フレーバーテキスト
カードテキストの下に書かれている、デュエル・マスターズの背景ストーリーを語る文章。
フレーバー【Flavor】とは風味・香り付けなどという意味であり、カードに色味を加える文章ということである。
各カードの、テキストが書かれている枠内の下のほうに、小さな文字で書かれている。デュエル・マスターズの空想世界を語るもので、書かれているカードが空想世界ではどんな活躍をしているのかを示している。
なお、これらはあくまでデュエルを盛り上げるためのものであり、基本的にはゲームのルールには全く関わりはない。
爆熱血 ナレ太郎 P 火文明 (3) |
クリーチャー:ヒューマノイド爆/ナレーター 3000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーのフレーバーテキストを読んでもよい。10秒以内で読めたら、そのターン、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。 |
赤城山バサラ P 闇/火文明 (0) |
デンジャラス・カード |
自分のターンのはじめに、このカードのフレーバーテキストを読んでもよい。デンジャラスでダイナマイトに読めたなら、そのターンに召喚したクリーチャー1体を選び、スピードアタッカーを与える。(このカードはチームの一人だけがゲーム中、一度だけ使える) |
形式としては、ナレーションのような客観的な記述、またはクリーチャーが喋っていることが多い。他にも、カードの効果を強く意識した主観的なものや、何らかの記録から抜粋したような形式も時折見られる。
- DM-01とDM-02のフレーバーテキストは中村聡(NAC)氏が手がけた。氏は著名なカードゲームプレイヤーでライターやゲームデザイナーでもあり、秀逸なものが非常に多い。
- フレーバーテキストが何らかの元ネタを持っているものもある程度存在する。(例:《花風の浪士ムネミツ》は陸奥宗光の言葉)
- 初期の頃は余白があるのにもかかわらずフレーバーテキストが書かれていないものも多かった。現在は改善されつつあり、特に戦国編のカードは今までよりも遙かに詳しく背景ストーリーを読み取る事が出来る。
エピソード2以降はバニラクリーチャーや能力の少ないクリーチャーに、背景ストーリーを扱う長いフレーバーテキストが記載される傾向にある。
- 弾数を重ねるとともに、フレーバーテキストは徐々に長くなっていく傾向にある。また、空想世界内でのクリーチャーの台詞がそのままフレーバーテキストとして用いられていると思われるものも増えている。
- また、弾数が増えるごとに、書かれているカードとは直接関係しなくても、背景ストーリーの出来事が書かれているカードも増えている。特にエピソード3以降のコモンからレアのカードに顕著。
- ゴッド・オブ・アビスでは背景ストーリー内の出来事を描写する際に、書かれているカードが当事者となっている、もしくはクリーチャー自身が口頭で何らかの言及をするフレーバーテキストが増えた。
- DMX-12に収録されているいくつかのカードはフレーバーテキストが連動しており、ゲームブックのようになっている。
- デュエル・マスターズ プレイスでは、全てのカードでフレーバーテキストが設定されている。
- 今までフレーバーテキストの記載が無かったカードはオリジナルの内容となり、記載があったカードには基本的にそのままのもの(複数あった場合はどれか一つ)が用いられている。まだゲームで登場していない比較的新しい弾のクリーチャーや種族に触れていたり、原作プレイヤーキャラクターの台詞だったり、内容がメタいものだったり、はたまた特に理由が不明な場合もあるが、一部のカードでは既存のものが存在していてもオリジナルが採用されている。
- オリジナルのものはクリーチャーや種族の特徴や歴史をわかりやすく伝えるものか、カードの能力やイラストから連想されるものとなっており、クリーチャーの台詞形式となっているものは台詞部分の「」が外されている。
- デュエプレのフレーバーテキストによって、背景ストーリーの設定が新たに判明したり、より明確に描写されることも多い。さらには、《ミロクの弟子 ニョライ》や《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》(キング・ロマノフ)のように、デュエプレのフレーバーテキストで初めて登場し、それがTCGに逆輸入されたクリーチャーやストーリーもある。
フレーバーテキストを参照する能力を持ったカード
参考