《サイバー・
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サイバー・K・ウォズレック VR 水文明 (6) |
クリーチャー:サイバー・コマンド 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、コスト3以下の呪文を合計2枚まで、両プレイヤーの墓地から選ぶ。それらをコストを支払わずに唱え、その後、持ち主の山札の下に置く。 |
ウォズレックの審問 VR 闇文明 (2) |
呪文 |
相手の手札を見て、コスト3以下のカードを1枚選び、捨てさせる。 |
DMRP-09で登場した水/闇のサイバー・コマンドツインパクト。
クリーチャー面はコスト3以下の呪文を両プレイヤーの墓地から合計2枚踏み倒しで唱えるcipを持つ。基本スペックもパワー6000のW・ブレイカーと十分な性能。
cipの踏み倒し範囲は狭いので安易にコンボデッキには使いづらいが、単純に《ツインパクト・マップ》で手札を整えて《魂フエミドロ》でこのカードに繋がる6マナまで伸ばしてから、それらを1枚で再利用するだけでも強い。軽量級ハンデスを再利用するのにも適している。
専ら自分の呪文の再利用が優先されるだろうが、相手の墓地に《T・T・T》など強力な呪文があれば一考の余地はある。また、使用した呪文は山札の下に送られるため、相手の墓地回収などでの再利用を阻害できる点も覚えておきたい。
種族も優秀であり、水のコマンドなので《S級宇宙 アダムスキー》への侵略元になる。2019年7月1日にそれまでハンデス系統のデッキのフィニッシャーを務めていた《ヴォルグ・サンダー》はプレミアム殿堂に指定されたため、この点は無視できない。
呪文面はコスト3以下のカードをピーピングハンデスする。
序盤から狙って相手の2、3コストのカードを叩き落とせるため、相手の出鼻をくじきやすい。
しかしコスト4のカードは範囲外のため、相手が先攻の場合、先に《フェアリー・ライフ》などの2コストでマナブーストをされてしまうと、2→4の動きに対処できない。とは言え、ハンデスが出来なかった場合でも2コストで相手の手札が把握出来るため無駄にはならなず、中盤以降も腐りにくい。
呪文面でハンデスした呪文をクリーチャー面で自分が唱えられる上、使用した呪文面自体も再利用できるといった具合に、上下面でデザイナーズコンボを形成している。
cipの処理は以下の順序で行う。
登場前から、《ヒラメキ・プログラム》を使いまわしてループを行う【ウォズレックループ】というデッキタイプが既に考案され、環境での活躍が大いに期待された。
発売後は案の定【ウォズレックループ】が環境入りした。その後、【ウォズレックループ】の派生デッキ、【ウォズレックバジュラズテラ】も考案され、これも環境で大活躍を見せた。【ウォズレックループ】は、早ければ3ターン目、実戦では大体4〜5ターン目にはループに入ることができてしまうため、当然公式はこれを放っておくわけもなく、【ウォズレックループ】の中核を担う《ヒラメキ・プログラム》が2019年7月1日付でプレミアム殿堂に指定され、このデッキタイプは消滅した。
新殿堂施行後には【ロマノフシャコガイル】、【青黒ハンデス超次元】、【青黒GRハンデス】で使われている。特にハンデスコントロール系統では《黙示護聖ファル・ピエロ》が型落ち物と看做されるほどのスペック、汎用性を誇っている。序盤のハンデス呪文、軽量超次元呪文を使い回すことは元より、序盤から中盤に遅延札として使った《「本日のラッキーナンバー!」》を終盤の詰めに使えるのも大きい。パワー6000のW・ブレイカーと肉体面も悪くなく、《Wave ウェイブ》のGR召喚能力との相乗効果で打点形成にも役立つ。
《ヒラメキ・プログラム》のプレミアム殿堂時にはそれをリペアする形で【晩餐ウォズレック】が考案されるも、必要パーツの多さから環境入りには至っていない。
DMBD-09・DMBD-10発売から1ヶ月が経過した頃、【ハンデスデッドダムド】において相手のGR召喚呪文を利用しつつ侵略元を残せるクリーチャーとして着目された。同じ頃、殿堂レギュレーションと双・超マーク2ブロック構築の両方において単純な《卍 新世壊 卍》対策としての毛色が強くなった。
王来篇環境 (オリジナル)では、ミラーマッチ対策として【ゼロ・ルピアループ】に投入されるケースがある。《ゼロ・ルピア》、《希望のジョー星》に対して覿面に刺さるが、コンボ成立のために重要なリソースを削ってハンデスを行う訳なので、実際は好みによって稀に入る程度。
