4枚積み
デッキ(特にメインデッキ)内に特定のカードを4枚採用すること。「ガン積み」「フル投入」「4投」とも。
デッキに同名カードを投入できる最大枚数は4枚であり、4枚積みはそのカードが(特にゲーム開始時の)手札に最も加わりやすい構築である事を意味する。
この性質から、《フェアリー・ライフ》や《凶戦士ブレイズ・クロー》のような序盤からプレイしていきたいカードは、4枚積みすることでその力を発揮しやすい。
逆にフィニッシャーなどが4枚積みされる事は少ない。このように終盤に使うカードほど積む枚数が少なくなる形をマナカーブと呼ぶ。
また同じ確率でシールドにも埋まりやすくなるため、防御用のS・トリガーを投入する際にも4枚積みは有効。
コンボデッキでは何がなんでもコンボパーツを揃えたいためコンボパーツは必然的に4枚積みされる事がほとんど。サーチを併用してでもパーツを揃えるデッキタイプとはいえ、4枚積みで既に手札にいくつかのパーツが来ていればそれだけサーチを使う回数が減らせるためである。
- 特定のデッキタイプへの限定的なメタカードなど、局所的に使いたくなるカードに対して行われることは少ない。
- 多色を重用するデッキでは、下手に4枚積みすると文明のバランスが自然と崩れてしまうことがある。
- 『カードの名前は違うが、組みたいデッキの中での役割は相互互換である』カード同士を投入すれば、実質的に4枚制限を超えた活躍をさせることができる。これらを擬似的に8枚積み、12枚積みなどと呼ぶケースも。
- 代表的な例は《フェアリー・Re:ライフ》等の2コストマナブーストの8枚積み。
- デッキでの役割は同じだが、カードAに比べてカードBの性能が劣る場合は、Aの方を積極的に積んだ方が良い。この時Bを『Aの5枚目以降』と表現することもある。
- 超次元ゾーンでも4枚積みを行うことが可能である。しかし、こちらでは4枚積みはほぼ行われない。
超次元呪文やドラグナー等でアクセスするためそもそもランダム要素に左右されないからである。除去されても超次元ゾーンに戻ってくる都合上、複数枚採用するメリットは封印耐性と複数枚バトルゾーンに並べられる事ぐらいしかなくなる。
上限枚数が8枚と少ないため、複数枚採用で枠を圧迫するよりも1枚積み×8で対応力を増す事が求められる。
- かつては「デッキに採用されているカードの種類が10種類=すべてのカードを4枚積みしている」という法則があった。4枚より多くデッキに入れることができるカードが登場したことにより、それは絶対的ではなくなっている。
- 下手に枚数を調整したり、1枚積みを行ったりするよりもカード10種×4枚積みという単純な構築を行ったほうがよいケースも存在する。速度と再現性を両立させたい速攻系のデッキや、自身のコストを踏み倒すことができる《卍 デ・スザーク 卍》をフィニッシャーに据えたデッキなどではこの構築を行いやすい。
- かつてはアニメや漫画でも「4枚積み=金持ち」「4枚積み=卑怯」という風潮があり、強力なカードを4枚積みする表現は珍しかったが、後発のシリーズでは強力なカードを4枚積みするケースも当たり前になった。
参考