聖拳編(エターナル・アームズ)背景(はいけい)ストーリー

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該当弾


概要

ストーリーは、闘魂編から続いており、ドラゴンメカ・デル・ソルの戦いが未だ続いている。
文明間戦争はシリーズ序盤で終わりを告げており、無限軍団やデュアル進化、5体の「王」などの勢力争いに発展していく。

DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」

「伝説の進化ドラゴン」達と光文明の長すぎる戦いは、世界を大きく荒廃させていた。
一人で生き抜くことが不可能に近い、地獄のようになってしまった世界。多くの者達が傷付き、彼らは絶望の中で祈る事しかできなかった。しかしその中で、異文明との融合によって個々の能力を飛躍的に強化する技術が確立される。支援しあう文明間の融合技術は各地へと伝播し、多くのレインボー獣たちが誕生し始める。

その頃も継続されていたドラゴンと光文明の戦いは、次々と新たな戦士たちを生み出す光文明が少しずつ優勢となった。その中で己の死期を悟った一体のアース・ドラゴンアーマード・ドラゴンと融合、誕生した《無双竜機ボルバルザーク》メカ・デル・ソルガーディアンの大軍団に甚大な被害を与える。

こうした事態に対し、水文明のサイバーロード達は月に眠るサイバー・ムーン達を起動させて光文明を支援。より大きな力の衝突は生命を宿した鉱石である新種族スピリット・クォーツを生み出す。突如世界に出現したスピリット・クォーツの大軍団は各地に混乱をもたらす事となった。

DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」

異文明融合技術は超獣たちの肉体のみならず、異文明間の呪文の融合までも可能とした。このようにして生み出されたレインボー呪文は、ただの一唱えで複数の文明の力を同時にもたらし、それまでの常識ではありえない威力を発揮した。

もはや誰の目にもレインボー化が時代の流れであることは明らかな中、一部にはその波に乗り遅れるものもいた。融合になじめなかった者は時代から取り残され、居場所を失い、レインボー獣に憎悪を向け始める。

自分の文明に誇りを持つ集団は徒党を組み、レインボーに対し無差別な襲撃を行った。彼らは自らを「無限軍団」と名乗り、驚異的なまでに強い繋がりを持つ組織となった。その繋がりから、レインボー以上の力をも発揮しうる新たな能力、ウェーブストライカーが誕生する。強大な力を得た「無限軍団」は、レインボー軍を蹂躙し続けた。

DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」

「無限軍団」の猛襲に対し、レインボー軍は緊急に会談を行い更なる協力体制を確約。度重なる研究の末に、複数の種族からの進化を可能とする新技術、デュアル進化の完成にこぎつけた。周辺種族にも進化のチャンスを与えたこの技術によりレインボー軍は驚異的な奇襲能力を獲得。《超機動魔獣ギガランデス》率いるレインボー軍団は「無限軍団」を劣勢へと追い込み、壊滅させる。

その後、デュアル進化を得、慢心したレインボー獣達は、その攻撃の矛先を「遅れた者」、つまり「デュアル進化しないレインボー獣」へと向けた。デュアル進化に加われぬものは蹂躙される、「デュアル進化」による恐怖政治の時代が始まるかと思われた。

しかし、ある日を境に世界は一変する。
自然文明の秘境、全生命の源である仙界から、「星の命の炎が輝く時」に復活するとされた「封じられた魂」、5体の「王」が目覚めたのだ。
王たちの名は、《英霊王スターマン》《蛇魂王ナーガ》《聖獣王ペガサス》《太陽王ソウル・フェニックス》、そして《暗黒王デス・フェニックス》
王たちは復活してすぐに、彼らの不在中に覇を争っていた当時の支配者達に対する処分を開始する。

「伝説のドラゴン」の1体にして、大陸を支配する力を誇る《超竜バジュラ》さえも、5体で最も非力な《英霊王スターマン》に一撃で倒されてしまう。王たちの絶望的なまでの強さに、普通のクリーチャー達はもちろん、「無限軍団」やレインボー集団さえも完全に沈黙。敵になることすらできない「王」に対し、ほんの気まぐれで滅ぼされてしまう恐怖が世界を包む。

DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」

王たちの力に全生命が怯える恐怖政治の中、各文明は最後の手段として、「敵対文明との融合」を試みる。相反する力を一つにまとめ上げた新たなレインボー獣たちは、それまでのレインボー獣を超える力を見せた。そうして生まれた戦士たちは勇敢に王たちへと戦いを挑み善戦するも、王たちはこれすらも軽く退けてしまう。打つ手の無くなった各文明は、絶望で包まれた。

その時、仙界において大噴火が発生する。
噴火口より炎を纏って現れたのは、居るはずの無かった「第六の王」、《龍炎鳳エターナル・フェニックス》であった。その力の誕生は世界中に伝わり、5体の王たちは自らの地位を守るべく、エターナル・フェニックス目指して仙界に集結する。

しかし、第六の王の力は圧倒的であった。その炎の一撃によって、スターマン、ナーガ、ペガサスの3体の王が一度に焼殺されてしまう。そしてエターナル・フェニックスは、残る2体の王たるフェニックスを相手に戦い始めた。

王たちの戦いは、一週間にもわたった。大地が震え、空間に絶叫がとどろき、衝撃波が走り、光線が降り注ぎ、多くの命が一瞬で失われる。地獄絵図となった世界で、被害は各文明にもたらされた。

8日目の夜明けに、争いの音は止まり、突然空には七色の光を放つ光球が浮かび、それが弾けた。その瞬間、世界を嘗め尽くす炎は治まり粉塵の雲層は消え、世界の全てが虹色に煌いた。
このとき、世界に《太陽王ソウル・フェニックス》《暗黒王デス・フェニックス》、そして勝利したはずの《龍炎鳳エターナル・フェニックス》の姿は、どこにも無かった。

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参考