【白青黒赤ライブラリアウト】白は光、青は水、黒は闇、赤は火を指し、それらのカードによって構成される、ライブラリアウトを勝ち筋におく【除去コントロール】デッキ。 聖拳編当時メタゲームの中心デッキだった【アクアンホワイトブラック】、各種速攻デッキ、新興勢力の【ボルバルステロイド】、【ボルバルブルー】らに対抗するため、【青黒赤ライブラリアウト】にDM-11で登場した《魂と記憶の盾》や《宣凶師ベリックス》などの光クリーチャーを投入してできたデッキタイプである。 その後、プレミアム殿堂でライブラリアウトが全規制されるまで、環境によって少しずつ構成を変えていきながら、常にメタゲームの一角を占めていた。
ライブラリアウトの手段はマナ回収、墓地回収を絡めて山札破壊呪文を使い回す、というオーソドックスな方法を継承しているが、相手クリーチャーに対しての防御手段は全体除去からブロッカーにかかる比率が大きくなっており、《ブラッディ・イヤリング》程度しか優秀なブロッカーを揃えられなかった【青黒赤ライブラリアウト】に比べて格段に粘り強い。 文明の役割は大きく分けて 光:ブロッカー、呪文回収 となっていて、新たなカードが増えるたびによりよいパーツを当てはめ、グッドスタッフ的構成をとっていた。
一方、当時大半のプレイヤーが公式ルールである制限時間10分以内に山札を削り切れなかったため、山札破壊をあくまで妨害手段の1つと位置付け、《聖霊王アルファディオス》のようなフィニッシャーで詰める型を使う場合もままあった。 現在ではライブラリアウト系カードは根こそぎプレミアム殿堂になってしまったためこのデッキタイプは消滅したといっていい。制限されていないカードでなんとかライブラリアウトを狙うこともできなくないが、わざわざ勝ち手段を山札切れに頼らずとも、フィニッシャー型の【除去コントロール】を組んだ方が強いだろう。 デッキを動かすノウハウ自体は残っているため、動きはフィニッシャー型、ライブラリアウト型両方の各種【除去コントロール】デッキに継承されている。
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