効果能力によってゲームにもたらされる影響のこと。 カードが持っている能力は、そのテキストに従って何らかの効果を生成する。
ただし、状況によっては効果の生成の前後でゲームの状態に変化がない場合もある。例として、バトルゾーンにクリーチャーがいない状況での除去があてはまる。 なお、「攻撃できない効果」を無視する《ダイヤモンド・ソード》が「召喚酔いルール」も無視できたり、「クリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果」を無視する《轟破天九十九語》が「コマンドが出た時に封印を外す状況起因処理」も無視できたりするが、これは注釈文に合わせたためであり、ルール上は能力によって生じたもの以外は効果に該当しない。本来ならば、それらはテキストの修正が必要である。 ルール
「能力」と「効果」の違いデュエル・マスターズでは、能力と効果は別物である。能力はカードが持つもので、効果は能力によって生じる事象である。 よく「このカードは〇〇という効果を持つ」といった表現が見受けられ、当wikiでもそうした記載が散見されるが、結果的に効果が発生するため厳密には誤りではないが、適切な表現とは言いがたい。 効果は、ゲーム中に能力が解決されてから、または常在型能力が条件を満たした瞬間から始めて発生することになる。 また、よくカードのテキストに「呪文の効果」と書かれているが、正確には呪文能力の処理(呪文の解決)によって発生している効果のことを指している。厳密に表記するならば「呪文による効果」等となる。 デュエル・マスターズ総合ゲームルールのVer.1.17では、「効果を持つ」という表現が一部に見受けられる[1]が、カードに対して使われてはいない。 「能力」と「効果」を混同するプレイヤーはかなり多いが、この違いをはっきり認識しないと、思わぬルールトラブルを招いてしまうことがある。 実際にこの違いが分からずに、2015年度全国大会「デュエルマ☆スターカップ」日本一決定戦決勝トーナメントにおいて、「能力を無視する」と「効果を無視する」を混同してしまったことによるトラブルが発生してしまった。
待機するのは能力か効果か上記の通り能力はクリーチャーが持つもの、効果はそれによってもたらされる影響の事なのだが、その中間である「能力によって誘発し、待機し、解決によって効果をもたらすもの」について、それを「能力」と呼ぶのか「効果」と呼ぶのかについては定まっていない。 デュエル・マスターズ総合ゲームルールのVer.1.17では、「能力が誘発[2]」「効果が誘発[3]」「能力が待機[4]」「効果が待機[5]」「能力を解決[6]」「効果を解決[7]」と、上記の「効果を持つ」と同様に表記揺れしている。
その他ソリティアを行っている最中に処理待ちの効果を忘れて正しく実行することができなくなった場合、それが大きくゲームの流れに影響するなら反則負けになる。 参考[1] 101.5b、206.3、206.4、609.4など [2] 112.3f、114.3など [3] 111.2a、114.4など [4] 603.3bなど [5] 506.3、507.2dなど [6] 605など [7] 101.4a、111.2aなど |