《勇者(仮)じーさん》
勇者(仮)じーさん P 火文明 (5) |
クリーチャー:ヒューマノイド邪 4000 |
でんぢゃらスイッチ:クリーチャーが自分を攻撃する時、立ち上がって「でんぢゃらスイッチ、オン!」と言い、自分のおヘソを押さえながら、このカードを頭の上に乗せてその場でくるっと一回転してもよい。そうしたら、攻撃を中止させ、このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクし、その後このクリーチャーを破壊する。 |
※グランプリでは使用禁止カード |
月刊コロコロコミック2016年8月号付録で登場したヒューマノイド邪。
有用だが奇抜な能力を持つ。
専用能力として、Dスイッチの元ネタであるでんぢゃらスイッチを持つ。
後述する特定の行動をすると、相手の直接攻撃を中止させた上で相手のシールドを1枚ブレイクできる。その後で自身は自壊してしまうが、防御のみならずカウンターをも行える魅力的な能力である。
しかし、その代償としてプレイヤーは立ち上がり、「でんぢゃらスイッチ、オン!」と叫び、自分のヘソを押さえながらカードを頭の上に乗せて一回転する必要があり、傍から見れば変人奇行にしか見えない行為をしなければならない。
一応、他にも《Treasure cruise》等の奇抜な動きが必要なカードは存在しているが、このカードはそれを上回るエキセントリックな動作を要求してくる。
能力は任意のため、どうしても理性が阻んでしまう場合は使わなくても良いが、それなら近い能力を持つ《特攻の菊》を採用した方が良いかもしれない。
奇抜性を考えなければ、コストはやや重いもののカウンター性能が優秀であり、1度だけならワールド・ブレイカーをも止めることができるため、火の防御札としては一定のスペックを誇る。
エスケープ等、何らかの破壊耐性を付けてやると、想像以上に粘り強く戦える。元ネタの「じーさん」ばりの不死身性と厄介さを再現できるだろう。
やはり問題はプレイヤーが何度も滑稽な姿を見せる羽目になる点か。
- ちなみに、動作を行うのはプレイヤーだが、以下のように文頭に「プレイヤーは」を付けて細分化した場合、
- このように表記できる。
実はこのうち「頭の上に乗せる」場合は「誰の」という指定が必要だが、それが記されていない(ひとつ前の「ヘソを押す」のは「自分の」と明記されている)。つまり、自分以外の人物、言ってしまえば対戦相手や観戦者等の頭の上に乗せることが(日本語の文法上)可能になってしまっている。もっとも、かなり言いがかりに近く、これが原因で不毛な諍いが起きてはせっかくのギャグ系能力も形無しになってしまうのでその点は留意しておきたい。
- そして同様に、何らかの理由で破壊されなかった場合の行き先も記されていない。ゲーム進行の都合上、おそらくバトルゾーンに戻すことになるだろう。
- 今までのカードの中でも要求されるアクションが突出して多いせいか、公認グランプリでは《カモン・ビクトリー》などと同じく使用禁止カードに指定されており、デッキへの投入は不可能。理由は、クリエイターズ・レター Vol.13曰く「グランプリ会場で、カードを頭の上に乗せて回転するのは、どう考えても、でんじゃらす[1]」。大会会場では一回転できるスペースがなく、確かに危険である為、妥当な処置ではある。
- なんらかの方法で破壊不能にしたこのクリーチャーと革命0が発動した《燃える革命 ドギラゴン》など無限攻撃の条件が整ったクリーチャーが攻撃した場合、自分が負けないためには回り続けることになる。
- ただしこの場合断片化されたループとなるので、相手は攻撃を止めざるを得なくなる。
- ちなみにどう言う風に1回転しても良い。その場で横に1回転しても良いし、チューチュートレインやジミーズトレインの様に回転しても良い(チューチュートレインとジミーズトレインのやり方は一緒)。少し難しいが、その場でバク宙をしても良い。しかし、1回転する時は周りの迷惑にならない様にしよう。
- 元ネタは言わずもがな曽山一寿氏の漫画「絶体絶命でんぢゃらすじーさん邪」の主人公「じーさん」だが、今回はゲーム「電波人間のRPG FREE!」と「じーさん」のコラボで生まれた「勇者(仮)じーさん」のカード化である。
関連カード
収録セット
参考
原文ママ。作品タイトルと異なり「でんぢゃらす」ではない。