闘魂編背景ストーリー
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該当弾
概要
このシリーズからラスボスの存在が導入され、以降のシリーズでもその形式を踏襲することになる。また、文明間の生存競争を行いながらも文明という枠組みに疑問を抱く者もストーリー上に現れ、これが聖拳編背景ストーリーへの伏線となる。
各文明はサバイバー軍団を迎撃。それぞれが応戦し、窮地に陥ったサバイバー軍は倒れゆく仲間と融合、強大な進化クリーチャーへと進化を果たす。
進化サバイバーは各文明と激戦を繰り広げるも敗北、各文明は大きな脅威を取り除くことに成功する。
この敗戦の結果サバイバー達は滅んだかに思われたが、実際は密かに生き延びていた。元より劣悪な環境で生存してきた彼らは、その過酷な生活の中で培っていた強靭な生命力によって絶滅を免れたのである。
戦後の彼らは休眠状態に移行。再び歴史の表舞台に登場するのは、幾星霜もの年月を経た後のことになる。(DMD-26)
光はDM-04での闇への粛清に続いて、同じく世界に混迷をもたらす好戦的な火文明に狙いを定めた。
ライトブリンガーはグラディエーター、イニシエート、レインボー・ファントムといった種族を次々と火の火山要塞に派遣。感情のない光の無慈悲な攻撃は、火の民の命を次々と奪っていく。
しかし、元来対立していたはずの火の主要種族ドラゴノイドとヒューマノイドが、文明の危機に結託。
山中深くに隠された巨大兵器(《インビンシブル・フォートレス》)により、火山要塞に押し寄せる光への迎撃を成功させ、さらには伝説の白竜《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》も蘇り、光の部隊を焼き尽くす。
火の部隊は逆に光の天空都市へと反撃侵攻を始める。反撃の口火を切ったのは《機神装甲ヴァルカイザー》率いるヒューマノイドと、ドラゴノイド&アーマード・ワイバーンとの連合軍である。
闇文明はDM-05に続き自然への侵攻を繰り返していたが、機を見て部隊の一部を火の援軍に派遣。ダークロードの魔術実験で生み出されたモンスター《超幻獣ドグザバル》は光の空中都市を破壊しつくす。
水のサイバーロードたちは傍観を装いながらも《アストラル・メデューサ》をバイオテクノロジーで生み出し、気象を操ることで光のシステムを混乱させ、何の思惑か火と闇の部隊を援護した。
長くの戦闘で光の空中都市は荒廃してしまったが、光の部隊は《綺羅星の精霊ガリアル》などのエンジェル・コマンドの活躍で火と闇の部隊を追い返すことに成功。中心部シルヴァー・グローリーはかろうじて損傷を免れる。
この頃、度重なる文明の無意味な戦役を憂う火と自然の若者によって、バーニング・ビーストが結成される。彼らの行動はDM-08で大きなうねりを生み出していく。
また、戦闘に敗れた光のライトブリンガーたちは水の恐ろしき野望をキャッチ。一部のリキッド・ピープルを秘密裏に離反させ、その対抗策とする。(《アクア・エージェント》、《ウォール・クラスター》)
バーニング・ビーストの目的とは、古代に封印されたとされる3種類のドラゴンを復活させることにより、その力で戦争を続ける各々の文明圏を破壊することだった。
《怒髪の豪腕》は情報収集により、サイバーロードの実力者《エンペラー・アクア》による、《インビンシブル・テクノロジー》を用いての全生物滅亡兵器の製造計画が持ち上がっていることをメンバーに伝える。この計画を打ち壊すためにも、ドラゴンの復活は唯一の手段のように思えた。
光によって離反させられたリキッド・ピープル以外にも、元来自我を持っているピープル達の一部は《エンペラー・アクア》に反逆(《アクア・グラップラー》、《アクア・レンジャー》)。計画を阻止しようと奮起する。
かくして、バーニング・ビーストの手より、火の火山地帯からボルケーノ・ドラゴン、フィオナの森の滝つぼからアース・ドラゴン、闇の地下世界からドラゴン・ゾンビがそれぞれ復活。
サイバーロード達の計画は暴れ始めたドラゴンの攻撃で頓挫する。
しかし誰も止められなくなったドラゴン達はますます各地で暴威を繰り返す。
力を養っていた光は、満を持して対ドラゴン兵器の切り札「メカ・デル・ソル」を出撃させる。
多くの文明の民はこの状況に混迷を極め、種族間の繋がりを深めて身を守り始めた。(DM-09)
文明の指揮系統は混乱し、これらは生き残る力を求めたクリーチャー達によるDM-10での文明の混在・融合化へと繋がっていく…。
(全方位カードファイル3&4、各カードのイラストやフレーバー、DMD-26などより)
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参考