名称カテゴリ
カード名の一部に使われる語句のうち、その語句を指定した能力を持つカードが存在するカード群、またはその共通語句の俗称。
システム化されたのはDM-36の《啓示の精霊サンスクリッド》の登場による。
例えば《啓示の精霊サンスクリッド》は名前に《スパーク》を含む呪文を参照する。この能力によって《スーパー・スパーク》や《バリアント・スパーク》などの呪文を参照することができる。これは『スパーク』という名称カテゴリが存在している状態である。
他の例として、《ボルシャック・ドラゴン》や《ボルシャック・NEX》は《ボルシャック》という共通語句を持つ。この2つのカードは、《ボルシャック》という名前、すなわち名称カテゴリを参照する《激竜ガイアール・B》の能力の対象になる。
参照する名称カテゴリ(カード名の一部)はテキスト上ではカード名と同じく《》で囲まれている。エピソード3の途中から「」で囲うものが増えドラゴン・サーガでは「」が主流になったが、その後は再び《》で統一されている。
カード名を参照するテキスト(例;「自分の《○○○》が〜」)はその文字列を名前の一部として含むカードも参照できる[1]。
例えば、《ボルット・紫郎・バルット》は《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》というクリーチャーを参照するテキストだが、後に登場した《蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》も対象になる。
このように、かつてはただ1つのカードを指定するテキストであったものが、その語句が含まれるカードが登場することで、後から名称カテゴリ参照として扱われるようになるケースも存在する。それらの中には《啓示の精霊サンスクリッド》登場以前のカードも存在する。
ルール
- 一方、ルビまで名称カテゴリの指定に含まれている場合、ルビが一致しないものは名称カテゴリに含まれないので注意。
分かりやすいものとしてΖがある。アルファベットの「Z」やギリシャ文字の「Ζ」を名前に含むカードは多くあるが、ルビが「ゼータ」ではないものは名称カテゴリ「Ζ」には含まれない。
名称カテゴリ一覧
太字は同一のカード名が存在する(=名前集合でもある)もの。《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》などで指定が可能。
名称カテゴリ群
個別の名称カテゴリとしてはカード数が少ないが、複数の名称カテゴリで1つのシステムを作っているもの。
※以下はTCGにも同種が存在しているものの、ルビを見ない裁定でTCGより含まれるカードの種類が拡張されているもの。
参考
以前は「名前に《○○○》とある〜」という書式のみが名称カテゴリを参照し、「自分の《○○○》が〜」というテキストでは名前が完全一致しなければ参照できない裁定だった。ちなみに「名前が《○○○》のクリーチャーは〜」という書式は一見すると完全一致を求めているように見えるが、実際には部分一致を参照する。結果、これら3つの書式は同じ意味となっている。
名称カテゴリとしては多くのゴッドの「○○神」(《超絶究極神》や《神人類 ヨミ》など)、ドラゴンの「○神龍」(《超神龍アブゾ・ドルバ》など)も含まれるが、DMPP-24現在「神」カテゴリはエグザイル・クリーチャーのみを参照するので今のところ無関係。