていたためである。近年ではそちらで(本来の意味の)1ターンキルが可能なデッキが多数登場しているため、使い分けることが多くなっている。
-そもそも、デュエル・マスターズというカードゲームは「[[マナ]]」という概念があり、無条件・コストなしで使えるカードも[[S・トリガー]]のようなカウンター札を除けばほぼ存在しないため、1ターン目に可能な行動は大きく制限されており、これがデュエマにおいて1ターンキルが困難な原因となっている。1ターン目からゲームエンド級のフィニッシャーを呼び出せるカードは20年以上経った今でも[[《ラッキー・ダーツ》]]か[[《セイレーン・コンチェルト》]]か[[《“轟轟轟”ブランド》]]程度しかなく、しかもこれらは全て[[殿堂入り]]している。
--「理論上1ターンキルを可能とするカード」なら他にも存在するが、それらは[[殿堂レギュレーション]]においては準備に相手の攻撃による[[S・トリガー]]の発動、[[《愛恋妖精ミルメル》]]によるマナブーストなどのサポートを要し、それ1枚では1ターンキルに辿り着けないカードばかりである。
**参考 [#b4061dad]
-[[用語集]]
-[[1ショットキル]]
-[[ソリティア]]
-[[即死コンボ]]
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