《ドラマチック息子(むすこ)》

ドラマチック息子 VR 火文明[ジョーカーズ] (4)
クリーチャー:ジョーカーズ 5000
自分のターン中、自分の山札の上から1枚をいつでも見てもよい。
自分のターン中、ジョーカーズ・クリーチャーを自分の山札の上から召喚してもよい。(コストは支払う)
自分の手札または山札の上にあるジョーカーズ・クリーチャーすべてに「J・O・E 2」を与える。(「J・O・E 2」を持つクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。こうして出したら、このターンの終わりに、それを自分の山札の下に置く。そうしたら、カードを1枚引く)
自分のジョーカーズすべてに「スピードアタッカー」を与える。

DM26-RP3で登場したジョーカーズ。

リメイク元である《ドンドド・ドラ息子》の能力を拡大解釈したような、風変わりな複数の常在型能力を持つ。
各能力は連動しており、それぞれがシナジーするようになっている。

大前提、ジョーカーズ全体にスピードアタッカーを与えることが《アーサー・ポンアタイム》を鼻で笑えるコスト4で行えるのはそれだけで非常に強力。
《ガンバトラーG7》と異なり素のコストから軽いので下準備は必要なく、Jチェンジ・Jクライム4で飛び出してそのターン召喚、キリフダッシュした次なるアタックトリガー持ちを走らせるような初動のビッグアクションを巻き起こせる。
更に小粒を並べて一斉攻撃という行為が、後述の能力により強烈に支援される。

一つ目の能力は、自ターン中に限り山札の上から1枚目をいつでも見てもよいというもの。
二つ目の能力は、こうして見ている山札の上のジョーカーズクリーチャーをそのまま召喚できるというもの。
《斬龍電融 オロチリュウセイ》や《四番鯨 リビングハザード ParSum.》にも見られる能力で、既存のそれらはハンデス耐性のある手札が1枚増える程度の認識に過ぎなかったが、このクリーチャーの場合は下記のコスト軽減が入ることで様相を大きく変える。
代わりに、《とこしえの超人》など手札以外からクリーチャーを出す行為を咎めるメタカードには弱いため、《極智秘伝ローゼス・チューン》などを使い山札の上からクリーチャーを召喚する前提で仕込む際には十分注意すべき。

続く三つ目の能力では、手札と山札の上にあるジョーカーズ・クリーチャーにJ・O・E2を与える。《ドンドド・ドラ息子》のものを文明問わず使えるようにした強力な能力で、シンプルにマナカーブの繋がる《メラビート・ザ・ジョニー》や《メラベンチャー・ザ・ジョニー》を繰り出すこともできるし、小型ジョーカーズをあるだけ投げつけるようなプレイも可能。山札の上からならリソースの減少はない。
複数体ジョーカーズを並べる必要のあるJビッグ1のような能力も1ターン中に揃えやすくなる。

このカードの性質に特化した運用方法として、色の支払いが必要ない無色のジョーカーズや、マナブーストができる《パーリ騎士》などのクリーチャーに軽減を入れて召喚すると、実質的に0コストで展開ができる。これを山札の上から行えば次なる山札の上が更新されるので擬似キャントリップとして働き、対象のクリーチャーか山札そのものが尽きるまで連鎖させられる。

懸念点として、軽量のジョーカーズを多量展開した後で起こせるアクションが直線的であることと、コスト構成の偏りによるデッキパワーの低下が挙がる。
このコンボを完遂した上でフィニッシュまでつなげるには、四つ目の能力である味方ジョーカーズへのスピードアタッカー付与を活かした総攻撃が順当か。マナが1枚でも起きていれば《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》や《ガンバトラーG7》といった大型フィニッシャーを着地させることが可能で、過剰打点を組みつつ山札を掘り続けるため目的のカードとそれに見合った状況に到達する再現性は十分にある。
ただし、連鎖の途中でそのようなカードが挟まると展開が途切れてしまうため、《ジョジョジョ・ジョーカーズ》など山札の上のカードを別の場所に送り返す手段を用意するなどして対策することが望ましい。
ワンショットに失敗しても、J・O・Eで展開した量と同じだけドローして次のターンに備えられる点は安心材料と見れないこともない。一方で、その返しに《流星のガイアッシュ・カイザー》や《真気楼と誠偽感の決断》を突き付けられると、先述のデッキパワーの都合上まともにカウンターを受け切れないため、対面によってはそのターン中に決め切るという覚悟でソリティアを始めることになるだろう。

文明バランスは難しくなるが《王道ダチ ケントナーク》も2コストで出して4マナアンタップするようになり、Jビッグ1持ちやアンタップインマナブーストを絡めれば同様に連鎖的展開が望める。こちらの方がデッキ全体のカードパワーの担保はできるだろう。
《熊四駆 ベアシガラ》も単色さえマナに行ってくれれば差し引き0マナになるため、《タイク・タイソンズ》や《ホッタレマン》のJチェンジから繋げてすぐにコンボに突入する線もあるだろう。

総じて、新規性の高いアプローチながら突貫的にデッキの流動性を引き上げる、ドラマチックな1枚と言える。

  • 能力の注釈および本項の記述の通り、J・O・Eは支払うコストに下限を設けない。
    このため、《ドラマチック息子》が2体いれば4コスト、3体いれば6コストという風に、無色ジョーカーズを0コストで召喚できる範囲は広がっていく。ただし、《ヤッタレマン》のような別の軽減能力を適用すれば、下限も共有してしまう点には注意。

関連カード

収録セット

参考