#author("2025-05-11T18:24:52+09:00","","")
#author("2025-05-11T19:02:18+09:00","","")
*&ruby(プレイス){P'S};&ruby(ふういん){封印}; [#top]

バトルゾーンのカードの上に裏向きでカードを置くこと、またはそうして置かれたカードのこと。
TCG版の[[封印]]を[[デュエル・マスターズ プレイス]]に持ち込むにあたってチューニングされた仕様で、[[DMPP-27]]で初登場した。

|禁断 ~封印されしX~ KDL 火文明 (マナコストなし)|
|禁断の鼓動|
|ゲーム開始時、P'S封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。|
|バトルゾーンを離れない。|
|禁断解放:この鼓動のP'S封印がすべてなくなった時、《伝説の禁断 ドキンダムX》のほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):禁断解放後⇒[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]|

このキーワードをタップすると以下の説明が表示される。
|カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。封印されているクリーチャーは無視される。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。自分のメインステップに、マナを5支払うことで、自分の禁断クリーチャー以外のクリーチャーの上から、封印1つを墓地に置くことができる。|

**ルール [#rule]
***TCG版を踏襲している点 [#hdfa5d5d]
基本的な以下のルールはTCG版の[[封印]]と同様である。

-カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。
-封印されているクリーチャーは[[無視]]される。
--封印されているクリーチャーもバトルゾーンの[[上限枚数]]7つの1つにはカウントされる。
-[[コマンド]]が出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。

-[[《悪魔龍王 ドルバロムD》]]などの、「(バトルゾーンにある)[[カード]]に対して影響を与える能力」の影響を受ける。つまり、いわゆる[[カード指定除去]]でP'S封印を外せる。
--ただし、「カード1枚を破壊する」といったテキストはP'S封印の登場に伴い、[[エレメント]]指定除去へとテキスト変更されたため、TCGで[[《禁断 ~封印されしX~》]]のクロックを進めるために使われていた[[カード指定除去]]は軒並み使えなくなっている。

//以下の挙動については現時点では不明。

//-[[カード指定除去]]は封印を選べるのか。また、[[《禁断 ~封印されしX~》]]のように1つのオブジェクトが2枚以上の封印を含んでいた場合、任意の場所を選択可能か。

***TCG版との変更点 [#t9f78e67]
封印を外す手段に以下の手段が新たに追加された。

-自分の[[メインステップ]]に、マナを5支払うことで自分の[[禁断クリーチャー]]以外のクリーチャーの上から封印1つを墓地に置くことができる。
--コストを支払ってP'S封印を外せるのは「[[禁断クリーチャー]]以外のクリーチャー」のみである。以下のエレメントに付けられたP'S封印はコストを支払って外すことはできず、従来通りコマンドを出すなどの方法に依る必要がある。
+++[[《禁断 ~封印されしX~》]]([[禁断の鼓動]])など、クリーチャー以外のエレメント
+++禁断解放した後で再封印された[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]、禁断機動待ちの[[《禁断機関 VV-8》]]などの[[禁断クリーチャー]]

以下のルールは、TCG版の封印とは完全に異なる。

-クリーチャーに[[付与]]されていた[[効果]]は、封印を付けた時点で''全て失われる。''
--TCG版においては、既に付与されていた効果は封印の前後で変動しなかった。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/45072/]]

-封印を外すタイミングは、カードを(連続で)[[使った>使う]]後、「(このクリーチャーが)バトルゾーンに出た時」の解決前である。
--TCG版には以下のQ&Aがある。
>Q.自分の封印の付いた水のクリーチャーがバトルゾーンにいる状況です。&br;自分は[[《サイバー・I・チョイス》]]と[[《邪魂転生》]]の2枚を「S・トリガー」で使用宣言しました。&br;先に[[《サイバー・I・チョイス》]]を召喚してバトルゾーンに出した場合、[[《邪魂転生》]]を唱えるのと、封印を外すのはどちらが先ですか?
A.封印を外すのが先です。&br;質問の状況では封印を外してから[[《邪魂転生》]]を唱えるので、封印を外した水のクリーチャーと《サイバー・I・チョイス》の2体を《邪魂転生》の効果で破壊できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/45907/]](2024.12.20)
<
--デュエプレでは上と全く同じシチュエーションが再現できるが、《I・チョイス》召喚→《邪魂転生》詠唱→封印外しの順番になり、元からいた水のクリーチャーは封印されているので破壊の種に選べない。
---[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の間には割り込めない。例えば、[[S・トリガー]]で[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]と[[《インフェルノ・サイン》]]が同時に捲れた場合、①《バトクロス》がバトルゾーンに出る、②《サイン》を唱える、③火のエレメントから封印を外す、の順で実行されることになる。[[《龍素記号 Sb リュウイーソウ》]]と併用して《サイン》を[[S・バック]]のタイミングで唱えた場合も同様。
--一方、[[cip]]には優先するため、例えば[[《死神の蘇生者シュタイナー》]]を出したことで墓地に置かれた封印がパワー7000以下のクリーチャーであれば、それを《シュタイナー》の[[cip]]で[[リアニメイト]]することは可能。

