資産ゲー
環境におけるメタデッキがスーパーレアやプロモーション・カードなどを多用する高額なデッキばかりになってしまう事。
ある一つのデッキが環境を完全に支配し、そのデッキを作るためのカードの値段が高騰して結果的に資産ゲーとなる事もある。
要は「資産が物を言うゲーム」「資産で勝ちを買うゲーム」に近くなるということであり、プレイヤーにとってあまり好ましい状態ではない。
懐事情はプレイヤーによって様々なので、プレイヤー間の格差が生まれ、新規参入者のハードルは高くなってしまう。
デュエマも、低年齢層をターゲットとしていることや、MTGのように公式プロプレイヤーの概念がないこともあり、プレイヤーからもそれらしい環境の変遷があれば批判が出て、開発側からもこれを止めたいという趣旨の発言がなされたことがある。
- 資産ゲーでなくとも、カードゲームを続けるにあたってはある程度の出費は当然覚悟しなければならないことは覚えておきたい。
- 実用性に関わらず人気が高かったり流通量が少ないがために高騰するカードや、新しいカードとのシナジーから突如レートが跳ね上がるカードもあるため、ファンデッキを構築する場合やコレクション目的でも考慮しておきたい。
- 逆に資産があまりにもゲームに影響しなくなると、今度は運ゲーに陥りかねない。
- 黎明期の標準的な環境級のスーパーレアのシングルカードレートは、王来MAX時点のそれの4分の1程度とされる。
- メタデッキが複数立つ環境は資産ゲーになりにくい。また、スタートデッキなどの構築済みデッキが無改造でもある程度の強さを出せるようになったのも、資産ゲーに対する回避策と取れる。
- あるトップメタのデッキやカードがいくら高額だからと言って、すぐに資産ゲーと決めつけるのは良くない。強いカードのシングル価格が高騰するのは当然であるし、むしろそのカードが手元に無い、または使わないのら、他のカードで勝てる戦略を編みだすことがあるべきプレイヤーの姿である。仮に資産ゲーであっても、安いデッキ、特に速攻デッキなどが勝率を伸ばす状況も十分に考えられる。
- 環境が資産ゲーという理由だけで高額なカードが殿堂入りされることはほとんどない。レートが高いカードは当然スペックが高いが、それがゲームの幅を極端に狭めるものでなければ、別の安いサポートカードの殿堂入りか再録で済ませられることが多い。
- 「環境デッキを倒せる安価デッキ!」という触れ込みで登場したデッキが、一発屋にならずに環境に残った結果、採用されているカードが高騰してしまうということもよくある。それでも「(相対的に)安価デッキ」として扱われることも多い。
参考