【JO退化】が流行すると【青黒緑ハンデス有象夢造】のようなハンデスデッキを中心としてその対策として使われるようになった。【白青黒ギャラクシールド】では《S級宇宙 アダムスキー》への侵略元としても重宝される。《生魂転霊》をハンデスされた際にそちらを復帰させる手段としてクリーチャー面を使うために【5色ガイアハザード退化】に採用される場合もある。
DM22-BD2・DM22-BD3期になると呪文面が【絶望神サガループ】対策になるとして【黒単アビスロイヤル】への採用が目立つように。【絶望神サガループ】自体がミラーマッチ対策として投入した上位入賞事例も。
その後、【晩餐ウォズレック】の完成形とも言える《蝕王の晩餐》型【絶望神サガループ】がついに誕生。《絶望神サガ》の自壊を引き換えにリアニメイトで《蒼狼の大王 イザナギテラス》に変換→《蒼狼の大王 イザナギテラス》で《蝕王の晩餐》を手札から唱えて《龍素記号wD サイクルペディア》にヒラメキ→《龍素記号wD サイクルペディア》で墓地から同呪文を唱えてこのカードのクリーチャー面にヒラメキ→このカードで《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》と《蝕王の晩餐》を唱えて頭数を増やしつつ再びヒラメキ連鎖…といった具合に大量展開できる。詳細は割愛するが、《超神星DOOM・ドラゲリオン》型とは比べ物にならないほどのループルートが存在し、あらゆる角度から即死を狙える。
過去の【ウォズレックループ】の多くは、《ウォズレック》を始点または中継地点としてヒラメキ、さらなる大型獣に繋ぐという手段をとっていたが、このコンボは《ウォズレック》こそが終着点であり、そこまでのカードは全てこのカードよりコストが低くルーターや初動として使えるカードであるという利点があった。《絶望神サガ》の高すぎる墓地肥やし性能もありこのコンボは環境を席巻し、その結果2023年8月11日に《蝕王の晩餐》が殿堂入りすることとなった。
クリーチャー側と組み合わせると強いデッキは軒並み規制され、【アーテルマトリクスループ】の登場後はこのクリーチャーまで使わなくとも環境で十分勝てるようになったため、王道篇時点では採用デッキは精々が一部の【黒単アビスロイヤル】や【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】程度のものとなった。アビス系統を見ると分かるように、デッキとのシナジーを重視しない単発1ハンデスがハンデスとして時代遅れになりつつあるため。クリーチャー側とのシナジーを重視した青黒緑コマンド基盤が既に時代遅れになりつつあるのも大きい。
DMRP-09で収録されたベリーレアの多色ツインパクトサイクル。
Q.《サイバー・K・ウォズレック》の能力で、自分の墓地から呪文を2枚選んで使うことはできますか?
A.はい、できます。両プレイヤーの墓地から、コスト3以下である呪文を合計2枚まで選ぶことができるので、各プレイヤーの墓地から1枚ずつでも、片方のプレイヤーの墓地から2枚でも、1枚だけでも選ぶことができます。
引用元(2019.7.2)
Q.《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の能力でチャージャーを持つ呪文を唱えた場合どうなりますか?
A.持ち主のマナゾーンに置かれ、山札の下に置かれません。
引用元(2019.7.2)
Q.バトルゾーンに種族ナイトのクリーチャーがいて、《サイバー・K・ウォズレック》を出し、墓地の《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》と、《蝕王の晩餐》を選び《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を唱え、コスト5のGRクリーチャーを召喚し、手札の《蝕王の晩餐》を唱え、《サイバー・K・ウォズレック》を破壊して、墓地から《邪眼皇アレクサンドルIII世》を出して、《サイバー・K・ウォズレック》で選んでおいた《蝕王の晩餐》を唱え、コスト5のGRクリーチャーを破壊して墓地から《サイバー・K・ウォズレック》を出し、《邪眼皇アレクサンドルIII世》の能力で、山札の下に置いた《蝕王の晩餐》をコスト無しで唱えることができますか?
A.はい、唱える事ができます。
引用元(2019.9.30)
Q.《卍 新世壊 卍》が出ていて、《サイバー・K・ウォズレック》の能力で、自分の墓地の魔導具呪文を唱えると《卍 新世壊 卍》の下に置けますか?