UIの扱い方もやや特殊である。

-「P'S封印された『盤面枠』」の形で存在している。
--[[《禁断V デカルパ》]]のように「P'S封印を1つ」のみを選べる効果があり、[[《禁断 ~封印されしX~》]]のように2枚以上の封印が付いたものにどの封印を外すかの選択肢はない。
--[[《チューン・アゲイン》]]のように「エレメント1つまたはP'S封印1つ」の2種類を対象に選べる効果があり、[[《禁断 ~封印されしX~》]]のように「[[エレメント]]でもあり封印付きでもある」ものは、自動的にP'S封印1枚だけが対象になる。こちらも2枚以上の封印が付いていても選択肢はない。
--基本的に、付いている封印の数は1ずつしか減らせないため、[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]が「これをもう一度繰り返す」といった書き方になっている。
例外として、[[《ハイドロ・フォーメーション》]]や[[《テック団の波壊Go!》]]や[[《悪魔龍王 ドルバロムD》]]といった「すべて」指定の[[カード指定除去]]の場合、付いている封印の数が2以上であっても、一発ですべての封印が外れる。

***正しいルールとは異なる可能性のある挙動 [#afdb14b5]

コマンドが出ることの封印外しは、[[待機]]が存在する。

-自分が[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]を出していて、''自分側に水のクリーチャーにP'S封印はある状態にする。''この状態で[[《マーシャル・クイーン》]]から[[《サイバー・I・チョイス》]]→[[《浄域の精霊ウルソフィア》]]→[[《アポカリプス・デイ》]]と連続して使うことで、自分のクリーチャーたちが破壊されるかわりに封印が付き、その後でコマンドである《I・チョイス》が出たことで自身含め水のカードから封印を外す処理が走り、[[《浄域の精霊ウルソフィア》]]からも封印を外せる。(コマンドが出た時点で存在していなかったカードから封印を外せてしまうということ。コマンド外しの発生源である《I・チョイス》自身はグレーアウトして選択できない。)続けて《ウルソフィア》による封印外しが行われ、最後にストックした[[cip]]が発動する。
--《I・チョイス》が出た時点でP'S封印が1枚もないときには、封印外しの処理は[[待機]]せず、何も起こらない。

-[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を破壊しておいて、[[常在型能力]]によりクリーチャーが即座に破壊される状況にしておく。自分側に闇のクリーチャーにP'S封印はない。[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]を出してから[[《ウェディング・ゲート》]]を唱えて闇のエンジェル・コマンドを2体出す。1体目が出ると同時に[[パワー低下]]で破壊されるかわりに封印を付け、2体目が出ると同時に[[パワー低下]]で封印を付ける。1体目のコマンドは封印外しが待機していないので何も起こらないが、2体目のコマンドが出たことで封印外しが1回発動し、対象が1つしかないため即座に封印が外れる。そのクリーチャーはパワーがマイナスでバトルゾーンにある。

**ゲームにおいて [#other]
新たな封印を外す手段の実装は、デュエプレには[[上限枚数]]の概念があり、バトルゾーン7体すべてが封印されてしまった場合、TCG版の[[封印]]では完全な詰みになりかねない状態を回避するためだろう。
-副次的な作用だが、従来[[カードを指定して>カード指定除去]]封印に直接触れる以外に外す方法のなかった[[無色]]クリーチャーの封印も容易に外せるようになった。

新たに封印を外す手段が増えたことで、TCG版の封印と比べて除去として弱体化したようにも思えるが、盤面が埋まってる状態だと進化クリーチャー以外でコマンドを出すことによる封印外しはできなくなっている。封印を外すのに5マナ支払うのも決して安いコストではないだろう。

封印も外せる除去カードと封印は外せない除去カードを区別できるようにするために、[[エレメント]]の概念が導入され、一部のカードのテキストがカード指定からエレメント指定に変更された。

-デュエプレの[[カード指定除去]]は、[[進化クリーチャー]]や[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]や[[《極真龍魂》>《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》#ryukai_link]]など複数枚で1つになるカード群に、一部分を抜き取ることができない。[[DMPX-01]]登場後も[[カード指定除去]]を維持された効果([[《ハイドロ・フォーメーション》]]など)は、言い換えれば「封印またはエレメントを」としてカードの移動を扱うようになっただけである。[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]などテキスト修正された効果に関して、[[DMPX-01]]まででできていたことができなくなることはない。

相手クリーチャーの無力化に目が行きがちだが、デュエプレでは希少だった相手への[[アドバンテージ]]を与えない[[山札破壊]]でもある。1体に1枚と数は少ないものの、相手の盤面を乱しつつ山札を削れるため[[コントロール]]どうしの睨みあい等では勝敗を決することもあり得る。

封印されたクリーチャーはタップ状態と同様にグレーアウトし、その上から封印のマークと数が表示される。そのため、TCGと比べて一見して元の位相がわかりづらいのはやや難点。TCG同様に位相は封印後も維持されて[[アンタップステップ]]や他のカードの効果で変化することは無いため、間違えないようにしたい。そのクリーチャーの情報を確認すれば元の位相が表示される他、元がタップ状態の場合は封印の下でやや見えづらいがタップ状態を表す矢印も表示されている。

**参考 [#reference]
-[[用語集]]
-[[キーワード処理]]
-[[封印]]

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[[公式Q&A>公式Q&A#cfc6dcf9]]

>Q.《ファントム・バイツ》の効果でパワーを-2000されている《ボルシャック・ドラゴン》の上にP’S封印が1つ置かれました。その後、そのP’S封印が外れた場合、《ボルシャック・ドラゴン》のパワーは-2000されたままですか? 
A.いいえ、パワーは-2000されず、元の6000に戻ります。&br;クリーチャーにP'S封印が上に置かれた場合、それに付与されていた効果はすべて失われます。
[[引用元:https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-664]]

&tag(用語集,キーワード処理,除去,無視,封印,P'S封印 (デュエプレ),自己P'S封印 (デュエプレ),P'S封印解除 (デュエプレ));