攻撃中止

文字通り攻撃を中止することだが、正確に言えば攻撃ステップ中に攻撃を中断することで、ブロッククリーチャー指定ステップバトルステップ/ダイレクトアタックステップをとばすことを指す。

攻撃できない」、「攻撃されない」効果によって、そもそも攻撃させないことは「攻撃中止」とは言わない。そちらは、どちらかと言えば「攻撃制限」の部類に入る。

攻撃を中止する手段は以下の方法がある。

  1. 《バツトラの父》などが持つ「攻撃を中止する」能力を使う。
  2. 攻撃クリーチャーをバトルゾーンから離す(革命チェンジJチェンジ入れ替わった場合を除く)、または封印する。
  3. クリーチャーへの攻撃中、その攻撃先のクリーチャーをバトルゾーンから離す(ニンジャ・チェンジで入れ替わった場合を除く)、または封印する。

ルール

  • ブロッククリーチャー指定ステップで攻撃先を変更された場合、攻撃先のクリーチャーが変更されているため、最初に攻撃先に選んだクリーチャーがいなくなっても攻撃は中止されない。逆に変更先のクリーチャーがいなくなれば、攻撃中止される。
  • 攻撃を中止されたからといって、攻撃クリーチャーアンタップすることはできない。あくまで攻撃そのものを終了させただけであり、攻撃宣言を無効にしたわけではないからである。前述のとおり攻撃したことにはなるので、攻撃を誘発条件とする能力はすべて誘発する(もっとも、この能力が発動するのは基本的に相手がターン・プレイヤーのときのみであり、アタックトリガーは既に解決済みであるだろうが)。

「攻撃を中止する」能力

バツトラの父 P 無色[ジョーカーズ] (3)
GRクリーチャー:ジョーカーズ/ワンダフォース 1000
クリーチャーが自分を攻撃する時、このクリーチャーをタップしてその攻撃を中止してもよい。
お目覚めメイ様 VR 自然文明 (1)
クリーチャー:ドリームメイト/ハンター 1000
このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、バトルゾーンに自分のドリームメイトが7体以上あれば、自分はゲームに勝つ。そうでなければ、その攻撃を中止する。

この効果は、「攻撃できない」の擬似付与ブロッカーと違い、ダイヤモンド状態ブロックされないクリーチャーも足止めすることができる。また、シールド・セイバーと違ってシールドの枚数に依存することもなく、守りに使えれば心強い味方となる。
ただし、持っているクリーチャーは非常に少ない。

攻撃を中止するカードの例

テクニック

攻撃中止は、攻撃クリーチャー側のプレイヤーが、相手のシールドをブレイクせずにアタックトリガーを使いたい場合などに意図的に行われることがある。
たいていは、攻撃クリーチャーをバトルゾーンから離す手法が使われる。

前述したように、相手のニンジャ・ストライクなどの使用宣言も防げるため、アタックトリガーを用いたループを行う時は、途中で相手にループを妨害されにくい。

その他

  • 相手のクリーチャーの攻撃を止めるという観点ではブロッカー攻撃曲げに似ているが、そちらは正確に言えば攻撃そのものを止めているのではなく、特定の対象への攻撃を変更しているだけであり「ブロッククリーチャー指定ステップ」とバトルステップはとばないため、攻撃中止と根本的な性質は全く違う。それらと違い、攻撃中止は「ブロックされない」、「攻撃先は変更できない」効果の影響も受けない。
    • なお、以前のブロッカー注釈文では、『〜攻撃を阻止してもよい。その後〜』という表現が使われていた。

参考


公式Q&A

Q.自分の《モモダチ ケントナーク》で攻撃し、「攻撃する時」の能力で相手のシールドを1枚ブレイクしました。その後、相手の《バツトラの父》の能力により攻撃を中止されてしまったのですが、この場合「キリフダッシュ」は使えますか?
A.はい、使えます。攻撃が中止された場合でも、攻撃終了ステップは行います。ですので、攻撃クリーチャーが能力でシールドをブレイクしていた場合、「キリフダッシュ」を使えます。
引用元

Q.相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、《バツトラの父》の「クリーチャーが自分を攻撃する時」の能力でタップして、その攻撃を中止しました。この時、《勝利の覇闘 ガイラオウ》の効果でその攻撃したクリーチャーとバトルすることはできますか?
A.はい、攻撃は中止されましたが《勝利の覇闘 ガイラオウ》の「各ターン、はじめて自分が攻撃された時」の能力はトリガーしてますので、バトルすることができます。
引用元