《フューチャー・ハンド》

フューチャー・ハンド UC 闇文明 (7)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のクリーチャーを1体破壊する。
▶相手のデュエリストを1つ破壊する。

DMEX-18で登場した呪文

相手のクリーチャー1体かデュエリスト1つを破壊するS・トリガー

王道篇現在エレメントであること以外謎に包まれた特性デュエリスト」のメタカードである。

同弾の《ルナ・デイブレイクΣ》も登場時点では未登場だったタマシードについてテキスト内で触れていたが、注釈文でカードタイプの例として挙げただけのそちらと異なり、名指しで破壊する効果となっている。そのためデュエリストが実際に登場してみないことには強いとも弱いとも言い難い。

カード指定除去エレメント指定除去に乏しい非クリーチャーを破壊できるのは純粋にメリットだが、後の《邪招待》と比べるとコストパフォーマンスが悪すぎるのも事実。登場時点では《デーモン・ハンド》他多数の下位互換であることも加味すると、コスト5以上で強力なデュエリストが登場してはじめて採用候補になるカードだろう。

その他

  • DMEX-18時点ではキーワード処理破壊」はクリーチャーにしか適用されなかったため、モードの2つ目は「デュエリスト種族に持つクリーチャーを破壊する」効果と解釈する必要があった。しかし、クリーチャーを数える単位が「1つ」なのはおかしい上に、情報解禁祭で「不明なカードタイプ」と紹介されたことと矛盾してしまう問題があった。
    • 2022年4月8日総合ルール改定により、クリーチャー以外も破壊されることが明文化された。また、2023年3月10日にエレメントという用語が登場し、デュエリストがクリーチャーではないことがさらにわかりやすくなった。
  • 「デュエリスト」は一般的にはデュエル・マスターズやその他一部のカードゲームにおいて「そのゲームをやっている人間」「プレイヤー」を指す語。しかし、公式Q&Aには「プレイヤーを指す言葉ではありません」との回答があったため、少なくともルール上ではプレイヤー以外の何かである模様。
    • あまりにも奇妙なテキストのためか、他社ゲームのカードである《EM稀代の決闘者》にメタを張っているカードとネタにされることがある。
  • デュエマあれから劇場 #8では???年後の未来から来た切札 勝舞が使用。デュエリストを破壊する効果によって過去の自分を抹殺しようとしたが、現代の切札 勝舞はしばらくデュエマに触れていなかったためデュエリストと判定されず無事だった。
    • なお、先述のQ&Aが掲載されたのは、この動画公開のわずか5日後。
      +  オチを含めた考察
  • 元ネタはMagic:The Gathering《蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss》と思われる。DMEX-18のオマージュ元のエキスパンション「未来予知」出身のカードで、こちらと同じく登場時点では存在しなかったカードタイプ「からくり」を名指しした能力を持っていた。
    • 「未来予知」から10年後の2017年にからくりは収録されたが、注目すべきはからくりを登場させるつもりはなかったというコラムである。
      そのため、デュエリストも存在を匂わせるだけで永遠に登場しない可能性も十分にありうる。

サイクル

DMEX-18のフューチャー呪文サイクル。いずれも未来フレームかつ、DMRP-06でフィーチャーされた呪文名称カテゴリに所属している。
フレーバーテキストでは、「もしも各文明のアイデンティティ形成の根幹に関わる要素が欠けていたら」というif世界線の様子が描かれる。

自然には存在しないが、《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》が未来フレームかつこれらと似たフレーバーテキストを持つ。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-18
    悪魔の存在しない闇文明。そこでは、主なきの存在が象徴を求めて強きものを求め続けるが、自らの手でことごとく握りつぶしてしまう。

収録セット

参考


公式Q&A

Q.デュエリストとはなんですか?
参照:《フューチャー・ハンド》
A.まだわかりません。ただ、対戦相手やプレイヤーを指す言葉ではありません。
引用元