スピリット・クォーツ(種族)

すべての文明で構成され、かつ全部多色クリーチャーである種族
デッキとしてのスピリット・クォーツ→【スピリット・クォーツ】

イラストは、宝石のように煌びやかに描かれている。
命名のルールは「〜(漢字2文字)の…」であり、後の部分には鉱物の名前(稀にもじられる)が使われることが多い。進化クリーチャーはいずれも「永○の〜」の《永刻のクイーン・メイデン》《永遠のジャック・ヴァルディ》がおり、左右がそれぞれの文明の色をした人型に近い容姿で、髪の毛に相当する部分が腕のようになっている。

多種族冠詞は「魂晶」。

不屈のウレックス UC 闇/火文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 3000
相手はこのクリーチャーをタップできない。
永刻のクイーン・メイデン UC 水/自然文明 (3)
進化クリーチャー:スピリット・クォーツ 6000
進化−自分のスピリット・クォーツ1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カード名を1つ選んで言う。自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが選んだカードであれば、自分の手札に加える。それ以外のカードであれば、自分のマナゾーンに置く。
W・ブレイカー

背景ストーリー上出身元の文明がなく、同じく独立性の高いロスト・クルセイダー以外の種族をかけ持つこともないため、能力の統一性が全くない。その持っている能力も個性の薄いものやピーキーなものが多く、スピリット・クォーツ同士で強化しあうような能力も持ち合わせていない。無論、周りからスピリット・クォーツをピンポイントで補佐するカードも存在しない。よって、この種族進化元にもつ《永刻のクイーン・メイデン》を使ったデッキ以外で、この種族コンセプトにしたデッキを作る意義はほぼ皆無と言える。(寧ろ作ろうと思っても作れるものではない。)

総合的に見てピーキーな能力を持つ者が多く、多色が前提条件なのも相まってどれもこれも運用がピンポイントで非常に難しい。堅実な能力を持つ者もあるが、それらは逆に準バニラなど不器用なものばかり。数はそこそこあるが、環境視点でみると《永遠のジャック・ヴァルディ》《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》以外影が薄い。
それ以外のカードは使われるとすれば多くは多色デッキのマナ基盤兼補助カードとして色が合うスピリット・クォーツが1~2枚挿される程度(例えば「青黒赤のデッキに同じ色の《惨劇のアイオライト》がマナ基盤兼下級アタッカーとして投入される」等)だろう。
ただ、《魔魂葬のサードニクス》《晶鎧亜スペクトライト》など、ピーキーな能力の中にはデッキビルダーの心をくすぐる魅力的なものもあるので、是非確認しておきたい。

  • 極神編では「スピリット・クォーツ」ではなく、「スピリット・クオーツ」と書かれている。もちろん、同じ種族として扱う。
  • クォーツは鉱石の一種である「石英」を指し、水晶やオパール、黒曜石などの宝石類を含む。
    スピリットは霊魂、精霊、神霊などの超自然的存在を指すため、背景設定を踏まえると種族名は「精霊の如き鉱石」「魂を持つ鉱石」といったニュアンスであると思われる。

スピリット・クォーツを進化元とするカード

同じく多色限定の種族であるロスト・クルセイダーとは異なり、種族進化が存在する。

スピリット・クォーツ(種族カテゴリ)

スピリット・クォーツとある種族

参考