【ターボロマネスク】《龍仙ロマネスク》と《母なる大地》・《母なる紋章》のコンボで、重量級カードを軽々と運用するデッキ。 4、5ターン目に《光神龍スペル・デル・フィン》などのゲームセット級のクリーチャーを出すことが可能で、全盛期には手のつけられない強さとなっていた。
《フェアリー・ライフ》や《青銅の鎧》でマナブーストし、6マナ貯まった4〜5ターン目に《龍仙ロマネスク》を召喚する。 この時点で使っていないマナが最大4マナ(多色カードが置かれる場合を考慮)あるため、そのマナを使って《母なる大地》あるいは《母なる紋章》を唱え、ロマネスクをマナに送る。この時マナブーストした分を含めて10マナ前後あるはずなので、状況に合わせたフィニッシャーを出す。 その後は、増えたマナや他の母なる系呪文を使って、除去やランデスを繰り返して場をコントロールし、ボルメテウス系のクリーチャーでビートダウンして勝利する。 このデッキはロマネスクの効果が判明したときから考案されていたデッキである。 呪文ロックで【除去コントロール】などに刺さる《光神龍スペル・デル・フィン》、【速攻】相手にウィニーを一掃しシールドまで増やす《血風聖霊ザーディア》、どのデッキでも序盤に出されると致命的な《緑神龍ザールベルグ》など、いままでマナコストがネックで出しにくかった様々なバリエーションの強力なクリーチャーをあっさり出すことが出来る。 そのため様々なデッキのメタを張りやすく、このデッキが様々なデッキの可能性を無くし、《無双竜機ボルバルザーク》の様に環境をぶち壊してしまうのではないかという不安の声もあった。 実際、回ってしまうと手が付けられないが、4〜5ターン目という理想的な時間帯にロマネスクが出せないことが多く、そのため他の強力なデッキにも入る余地が多少あった事が明らかとなった。 ロマネスクが登場してから2回目の大会では、1回目の反省を生かして改良が施され、このデッキタイプは上位をほぼ独占することとなった。だが、さすがに公式もこの事態を重く見たようで、新たなレギュレーションであるプレミアム殿堂コンビが施行。このデッキは消滅した。 2009年4月15日、《母なる大地》のプレミアム殿堂・《母なる紋章》の殿堂入りに伴い、前述のプレミアム殿堂コンビも解除されることとなった。根本的なパーツの不足により、ターボロマネスクの再興は不可能であると判断されたためであろう。
主要カード参考 |