《ブレイズ・キャノン》
火のカードしかマナゾーンになければ自分のクリーチャーはすべてW・ブレイカーとパワーアタッカーを得る。 効果そのものは悪くないが、「火文明のみのデッキで(一応多色を絡めることも可能だが)7マナ溜まるのか」、という根本的な問題があった。 チャージャーやら何やらを絡めて達成できなくもないが、そこまでして使うようなカードかと言われれば微妙。 W・ブレイカーが欲しければ《スネークアタック》、パンプアップが欲しければ《雪要塞 ダルマンディ》など、もっと軽いものを使うことが薦められる。 文明こそ違うものの、《カンクロウ・ブラスター》と比べた場合には上位互換の塊のような性能があちらにはある。基本セット時代のカードゆえ致し方ないが、厳しい条件も合わせて見劣りは否めない。 やがてドラゴン・サーガで赤単デッキは大幅に強化されるようになったが、実質的な上位互換と言える《撃英雄 ガイゲンスイ》や《リンクウッドの魂燃焼!》が登場することに。 単色推奨の環境で追い風が来たかと思えば、インフレの波に押し流されてそのまま消え去ってしまった。
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