殲滅返霊(せんめつへんれい)

「殲滅返霊N 返霊アイコン-(効果)」とは、「このクリーチャー攻撃するとき、自分または相手の墓地からN枚、または双方の墓地からN枚ずつ選んでもよい。それらを持ち主の山札の1番下に好きな順序で置く。このようにして選んだN枚につき1回、(効果)を生成する」を意味する誘発型能力である。

返霊の上位能力で、現在《時空の封殺ディアス Z》のみが持つ。
自分の墓地だけではなく、相手の墓地コストとして使用することができることが強みであり、これによって1回の攻撃で最大2回まで返霊能力を使用できる。

時空の封殺ディアス Z(ゼータ) SR 闇文明 (8)
サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ドラゴン・ゾンビ 7000
E・ソウル
殲滅返霊4(このクリーチャーが攻撃する時、自分または相手の墓地からカードを4枚選んでもよい。あるいは両方の墓地からカードを4枚ずつ選んでもよい。選んだカードを好きな順序で持ち主の山札の一番下に置く。こうして選んだカード4枚につきこのクリーチャーのHR能力を使う)
HR−相手は、バトルゾーンまたは手札から自身のカードを1枚選び、山札の一番下に置く。
W・ブレイカー
覚醒−自分のターンの終わりに、そのターン、相手のクリーチャーが3体以上バトルゾーンを離れていた場合、このクリーチャーをコストの大きい方に裏返す。
覚醒後⇒《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》

同じ返霊の上位能力である地獄返霊と比べると、あちらは自分の墓地が続く限り返霊能力を使用できるのに対し、こちらはコストは支払いやすいが、最高で2回までしか返霊能力を使用できないことで差別化される。一概にどちらが上位かは比べられない。

注釈文の「HR能力を使う」という記述から間違われやすいが、返霊アイコン以下の文章は返霊能力の効果節の一部であり、独立した別の能力ではない。

  • 殲滅返霊のコストの支払い方法は、自分の墓地から4枚もしくは相手の墓地から4枚選んだ場合の返霊効果1回か、自分と相手の墓地から4枚ずつ選んだ場合の返霊効果2回のどちらかのみ。自分の墓地から8枚選んで効果を2回適用することや、自分と相手の墓地から2枚ずつで合計4枚として計算することはできない。

参考


公式Q&A

Q.相手の《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の「出た時」の能力で、相手は自分の墓地から呪文を2枚選びました。それらを唱えた後、山札の下に置く順番は自分と相手のどちらが決められますか?
類似例:《時空の封殺ディアス Z》の「殲滅返霊
A.自分の墓地のカードが選ばれた場合、持ち主である自分が好きな順番で山札の下に置きます。
どの順番で山札の下に置いたかは、公開しなくてかまいません。

+  総合ルール 401.4

引用元(2023.7.21)