A.はい。《サイバー・K・ウォズレック》の効果で墓地の呪文を唱えた場合、《卍 新世壊 卍》の下に唱えたカードを置くことができます。
引用元(2019.10.7)
Q.《サイバー・K・ウォズレック》の「バトルゾーンに出た時」の能力で墓地から呪文を2枚唱える時、2枚目の呪文を唱えている間、すでに唱え終わっている1枚目の呪文はどのゾーンにありますか?
A.2枚目の呪文を唱えている間は、唱え終わっている1枚目の呪文は墓地にあります。
引用元(2020.2.26)
Q.自分の墓地に《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》がある状況です。自分は《魔王と天使のサイン》を唱え、効果で呪文側が闇のカードの《サイバー・K・ウォズレック》を、クリーチャーとしてバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。光か闇のクリーチャーを選ぶ能力ですので、水文明のクリーチャーである《サイバー・K・ウォズレック》を選ぶことはできません。
引用元(2021.2.19)
Q.《ガチャンコ ガチロボ》の「出た時または攻撃する時」の能力で山札の上から3枚を見せた時、《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》3枚が表向きになり、それらをすべて出しました。1体目の《サイバー・K・ウォズレック》の「出た時」の能力で、墓地から《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》の呪文側を唱えたのですが、2体目の《サイバー・K・ウォズレック》の「出た時」の能力は2度トリガーしますか?
A.いいえ、2度トリガーしません。1度だけトリガーします。クリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする前に《「大当たり!もう一本!!」》の効果を適用していなければ、能力は2度トリガーしません。
引用元(2021.10.22)
Q.相手の《海龍神クリスド》がバトルゾーンにいる状況で、自分の《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》の「攻撃する時」の能力で、墓地から唱えることのできない呪文を選び、山札の下に置けますか?
類似例:《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の「出た時」の能力
A.いいえ、選べませんし、山札の下にも置けません。カードの使用が禁止されている場合、使用するカードを選ぶこともできませんので、「そうしたら」や「その後」の処理を行うこともできません。
引用元(2022.2.18)
Q.《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》が持つ「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力で3枚の呪文を墓地から唱える際、1枚目の呪文を唱えている間、2枚目、2枚目の呪文は保留状態になっていますか?
類似例:《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》
A.はい、唱えようとしている残りの呪文もすべて、保留状態になっています。ですので、例えば、1枚目に唱える呪文が《超次元エクストラ・ホール》だった場合でも、その効果で保留状態になっている残りの2枚は選べません。
(総合ルール 409.1e) 引用元(2022.9.20)
Q.《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の「出た時」の能力には「両プレイヤー」と記載がありますが、4人対戦ではどのように処理しますか?
A.相手1人を指定し、自分か指定した相手の墓地から呪文を唱えます。
引用元(2023.2.10)
Q.自分の《龍素記号wD サイクルペディア》がバトルゾーンにいる状況です。
自分の《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の「出た時」の能力で、自分の墓地にある呪文を2枚選びました。
《龍素記号wD サイクルペディア》の置換効果がありますが、1枚目の呪文を唱えた後、2枚目の呪文を唱える前に1枚目の呪文を山札の下に置くことになりますか?
A.はい、1枚目に唱えた呪文を山札の下に置いてから、2枚目の呪文を唱えます。
《サイバー・K・ウォズレック》の能力で唱えた呪文は、本来であれば2枚唱えてからまとめて山札の下に置きますが、1枚唱え終えるたびに《龍素記号wD サイクルペディア》の置換効果が適用されるため、1枚ずつ山札の下に置くことになります。
引用元(2023.6.23)
Q.《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》がバトルゾーンにある状況です。
このターン中、自分はすでに呪文を3枚唱えているのですが、《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》を出して、「出た時」の能力で墓地の呪文を選べますか?
A.はい、選べます。
選んだ呪文は唱えられないので、何もせずに選んだ呪文を山札の下に置きます。
引用元(2023.6.23)
類似裁定(2023.7.21)
Q.相手の《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の「出た時」の能力で、相手は自分の墓地から呪文を2枚選びました。それらを唱えた後、山札の下に置く順番は自分と相手のどちらが決められますか?
類似例:《時空の封殺ディアス Z》の「殲滅返霊」
A.自分の墓地のカードが選ばれた場合、持ち主である自分が好きな順番で山札の下に置きます。
どの順番で山札の下に置いたかは、公開しなくてかまいません。
(総合ルール 401.4) 引用元(2023.7.21)
Q.《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》の呪文側を唱えて、効果で相手の手札から《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》を捨てられますか?
Aはい、選んで捨てさせることができます。《輪廻暴炎》がコスト3ですので、「コスト3以下のカード」として選べます。
引用元(2021.10.22)