#author("2022-09-02T20:01:03+09:00","","")
#author("2024-02-16T18:34:01+09:00","","")
*4枚積み [#d8c38e21]

[[デッキ]](特に[[メインデッキ]])内に特定のカードを4枚採用すること。「ガン積み」「フル投入」「4投」とも。

[[デッキ]]に同名[[カード]]を投入できる最大枚数は4枚であり、4枚積みはその[[カード]]が(特に[[ゲーム]]開始時の)[[手札]]に最も加わりやすい構築である事を意味する。

この性質から、[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]のような序盤から[[プレイ]]していきたい[[カード]]は、4枚積みすることでその力を発揮しやすい。
逆に[[フィニッシャー]]などが4枚積みされる事は少ない。このように終盤に使うカードほど積む枚数が少なくなる形を[[マナカーブ]]と呼ぶ。

また同じ確率で[[シールド]]にも[[埋まり>埋まる]]やすくなるため、防御用の[[S・トリガー]]を投入する際にも4枚積みは有効。

-特定の[[デッキタイプ]]への限定的な[[メタ]]カードなど、局所的に使いたくなるカードに対して行われることは少ない。

-[[フィニッシャー]]格の[[クリーチャー]]でも、自身の[[コスト踏み倒し]]によって[[マナ]]等のしがらみ無しに出せるものは4枚積みされる事がある。[[殿堂入り]]した[[《“轟轟轟”ブランド》]]はその代表格であり、[[デッキ]]の組み方次第でいくらでも「引けば出せる」状況を作れた。他には[[【デ・スザーク】]]における[[《卍 デ・スザーク 卍》]]など。

-[[多色]]を重用するデッキでは、下手に4枚積みすると文明のバランスが自然と崩れてしまうことがある。

-[[《ジャバン》]]や[[《流牙 シシマイ・ドスファング》]]などのように自身と同じ名前の、あるいは[[《神秘と創造の石碑》]]などのように任意の[[カード]]の枚数が多ければ多いほど強くなる[[カード]]は4枚積みと相性が良い。

-[[《ケロヨン・カルテット》]]や[[《P・P・P・P》]]、[[《D2P ヘビーポップ》]]など4枚積みすることを前提としたデザインのカードも存在する。

-初動の[[手札]]に[[カード]]が加わりやすくなるだけで、1[[ゲーム]]中で同名[[カード]]4枚をすべて使い切る、あるいは所定の[[ゾーン]]に置く事は[[1枚積み]]のそれよりも難しい。

-『[[カード]]の名前は違うが、組みたい[[デッキ]]の中での役割が相違ない』[[カード]]同士を投入すれば、実質的に4枚制限を超えた活躍をさせることができる。これらを擬似的に8枚積み、12枚積みなどと呼ぶケースも。
--[[同型再販]]や[[ツインパクト化]]が存在する[[カード]]は特にこれをしやすい。
--[[デッキ]]での役割は同じだが、カードAに比べてカードBの性能が劣る場合は、Aの方を積極的に積んだ方が良い。この時Bを『Aの5枚目以降』と表現することもある。

-同名[[カード]]への[[メタ]]である[[《天使と悪魔の墳墓》]]などは天敵。回避策として、同名[[カード]]をあえて4枚積みせず、上述の[[同型再販]]などを用いて[[カード]]名をバラけさせる手がある(→[[墳墓避け]])。

-[[超次元ゾーン]]でも4枚積みを行うことが可能である。そちらは最大で8枚までしか[[カード]]を採用することができない為、[[メインデッキ]]に対する4枚積みよりも慎重に行わなければならない。

-かつては「デッキに採用されているカードの種類が10種類=すべてのカードを4枚積みしている」という法則があった。[[4枚より多くデッキに入れることができる]]カードが登場したことにより、それは絶対的ではなくなっている。

-下手に枚数を調整したり、[[1枚積み]]を行ったりするよりもカード10種×4枚積みという単純な構築を行ったほうがよいケースも存在する。速度と[[再現性]]を両立させたい速攻系のデッキや、自身のコストを踏み倒すことができる[[《卍 デ・スザーク 卍》]]をフィニッシャーに据えたデッキなどではこの構築を行いやすい。
--[[デュエル・マスターズ プレイス]]においてはNPCの使用デッキが10種×4枚積みで構築されていることが多い。

-かつてはアニメや漫画でも「4枚積み=金持ち」「4枚積み=卑怯」という風潮があり、強力なカードを4枚積みする表現は珍しかったが、後発のシリーズでは強力なカードを4枚積みするケースも当たり前になった。

**参考 [#s80f2425]
-[[用語集]]
-[[1枚積み]]
-[[マナカーブ]]
-[[スロット]]
-[[4枚より多くデッキに入れることができる]]

&tag(用語集,積み);